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G 3127 : 2021
f) 鋼板に焼入焼戻しを行う場合 : Q
g) 試験片の熱処理として焼ならしを行う場合 : TN
h) 試験片の熱処理として焼ならし後焼戻しを行う場合 : TNT
i) 試験片の熱処理として2回焼ならし後焼戻しを行う場合 : T2NT
j) 試験片の熱処理として溶接後熱処理に相当する熱処理を行う場合 : SR
例 SL2N255N : 鋼板に焼ならしを行う場合
SL3N275NT : 鋼板に焼ならし後焼戻しを行う場合
SL3N255TMC : 鋼板に熱加工制御を行う場合
SL7N590TMCT : 鋼板に熱加工制御後焼戻しを行う場合
SL9N520NNT : 鋼板に2回焼ならし後焼戻しを行う場合
SL9N590Q : 鋼板に焼入焼戻しを行う場合
SL3N255NTNSR : 鋼板に焼ならしを行い,更に試験片の熱処理として焼ならし及び溶接後熱処理
に相当する熱処理を1回行う場合
SL3N275N3SR : 鋼板に焼ならしを行い,更に試験片の熱処理として溶接後熱処理に相当する熱
処理を3回行う場合
SL3N255TNSR : 鋼板に焼ならしを行わずに,試験片の熱処理として焼ならし及び溶接後熱処理
に相当する熱処理を1回行う場合
6 化学成分
6.1 溶鋼分析値
鋼板は,10.1によって試験を行い,その溶鋼分析値は,表3による。
6.2 製品分析値
鋼板の製品分析値は,注文者の要求がある場合に10.1によって試験を行い,表3に対する許容変動値
は,JIS G 0321の表4(合金鋼鋼材の製品分析の許容変動値)による。
表3−化学成分
単位 %
種類の記号 C Si Mn P S Ni
SL2N255 0.17以下 0.30以下 0.70以下 0.015以下 0.015以下 2.102.50
SL3N255 0.15以下 0.30以下 0.70以下 0.015以下 0.015以下 3.253.75
SL3N275 0.17以下 0.30以下 0.70以下 0.015以下 0.015以下 3.253.75
SL3N440 0.15以下 0.30以下 0.70以下 0.015以下 0.015以下 3.253.75
SL5N590 0.13以下 0.30以下 1.50以下 0.015以下 0.015以下 4.756.00
SL7N590 0.12以下 0.30以下 1.20以下 0.015以下 0.015以下 6.007.50
SL9N520 0.12以下 0.30以下 0.90以下 0.015以下 0.015以下 8.509.50
SL9N590 0.12以下 0.30以下 0.90以下 0.015以下 0.015以下 8.509.50
必要に応じて,この表に記載していない合金元素を添加してもよい。
――――― [JIS G 3127 pdf 6] ―――――
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G 3127 : 2021
7 機械的性質
7.1 降伏点又は耐力,引張強さ,伸び及び曲げ性
鋼板は,10.2によって試験を行い,その降伏点又は耐力,引張強さ,伸び及び曲げ性は,表4による。
なお,曲げ性の場合は,曲げ試験片の外側にき裂を生じてはならない。
注記 曲げ性の試験の実施については,10.2.1を参照。
7.2 シャルピー吸収エネルギー
鋼板は,10.2によって試験を行い,そのシャルピー吸収エネルギーは,表5による。
8 形状,寸法,質量及びその許容差
鋼板の形状,寸法,質量及びその許容差は,JIS G 3193による。ただし,特に指定のない限り許容差は,
次による。
a) カットエッジの場合の幅の許容差は,JIS G 3193の表7(幅の許容差)の許容差Aによる。
b) 長さの許容差は,JIS G 3193の表8(鋼板の長さの許容差A)による。
c) 厚さの許容差は,表6による。
――――― [JIS G 3127 pdf 7] ―――――
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G 3127 : 2021
表4−降伏点又は耐力,引張強さ,伸び及び曲げ性
伸び 曲げ性
種類の 降伏点又は耐力引張強さ
厚さ
記号 N/mm2 N/mm2 試験片 % 曲げ角度 内側半径 試験片
mm
SL2N255 255以上 450590 6以上 16以下 180° 厚さ6 mm以上25 1号
5号 24以上
mm以下 :
厚さの0.5倍
16超え50以下 5号 29以上
