JIS K 9797:2006 リサイクル硬質ポリ塩化ビニル三層管

JIS K 9797:2006 規格概要

この規格 K9797は、埋設部で無圧の一般流体輸送配管に用いるリサイクル硬質ポリ塩化ビニル三層管について規定。

JISK9797 規格全文情報

規格番号
JIS K9797 
規格名称
リサイクル硬質ポリ塩化ビニル三層管
規格名称英語訳
Unplasticized poly (vinyl chloride) (PVC-U) three layer pipes with recycled solid core
制定年月日
2006年3月25日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

83.080.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
配管 II(製品) 2021
改訂:履歴
2006-03-25 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS K 9797:2006 PDF [8]
                                                                                     K9797:2006

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,塩化ビニル管・継手協会(JPPFA)/日本プラ
スチック工業連盟(JPIF)/財団法人日本規格協会(JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 9797 pdf 1] ―――――

K 9797 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 材料・・・・[2]
  •  4.1 外層及び内層・・・・[2]
  •  4.2 中間層・・・・[2]
  •  5. 管・・・・[2]
  •  5.1 種類及び記号・・・・[2]
  •  5.2 外観,形状及び構造・・・・[2]
  •  5.3 寸法及び許容差・・・・[2]
  •  5.4 性能・・・・[2]
  •  6. 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 性能試験・・・・[3]
  •  6.2 外観及び形状・・・・[4]
  •  6.3 寸法・・・・[4]
  •  6.4 試験結果の数値の表し方・・・・[4]
  •  7. 検査・・・・[4]
  •  8. 表示・・・・[5]
  •  8.1 管の色・・・・[5]
  •  8.2 管への表示・・・・[5]
  •  9. 取扱い上の注意事項・・・・[5]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 9797 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 9797 : 2006

リサイクル硬質ポリ塩化ビニル三層管

Unplasticized poly(vinyl chloride)(PVC-U) three layer pipes with recycled solid core

1. 適用範囲

 この規格は,埋設部で無圧の一般流体輸送配管に用いるリサイクル硬質ポリ塩化ビニル三
層管(以下,管という。)について規定する。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7502 マイクロメ−タ
JIS B 7507 ノギス
JIS K 6815-1 熱可塑性プラスチック管−引張特性の求め方−第1部 : 一般試験方法
JIS K 6815-2 熱可塑性プラスチック管−引張特性の求め方−第2部 : 硬質塩化ビニル(PVC-U)管,耐
熱性硬質塩化ビニル(PVC-C)管及び耐衝撃性硬質塩化ビニル(PVC-HI)管
JIS K 6900 プラスチック−用語
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
ISO 2507-1 Thermoplastics pipes and fittings−Vicat softening temperature−Part 1:General test method
ISO 2507-2 Thermoplastics pipes and fittings−Vicat softening temperature−Part 2 : Test conditions for
unplasticized poly (vinyl chloride) (PVC-U) r chlorinated poly (vinyl chloride) (PVC-C) ipes and
fittings and for high impact resistance poly (vinyl chloride) (PVC-HI) ipes

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6900によるほか,次による。
a) 材料の定義
1) ポリ塩化ビニル 塩化ビニルの単量体の重合によって製造される樹脂。
2) 未使用ポリ塩化ビニル 使用されていないか又はその最初の製造に必要な工程以外の工程を受けて
いないペレット,粉末などの形状のポリ塩化ビニル。
3) 再生ポリ塩化ビニル 管の製造業者の工場において,未使用ポリ塩化ビニルを使用してあらかじめ
成形,押出しなどによって加工された後に,その同じ工場内で再加工されている裁ち落とし又は不
合格となった成形品のリサイクルに良好な部分から調整したポリ塩化ビニル。
備考 この再生ポリ塩化ビニルは,未使用ポリ塩化ビニルに対して特定された要求事項を満たし,未
使用ポリ塩化ビニルだけによって製造した製品と本質的に同等の品質の製品を生じる良好なも
のに限る。
4) 再利用ポリ塩化ビニル 清浄にして,かつ,粉砕した廃棄物品から調製したポリ塩化ビニル。

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2
K9797:2006
b) 管の定義
1) 三層管 外層,中間層及び内層の三層によって形成される管。
c) 検査の定義
1) 形式検査 管の品質が,設計過程で示すすべての性能に適合しているかどうかを判定する検査。
2) 受渡検査 管の受渡しのとき,必要と認められる性能に適合しているかどうかを判定する検査。
d) その他の定義
1) 常温 JIS Z 8703に規定する標準状態の温度を20 ℃とし,その許容差をJIS Z 8703の3.1(標準状
態の温度の許容差)の温度15級(±15 ℃)とした温度状態で,20 ℃±15 ℃。
2) 呼び径 管の口径を特定する呼称。

