JIS K 6772:1994 規格概要
この規格 K6772は、ビニルレザークロスについて規定。
JISK6772 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K6772
- 規格名称
- ビニルレザークロス
- 規格名称英語訳
- Polyvinylchloride coated fabric
- 制定年月日
- 1960年12月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 59.080.40, 83.140.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- プラスチック II(材料) 2021
- 改訂:履歴
- 1960-12-01 制定日, 1963-12-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-06-01 改正日, 1972-07-01 改正日, 1976-03-01 改正日, 1979-03-01 確認日, 1984-03-01 確認日, 1989-06-01 確認日, 1994-03-01 改正日, 1999-10-20 確認日, 2006-03-25 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS K 6772:1994 PDF [9]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 6772-1994
ビニルレザークロス
Polyvinylchloride coated fabric
1. 適用範囲 この規格は,ビニルレザークロス(以下,レザーという。)について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS B 7721 引張試験機
JIS B 7751 紫外線カーボンアーク灯式耐光性及び耐候性試験機
JIS K 1501 メタノール
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 9019 りん酸水素二ナトリウム・12水(試薬)
JIS L 0801 染色堅ろう度試験方法通則
JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布
JIS L 0823 染色堅ろう度試験用摩擦試験機
JIS L 0849 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
2. この規格の中で [{}] を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって参
考値である。
2. 種類 レザーの種類は,使用する基布の種類及び被膜の発泡の有無によって区分し,表1のとおりと
する。
――――― [JIS K 6772 pdf 1] ―――――
2
K 6772-1994
表1 種類
種類 基布の種類 被膜 種類 基布の種類 被膜
1種 1号 あや織 非発泡 3種 1号 両面メリヤス 非発泡
2号 2号 発泡
3号 発泡 4種 1号 片面メリヤス 非発泡
4号 2号
2種 1号 平織 非発泡 3号 発泡
2号 4号
3号 発泡
4号
備考 1種,2種及び4種については,引張試験,引裂試験及びは
く離試験による強さの程度並びに発泡の有無によって,1
号,2号,3号及び4号に区分し,3種については被膜の発
泡の有無によって1号及び2号に区分する。
3. 性能 レザーの性能は,7.によって試験し,表2に適合しなければならない。
――――― [JIS K 6772 pdf 2] ―――――
表2 性能
項目 試験 種類 適用試験
1種 2種 3種 4種 箇条
1号 2号 3号 4号 1号 2号 3号 4号 1号 2号 1号 2号 3号 4号
引張力 引張試験 縦 392 245 392 245 196 127 196 127 147 127 98 69 78 59 7.4
N [{kgf}] [{6}]以上
[{40}]以上 [{25}]以上 [{40}]以上 [{25}]以上 [{20}]以上 [{13}]以上 [{20}]以上 [{13}]以上 [{15}]以上 [{13}]以上 [{10}]以上
[{7}]以上[{8}]以上
横 265 167 265 167 147 98 127 98 78 69 59 49 49 39
[{8}]以上[{7}]以上[{6}]以上
[{27}]以上 [{17}]以上 [{27}]以上 [{17}]以上 [{15}]以上 [{10}]以上 [{13}]以上 [{10}]以上 [{5}]以上[{5}]以上[{4}]以上
