この規格ページの目次
- 5. 構成,構造,形状及び寸法
- 5.1 構成
- 5.2 ボックスの構造
- 5.3 適合プラグの構造
- 5.4 ボックス及び適合プラグの共通構造
- 5.5 インタロック機構
- 6. 電圧の識別表示
- 7. 極の表示
- 8. 材料
- 9. 検査
- 9.1 検査項目及び順序
- 9.2 構造及び材料検査
- 9.3 振動検査
- 9.4 外被の保護性能検査
- 9.5 保持力検査
- 9.6 開閉検査
- 9.7 動作検査
- 9.8 温度検査
- 9.9 接触抵抗検査
- 9.10 耐熱検査
- 9.11 絶縁抵抗検査
- 9.12 耐電圧検査
- 10. 製品の呼び方
- 11. 表示
- 12. 取扱い上の注意事項
- JIS F 8837:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS F 8837:2006の関連規格と引用規格一覧
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表 3 ピン寸法
ピンの直径 試験用プラグのピン直径
mm mm
6 6.00+0.01
0
+0.01
8 8.000
表 4 最大引抜き力
定格電流 最大引抜き力
A N
32 150
d) 開閉性 ソケットアウトレット及びスイッチの開閉性は,次による。
1) ソケットアウトレットの開閉性 ソケットアウトレットを参考図3に準じる試験装置に取り付け,
参考図4に示す試験回路で試験用プラグを用いて,力率0.6±0.05の交流を加え,次の1.1) 及び1.2)
によって毎分7.5回の割合で試験用プラグを連続開閉する。その回数は,プラグの抜き差しをもっ
て1回とし,その速度は0.8±0.1 m/sとする。
なお,試験電流で開閉したとき,アークによる短絡,地絡及び接触子に,甚だしい損傷,使用上
有害な支障があってはならない。
1.1) 過負荷開閉は,定格使用電圧範囲の最大電圧の1.1倍,定格電流の1.25倍の試験電流で開閉し,
直ちに開路する操作を連続50回繰り返す。
1.2) 定格負荷開閉は,定格使用電圧範囲の最大電圧,定格電流で通電して2 000回連続開閉する。
2) スイッチ(配線用遮断器を含む)の開閉性 スイッチの開閉性は,試験用プラグを正規の状態に差
し込み,無通電状態でハンドルを操作して500回開閉し,各部に異状があってはならない。
なお,開閉回数は,スイッチの“入”,“切”をもって1回とする。
e) 動作性 ボックスを正規の状態に取り付け,更に試験用プラグを正規の状態に差し込み,通電状態で
ハンドルを操作して3回開閉し,電気的及び機械的に異状があってはならない。
なお,回数は“入”,“切”をもって1回とする。
f) 温度上昇 ボックスを正規の状態に取り付け,かつ,試験用プラグをボックスに正規に組合せた状態
で,各ソケットアウトレットに表1の定格電流を試験電流として通電し,各部の温度が飽和点に達し
たとき,試験用プラグエレメント(電源用)のピンとソケットアウトレットエレメントとの接触部及
び端子部の最高許容温度は85 ℃,温度上昇の限度は40 ℃とする。
なお,スイッチに配線用遮断器を使用するものでは,通電中遮断器の自動引外し動作があってはな
らない。
g) 接触抵抗 接地極のピンと接触子との接触抵抗は,50 mΩ以下でなければならない。
h) 耐熱性 耐熱性は,次による。
1) ボックスを試験温度100±5 ℃の恒温槽内に入れて,1時間放置した状態で行い,合成樹脂成形品,
ゴムなどに著しい変色又は使用上有害な変形,軟化,その他異状を生じてはならない。
