JIS L 1920:2022 繊維製品の防ダニ性能試験方法

JIS L 1920:2022 規格概要

この規格 L1920は、化学的に室内じん(塵)性ダニを抑制させる繊維製品及び物理的にダニが通過できないようにした繊維製品の防ダニ性能の試験方法について規定。

JISL1920 規格全文情報

規格番号
JIS L1920 
規格名称
繊維製品の防ダニ性能試験方法
規格名称英語訳
Testing methods for efficacy against house dust mite of textiles
制定年月日
2007年2月20日
最新改正日
2022年2月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 21326:2019(MOD)
国際規格分類

ICS

59.080.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2007-02-20 制定日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認日, 2022-02-21 改正
ページ
JIS L 1920:2022 PDF [47]
                                                                                   L 1920 : 2022

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 原理・・・・[4]
  •  4.1 忌避試験・・・・[4]
  •  4.2 増殖抑制試験・・・・[4]
  •  4.3 通過防止試験・・・・[5]
  •  5 試験の準備・・・・[5]
  •  5.1 試薬・・・・[5]
  •  5.2 材料及び器具・・・・[5]
  •  6 試料・・・・[7]
  •  6.1 採取方法・・・・[7]
  •  6.2 無加工試料・・・・[8]
  •  7 準備・・・・[8]
  •  7.1 試料・・・・[8]
  •  7.2 ダニ培地・・・・[9]
  •  8 試験条件・・・・[10]
  •  8.1 試験室・・・・[10]
  •  8.2 試験環境・・・・[10]
  •  9 試験方法・・・・[10]
  •  9.1 侵入阻止法・・・・[10]
  •  9.2 ガラス管A法及びB法・・・・[10]
  •  9.3 増殖抑制試験A法及びB法・・・・[10]
  •  9.4 通過防止試験・・・・[11]
  •  10 試験報告書・・・・[11]
  •  附属書A(規定)ダニ培地の準備・・・・[12]
  •  附属書B(規定)生存ダニの計数方法・・・・[14]
  •  附属書C(規定)侵入阻止法・・・・[18]
  •  附属書D(規定)ガラス管法・・・・[22]
  •  附属書E(規定)増殖抑制試験・・・・[26]
  •  附属書F(規定)通過防止試験・・・・[31]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[35]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS L 1920 pdf 1] ―――――

           L 1920 : 2022

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,日本カーペッ
ト工業組合(JCMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格
を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格
である。これによって,JIS L 1920:2007は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS L 1920 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
L 1920 : 2022

繊維製品の防ダニ性能試験方法

Testing methods for efficacy against house dust mite of textiles

序文

  この規格は,2019年に第1版として発行されたISO 21326を基とし,我が国独自の試験方法を追加する
ため,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,化学的に室内じん(塵)性ダニを抑制させる繊維製品及び物理的にダニが通過できないよ
うにした繊維製品の防ダニ性能の試験方法について規定する。
化学的に室内じん(塵)性ダニを抑制させる繊維製品に対する試験方法としては,忌避試験及び増殖抑
制試験があり,物理的にダニが通過できないようにした繊維製品に対する試験方法には,通過防止試験が
ある。それぞれの試験方法は,次のように,更に細分化する。
− 忌避試験 侵入阻止法及びガラス管法があり,更にガラス管法は,対象とする繊維製品によってガラ
ス管A法とガラス管B法とがある。
− 増殖抑制試験 繊維製品の種類,形状によって増殖抑制試験A法と増殖抑制試験B法とがあり,使用
する試験容器が違う。
− 通過防止試験 忌避試験及び増殖抑制試験と同様に素材試験であり,生地を試験対象としているが,
形状又は大きさによっては縫い目又はファスナーを含む生地も適用可能である。しかし,この試験は,
ダニが生地を通過できずに繊維層に止まってしまう繊維製品には適用しない。
それぞれの試験方法は,繊維製品の種類,形状,大きさなどによって,次のように適用する。
− 侵入阻止法 カーペット,ふとん側地,カバー·シーツ類,毛布など
− ガラス管A法 綿,羊毛,合成繊維などのふとんわたなど
− ガラス管B法 羽毛(フェザー·ダウン)など
− 増殖抑制試験A法 カーペット,ふとん側地,カバー·シーツ類,毛布など
− 増殖抑制試験B法 ふとんわたなど
− 通過防止試験 ふとん側地,カバー·シーツ類,マットレスの表面生地など
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 21326:2019,Textiles−Test methods for determining the efficiency of products against house dust mite
(MOD)

