この規格ページの目次
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L 1058 : 2011
単位 mm
図2−判定用キャビネット
7.1.2 操作
A法(ICI形メース試験機法)の操作は,次による。
a) 試料から200 mm×330 mmの試験片を,織物ではたて糸及びよこ糸方向に,編物ではウェール及びコ
ース方向にそれぞれ2枚採取し,表2に基づいて試験片の表を内側にして円筒状に縫糸で本縫いする。
表2−試験片の大きさ
単位 mm
織物・編物の別 試験片の大きさ 円筒にした状態の
(両側の縫い代) 試験片の幅×円周
織物 200×330 200×280
(pdf 一覧ページ番号 25)
編物 200×330 200×270
(pdf 一覧ページ番号 30)
b) 円筒状に縫った試験片をひっくり返し,表を外側にして図3に示すように,縫目を平滑にするために
縫い代を両側に開いた状態で回転シリンダにはめ,試験片がぴったり合うようにしわを伸ばしながら
試験片の両側を太さ7 mm,内径74 mmのゴムリングなどで固定する。ただし,編物のコース方向の
試験片を回転シリンダに取り付ける場合,1枚は試験機の右方向にループの頭が向くようにし,他の1
枚は左方向を向くようにする。
図3−回転シリンダに取り付けた試験片
――――― [JIS L 1058 pdf 6] ―――――
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L 1058 : 2011
c) 次に,メースを試験片上に注意深く置く。このときメースと誘導ロッドとの距離が46 mmであること
を確認した後,100回転操作する。
d) たて方向2枚及びよこ方向2枚の試験結果を,7.1.3によって判定する。さらに,それぞれの平均値を
算出し,それぞれの平均値について,小数点以下2桁までの値が,0.00以上0.24以下の場合は,小数
点以下1桁を0に丸め,0.25以上0.74以下の場合は,5に丸める。また,0.75以上0.99以下の場合は
平均値の整数位に1を加え,小数点以下1桁を0に丸める。
注記 たて方向とは,たて糸又はウェールを回転シリンダの軸方向に平行に,また,よこ方向とは,
よこ糸又はコースを回転シリンダの軸方向に固定した場合をいう。
7.1.3 判定及び照明条件
判定は,試験後円筒状に縫った状態の試験片を,7.1.1 f) の判定板に縫目が後面中央にくるようにはめ,
7.1.1 g) の判定用キャビネットに挿入して行う。
7.1.4 スナッグの等級判定
等級判定は,図18のスナッグ判定標準写真1と比較し,表3の判定基準によって等級を判定する。
表3−判定基準表[A法(ICI形メース試験機法)に適用]
等級(級) 判定基準
5 スナッグの発生が標準写真の5号程度のもの。
4.5 スナッグの発生が標準写真の4−5号程度のもの。
4 スナッグの発生が標準写真の4号程度のもの。
3.5 スナッグの発生が標準写真の3−4号程度のもの。
3 スナッグの発生が標準写真の3号程度のもの。
2.5 スナッグの発生が標準写真の2−3号程度のもの。
2 スナッグの発生が標準写真の2号程度のもの。
1.5 スナッグの発生が標準写真の1−2号程度のもの。
1 スナッグの発生が標準写真の1号又はその程度を超えるもの。
7.2 C法(針布ローラ形試験機法)
7.2.1 装置及び材料
針布ローラ形試験機は,図4に示すように試験片を取り付けるチャックを備えた回転ドラム及び図5に
示す針布ローラ部分とからなり,次の条件を備えたものとする。
a) 回転ドラム 外径165 mm,幅120 mm,回転数 45 min−1
b) 試験片チャック 幅120 mm
c) 針布ローラ 外径48 mm,幅120 mmのローラに,d) に規定する針布を2個取り付けたもの。
――――― [JIS L 1058 pdf 7] ―――――
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単位 mm
単位 mm
図4−針布ローラ形試験機主要部 図5−針布ローラ
d) 針布ローラ形試験機用針布 針布ローラ形試験機用針布は,図6及び図7に示すような起毛用針布で,
次の条件を備えたものとする。
1) 針布線の材質 JIS G 3506に規定するSWRH57A又はSWRH57Bとする。
2) 針頭密度 25.4 mm×25.4 mm当たり310本
3) 植針組織 うね×列を3×3とする。
4) 基布幅 23 mm
単位 mm
単位 mm
図6−針布の形状及び寸法 図7−針布線の径
7.2.2 操作
C法(針布ローラ形試験機法)の操作は,次による。
a) 試料から100 mm×240 mmの試験片を,織物ではたて糸及びよこ糸方向に,編物ではウェール及びコ
ース方向にそれぞれ2枚採取し,試験片の表を外側に長辺を二つ折りし,図8に示すように長さ80 mm
