この規格ページの目次
JIS D 2612:2005 規格概要
この規格 D2612は、非鉱油系ブレーキ液を使用する自動車用液圧ブレーキマスタシリンダのシリンダボデーとリザーバとの接合部に組み付けられ,液漏れの防止,異物,水などが内部に浸入するのを防ぐリザーバゴムシールについて規定。
JISD2612 規格全文情報
- 規格番号
- JIS D2612
- 規格名称
- 自動車部品―非鉱油系液圧ブレーキマスタシリンダのリザーバシール
- 規格名称英語訳
- Automotive parts -- Reservoir seals for hydraulic brake master cylinders using a non-petroleum base hydraulic brake fluid
- 制定年月日
- 1995年2月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 21.140, 43.040.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 自動車 II 2020
- 改訂:履歴
- 1995-02-01 制定日, 2000-11-20 確認日, 2005-03-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS D 2612:2005 PDF [13]
D 2612 : 2005
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本自動
車部品工業会(JAPIA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS D 2612:1995は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS D 2612 pdf 1] ―――――
D 2612 : 2005
pdf 目 次
ページ
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 種類・・・・[1]
- 4. 品質・・・・[1]
- 4.1 外観・・・・[1]
- 4.2 性能・・・・[1]
- 5. 材料・・・・[2]
- 6. 性能試験方法・・・・[3]
- 6.1 常態試験・・・・[3]
- 6.2 老化性試験・・・・[3]
- 6.3 耐液性試験・・・・[4]
- 6.4 低温曲げ試験・・・・[5]
- 6.5 耐寒漏れ試験・・・・[5]
- 6.6 気密性試験・・・・[6]
- 6.7 冷熱繰返し試験・・・・[6]
- 6.8 振動試験・・・・[7]
- 6.9 横荷重試験・・・・[7]
- 6.10 沈殿試験・・・・[8]
- 6.11 耐オゾン性試験・・・・[8]
- 7. 材料試験方法・・・・[9]
- 7.1 常態試験・・・・[9]
- 7.2 老化性試験・・・・[9]
- 7.3 耐液性試験・・・・[9]
- 7.4 圧縮永久ひずみ試験・・・・[10]
- 8. 保管・・・・[11]
- 9. 表示・・・・[11]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS D 2612 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
D 2612 : 2005
自動車部品−非鉱油系液圧ブレーキマスタシリンダのリザーバシール
Automotive parts−Reservoir seals for hydraulic brake master cylinders using a non-petroleum base hydraulic brake fluid
1. 適用範囲
この規格は,非鉱油系ブレーキ液を使用する自動車用液圧ブレーキマスタシリンダのシリ
ンダボデーとリザーバとの接合部に組み付けられ,液漏れの防止,異物,水などが内部に浸入するのを防
ぐリザーバゴムシール(以下,リザーバシールという。)について規定する。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS D 2605 自動車部品−非鉱油系液圧ブレーキシリンダのゴムカップ
JIS K 2233 自動車用非鉱油系ブレーキ液
JIS K 2503 航空潤滑油試験方法
JIS K 6253 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法
JIS K 6257 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−熱老化特性の求め方
JIS K 6259 加硫ゴムのオゾン劣化試験方法
JIS K 6262 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの永久ひずみ試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
3. 種類
リザーバシールの種類は,表1による。
表 1 リザーバシールの種類
種類 記号 区分
1種 L 普通の作動条件で使用できるもの。
2種 H 高温の作動条件で使用できるもの。
3種 − 特殊な高温の作動条件で使用できるもの。
4. 品質
4.1 外観
リザーバシールの表面は,仕上げが良好で,有害な泡,きず,ばり,異物などがあってはな
らない。
4.2 性能
リザーバシールの性能は,6.によって試験したときに,表2に適合しなければならない。
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D 2612 : 2005
表 2 リザーバシールの性能
項目 種類 試験方法
1種 2種 3種
常態 硬さ A60±5,A65±5又はA70±5 6.1による。
老化性 温度及び時間(1) 70±2 ℃,120±2 h 120±2 ℃,70±2 h 150±2 ℃,70±2 h 6.2による。
硬さ変化 A−5+5
状態 極度の粘着及び外観の異状があってはならない。
耐液性 温度及び時間(1) 70±2 ℃,120±2 h 120±2 ℃,70±2 h 150±2 ℃,70±2 h 6.3による。
体積変化率 % 015 020
硬さ変化 A−10 0 A−15 0
