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JIS K 6903:2022 規格概要
この規格 K6903は、熱硬化性樹脂高圧化粧板について規定。
JISK6903 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K6903
- 規格名称
- 熱硬化性樹脂高圧化粧板
- 規格名称英語訳
- Laminated thermosetting high-pressure decorative sheets
- 制定年月日
- 1961年6月1日
- 最新改正日
- 2022年2月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 4586-3:2018(MOD), ISO 4586-4:2018(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 83.140.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1961-06-01 制定日, 1963-09-01 改正日, 1967-03-01 確認日, 1970-06-01 確認日, 1971-08-01 改正日, 1975-04-01 確認日, 1977-05-01 改正日, 1980-10-01 確認日, 1986-01-01 確認日, 1992-02-01 確認日, 1995-05-01 改正日, 1998-08-20 改正日, 2007-01-20 改正日, 2008-01-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認日, 2022-02-21 改正
- ページ
- JIS K 6903:2022 PDF [18]
K 6903 : 2022
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 種類・・・・[2]
- 4.1 一般・・・・[2]
- 4.2 高圧化粧板のタイプ及び性能による分類体系・・・・[3]
- 4.3 高圧化粧板の用途及びグレードによる区分・・・・[5]
- 5 要求性能・・・・[5]
- 5.1 概要・・・・[5]
- 5.2 外観・・・・[6]
- 5.3 厚さの許容差・・・・[7]
- 6 表示・・・・[7]
- 附属書A(規定)引っかき硬さに関する補足・・・・[12]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[13]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 6903 pdf 1] ―――――
K 6903 : 2022
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,日本プラスチ
ック工業連盟(JPIF),合成樹脂工業協会(JTPIA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標
準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業
大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS K 6903:2008は改正され,この規格に置き換えら
れた。
なお,令和5年2月20日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 6903:2008を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 6903 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
K 6903 : 2022
熱硬化性樹脂高圧化粧板
Laminated thermosetting high-pressure decorative sheets
序文
この規格は,2018年に第2版として発行されたISO 4586-3及びISO 4586-4を翻訳し,技術的内容を変
更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,熱硬化性樹脂高圧化粧板(以下,高圧化粧板という。)について規定する。
この規格は,性能及び主用途(材料特性,例えば,ポストフォーミング性又は耐火性を含む。)によって,
高圧化粧板の種類の体系を規定する。
この規格は,この体系で分類される高圧化粧板の特性についての要求事項を規定する。幾つかのものは,
要求特性を確認するために一つ以上の試験方法がある。この中には,大体同じ結果を与える他の試験方法,
高価な試験方法及び国によっては一つだけに限られる試験方法を含む。
通常用いる高圧化粧板の要求特性を規定しているが,受渡当事者間の協定によって他の高圧化粧板を追
加してもよい。規定の限界値は,通常用いる高圧化粧板に対してのものであるが,それぞれの種類の中に,
受渡当事者間の協定によってより高い性能限界値を規定してもよい。
高圧化粧板は,相対的に堅く,摩耗,引っかき,衝撃,沸騰水,家庭内の汚れ及び中程度の加熱に対し
て耐性があるような高圧化粧板表面の性状によって,次のとおりに分類する。
− 基材に結合させるもので,薄い化粧面が一つであって,厚さ2 mm未満の普通高圧化粧板。
− 化粧面が一つ又は二つであって,厚さ2 mm以上の厚物用高圧化粧板。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 4586-3:2018,High-pressure decorative laminates (HPL, HPDL)−Sheets based on thermosetting
resins (usually called laminates)−Part 3: Classification and specifications for laminates less than 2
mm thick and intended for bonding to supporting substrates
ISO 4586-4:2018,High-pressure decorative laminates (HPL, HPDL)−Sheets based on thermosetting
resins (usually called laminates)−Part 4: Classification and specifications for compact laminates of
thickness 2 mm and greater(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