2) 合成樹脂成形品(端子盤及び内部スイッチを除く。)について行い,恒温槽内の温度を表5に示す試
験温度に調整した後,試験品の平らな面が水平となるように槽内に入れ,その面の上に20 Nの力
(押し付ける部分は,半径5 mmの球面とする。)を加え,そのままの状態で,1時間試験温度に保っ
た後,試験品を取り出し,室温に達するまで自然冷却したとき,面に生じたくぼみの直径は2 mm
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以下でなければならない。
表 5 試験温度
単位 ℃
合成樹脂成形品 試験温度
導電部を保持している部分 125±5
その他の部分 80±3
i) 絶縁抵抗 ボックスは,JIS F 0808の4.17.3(厳しさ)の試験電圧500 Vによって試験したとき,絶縁
抵抗は20 MΩ以上でなければならない。
j) 耐電圧 ボックスは,JIS F 0808の4.16.3(厳しさ)によって試験電圧2 000 Vの性能を満足しなけれ
ばならない。ただし,モニタ用回路は試験電圧500 Vとする。
5. 構成,構造,形状及び寸法
ボックス及び適合プラグの構成,構造,形状及び寸法は付図1及び参考
図1に示すほか,次による。
5.1 構成
ボックス及び適合プラグの構成は,次による。
a) ボックスは,箱体,ふた,ソケットアウトレット,絶縁物,スイッチ,端子盤,ガスケット,電線貫
通金物,保護ふた,ハンドルなどで構成する。
b) 電源用適合プラグは,体,ピン,ガード管,絶縁物,締付け金具,ガスケット,締付けグランドなど
で構成する。
c) モニタ用適合プラグは,体,ピン,ガード管,絶縁物,締付け金具,ガスケット,ゴムさや,保護ふ
たなどで構成する。
5.2 ボックスの構造
ボックスの構造は,次による。
a) ソケットアウトレットエレメントの構造及び寸法は,図1による。
b) プラグの抜き差しが円滑にでき,かつ,電気的接触が確実なものとする。
c) ソケットアウトレットには,4. b) の保護性能を保持できる保護ふたを設け,かつ,保護ふたの脱落防
止金物を附属させる。
なお,保護ふたの構造及び寸法は,図2による。
d) 電線貫通金物は,JIS F 8801の規定による。ただし,電線貫通金物及び箱体が合成樹脂など,成形品
の場合の体の形状は除く。
e) 箱体の外部には,保護接地用端子を設けるか又は保護接地できる構造とする。
なお,保護接地用端子を設ける場合は,JIS C 0617-2の規定による保護接地の図記号 を表示す
るのがよい。
f) 外部電線接続用として端子盤を設ける場合は,JIS F 8813又はJIS C 2811の規定によるか若しくはこ
れと同等以上の性能のものとする。
なお,電源用端子盤付近には,7. によって極性を,モニタ用端子盤付近には,附属書付図1による
極性をいずれも明りょうに表示する。
g) スイッチは,JIS C 8201-5-1若しくはJIS C 8370並びにJIS C 8201-2-1(ただし,基準周囲温度は45
℃)の規定によるか,又はこれらと同等以上の電気的及び機械的性能をもつものとする。ただし,い
ずれもスイッチの定格電流は,表1に示す定格使用電圧及び定格電流の値以上のものとする。
h) 内部配線は,定格使用電圧範囲の最大電圧及び定格電流に応じた公称導体断面積をもつ絶縁より銅線
とする。
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5.3 適合プラグの構造
適合プラグの構造は,次による。
a) プラグの締付け金具は,容易に体から抜け出ない構造とする。
b) 体の電線貫通金物は,4. b) の保護等級を保持でき,コードの屈曲などによる損傷を保護するため,保