状態 極度の粘着及び外観の異状があってはならない。
低温曲 温度及び時間(1) −43−40 ℃,22±1 h 6.4による。
げ性 状態 き裂の発生がなく,1分間以内でほぼ原形に復さなければならない。
耐寒漏 温度及び時間(1) −43−40 ℃,70±2 h 6.5による。
れ性 状態 液漏れがあってはならない。
気密性 圧力及び時間(1) 液圧410450 kPaで1分間保持 6.6による。
状態 液漏れは1 mL以下でなければならない。
冷熱繰 温度及び時間(1) 65±3 ℃,90±1 h 65±3 ℃,70±1 h 6.7による。
返し性 37±3 ℃,50±1 h 100±3 ℃,20±1 h
−20±3 ℃,10±1 h 37±3 ℃,50±1 h
−40±3 ℃, 5±1 h −20±3 ℃,10±1 h
70±3 ℃,15±1 h −40±3 ℃, 5±1 h
(合計170 h) 120±3 ℃,15±1 h (合計170 h)
状態 冷熱繰返し後,6.6の試験を行い,液漏れは1 mL以下でなければな
らない。
耐振動 振動加速度(1) /s2 40 6.8による。
性 振動数及び時間(1) 1015 Hz,4 h
状態 液漏れがあってはならない。
耐横荷 荷重位置(1) リザーバの正規の最大液量レベル位置,又はその近傍 6.9による。
重性 荷重(1) N 100
状態 液漏れがあってはならない。
沈殿 温度及び時間(1) 70±2 ℃,120±2 h 120±2 ℃,70±2 h 150±2 ℃,70±2 h 6.10による。
沈殿量 vol% 0.3以下
耐オゾ オゾン濃度(1) ppb 500±50 6.11による。
ン性 温度及び時間(1) 40±2 ℃,70±2 h
03
伸び(静的) (1)% 15
状態 2倍の拡大鏡で確認できる,き裂の発生があってはならない。
注(1) 6.に規定する試験条件を,参考のために示す。
5. 材料
リザーバシールに用いる材料は,7.によって試験をしたとき,表3によることが望ましい。
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D 2612 : 2005
表 3 材料の特性
項目 種類 試験方法
1種 2種 3種
常態 硬さ A60±5,A65±5又はA70±5 7.1による。
老化性 温度及び時間(2) 70±2 ℃,120±2 h 120±2 ℃,70±2 h 150±2 ℃,70±2 h 7.2による。
硬さ変化 A−5+5
耐液性 温度及び時間(2) 70±2 ℃,120±2 h 120±2 ℃,70±2 h 150±2 ℃,70±2 h 7.3による。
硬さ変化 A−100 A−150
圧縮ひずみ 温度及び時間(2) 70±2 ℃,22±1 h120±2 ℃,22±1 h 150±2 ℃,22±1 h 7.4による。
圧縮永久ひずみ 30以下
注(2) 7.に規定する試験条件を,参考のために示す。
6. 性能試験方法
6.1 常態試験
6.1.1 試験品 試験品は,2個のリザーバシールの切片とする。
6.1.2 試験装置 硬さ試験機は,JIS K 6253の5.(デュロメータ硬さ試験)に規定するタイプAデュロ
メータとする。
6.1.3 試験方法 硬さの測定は,JIS K 6253の5.による。ただし,受渡当事者間の協定によって,JIS K 6253
の4.(国際ゴム硬さ試験)によってもよい。
6.1.4 試験結果のまとめ方 試験結果のまとめ方はJIS K 6253の5.6(試験結果のまとめ方),又はJIS K
6253の4.6(試験結果のまとめ方)に規定するように,5か所の測定値の中央値(3)を,JIS Z 8401によって
丸めて整数位で表す。2個の測定値の平均値を算出する。
注(3) 数値を大きい順に並べたときに,数値が奇数個のときには中央に当たる値,偶数個のときには
中央を挟む二つの平均値。
6.2 老化性試験
6.2.1 試験品 試験品は,2個のリザーバシールの切片とする。
6.2.2 試験装置 試験装置は,次による。
a) 試験槽は,JIS K 6257の7.2(試験装置)に規定する強制循環形空気加熱老化試験機(横風式)を用い
る。
b) 硬さ試験機は,6.1.2の試験装置による。
6.2.3 試験条件 試験条件は,表4による。
表 4 老化性試験条件
種類 試験温度 試験時間
℃ h
1種 70±2 120±2
2種 120±2
70±2
3種 150±2
6.2.4 試験方法 試験方法は,次による。
a) 硬さの測定 試験品を,6.1.3の方法で試験前の硬さを測定した後,表4の試験条件によって試験し,
試験後6.1.3の方法で硬さを測定する。
b) 状態 老化後,試験品の表面状態を目視で観察し,粘着及びその他の異状の有無を調べる。
――――― [JIS D 2612 pdf 5] ―――――
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JIS D 2612:2005の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.140 : シール,パッキン
JIS D 2612:2005の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISD2605:2005
- 自動車部品-非鉱油系液圧ブレーキシリンダのゴムカップ
- JISK2233:2017
- 自動車用非鉱油系ブレーキ液
- JISK2503:1996
- 航空潤滑油試験方法
- JISK6253:2006
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方
- JISK6257:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方
- JISK6259:2004
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐オゾン性の求め方
- JISK6262:2013
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―常温,高温及び低温における圧縮永久ひずみの求め方
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方