厚さ25 mm超え50
mm以下 :
20超え50以下 4号 24以上
厚さの1.0倍
SL3N255 255以上 450590 6以上 16以下 180° 厚さ6 mm以上25 1号
5号 24以上
mm以下 :
厚さの0.5倍
16超え50以下 5号 29以上
厚さ25 mm超え50
mm以下 :
20超え50以下 4号 24以上
厚さの1.0倍
SL3N275 275以上 480620 6以上 16以下 180° 厚さ6 mm以上25 1号
5号 22以上
mm以下 :
厚さの1.0倍
16超え50以下 5号 26以上
厚さ25 mm超え50
mm以下 :
20超え50以下 4号 22以上
厚さの1.0倍
SL3N440 440以上 540690 6以上 16以下 180° 厚さ6 mm以上25 1号
5号 21以上
mm以下 :
厚さの1.0倍
16超え50以下 5号 25以上
厚さ25 mm超え50
mm以下 :
20超え50以下 4号 21以上
厚さの1.5倍
SL5N590 590以上 690830 6以上 16以下 180° 厚さ6 mm以上19 1号
5号 21以上
mm以下 :
厚さの1.0倍
16超え50以下 5号 25以上
厚さ19 mm超え50
mm以下 :
20超え50以下 4号 21以上
厚さの1.5倍
SL7N590 590以上 690830 6以上 16以下 180° 厚さ6 mm以上19 1号
5号 21以上
mm以下 :
厚さの1.0倍
16超え50以下 5号 25以上
厚さ19 mm超え50
mm以下 :
20超え50以下 4号 21以上
厚さの1.5倍
SL9N520 520以上 690830 6以上 16以下 180° 厚さ6 mm以上19 1号
5号 21以上
mm以下 :
厚さの1.0倍
16超え50以下 5号 25以上
厚さ19 mm超え50
mm以下 :
20超え50以下 4号 21以上
厚さの1.5倍
――――― [JIS G 3127 pdf 8] ―――――
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G 3127 : 2021
表4−降伏点又は耐力,引張強さ,伸び及び曲げ性(続き)
伸び 曲げ性
種類の 降伏点又は耐力引張強さ
厚さ
記号 N/mm2 N/mm2 試験片 % 曲げ角度 内側半径 試験片
mm
SL9N590 590以上 690830 6以上 16以下 5号 21以上 180° 厚さ6 mm以上19 1号
mm以下 :
16超え20以下 5号 25以上 厚さの1.0倍
5号 25以上 厚さ19 mm超え
20超え100以下 100 mm以下 :
4号 21以上 厚さの1.5倍
注記 1 N/mm2=1 MPa
表5−シャルピー吸収エネルギー
単位 J
種類の記号 試験温度 シャルピー吸収エネルギー 試験片及
3個の試験片の平均値 個々の試験片の値 び試験片
鋼板の厚さ 鋼板の厚さ 採取方向
(mm) (mm)
6 以上 8.5 以上 11 以上 6 以上 8.5 以上 11 以上
8.5 未満 11 未満 50以下a) 8.5 未満 11 未満 50以下a)
試験片の幅×厚さb)(mm)
(℃) 10×5 10×7.5 10×10 10×5 10×7.5 10×10
SL2N255 − 70 c) 11以上 17以上 21以上 10以上 14以上 17以上
SL3N255 −101 c) 11以上 17以上 21以上 10以上 14以上 17以上
SL3N275 −101 c) 11以上 17以上 21以上 10以上 14以上 17以上
SL3N440 −110 c) 14以上 22以上 27以上 11以上 17以上 21以上 Vノッチ
SL5N590 −130 c) 21以上 29以上 41以上 18以上 25以上 34以上 圧延方向d)
SL7N590 −196 21以上 29以上 41以上 18以上 25以上 34以上
SL9N520 −196 18以上 25以上 34以上 14以上 22以上 27以上
SL9N590 −196 21以上 29以上 41以上 18以上 25以上 34以上
注a) SL9N590の厚さは,100 mm以下とする。
注b) JIS Z 2242:2018において,試験片の呼称として,それまでの“高さ”が“幅”に,“幅”が“厚さ”に改正
された。
注c) 受渡当事者間の協定によって,これらの試験温度より低い温度で試験を行う場合は,その試験温度に置き
換えてもよい。
注d) 受渡当事者間の協定によって,圧延方向に対して直角方向での試験を行う場合には,注文者の承認があれ