4. 材料

4.1 外層及び内層

a) 管の外層及び内層の材料は,未使用ポリ塩化ビニルを主体とし,管の性能に悪影響を及ぼさない良質
な安定剤,顔料などを加える。ただし,再生ポリ塩化ビニルを用いることもできる。
なお,可塑剤は添加しない。また,可塑剤を含む再生ポリ塩化ビニルを用いてはならない。
b) 管の外層及び内層の材料の性能は,6.1.1及び6.1.2によって試験したとき,表1に示す性能項目の規
定に適合しなければならない。
表 1 外層及び内層材料の性能
性能項目 性能 適用箇条
引張降伏強さ MPa 23 ℃における引張降伏強さが45以上 6.1.1
ビカット軟化温度 ℃ 76以上 6.1.2

4.2 中間層

a) 管の中間層の材料は,硬質塩化ビニル管・継手類から作られた再利用ポリ塩化ビニルを主体とする。
この場合,可塑剤は添加しない。また,可塑剤を含む再利用ポリ塩化ビニルを用いてはならない。

5. 管

5.1 種類及び記号

 管の種類及び記号は,表2による。
表 2 管の種類及び記号
種類 記号
三層管 RS-VU

5.2 外観,形状及び構造

5.2.1  外観 管の外観は,内外面が滑らかで,使用上支障となるきず,割れなどの欠点があってはならな
い。
5.2.2 形状 管の形状は,実用的に真っすぐで,かつ,正円とみなすことができ,その両端面は管軸に対
して直角でなければならない。ただし, 管端部については,受渡当事者間の協定によって, 受口及び差口に
加工してあってもよい。
5.2.3 構造 管の断面構造は,付図1による。

5.3 寸法及び許容差

 管の外径,厚さ及びその許容差は,付表1による。

5.4 性能

 管の性能は,6.1.1及び6.1.36.1.6によって試験したとき,表3に示す性能項目の規定に適合
しなければならない。

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K 9797 : 2005
表 3 管の性能
性能項目 性能 適用箇条
引張破断伸び % 80以上 6.1.1
耐圧性(1) 破損があってはならない。 6.1.3
接合部耐圧性(1),(2)漏れがあってはならない。 6.1.4
偏平性 割れ及びひびがあってはならない。 6.1.5
円周方向曲げ強さ 呼び径 圧縮量(mm) 1 m当たりの力 6.1.6
(kN/m)
100 6 1.70以上
150 8 3.38以上
200 11 4.28以上
300 16 5.52以上
注(1) 試験温度は,常温とする。
(2) 管端部に,受口及び差口を加工した管に適用する。

6. 試験方法

6.1 性能試験

6.1.1  引張試験 管の外層及び内層の材料の引張降伏強さの試験並びに管の引張破断伸びの試験は,JIS
K 6815-1及びJIS K 6815-2による。ただし,管の外層及び内層材料の引張降伏強さの試験は,同一材料で
成形した管(1)又は同一材料で成形した板(2)から試験片を作製して行う。
なお,管の外層及び内層の材料の引張降伏強さの試験を,同一材料で成形した管(1)から試験片を作製し
て行う場合,並びに管の引張破断伸びの試験を行う場合は,JIS K 6815-1の5.(試験片)及び6.(状態調
節)については,次の6.1.1.1(試験片)及び6.1.1.2(状態調節)によっても良い。
注(1) 同一材料で成形した管とは,管の外層及び内層の材料と同一材料で成形した単層の管をいう。
注(2) 同一材料で成形した板とは,管の外層及び内層の材料と同一材料で成形した単層の板をいう。
6.1.1.1 試験片
a) 引張り降伏強さの試験
1) 同一材料で成形した管(1)からの短冊の採取は,JIS K 6815-1の5.2.1(管からの短冊採取)によって
行い,試験片の数は2個以上とする。ただし,同一材料で成形した管(1)の色は灰色でも良い。
2) 試験片は図1に示す寸法に機械加工により作製する。
b) 引張破断伸びの試験
1) 管からの短冊の採取は,JIS K 6815-1の5.2.1(管からの短冊採取)によって行い,試験片の数は2
個以上とする。
2) 試験片は図1に示す寸法に機械加工により作製する。
3) 標線は試験片の中心点からほぼ等距離の位置に,図1の寸法で記入する。

――――― [JIS K 9797 pdf 5] ―――――

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