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図8 蒸気導管
図9 蒸気噴射管
――――― [JIS K 2520 pdf 11] ―――――
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図10 蒸気調節管 図11 試験管
6.4 試料の採取及び調製方法 試験用試料は,JIS K 2251に規定する一次試料の採取方法及び二次試料
の調製方法によるか,又はそれに準じた方法によって採取・調製する。
6.5 試験器の準備 試験器の準備は,次による。
a) 水蒸気発生器,蒸気導管の洗浄 水蒸気発生器及び蒸気導管を洗浄用溶剤で洗浄し,油などの汚れを
除く。
b) 試験管の洗浄 試験管は油などの汚れを除くため,洗浄用溶剤,アセトン,水道水の順序で洗浄した
後,更に酸性洗浄溶液,水道水,水の順で洗い乾燥する。
c) 試験器の組立て 図5に示すように試験器を組み立て,水蒸気発生器に約半量の水を入れて加熱する。
乳化槽及び分離槽に各々3L±0.06Lの水を入れ,分離槽は加熱して9395℃に保つ。乳化槽は試験開
始時に1926℃に保ち,以後は温度調節を行わない。
6.6 試験の手順 試験の手順は,次による。
a) 試料20mLを室温で試験管にはかり採り,温度計を取り付けたコルク栓をして乳化槽に入れる。この
際,温度計水銀球の下端は試験管の底から2025mm上にあるようにする。
蒸気噴射管及び蒸気導管をゴム管で接続し,ゴム管にはスクリューコックを付ける。
備考 試験管,試験管用温度計,蒸気導管及びゴム管は,清浄なものを用いる。
b) 蒸気噴射管に凝縮水の生成がなくなるまで水蒸気を通した後(5),ゴム管を取り外し,蒸気噴射管をコ
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ルク栓の孔に差し込み,その先端が試験管底の中央に触れるようにする(6)。再び蒸気噴射管にゴム管
を接続し,蒸気導管及び蒸気調節管に付いているスクリューコックを調節しながら試料の温度を88
91℃に保ち,46.5分間に試料と凝縮水との和の見掛け容量が5255mL(実容量3743mL)になる
まで水蒸気を吹き込む。
注(5) 水蒸気発生量は,必要量より常に蒸気調節管からも相当量排出する程度に多めにする。
(6) 蒸気噴射管とコルク栓との間は,緩くしておく。
参考 水蒸気噴射後,試験管内の温度を8891℃に保つまでに要する時間は試料によって異なるが,
通常4575秒である。
c) 試料と凝縮水との和の見掛け容量が規定量になったら,直ちに蒸気噴射管からゴム管を外し,同時に
時計を始動して試験管を9395℃に保った分離槽に移す。次に,温度計及び蒸気噴射管の付いたコル
ク栓を取り外す。試料と凝縮水との分離状態を観察しながら,少なくとも30秒ごとに油層の分離量を
記録し,20mLに達したときの秒数を求める。ただし,20分経っても油層の分離量が20mLに達しな
いときには,試験を終了する。
備考1. 油層の分離量を読み取るときには,わずかに曇った層も油層とみなし,また,網目状乳化物
が生じた場合はこれを水層とする。油層と乳化物との境が明りょうな水平線にならない場合
には,油の泡の中央部に一線を想定して0.5mL単位で読む。
2. 試験中,試験管は分離槽から取り出してはならない。
参考 完全に油が分離した場合,分離油の量は熱膨張によって20mL以上になるが,この膨張は無視
して20mL分離に要した時間を記録する。
6.7 結果 試験結果は,油層の分離量が20mLに達したときの秒数を蒸気乳化度として表す。ただし,
20分後になっても分離油が20mLに達しないときは“1 200秒以上”と表す。
6.8 精度 蒸気乳化度試験方法によって得られた試験結果の許容差(確率0.95)は,次のとおりである。
ただし,添加剤を含む潤滑油又は使用した潤滑油を測定する場合,この許容差は適用しない。
備考 試験結果が許容差を外れた場合には,JIS Z 8402によって処理する。
a) 室内併行精度 同一試験室において,同一人が同一試験器で,引き続き短時間内に同試料を2回試験
したとき,試験結果の差の許容差を表4に示す。
b) 室間再現精度 異なる2試験室において,別人が別の試験器で同一試料をそれぞれ1回ずつ試験した
とき,2個の試験結果の差の許容差を表4に示す。
表4 精度
室内併行許容差 室間再現許容差
30秒又は平均値の20% 60秒又は平均値の30%
(いずれか大きい方を採る)
(いずれか大きい方を採る)
6.9 試験結果の報告試験結果には,次の事項を記載する。
a) 試料名,採取場所及び採取年月日
b) ISの規格番号 : JIS K 2520
