JIS L 1086:2013 接着芯地及び接着布試験方法

JIS L 1086:2013 規格概要

この規格 L1086は、接着芯地,複合布及び接着布の試験方法について規定。

JISL1086 規格全文情報

規格番号
JIS L1086 
規格名称
接着芯地及び接着布試験方法
規格名称英語訳
Testing methods for fusible interlining fabrics and laminated fabrics
制定年月日
1983年3月1日
最新改正日
2020年2月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

59.080.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
繊維 2020
改訂:履歴
1983-03-01 制定日, 1988-07-01 確認日, 1999-10-20 改正日, 2005-06-20 確認日, 2007-07-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2013-02-20 改正日, 2017-10-20 確認日, 2020-02-20 改正
ページ
JIS L 1086:2013 PDF [12]
                                                                                   L 1086 : 2013

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試料・試験片の採取及び準備並びに複合試験片の作製・・・・[2]
  •  4.1 試料・試験片の採取及び準備・・・・[2]
  •  4.2 複合試験片の作製・・・・[2]
  •  5 試験場所・・・・[2]
  •  6 試験の種類・・・・[2]
  •  7 試験方法・・・・[3]
  •  7.1 幅・・・・[3]
  •  7.2 長さ・・・・[3]
  •  7.3 単位面積当たりの質量・・・・[3]
  •  7.4 厚さ・・・・[3]
  •  7.5 密度・・・・[3]
  •  7.6 ドット密度・・・・[3]
  •  7.7 防しわ性(モンサント法)・・・・[3]
  •  7.8 遊離ホルムアルデヒド量・・・・[5]
  •  7.9 寸法変化・・・・[5]
  •  7.10 離強さ 57.11 水洗い又はドライクリーニング後の外観変化・・・・[6]
  •  8 試験報告書・・・・[7]
  •  附属書A(参考)接着時のアイロン処理又はプレス処理による寸法変化率の求め方・・・・[8]
  •  附属書B(参考)塩素漂白及びスコーチングに対する変色度・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS L 1086 pdf 1] ―――――

L 1086 : 2013

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人繊維
評価技術協議会(JTETC),日本不織布協会(ANNA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業
標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産
業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS L 1086:2007は改正され,この規格に置き換えられ,また,JIS L 1089:2007は廃止さ
れ,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS L 1086 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                          JIS
L 1086 : 2013

接着芯地及び接着布試験方法

Testing methods for fusible interlining fabrics and laminated fabrics

序文

  この規格は,1983年に制定され,その後3回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2007年に
行われたが,その後の我が国の使用実態及び関連規格の改正に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,接着芯地,複合布及び接着布の試験方法について規定する。
この規格で,接着時のアイロン処理又はプレス処理による寸法変化率の求め方を附属書Aに,塩素漂白
及びスコーチングに対する変色度を附属書Bに,参考として示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 3302 固形洗濯石けん
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
JIS L 0208 繊維用語−試験部門
JIS L 0217 繊維製品の取扱いに関する表示記号及びその表示方法
JIS L 0860 ドライクリーニングに対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 1041 樹脂加工織物及び編物の試験方法
JIS L 1057 織物及び編物のアイロン寸法変化率試験方法
JIS L 1096 織物及び編物の生地試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS L 0208によるほか,次による。
3.1
接着芯地
熱可塑性の接着剤をあらかじめ付着させた織物,編物及び不織布製の芯地。
3.2
複合布
接着芯地を織物,編物及び不織布に接着して作られた衣料用接着布。

――――― [JIS L 1086 pdf 3] ―――――

2
L 1086 : 2013
3.3
接着布
織物,編物,レース,不織布,ウレタンフォームなどを接着して作られた,複合布以外の衣料用接着布。

4 試料・試験片の採取及び準備並びに複合試験片の作製

4.1 試料・試験片の採取及び準備

  試料及び試験片の採取及び準備は,JIS L 0105の6.3(布状の試料及びその試験片)による。
なお,不織布の場合,たて方向は,不織布の製造方向(機械方向),よこ方向は,たて方向に対し直角方
向とする。また,接着芯地の場合,接着剤が付着していない面を表,接着剤が付着している面を裏とする。