伸び 縦 8以上 5以上 8以上 5以上 6以上 4以上 5以上 4以上 20以上 20以上 20以上 16以上 20以上 20以上
% 横 13以上 10以上 13以上 10以上 13以上 10以上 12以上 10以上 90以上 100以上 70以上 60以上 90以上 80以上
引裂力 引裂試験 縦 19.6 12.7 19.6 12.7 7.8 6.9 7.8 6.9 9.8 9.8 5.9 4.9 5.9 4.9 7.5
N [{kgf}] [{2.0}]以上 [{1.3}]以上 [{2.0}]以上 [{1.3}]以上 [{0.8}]以上 [{0.7}]以上 [{0.8}]以上 [{0.7}]以上 [{1.0}]以上 [{1.0}]以上 [{0.6}]以上 [{0.5}]以上 [{0.6}]以上 [{0.5}]以上
横 19.6 12.7 19.6 12.7 7.8 6.9 7.8 6.9 9.8 9.8 5.9 4.9 5.9 4.9
[{2.0}]以上 [{1.3}]以上 [{2.0}]以上 [{1.3}]以上 [{0.8}]以上 [{0.7}]以上 [{0.8}]以上 [{0.7}]以上 [{1.0}]以上 [{1.0}]以上 [{0.6}]以上 [{0.5}]以上 [{0.6}]以上 [{0.5}]以上
はく離力
はく離 縦 17.7 14.7 14.7 11.8 14.7 11.8 11.8 8.8 14.7 11.8 11.8 9.8 8.8 6.9 7.6
N [{kgf}] 試験 [{1.8}]以上 [{1.5}]以上 [{1.5}]以上 [{1.2}]以上 [{1.5}]以上 [{1.2}]以上 [{1.2}]以上 [{0.9}]以上 [{1.5}]以上 [{1.2}]以上 [{1.2}]以上 [{1.0}]以上 [{0.9}]以上 [{0.7}]以上
横 17.7 14.7 14.7 11.8 14.7 11.8 11.8 8.8 14.7 11.8 11.8 9.8 8.8 6.9
[{1.8}]以上 [{1.5}]以上 [{1.5}]以上 [{1.2}]以上 [{1.5}]以上 [{1.2}]以上 [{1.2}]以上 [{0.9}]以上 [{1.5}]以上 [{1.2}]以上 [{1.2}]以上 [{1.0}]以上 [{0.9}]以上 [{0.7}]以上
摩擦によ 摩擦色落ち 4級以上 7.7
試験
る色落ち
不粘着性 不粘着試験
被膜面に異状のないこと 7.8
耐寒性 耐寒試験 ひび及び割れのないこと 7.9
耐老化性 老化試験 耐寒試験を行い,異状のないこと 7.10
耐光性 耐光試験 4級以上 7.11
耐硫化性 耐硫化試験
4級以上 7.12
備考1. はく離試験で材料破壊の場合は,規定に適合したものとする。
2. 耐寒試験及び老化試験で上ばりなしレザーについては,受渡当事者間の協定による。
3. 耐光試験で,蛍光色,蓄光色,特殊カラーなどについては,受渡当事者間の協定による。
4. 耐硫化試験については,受渡当事者間の協定がある場合に適用する。この場合,規定に適合したものについて“耐硫化性あり”と表示する
ことができる。
K6 772-
199
3
4
――――― [JIS K 6772 pdf 3] ―――――
4
K 6772-1994
4. 外観 レザーの外観は目視によって調べた結果,色むら,汚れ,傷,異物の混入などの実用性を損な
う欠点があってはならない。
なお,レザーのしぼ形状,プリント柄,つやなどの表面状態は,受渡当事者間の協定による。
5. 寸法 レザーの寸法及び寸法の許容差は,表3のとおりとする。この場合,長さ,厚さ及び厚さの許
容差は受渡当事者間の協定による。
表3 レザーの寸法及び寸法の許容差
幅 長さの許容差%
基準幅 mm 幅の許容差 mm
915 +30 +3
1 070 0 0
1 220
1 370
備考 幅については,受渡当事者間の協定によっ
て,表3以外の寸法とすることができる。
6. 材料 レザーの材料は,塩化ビニル樹脂,可塑剤,安定剤,顔料,基布などとする。
また,必要に応じて発泡剤などを用いる。
7. 試験方法
7.1 試験の一般条件 試験は指定のない限り温度1525℃,相対湿度6070%で行い,試験片は試験前
少なくとも1時間以上試験と同一温度及び湿度中に置かなければならない。試験片は試料の幅の両端から
それぞれ約50mmずつ除いた部分から,縦方向の試験の場合は長さ方向に平行に,横方向の試験の場合は
幅方向に平行に採る。ただし,引張試験においては縦(横)方向の試験に供する試験片は縦(横)方向に
並ばないように,また,引裂試験においては縦(横)方向の試験に供する試験片は,横(縦)方向に並ば
ないように採るものとする。
備考 試験記録には,試験の温度及び湿度を記載する。
7.2 試験結果の数値の丸め方 試験結果は,規定の数値より1けた下の位まで求めてJIS Z 8401によっ
