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G 3127 : 2021
b) 衝撃試験片の数及び採取方向 同一スラブ又は同一鋼塊から圧延し,同一熱処理条件ごとの鋼板を一
括して試験単位とし,供試材1個を採取し,これから試験片3個を,特に指定がない限り最終圧延方
向に採取する。
c) 引張試験片及び曲げ試験片の採取位置 試験片の中心は,板幅の1/4又はそれに近い位置とする。引
張試験片に4号引張試験片を用いる場合は,試験片の軸は,鋼板の表面から厚さの1/4とする。ただ
し,厚さの1/4の位置に採れない場合には,それに近い位置とする。
d) 衝撃試験片の採取位置 試験片の中心は,鋼板の表面から厚さの1/4の位置で,かつ,板幅の1/4の
位置とする。ただし,この位置から採れない場合には,これに近い位置とする。
10.2.2 試験片
引張試験片,曲げ試験片及び衝撃試験片は,次による。
a) 引張試験片は,JIS Z 2241の4号又は5号試験片による。
b) 曲げ試験片は,JIS Z 2248の1号試験片による。
c) 衝撃試験片は,JIS Z 2242のVノッチの標準試験片又はそのサブサイズ試験片による。ただし,試験
片切欠きの長さ方向は,圧延面に垂直とする。
10.2.3 試験方法
引張試験,曲げ試験及び衝撃試験の方法は,次による。
a) 引張試験方法は,JIS Z 2241による。
b) 曲げ試験方法は,JIS Z 2248による。曲げ角度及び内側半径は,表4による。
c) 衝撃試験方法は,JIS Z 2242による。ただし,振子の衝撃刃の形式は,半径2 mmの衝撃刃を適用す
る。
注記 この規格に規定する以外の試験として,受渡当事者間の協定によってJIS G 0801(圧力容器用鋼
板の超音波探傷検査方法)などの非破壊試験が行われることがある。この場合,事前に試験方法,
合否判定基準などについて,受渡当事者間で協定される。
11 検査
検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 化学成分は,箇条6に適合しなければならない。
c) 機械的性質は,箇条7に適合しなければならない。
d) 形状,寸法,質量及びその許容差は,箇条8に適合しなければならない。
e) 外観は,箇条9に適合しなければならない。
12 再検査
再検査は,次による。
a) 機械試験(衝撃試験を除く。)で合格とならなかった鋼板は,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再
試験を行い,合否を決定してもよい。
――――― [JIS G 3127 pdf 11] ―――――
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G 3127 : 2021
b) 衝撃試験で合格とならなかった鋼板で,3個の平均値が規定値の85 %以上で,個々の試験値が表5の
規定値に2個以上合格した場合は,同一供試材から最初に試験片を採った近くから,更に3個の試験
片を採取して再試験を行い,合否を決定してもよい。
この場合,6個の平均値及び再試験の3個の試験値が,表5に適合する場合,合格とする。
c) 機械試験で合格とならなかった鋼板は,熱処理又は再熱処理を行った後,改めて試験を行い,合否を
決定してもよい。
13 表示
検査に合格した鋼板は,鋼板ごとに次の項目を適切な方法で表示する。ただし,受渡当事者間の協定に
よって,製品識別が可能な範囲で項目の一部を省略してもよい。
a) 種類の記号及び熱処理の記号(箇条4及び5.5参照)
b) 溶鋼番号又は検査番号
c) 寸法。寸法の表示は,JIS G 3193の箇条3(寸法の表し方)による。
d) 製造業者名又はその略号
14 報告
製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。報告は,JIS G 0404の箇条13(報告)によ
る。ただし,注文時に特に指定がない場合,検査文書の種類は,JIS G 0415の5.1(検査証明書3.1)によ
る。
なお,化学成分は,表3以外の合金元素を添加した場合,添加した合金元素の含有率を報告しなければ
ならない。
――――― [JIS G 3127 pdf 12] ―――――
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G 3127 : 2021
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS G 3127 ISO 9328-1:2018,ISO 9328-4:2018,(MOD)
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の e) JISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
3 ISO 9328-1 追加 JISに必要な用語及び定
JISは,用語規格で定義している用語の定義
3 を適用している。 義を規定しており,現状
のままとする。
削除 JISは,国内の技術基準に
ISO規格は,Normalizing rollingを用語とし
て規定しているが,JISには,そのような概
対応した製造方法として
念がないため,削除している。 いる。
4 ISO 9328-4 変更 ISO規格は,附属書Aに記載されている欧 JISとして独自規定した
4 州タイプ8種類及び附属書Bに記載されて SL7N590をISO規格の改
いる日米タイプ6種類を規定している。JIS
正時に織り込み済みであ
は,日米タイプと整合している。 る。
5.5 ISO 9328-4 追加 JISは,熱処理の記号を追加している。 JISは,国内技術基準に対
6.2 応するため,現状を維持
する。
6 ISO 9328-4 変更 ISO規格は,欧州タイプ8種類,日米タイ JISとして独自規定した
6 SL7N590をISO規格の改
プ6種類を規定している。JISは,日米タイ
プと整合している。 正時に織り込み済みであ
る。
7 ISO 9328-4 変更 ISO規格は,欧州タイプ8種類,日米タイ 国内の技術基準に対応し
6 た鋼材をJISに規定して
プ6種類を規定している。JISは,日米タイ
プと整合している。 いる。
8 ISO 9328-1 変更 板厚のマイナス側許容差については,ISO板厚のマイナス側許容差
6 規格では0.30 mmであるが,JISでは0.25 は,国内実態,法規·技術
mmに変更している。 基準の動向を見て今後対
応する。
9 ISO 9328-1 変更 ISO規格は,表面きず除去部の局部的な板JISは,より厳格な規定で
6 厚不足を認めているが,JISは認めていなある。
い。
10 ISO 9328-1 変更 JISは,分析試験及び機械試験の方法をJIS
国内技術基準に対応する
9 引用に変更している。 ため,現状を維持する。
10 ISO 9328-1 追加 JISは,曲げ特性についても規定している。 JISは,より厳格な規定で
6 あるが,将来的には,ISO
規格への整合も選択肢と
して検討する。
11 ISO 9328-1 変更 JISは,検査の一般事項について,“JIS G
国内技術基準に対応する
7.1 0404による”に変更している。 ため,現状を維持する。
12 ISO 9328-1 変更 JISでは,シャルピー衝撃試験の再試験規定
この規格は,法令及びそ
9 について,変更している。 の他の技術基準などに引
用されているため,現行
の規定を維持する。
――――― [JIS G 3127 pdf 13] ―――――
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G 3127 : 2021
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の e) JISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
13 ISO 9328-1 追加 JISは,溶鋼番号及び熱処理の記号も表示。 ISO規格も協定によって
9 表示内容を追加すること
が可能である。
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
− 削除 : 対応国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
注記2 JISと対応国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
− MOD : 対応国際規格を修正している。
JIS G 3127:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 9328-1:2018(MOD)
- ISO 9328-4:2018(MOD)
JIS G 3127:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 3127:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0201:2000
- 鉄鋼用語(熱処理)
- JISG0202:2013
- 鉄鋼用語(試験)
- JISG0203:2009
- 鉄鋼用語(製品及び品質)
- JISG0320:2009
- 鋼材の溶鋼分析方法
- JISG0321:2017
- 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG3193:2019
- 熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ2242:2018
- 金属材料のシャルピー衝撃試験方法
- JISZ2248:2006
- 金属材料曲げ試験方法