JIS G 4110:2021 高温圧力容器用高強度クロムモリブデン鋼及びクロムモリブデンバナジウム鋼鋼板

JIS G 4110:2021 規格概要

この規格 G4110は、高温で使用される圧力容器に用いる,高強度のクロムモリブデン鋼及びクロムモリブデンバナジウム鋼の熱間圧延鋼板について規定。

JISG4110 規格全文情報

規格番号
JIS G4110 
規格名称
高温圧力容器用高強度クロムモリブデン鋼及びクロムモリブデンバナジウム鋼鋼板
規格名称英語訳
High strength chromium-molybdenum and chromium-molybdenum-vanadium alloy steel plates for pressure vessels under high-temperature service
制定年月日
1993年6月1日
最新改正日
2021年9月21日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 9328-1:2018(MOD), ISO 9328-2:2018(MOD)
国際規格分類

ICS

77.140.30, 77.140.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1993-06-01 制定日, 1998-11-20 確認日, 2004-03-20 改正日, 2008-03-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2015-05-20 改正日, 2021-09-21 改正
ページ
JIS G 4110:2021 PDF [13]
                                                                                   G 4110 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類の記号及び適用厚さ・・・・[2]
  •  4 製造方法及び熱処理・・・・[2]
  •  4.1 製造方法・・・・[2]
  •  4.2 熱処理及び熱処理の記号・・・・[2]
  •  5 化学成分・・・・[3]
  •  5.1 溶鋼分析値・・・・[3]
  •  5.2 製品分析値・・・・[3]
  •  6 機械的性質・・・・[3]
  •  6.1 降伏点又は耐力,引張強さ,伸び,絞り及び曲げ性・・・・[3]
  •  6.2 シャルピー吸収エネルギー・・・・[3]
  •  7 形状,寸法,質量及びその許容差・・・・[3]
  •  8 外観・・・・[6]
  •  9 試験・・・・[6]
  •  9.1 分析試験・・・・[6]
  •  9.2 機械試験・・・・[6]
  •  10 検査・・・・[7]
  •  11 再検査・・・・[7]
  •  12 表示・・・・[7]
  •  13 報告・・・・[7]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS G 4110 pdf 1] ―――――

           G 4110 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本鉄鋼連盟(JISF)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS G 4110:2015
は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS G 4110 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
G 4110 : 2021

高温圧力容器用高強度クロムモリブデン鋼及びクロムモリブデンバナジウム鋼鋼板

High strength chromium-molybdenum and chromium-molybdenum-vanadium alloy steel plates for pressure vessels under high-temperature service

序文

  この規格は,2018年に第4版として発行されたISO 9328-1及びISO 9328-2を基とし,技術的内容を変
更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,高温で使用される圧力容器に用いる,高強度のクロムモリブデン鋼及びクロムモリブデン
バナジウム鋼の熱間圧延鋼板(以下,鋼板という。)について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 9328-1:2018,Steel flat products for pressure purposes−Technical delivery conditions−Part 1:
General requirements
ISO 9328-2:2018,Steel flat products for pressure purposes−Technical delivery conditions−Part 2:
Non-alloy and alloy steels with specified elevated temperature properties(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法
JIS G 0321 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
JIS G 3193 熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2242 金属材料のシャルピー衝撃試験方法
JIS Z 2248 金属材料曲げ試験方法

――――― [JIS G 4110 pdf 3] ―――――

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G 4110 : 2021

3 種類の記号及び適用厚さ

  鋼板は,3種類とし,種類の記号及び適用厚さは,表1による。
表1−種類の記号及び適用厚さ
単位 mm
種類の記号 適用厚さ
SCMQ4E
SCMQ4V 6以上 300以下
SCMQ5V