て丸める。
7.3 厚さ レザーの厚さの測定は次による。
(1) IS B 7503に規定するダイヤルゲージ又は,これと同等以上の精度のものを用いる。
(2) 測定子の直径は,10mmとする。
7.4 引張試験
7.4.1 試験機 試験機はJIS B 7721に規定する引張試験機を用いる。試験機の容量は最大荷重が容量の
2085%であること。
7.4.2 操作 幅30mm及び長さ約250mmの試験片を試料の縦及び横の方向からそれぞれ3枚づつ採り,
試験片の中央部に距離100mmの標線を付ける。試験片を引張試験機に取り付け,つかみ間隔約150mmで
毎分200±20mmの速度で引張り,最大荷重及び試験片の被膜又は基布のいずれかが切断したときの標線
間距離を測定する。引張力は,最大荷重をN [{kgf}] で示し,伸びは,次の式によって算出する。
L=l−100
――――― [JIS K 6772 pdf 4] ―――――
5
K 6772-1994
ここに, L : 伸び (%)
l : 試験片の被膜又は基布のいずれかが切断したときの標線間距
離 (mm)
試験結果は,縦及び横ごとにそれぞれ3枚ずつの試験片の平均値をもって表す。標線間以外で切断した
場合,その測定値を採用せず,その数だけ試験を追加する。
7.5 引裂試験
7.5.1 試験機 試験機は7.4.1に規定する引張試験機を用いる。
7.5.2 操作 幅約40mm及び長さ約150mmの試験片を試料の縦及び横の方向からそれぞれ3枚ずつ採り,
各試験片の短辺の中央から長辺に平行に内部へ長さ約75mmの切り込みを入れる。試験片の切り込みを入
れた辺の両側が表裏になるように引張試験機のつかみ具に取り付け,図1に示すとおり,その切り込みの
方向に平行に毎分200±20mmの引張速度で引き裂き,最大荷重を求める。引裂力は縦(横)方向に切り
込みを入れたときを縦(横)方向の値とし,試験結果は,試料の縦及び横ごとのそれぞれ3枚ずつの試験
片の平均値をもって表す。
図1 試験片の取付け方法
7.6 はく離試験
7.6.1 試験機 試験機は7.4.1に規定する引張試験機を用いる。
7.6.2 操作 幅30mm,長さ約150mmの試験片を縦及び横方向から,それぞれ3枚ずつ採り,被膜と基
布とを端末から短辺に平行に長さ約50mmはがす(1)。はがした被膜と基布を引張試験機に取り付け,毎分
200±20mmの引張速度で引きはがし,最大荷重を求める(2)。試験結果は,試料の縦及び横ごとにそれぞれ
3枚ずつの試験片の平均値をもって表す。ただし,はく離に要する荷重が,はく離面に均等に掛かってい
ないときの荷重は採用せず,その数だけ試験を追加する。
注(1) はがれにくい場合は,はく離しようとする端末の基布面にメチルエチルケトンなどの溶剤を塗
布してはがすとよい。
溶剤を用いた場合は,はく離した試験片を7.1の試験の一般条件下に2時間以上保持した後
試験すること。
(2) 被膜又は基布の切断若しくは発泡層の破壊は,材料破壊と記録する。
7.7 摩擦色落ち試験
7.7.1 乾燥摩擦試験
――――― [JIS K 6772 pdf 5] ―――――
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JIS K 6772:1994の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.140 : ゴム及びプラスチック製品 > 83.140.10 : フィルム及びシート
JIS K 6772:1994の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7721:2018
- 引張試験機・圧縮試験機―力計測系の校正方法及び検証方法
- JISB7751:2007
- 紫外線カーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- JISK1501:2005
- メタノール
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISK8355:2006
- 酢酸(試薬)
- JISK8355:2021
- 酢酸(試薬)
- JISK9019:2016
- りん酸水素二ナトリウム・12水(試薬)
- JISK9019:2021
- りん酸水素二ナトリウム・12水(試薬)
- JISL0801:2011
- 染色堅ろう度試験方法通則
- JISL0803:2011
- 染色堅ろう度試験用添付白布
- JISL0823:1971
- 染色堅ろう度試験用摩擦試験機
- JISL0849:2013
- 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方