の帯状ループとなるように回転ドラムの試験片チャック部分を固定する。
――――― [JIS L 1058 pdf 8] ―――――
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単位 mm
図8−針布ローラ形試験機法用試験片
b) 次に,質量150 gの分銅を用いて針布ローラに荷重を加え,回転抵抗を調整した後分銅を外し,回転
ドラムを5回転させて試験片の片面を針布に接触させる。
c) さらに,同試験片を外し,長辺方向を180°回転させて逆方向にした後,針布ローラに接触していな
い片面についてb) の操作を行う。
d) たて方向2枚及びよこ方向2枚の試験結果を,7.2.3によって判定する。さらに,それぞれの平均値を
算出し,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって整数に丸める。
注記 たて方向とは,たて糸又はウェールを回転ドラムの軸方向にし,また,よこ方向とは,よこ
糸又はコースを回転ドラムの軸方向に平行に取り付けた場合をいう。
7.2.3 判定及び照明条件
判定は,試験後の試験片の表を外側に二つ折りし,目から約200 mm離した位置でスライドさせてスナ
ッグの大きさ別に個数を数えて行う。照明は直射日光を避け,北窓光線又はこれに相当する400 lx以上の
光源を用いる。光源は約45°の角度で試験片の表面に当て,見る方向は,試験片の表面に対してほぼ直角
になるようにする。
7.2.4 スナッグの等級判定
スナッグの等級判定は,表4の判定基準によって等級を判定する。
表4−判定基準表[C法(針布ローラ形試験機法)に適用]
等級(級) 判定基準
スナッグの大きさ及び個数
1 mm以下 1 mmを超え2 mm以下 2 mmを超えるもの
5 0 0 0
4 5個以下 0 0
3 10個以下 2個以下 0
2 20個以下 7個以下 0
1 20個を超えるもの 7個を超えるもの 1個以上
7.3 D法(ICI形ピリング試験機法)
7.3.1 装置及び材料
ICI形ピリング試験機法の装置及び材料は,JIS L 1076の7.1(ICI形試験機)の規定によるほか,次によ
る。
a) ダメージ棒を取り付けた回転箱 回転箱は,図9に示すようにダメージ棒を斜めに差し渡したものと
する。ダメージ棒は,図10に示すように外径38 mm40 mm,長さ340 mmの硬質塩化ビニル管の中
央部120 mmに,JIS R 6251に規定する研磨布A-P40番を巻き付けたもの,及び外径38 mm40 mm,
――――― [JIS L 1058 pdf 9] ―――――
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長さ340 mmの紙管の中央部120 mmに,サーフェイスを巻き付けたものの2種類とする。研磨布の
使用限度は,15時間とするが,研磨材の脱落が認められたときは,その都度取り替えるものとする。
1) サーフェイスは,織機のサーフェイスローラ用ステンレスストリップで,次の条件を備えたものと
する。
1.1) ストリップ板は,幅38 mm,厚さ0.13 mmの表面を,JIS G 3141に規定するブライト仕上げした
ものとする。
1.2) せん(穿)孔の孔の内径0.7 mm±0.1 mm,せん孔後の厚さ0.7 mm0.8 mm,孔の数は幅方向に
18個及び19個の孔が交互に開いたものとする。
単位 mm
図9−回転箱
単位 mm
図10−ダメージ棒
b) ピン6本を取り付けた回転箱 回転箱は,図11に示すようにスチール製のピンを各面中央部に取り付
けたものとする。また,ピンは,図12に示すように先端が鋭角になったもので,ピン脚部にねじ山加
工を施し,回転箱の外からナットで固定できるものとする。
――――― [JIS L 1058 pdf 10] ―――――
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JIS L 1058:2011の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1058:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB4751-1:1999
- ハクソー 第1部:ハンドハクソーの寸法
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3506:2017
- 硬鋼線材
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0208:2006
- 繊維用語―試験部門
- JISL1076:2012
- 織物及び編物のピリング試験方法
- JISR6251:2006
- 研磨布
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方