――――― [JIS L 1920 pdf 3] ―――――

           2
L 1920 : 2022
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7139-1 双眼実体顕微鏡−第1部 : 一般要求事項
JIS K 6862 ホットメルト接着剤の溶融粘度試験方法
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 105-F02,Textiles−Tests for colour fastness−Part F02:
Specification for cotton and viscose adjacent fabrics
JIS L 1096 織物及び編物の生地試験方法
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 9237,Textiles−Determination of the permeability of fabrics
to air
JIS L 1903 羽毛試験方法
JIS L 1930 繊維製品の家庭洗濯試験方法
JIS L 4406 タイルカーペット
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3644 ガラス管類
JIS Z 1539 包装用ポリプロピレン粘着テープ
JIS Z 1701 ゴムバンド
JIS Z 1707 食品包装用プラスチックフィルム通則
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
JIS Z 8704 温度測定方法−電気的方法
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部 : 金属製網ふるい
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 3310-1,Test sieves−Technical requirements and testing−
Part 1: Test sieves of metal wire cloth

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
ISO及びIECは,次のURLにおいて規格に用いる用語のデータベースを維持している。
− ISO Online browsing platform: https://www.iso.org/obp
− IEC Electropedia: http://www.electropedia.org/

――――― [JIS L 1920 pdf 4] ―――――

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L 1920 : 2022
3.1
室内じん(塵)性ダニ(house dust mite)
床面,カーペット,寝装品などに室内じん(塵)とともに見られるダニの総称
注釈1 室内じん(塵)に検出されるダニの優占種は,通常,チリダニ類で,チリダニ類の中でヤケヒ
ョウヒダニ及びコナヒョウヒダニが最も検出率の高いダニである。
3.2
忌避性能(efficiency of repellency)
室内じん(塵)性ダニが忌避する性能
3.3
忌避率(rate of repellency)
無加工試料の生存ダニ数に対する加工品の生存ダニ数の割合で,加工品の忌避性能を数値で表したもの
注釈1 忌避率は,百分率(%)で表す。
3.4
増殖抑制率(rate of suppression of house dust mite reproduction)
無加工試料の生存ダニ数に対する加工品の生存ダニ数の割合で,加工品の増殖抑制性能を数値で示した
もの
注釈1 増殖抑制率は,百分率(%)で表す。
3.5
ダニ飼料(culture medium)
室内じん(塵)性ダニを繁殖させるための飼料
3.6
ダニ培地(mite medium)
ダニ飼料に室内じん(塵)性ダニを繁殖させたもの
注釈1 生存ダニの他に,死骸,卵及び脱皮殻も混在する。
3.7
生存ダニ(live mite)
外部からの刺激に対して反応を示すダニ
注釈1 卵を除く,幼虫,若虫(前若虫及び後若虫)及び成虫を対象とする。
3.8
ダニ密度(population density)
ダニ培地中の生存ダニの度合い
注釈1 ダニ培地1 g中における生存ダニ数を表す用語としても用いる。
3.9
静止期(quiescent period)
幼虫,前若虫及び後若虫の各発育期の後半期にみられ,活動がほとんど停止している状態の期間
注釈1 同意語として“休止期”が使われることもある。

――――― [JIS L 1920 pdf 5] ―――――

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JIS L 1920:2022の引用国際規格 ISO 一覧

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