JIS K 9797:2006 リサイクル硬質ポリ塩化ビニル三層管 | ページ 2

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K9797:2006
単位 mm
呼び径 L l f (標線間距離) B b R
100300 100 35 25±1 15 10±0.5 25
図1 機械加工による試験片の形状及び寸法
6.1.1.2 状態調節 試験前に試験片を23 ℃±2 ℃で60分間以上状態調節する。
6.1.2 ビカット軟化温度試験 管の外層及び内層の材料のビカット軟化温度試験は,同一材料で成形した
管又は板から試験片を作成し,ISO 2507-1及びISO 2507-2によって行う。ただし,試験片は,供試体から
長さ10 mm50 mm,幅10 mm以上の試験片を切り取り,厚さが6 mmを超える場合は,外側を切削し,
約3 mmに仕上げる。
6.1.3 耐圧試験 管の耐圧試験は,供試管から長さ1 000 mm以上を切り取った試験片に,常温の水で0.35
MPaの水圧を加え,そのまま1分間保持し,破損の有無を目視によって調べる。
6.1.4 接合部耐圧試験 管接合部耐圧試験は,管の受口に差口を接合し,全長1 000 mm以上とした試験
片に,常温の水で0.35 MPaの水圧を加え,そのまま1分間保持し,漏れの有無を目視によって調べる。
6.1.5 偏平試験 管の偏平試験は,供試管から長さ50 mmの環状試験片を切り取り,23 ℃±2 ℃で60
分間以上状態調節後,これを2枚の平板管に挟み,管軸に直角の方向に10 mm /min±2 mm /minの速さで,
管の外径が1/2になるまで圧縮し,割れ及びひびの有無を目視によって調べる。
なお,試験温度は23 ℃±2 ℃とする。
6.1.6 円周方向曲げ強さ試験 供試管から長さ300 mm以上の環状試験片を切り取り,23 ℃±2 ℃で60
分間以上状態調節後,試験片より大きい2枚の平板間に試験片を挟み,管軸に直角の方向に10 mm/min±2
mm /minの速さで表3の圧縮量まで試験片を圧し,そのときの力を調べ,試験片の長さ1 mに換算した力
を算出する。
なお,試験温度は,23 ℃± 2 ℃とする

6.2 外観及び形状

 管の外観及び形状は,目視によって調べる。

6.3 寸法

 管の寸法は,JIS B 7502に規定するマイクロメ−タ,JIS B 7507に規定するノギス,又はこ
れらと同等以上の精度をもつものを用いて測定する。
なお,内層及び外層の厚さは,目盛付きマイクロスコ−プ(拡大鏡)を用いて測定する。

6.4 試験結果の数値の表し方

 6.1.1,6.1.2及び6.1.6の測定結果は,規定数値の1けた下の位まで求め,
JIS Z 8401によって規定の数値に丸める。

7. 検査

 管の検査は,形式検査と受渡検査とに区分し,6.によって試験を行い,4.,5.及び8.に適合しな
ければならない。
なお,検査時の試料の採取方法は,受渡当事者間の協定による。

――――― [JIS K 9797 pdf 6] ―――――

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a) 形式検査 形式検査は,次の項目について行う。
1) 外観
2) 形状
3) 寸法
4) 引張降伏強さ
5) ビカット軟化温度
6) 引張破断伸び
7) 耐圧性
8) 接合部耐圧性(3)
9) 偏平性
10) 円周方向曲げ強さ
注(3) 管端部に,受口及び差口を加工した管に適用する。
b) 受渡検査 受渡検査は,受渡当事者間の協定によって,次の項目の中から選択することができる。
1) 外観
2) 形状
3) 寸法
4) 偏平性

8. 表示

8.1 管の色

 管の内外層の色は灰青色とする。ただし,受渡当事者間の協定によって他の色を用いても
差し支えない。
8.2 管の表示 管の外側には,容易に消えない方法で,次の事項を表示しなければならない。
a) 種類又は記号
b) 呼び径
c) 製造年月又はその略号
d) 製造業者名又はその略号

9. 取扱い上の注意事項

 次の使用上の注意事項を,取扱い説明書などに記載することが望ましい。
a) 管を屋外で保管する場合は,直射日光を避け,熱気のこもらない方法でシート掛けをするなどの対策
を行う。
b) 管には,直接ねじを切ってはならない。
c) 管には,ある種の有機化合物,例えば,アセトン,シンナー,クレオソート,殺虫剤,白アリ駆除剤
など,管の材質に悪影響を及ぼす物質を吹き付けたり,塗ったりしてはならない。また,軟質塩化ビ
ニル製品及び可塑剤を含む止水滑剤などの可塑剤入り製品と管とが接触すると,可塑剤の移行によっ
て管が破損する場合があるので,避けなければならない。
なお,上記物質が直接管に接触しない場合であっても, 例えば, 管が浅く埋設されている場合, 上記
物質を地面にこぼすと, 地中に浸透することによって, 管が侵される場合があるので注意しなければ
ならない。
d) 不等沈下や,温度変化などによる曲がり及び伸縮に対応するため,必要に応じて適切な場所に可とう
性又は伸縮性のある継手を設置するなどの対策を講じなければならない。

――――― [JIS K 9797 pdf 7] ―――――

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e) 接着接合の場合は,接着剤を必ず,清掃した管と継手との接合面の両面に薄く均一に塗布し,速やか
に接合し,規定の時間,挿入力を保持し,接合後は,はみ出した接着剤をふき取る。冬季の施工に当
たっては,管内に充満する接着剤の溶媒蒸気を追い出すために,換気などの対策を行う。
なお,接着剤は,継手の種類に応じた適正なものを使用しなければならない。
f) ゴム輪接合の場合は,管の差口,受口及びゴム輪を清掃し,滑剤を受口のゴム輪表面と差口の先端か
ら挿入標線まで均一に塗布し,人力,てこ棒,挿入機などを使用して標線まで引き入れる。
切断した管を接合する場合は,管の先端を面取り加工し,標線を記入してから接合を行う。
接合後は,チェックゲージなどによって,ゴム輪が正常な位置にあるかどうかを確認し,異常があ
る場合は差口を抜き,受け口内面及びゴム輪を布などで清掃した後,改めて滑剤を塗布して接合する。
付図 1 管の構造(RS-VU)
付表 1 管の寸法
単位 mm
種類 RS-VU
区分 外径 全体厚さ 内層・外層厚さ 参考
基準寸法 平均外径の許容差 最小 許容差 最小 概略内径 質量
呼び径 (kg/m)
100 114.0 ±0.4 3.1 +0.8 0.5 107 1.737
150 165.0 ±0.5 5.1 +0.8 0.6 154 3.941
200 216.0 ±0.7 6.5 +1.0 0.7 202 6.572
300 318.0 ±1.0 9.2 +1.4 1.0 298 13.701
備考1. 平均外径の許容差とは,任意断面における相互に等間隔な二方向の外径の測定値の平均値(平均外径)
と基準寸法との差をいう。
2. 内層・外層厚さとは,管の任意断面における相互に等間隔な4か所の測定値の平均値をいう。
3. 表中の1 m当たりの質量とは,中心外径・中心厚さで,密度1.43 g/cm3で計算したものである。
4. 管の長さは,受渡当事者間の協定による。

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