c) 表1の試験方法の種類及び6.7によって得られた試験結果
d) 特記事項
関連規格 ASTM D 1401-95 Standard Test Method for Water Separability of Petroleum Oils and Synthetic
Fluids
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IP 19/76-1988 Determination of demulsibility characteristics of lubricating oil
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K2
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附属書1(参考) JISと対応する国際規格との対比表
20:2000
JIS K 2520 : 2000 石油製品−潤滑油−水分離性試験方法 ISO 6614 : 1994 石油製品−石油及び合成油の水分離性測定方法
(I) ISの規定 (III) 国際規格の規定
(II) 国際規格 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由及
(IV) ISと国際規格との技術的差異の項
番号 目ごとの評価及びその内容 び今後の対策
表示個所 :
表示方法 :
項目番号 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 の評価
1. 適用範囲 石油製品の潤滑油 ISO 6614 1. JISに同じ IDT −
合成潤滑油は抗乳化性試
験だけに適用
2. 引用規格 JIS B 7410のほか,引用ISO 6614 2. ISO 3170,ISO 3171, MOD/追加 JISは引用している規格を追加した
JISでは温度計,試薬,分
するJISを規定 ISO 3696,ISO 4788, 析・試験の許容差通則など
ISO 7120 を追加
3. 定義 水分離性,抗乳化性,蒸ISO 6614 3. 水分離性を定義 MOD/追加 JISはIP法に準拠した蒸気乳化度試験方法
JISでは抗乳化性,蒸気乳度
気乳化度を定義 を追加 を追加したため,2方法について追加定義
した
4. 試験方法 1抗乳化性試験方法 − − − MOD/追加 JISは試験方法の種類が一目で分かるよう
JISでは試験方法の種類を
の種類 2蒸気乳化度試験方法 箇条番号をつけて追加 にするため表を追加した
3JISと対応する国際規
格との対比表(附属書1)
5. 抗乳化性 試験の原理 ISO 6614 4. JISに同じ IDT −
試験方法 試薬 5. クロム酸混液を使用 MOD/変更 JISでは洗浄溶液を酸性洗クロム酸混液は有害なので除外した
浄液に変更
抗乳化性試験器 6. JISに同じ IDT −
試料の採取及び調製方法 7. JISに同じ IDT −
試験器の準備 8. JISに同じ IDT −
試験の手順 9. JISに同じ IDT −
結果 10. JISに同じ IDT −
――――― [JIS K 2520 pdf 15] ―――――
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JIS K 2520:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6614:1994(MOD)
JIS K 2520:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 75 : 石油及び関連技術 > 75.100 : 潤滑剤,工業用油及び関連製品
JIS K 2520:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7410:1997
- 石油類試験用ガラス製温度計
- JISB7411:1997
- 一般用ガラス製棒状温度計
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK2251:2003
- 原油及び石油製品―試料採取方法
- JISK2503:1996
- 航空潤滑油試験方法
- JISK2510:1998
- 潤滑油―さび止め性能試験方法
- JISK2839:1990
- 石油類試験用ガラス器具
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISK9703:2013
- 2,2,4-トリメチルペンタン(試薬)
- JISZ8402:1991
- 分析・試験の許容差通則