4.2 複合試験片の作製

  適切な性能をもつ接着用機器1)を用いてあらかじめ設定した接着条件2)の下で試料と4.1に準じて採取,
準備した被接着布とを接着した後,標準状態の試験室又は装置内に少なくとも24時間以上放置した複合布
から,個々の試験方法に規定する寸法及び枚数の複合試験片を採取する。この場合,接着用機器1)及び接
着条件2)を試験報告書に記載する。
なお,複合試験片は,主にプレス寸法変化,アイロン寸法変化,離強さ,水洗い又はドライクリーニ
ング後の外観変化の試験に用いる。
注1) フラットベットプレス機,ローラプレス機,連続式プレス機,アイロンなど。
2) 接着用機器の熱が接着剤表面に十分に伝わり,軟化した接着剤が被接着布に均等に浸透し,均
一な接着力を得るのに適した温度(℃),圧力(kPa),時間(s),スチーミングの時間(s)な
ど。

5 試験場所

  試験場所は,JIS L 0105の5.1(試験場所)による。

6 試験の種類

  試験の種類は,次による。
なお,括弧内の数字は,本体の細分箇条を示す。
a) 幅(7.1)
b) 長さ(7.2)
c) 単位面積当たりの質量(7.3)
d) 厚さ(7.4)
e) 密度(7.5) この試験方法は,不織布を除く接着芯地及び接着布に適用する。
f) ドット密度(7.6) この試験方法は,接着芯地に適用する。
g) 防しわ性(モンサント法)(7.7)
h) 遊離ホルムアルデヒド量(7.8)
i) 寸法変化(7.9)
j) 離強さ(7.10) この試験方法は,接着芯地には適用しない。
k) 水洗い又はドライクリーニング後の外観変化(7.11) この試験方法は,接着芯地には適用しない。

――――― [JIS L 1086 pdf 4] ―――――

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L 1086 : 2013

7 試験方法

7.1 幅

  箇条4の試料を平らな台の上に置き,不自然なしわ又は張力を除いて,異なる5か所以上について,両
端にある不完全な部分を除いた幅(cm)を測定し,その平均値をJIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によ
って小数点以下1桁まで求める。
なお,全幅を測定した場合は,その旨を試験報告書に記載する。

7.2 長さ

  箇条4の試料を平らな台の上に置き,不自然なしわ又は張力を除いて測長器で両端末にある不完全な部
分を除いた長さ(m)を,小数点以下1桁まで測定する。検尺装置を用いる場合は,置尺を基準とする。
なお,全長を測定した場合は,その旨を試験報告書に記載する。
注記 ロール巻きの場合は,検尺装置を用いて全長を測定してもよい。

7.3 単位面積当たりの質量

  箇条4の試料から,約200 mm×200 mmの試験片3枚以上を採取し,それぞれの標準状態における質量
(g)を量り,その平均値を1 m2当たりの質量(g/m2)で表し,その平均値をJIS Z 8401の規則B(四捨五入
法)によって小数点以下1桁まで求める。この場合,試験片の寸法を試験報告書に記載する。

7.4 厚さ

  箇条4の試料の5か所以上を,一定の時間及び一定圧力の下で厚さ測定器によって厚さ(mm)を測定
し,その平均値をJIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下2桁まで求める。
一定時間及び一定圧力は,次のとおりとし,規定の条件以外によって試験を行った場合は,その旨を試
験報告書に記載する。
a) 一定時間 加圧下の厚さが落ち着くまでの時間をいい,通常は10秒間とする。
b) 一定圧力 芯地及び接着布の状態によって,織物は23.5 kPa,有毛織物は0.7 kPa,普通の編物は0.7 kPa,
有毛編物は0.3 kPa,不織布は2.0 kPa及びウレタンフォームは0.3 kPaとする。

7.5 密度

  箇条4の試料を平らな台の上に置き,不自然なしわ及び張力を除いて,異なる5か所以上について適切
な区間3)のたて糸数及びよこ糸数又はウェール数及びコース数を数え,それぞれの平均値を単位長さにつ
いて算出し,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下1桁まで求める。
注3) 12.7 mm,25.4 mm,50 mm,100 mmなどをいう。

7.6 ドット密度

  箇条4の試料を平らな台の上に置き,不自然なしわ及び張力を除いて,異なる5か所以上について適切
な区域4)のドット数5)を数え,その平均値を単位面積について算出し,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)
によって整数位まで求める。
注4) 10 mm×10 mm,25.4 mm×25.4 mmなどをいう。
5) ドットとは,接着剤の一定量が点状に付着したもの。

7.7 防しわ性(モンサント法)

7.7.1  標準状態時試験
7.7.1.1 前処理をしない方法
a) 箇条4の試料から15 mm×40 mmの試験片をたて方向及びよこ方向,又はウェール方向及びコース方
向にそれぞれ10枚採取する。

――――― [JIS L 1086 pdf 5] ―――――

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JIS L 1086:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS L 1086:2013の関連規格と引用規格一覧