4 製造方法及び熱処理

4.1 製造方法

  鋼板は,キルド鋼から製造する。

4.2 熱処理及び熱処理の記号

4.2.1 熱処理
4.2.1.1 鋼板の熱処理
鋼板は,焼入焼戻し又は焼ならし焼戻しのいずれかの熱処理を行う。鋼板の熱処理は,次による。
a) SCMQ4Eの鋼板は,焼入焼戻しを行う。SCMQ4V及びSCMQ5Vの鋼板は,焼ならし焼戻しを行う。
ただし,受渡当事者間の協定によって,SCMQ4Eについては焼ならし焼戻し,SCMQ4V及びSCMQ5V
については,焼入焼戻しとしてもよい。
b) 鋼板の熱処理温度は,表2による。
c) a)の熱処理を注文者が行う場合,特に指定のない限り,製造業者は,a)の熱処理を省略し圧延後に応
力除去焼なましを行う。
d) 注文者が実施する焼戻し又は溶接後熱処理の温度が表2の焼戻し温度による場合,製造業者は,表2
の温度以下で焼戻しをしてもよい。ただし,その場合の焼戻し温度は,SCMQ4Eについては595 ℃以
上,SCMQ4V及びSCMQ5Vについては625 ℃以上とする。
表2−鋼板の熱処理温度
単位 ℃
種類の記号 焼入温度又は 焼戻し温度
焼ならし温度
SCMQ4E 620以上
SCMQ4V 900以上
675以上
SCMQ5V
4.2.1.2 試験片の熱処理
試験片の熱処理は,鋼板から採取した供試材の状態で行い,その後,熱処理を行った供試材から試験片
を採取する。熱処理は,4.2.1.3の熱処理の指示による。
4.2.1.3 熱処理の指示
熱処理の指示は,次による。
a) 注文者は,注文書によって製造業者が行う鋼板の熱処理の種類,4.2.2の熱処理の記号及び必要な場合

――――― [JIS G 4110 pdf 4] ―――――

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G 4110 : 2021
には,試験片の熱処理条件及び熱処理回数を明示する。
b) 4.2.1.1 c)及びd)によって注文者が鋼板の熱処理を行う場合には,その旨を注文書で明示し,かつ,製
造業者が行う試験片の熱処理条件を指示する。
4.2.2 熱処理の記号
鋼板及び試験片の熱処理を示す記号は,次による。熱処理の記号は,表1の種類の記号の末尾に付記す
る。同じ熱処理を複数回行う場合は,その熱処理の記号の前に回数を付記する。
a) 鋼板に焼ならし焼戻しを行う場合 NT
b) 鋼板に焼入焼戻しを行う場合 Q
c) 鋼板に応力除去焼なましを行う場合 P
d) 試験片の熱処理として焼ならし焼戻しを行う場合 TNT
e) 試験片の熱処理として焼入焼戻しを行う場合 TQ
f) 試験片に溶接後熱処理に相当する熱処理を行う場合 SR
例 SCMQ4V NTSR SCMQ4Vの鋼板に焼ならし焼戻しを行い,更に試験片に溶接後熱処理に
相当する熱処理を行う場合
SCMQ5V PTNT2SR SCMQ5Vの鋼板に応力除去焼なましを行い,更に試験片に焼ならし焼戻
しを行った後,溶接後熱処理に相当する熱処理を2回行う場合

5 化学成分

5.1 溶鋼分析値

  鋼板は,9.1の試験を行い,その溶鋼分析値は,表3による。

5.2 製品分析値

  注文者の要求によって鋼板の製品分析を行う場合には,9.1の試験を行い,その製品分析値は,表4によ
る。

6 機械的性質

6.1 降伏点又は耐力,引張強さ,伸び,絞り及び曲げ性

  鋼板は,9.2の試験を行い,その降伏点又は耐力,引張強さ,伸び,絞り及び曲げ性は,表5による。
なお,曲げ性の場合は,曲げ試験片の外側にき裂を生じてはならない。
注記 曲げ性の試験の実施については,9.2.1を参照。

6.2 シャルピー吸収エネルギー

  厚さ12 mmを超える鋼板は,9.2の試験を行い,そのシャルピー吸収エネルギーは,表6による。

7 形状,寸法,質量及びその許容差

  鋼板の形状,寸法,質量及びその許容差は,JIS G 3193による。この場合,特に指定のない限り許容差
は,次による。
a) カットエッジの場合の幅の許容差は,JIS G 3193の表7(幅の許容差)の許容差Aによる。
b) 長さの許容差は,JIS G 3193の表8(鋼板の長さの許容差A)による。
c) 厚さの許容差は,表7による。

――――― [JIS G 4110 pdf 5] ―――――

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JIS G 4110:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 9328-1:2018(MOD)
  • ISO 9328-2:2018(MOD)

JIS G 4110:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 4110:2021の関連規格と引用規格一覧