――――― [JIS K 6903 pdf 3] ―――――
2
K 6903 : 2022
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS K 6902 熱硬化性樹脂高圧化粧板試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 4586-2:2018,High-pressure decorative laminates (HPL, HPDL)−Sheets based
on thermosetting resins (usually called laminates)−Part 2: Determination of properties
JIS K 7161-2 プラスチック−引張特性の求め方−第2部 : 型成形,押出成形及び注型プラスチック
の試験条件
注記 対応国際規格 : ISO 527-2:1993,Plastics−Determination of tensile properties−Part 2: Test
conditions for moulding and extrusion plastics
JIS K 7171 プラスチック−曲げ特性の求め方
注記 対応国際規格 : ISO 178:2001,Plastics−Determination of flexural properties
ISO 1183-1,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 1: Immersion method,
liquid pycnometer method and titration method
注記 ISO 1183:1987を対応国際規格とした,JIS K 7112(プラスチック−非発泡プラスチックの密
度及び比重の測定方法)がある。
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
高圧化粧板,HPDL,HPL(high-pressure decorative laminate)
繊維質のシート材料(例えば,紙)に熱硬化性樹脂を含浸させ,熱及び5 MPa以上の圧力で結合させた
複層板であって,外側の層の片面又は両面が色又は模様で化粧されたもの。この規格で定義する高圧化粧
板は,フェノール樹脂及び/又はアミノ系樹脂を含浸させた芯の層並びに表面層又はアミノ系樹脂(主に
メラミン樹脂)を含浸させた層からなる。高圧化粧板の縦方向は,紙の抄造方向(製造時の成形方向)で,
横方向は,縦方向に垂直な方向である。縦方向が不明の場合は,いろいろな角度で,採取した試験片の曲
げ強度試験をする。縦方向に平行に切断した試験片が,通常,最も高い強度値を示す。車両用(鉄道車両
用など)は,樹脂含浸紙及び金属製材料(例えば,アルミニウム板)を前述の条件で結合させた板。外側
の層の片面が色又は模様で化粧されている。車両用高圧化粧板の金属層には,JIS H 4000の板又はJIS G
3141の鋼板を用いる。
注記 “HPDL”は高圧化粧板の略語として用いられる。HPLもHPDLの代わりにしばしば用いられ,
欧州規格のEN 438(規格群)の“HPL”は,この規格の“HPDL”と同義語である。
4 種類
4.1 一般
高圧化粧板の種類は,高圧化粧板のタイプ並びに性能又は高圧化粧板の用途及びグレードによって区分
し,表3及び表4のとおりとする。
――――― [JIS K 6903 pdf 4] ―――――
3
K 6903 : 2022
4.2 高圧化粧板のタイプ及び性能による分類体系
4.2.1 高圧化粧板のタイプによる分類
高圧化粧板のタイプは,次による。
a) タイプS 標準タイプ。
b) タイプP ポストフォームタイプ。タイプSに類似しているが,高温で曲げ加工が可能なもの。
c) タイプF 耐火タイプ。タイプS又はタイプPに類似しているが,用途(例えば,建設,海上,運輸)
及び用いられる国によって異なる耐火試験の要求性能も満たすもの(5.1参照)。
4.2.2 高圧化粧板の性能による分類
4.2.2.1 性能による分類
この分類では,耐摩耗性,耐衝撃性及び引っかき硬さの性能を示す1番目,2番目及び3番目の三つの
指数を用いて分類する。
表1に性能による分類を示す。
表1−性能による分類
耐摩耗性 耐摩耗性を示す1番目の指数
2 3 4
初期摩耗値(回転数) ≧50 ≧150 ≧350
終点摩耗値(回転数) ≧150 ≧300 ≧1 000
耐衝撃性 耐衝撃性を示す2番目の指数
2 3 4
小球(N) ≧15 ≧20 ≧25
引っかき硬さを示す3番目の指数
2 3 4
引っかき硬さ(等級) 2 3 4
垂直面一般用途には指数2,水平面一般用途には指数3,水平面超耐久用途には指数4が適
用される。指数1は,品質レベルの低いものを表し,HPLには適用しない。
4.2.2.2 用途及びグレードによる分類
この分類は,“HGS”などのように,表2の用途を表す三つのアルファベット,グレードを表す二つのア
ルファベット及び高圧化粧板のタイプを表す三つのアルファベット(4.2.1のタイプを示す)を使用し化粧
板を分類する。
表2−用途及びグレードによる分類
用途を表す1番目の文字 グレードを表す2番目の文字 高圧化粧板のタイプを表す3番目の文字
H(水平面用途) G(一般用途) S(標準グレード)
V(垂直面用途) D(超耐久用途) P(ポストフォームグレード)
C(厚物用途) F(耐火グレード)
表3は代替可能な分類を比較し,代表的なHPLの用途を示したものである。各カテゴリーに示される代
表用途の一覧は,参考例であり,包括したものではない。
――――― [JIS K 6903 pdf 5] ―――――
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JIS K 6903:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4586-3:2018(MOD)
- ISO 4586-4:2018(MOD)
JIS K 6903:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.140 : ゴム及びプラスチック製品 > 83.140.20 : 積層板
JIS K 6903:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISK6902:2007
- 熱硬化性樹脂高圧化粧板試験方法
- JISK6902:2022
- 熱硬化性樹脂高圧化粧板試験方法
- JISK7161-2:2014
- プラスチック―引張特性の求め方―第2部:型成形,押出成形及び注型プラスチックの試験条件
- JISK7171:2016
- プラスチック―曲げ特性の求め方
- JISK7171:2022
- プラスチック―曲げ特性の求め方