護ゴムさや又は適切な保護を施したものによる。
なお,保護ゴムさやをはめるときは,JIS F 8801に規定する付図1の構造を参考とする。
参考 JMS 8806 船用キャブタイヤコードの保護ゴムさや
c) プラグの端子とキャブタイヤコードとの接続部は,キャブタイヤコードの張力が直接加わらない構造
とする。
5.4 ボックス及び適合プラグの共通構造
ボックス及び適合プラグの共通構造は,次による。
a) 通常の使用状態で,充電部に手が容易に触れない構造とする。
b) 経年によって収縮するおそれがある絶縁体と導体とを一緒に締め付ける構造であってはならない。
c) ボックスの金属部には,容易に腐食又はさびを生じないように塗装又はめっきを施す。ただし,耐食
性のアルミニウム合金を使用する場合は,JIS H 8601の規定による陽極酸化皮膜を施す。
なお,耐食性のアルミニウム合金と異種金属とが接触する箇所には,有効な電食防止処理を施す。
d) ボックスの塗装色は,JIS Z 8721の規定による7.5 BG7/2とするのがよい。ただし,体が合成樹脂の
場合は,塗装を施さなくともよい。
5.5 インタロック機構
電源用ソケットアウトレットには,スイッチハンドルが“切”の位置において
だけプラグが抜き差しできるインタロック機構を設ける。その一例を図3に示す。
なお,ハンドルの開閉位置の近くで見やすい箇所に容易に消えない方法で,JIS C 8201-1の規定によっ
て開位置表示に“〇”,“OFF”又は“切”,閉位置表示に“1”,“ON”又は“入”を表示する。
6. 電圧の識別表示
ソケットアウトレットの電圧の識別表示は,表6に示す識別色によって表示する。
なお,この識別表示は,体に附属する見えやすい部品を着色してもよい。
表 6 電圧の識別色
定格使用電圧 V 識別色
380及び440 赤
7. 極の表示
容易に消えない方法で極性の記号及び図記号を,次によって表示する。
又は を図1に示す位置に表示する。
a) 各極にエレメントの記号を,接地極の端子には,図記号
b) エレメント各極の記号は,L1,L2,L3又は1,2,3を表示する。
なお,当面の間は,L1,L2,L3の変わりにR1,R2,R3を用いてもよい。
8. 材料
ボックスを構成する材料は,表7による。
――――― [JIS F 8837 pdf 8] ―――――
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表 7 材料
部品名称 材料
絶縁体 磁器又はJIS F 0701の等級02-02-(25)-42による合成樹脂
導電体 銅又は銅合金
非導電体 箱体ふた及び保護ふた 黄銅,鋳鉄,鋼,耐食性のアルミニウム合金又はJIS F 0701の等級
02-26-31-42-51-65-72-81による合成樹脂
部品取付け金具 黄銅又は鋼
ガスケット 合成ゴム
備考 括弧内の値は,参考値とする。
9. 検査
9.1 検査項目及び順序
ボックスの検査は,次の項目及び順序によって同一品について行う。ただし,
*印がある検査項目については,同一製造業者の同一設計による最初の製品について行い,次回以降は省
略することができる。
*a) 構造及び材料検査
*b) 振動検査
c) 外被の保護性能検査
*1) 危険な箇所への接近及び外来物固形物に対する保護性能検査
2) 液体に対する保護性能検査
*d) 保持力検査
*e) 開閉検査
f) 動作検査
*g) 温度検査
*h) 接触抵抗検査
*i) 耐熱検査
j) 絶縁抵抗検査
k) 耐電圧検査
9.2 構造及び材料検査
構造及び材料検査は,構造,形状,寸法及び材料について行い,いずれも5.,6.