ば,圧延方向試験を省略してもよい。
――――― [JIS G 3127 pdf 9] ―――――
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G 3127 : 2021
表6−厚さの許容差
単位 mm
幅a)
厚さ 1 600以上 2 000以上 2 500以上 3 150以上 4 000以上
1 600未満 2 000未満 2 500未満 3 150未満 4 000未満 5 000未満
6.00 以上 6.30 未満 +0.75 +0.95 +0.95 +1.25 +1.25 −
6.30 以上 10.0 未満 +0.85 +1.05 +1.05 +1.35 +1.35 +1.55
10.0 以上 16.0 未満 +0.85 +1.05 +1.05 +1.35 +1.35 +1.75
16.0 以上 25.0 未満 +1.05 +1.25 +1.25 +1.65 +1.65 +1.95
25.0 以上 40.0 未満 +1.15 +1.35 +1.35 +1.75 +1.75 +2.15
40.0 以上 63.0 未満 +1.35 +1.65 +1.65 +1.95 +1.95 +2.35
63.0 以上 100 以下 +1.55 +1.95 +1.95 +2.35 +2.35 +2.75
マイナス側の許容差は,0.25 mmとする。受渡当事者間の協定によってマイナス側の許容差を0 mmとした場合の
プラス側の許容差は,この表の数値に0.25 mmを加えた値とする。
注a) 幅5 000 mm以上の場合の許容差は,受渡当事者間の協定による。ただし,厚さ6.30 mm未満の場合は除
く。
9 外観
鋼板の外観は,JIS G 3193の箇条7(外観)による。ただし,溶接補修は,事前に注文者の承認を得な
ければならない。
10 試験
10.1 分析試験
分析試験は,次による。
a) 分析試験の一般事項及び溶鋼分析用試料の採り方は,JIS G 0404の箇条8(化学成分)による。
b) 製品分析用試料の採り方は,JIS G 0321の箇条4(製品分析用試料)による。ただし,供試材は,破断
後の引張試験片を用いてもよい。
c) 溶鋼分析の方法は,JIS G 0320による。製品分析の方法は,JIS G 0321による。
10.2 機械試験
10.2.1 試験一般
機械試験の一般事項は,JIS G 0404の箇条7(一般要求)及び箇条9(機械的性質)による。ただし,供
試材の採り方は,JIS G 0404の7.6(試験片採取条件及び試験片)のA類とし,試験片の数,採取方向及
び採取位置は,次による。
なお,曲げ性の試験は,省略してもよい1)。ただし,特に注文者の指定がある場合には,試験を行わな
ければならない。
注1) 試験は,製造業者の判断によって省略してもよいが,曲げ性は規定を満足しなければならないこ
とを意味する。
a) 引張試験片及び曲げ試験片の数並びに採取方向 同一スラブ又は同一鋼塊から圧延し,同一熱処理条
件ごとの鋼板を一括して試験単位とし,最終圧延方向に直角に1個採取する。
――――― [JIS G 3127 pdf 10] ―――――
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JIS G 3127:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 9328-1:2018(MOD)
- ISO 9328-4:2018(MOD)
JIS G 3127:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 3127:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0201:2000
- 鉄鋼用語(熱処理)
- JISG0202:2013
- 鉄鋼用語(試験)
- JISG0203:2009
- 鉄鋼用語(製品及び品質)
- JISG0320:2009
- 鋼材の溶鋼分析方法
- JISG0321:2017
- 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG3193:2019
- 熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ2242:2018
- 金属材料のシャルピー衝撃試験方法
- JISZ2248:2006
- 金属材料曲げ試験方法