及び7. の規定に適合しなければならない。
9.3 振動検査
振動検査は,JIS F 8006のA1-B1・0.5級・1.5H規定によって行い,4. a) の規定に適合しな
ければならない。
なお,検査は,ボックスに試験用プラグを組合せ,正規の状態に取り付け,通電状態及び無通電状態で
行う。
9.4 外被の保護性能検査
外被の保護性能検査は,4. b) の規定によるほか,次による。
a) 危険な箇所への接近及び外来固形物に対する保護性能検査 危険な箇所への接近外来物固形物に対す
る保護性能検査は,JIS F 8007の規定によって行い,IP5Xの性能を満足しなければならない。
b) 液体に対する保護性能検査 液体に対する保護性能検査は,JIS F 8007の規定によって行い,IPX6の
性能を満足しなければならない。
9.5 保持力検査
保持力検査は,4. c) の規定によって行い,それに適合しなければならない。
9.6 開閉検査
開閉検査は,4. d) の規定によって行い,それに適合しなければならない。
9.7 動作検査
動作検査は,4. e) の規定によって行い,それに適合しなければならない。
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9.8 温度検査
温度検査は,表8の試験用電線を接続し,4. f) の規定によって行い,それに適合しなけ
ればならない。
表 8 試験用電線
公称断面積 長さ
mm2
プラグ ボックス m
6 10以上(2) 2以上
注(2) ボックスに接続する試験用電線は,許容電流を考慮し
検査を行う。
なお,スイッチは“入”の状態で試験電流を通電して行う。
9.9 接触抵抗検査
接触抵抗検査は,直流電圧1.54.5 Vで電流1 Aを通じ,電圧降下法によって測定
したとき,4. g) の規定に適合しなければならない。
9.10 耐熱検査
耐熱検査は,4. h) の規定によって行い,それに適合しなければならない。
9.11 絶縁抵抗検査
絶縁抵抗検査は,JIS F 0808の4.17(絶縁抵抗試験)の規定によって行い,4. i) の規
定に適合しなければならない。
9.12 耐電圧検査
耐電圧検査は,JIS F 0808の4.16(耐電圧試験)の規定によって行い,4. j) の規定に適
合しなければならない。
10. 製品の呼び方
ボックスの呼び方は,規格の名称又は規格番号及び形式による。
例 冷凍コンテナ用防水形ソケットアウトレットボックス PS-S-1又は
JIS F 8837 PS-S-1
11. 表示
ボックスの見やすい箇所に容易に消えない方法で,次の事項を表示する。
a) 名称,細別及び形式
b) 定格電流,接地極の位置の記号及び定格使用電圧及び周波数
例1. 32A−3h/AC380V−50Hz,32A−3h/AC440V−60Hz
例2. 32−3h/AC380−50,32−3h/AC440−60
3h 3h
例3. 32− , 32−
AC380−50 AC440−60
c) 保護等級
d) 製造業者名又はその略号
e) 製造年
12. 取扱い上の注意事項
ボックスには,使用時,点検整備時における感電などの人的傷害を起こさない
ための注意事項を記載した取扱説明書,施工説明書などを添付する。
参考 JMS 0071 船用電気器具の警告表示に関する指針
――――― [JIS F 8837 pdf 10] ―――――
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JIS F 8837:2006の国際規格 ICS 分類一覧
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JIS F 8837:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0617-2:2011
- 電気用図記号―第2部:図記号要素,限定図記号及びその他の一般用途図記号
- JISC2811:1995
- 工業用端子台
- JISC8201-1:2020
- 低圧開閉装置及び制御装置―第1部:通則
- JISC8201-2-1:2011
- 低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
- JISC8201-5-1:2007
- 低圧開閉装置及び制御装置―第5部:制御回路機器及び開閉素子―第1節:電気機械式制御回路機器
- JISC8370:1996
- 配線用遮断器
- JISF0701:1989
- 船用電気器具のプラスチック選定基準
- JISF0808:2009
- 船用電気器具環境試験通則
- JISF8006:1979
- 船用電気器具の振動検査通則
- JISF8007:2004
- 船用電気機器―外被の保護等級及び検査通則
- JISF8801:2002
- 船用電線貫通金物―箱用
- JISF8813:2009
- 船用圧着端子用端子盤
- JISF8836:2002
- 船用防水形プラグ及びソケットアウトレット通則
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISH8601:1999
- アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜
- JISZ8721:1993
- 色の表示方法―三属性による表示