JIS L 1092:2009 繊維製品の防水性試験方法 | ページ 2

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3) ドリップ乾燥 試験片を脱液することなく,たて方向又はウェール方向が垂直になるように,数箇
所をつかみ,つるして自然乾燥する。
注記2 ドリップ乾燥は,ウォッシュ・アンド・ウェア性の生地に用いる。
4) タンブル乾燥 脱液後,タンブル乾燥機に入れて50 ℃70 ℃の温度で30分間又は乾燥するまで
運転する。ただし,B法(石油系法)で処理した試験片は,引火などのおそれがあるのでタンブル
乾燥は行わない。
注2) JIS P 3801に規定する定性分析用ろ紙の種類の“2種”とする。
6.2.3 耐候処理
JIS K 2246の6.36(耐候性試験方法)に規定する方法とし,1回の処理時間は20時間とする。

7 試験方法

7.1 耐水度試験(静水圧法)

  試験は静水圧法で行い,次のA法(低水圧法)又はB法(高水圧法)のいずれかによる。
注記 静水圧法には,附属書JAに記載する一定水圧法及び漏水法がある。
7.1.1 A法(低水圧法)
7.1.1.1 装置及び材料
装置及び材料は,次による。
a) 耐水度試験装置(低水圧用) 図2に示す装置又はこれと同等なもので,水準装置は,600 mm/min±
30 mm/min又は100 mm/min±5 mm/minの速さで上昇できるもの。また,クランプは試験片の水に当
たる部分が100 cm2の大きさのもの。
b) 水圧計(マノメータ) 5 mm目盛で,水準装置を上昇させたときの最高水位が約1 000 mm以上のも
の。
c) 水 イオン交換水又はこれと同等の水を用い,試験時の温度は20 ℃±3 ℃とするが,ほかの場合は,
そのときの温度を試験報告書に記載する。
注記 水の温度は,試験結果に影響する場合がある。
7.1.1.2 操作
箇条6の試料から,約150 mm×150 mmの試験片を5枚採取し,図2の耐水度試験装置に試験片の表側3)
が水に当たるように取り付け,水を入れた水準装置を600 mm/min±30 mm/min又は100 mm/min±5 mm/min
の速さで水位を上昇させ,試験片の裏側に3か所から水が出たときの水位をmm単位で測る。記録する水
位の正確さは,次による。
− 1 000 mmまで : 5 mm
− 1 000 mm以上2 000 mm未満 : 10 mm
− 2 000 mm以上 : 20 mm
5回の平均値をJIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって整数位に丸める。ただし,水位を上昇させ
ても3か所から水が出ない場合は,1か所又は2か所から水が出たときまでの水位を測り,その旨を試験
報告書に記載する。
なお,水滴が現れてから大きくならない非常に小さい水滴,又は同じ位置から通過してできる水滴は,
計算に入れない。
注記 耐水度試験A法(低水圧法)は,ISO 811と同様な試験方法である。
注3) 表側とは,防水面又は使用時に水が当たる側をいう。

――――― [JIS L 1092 pdf 6] ―――――

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図2−耐水度試験装置(低水圧用)の一例
7.1.2 B法(高水圧法)
7.1.2.1 装置及び材料
装置及び材料は,次による。
a) 耐水度試験装置(高水圧用) 図3に示す装置又はこれと同等なもので,1分間に100 kPaの割合で水
圧を加えることができるもの。
b) 水 イオン交換水又はこれと同等の水を用い,試験時の温度は20 ℃±3 ℃とするが,ほかの場合は,
そのときの温度を試験報告書に記載する。
7.1.2.2 操作
箇条6の試料から,約150 mm×150 mmの試験片を5枚採取し,図3の耐水度試験装置に試験片の表側3)
が水に当たるように取り付け,シリンダに水を入れ,ピストンハンドルを回して1分間に100 kPaの割合
で水圧を加えて,試験片の裏側に3か所から水が出たときの水圧 (kPa) を圧力指示計の目盛の1/2まで読
み取る。
5回の平均値を,JIS Z 8401 の規則B(四捨五入法)によって小数点以下1けたに丸める。ただし,水
圧を上げても3か所から水が出ない場合は,1か所又は2か所から水が出たときの水圧を測り,その旨を
試験報告書に記載する。
なお,水滴が現れてから大きくならない非常に小さい水滴又は同じ位置から通過してできる水滴は,計
算に入れない。

――――― [JIS L 1092 pdf 7] ―――――

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単位 mm
図3−耐水度試験装置(高水圧用)の一例

7.2 はっ水度試験(スプレー試験)

7.2.1  装置及び材料
装置及び材料は,次による。
a) はっ水度試験装置 図4に示す装置又はこれと同等なもので,漏斗は250 mL以上の容量,スプレー
ノズルは250 mLの水を25秒30秒で散布できるもの。
b) 試験片保持枠 直径150 mmの金属製のもの又はこれと同等なもの。
c) 湿潤状態の比較見本 図5に示すように,湿潤状態によってその等級を定めてあるもの。
d) 水 イオン交換水又はこれと同等の水を用い,試験時の温度は20 ℃±3 ℃とするが,ほかの場合は,
そのときの温度を試験報告書に記載する。
7.2.2 操作
箇条6の試料から,約200 mm×200 mmの試験片を3枚採取し,試験片保持枠にしわを生じないように
取り付け,図4のはっ水度試験装置を用いて,スプレーの中心を保持枠の中心に一致させ,試験片のたて
方向が水の流れに対して平行になるよう一致させる。水250 mLを漏斗に入れて試験片上に所要時間25秒
30秒で散布する。
次に,保持枠を台上から外し,その一端で水平に持ち,試験片の表側を下向きにして他端を固い物に一
度軽く当て水滴を落とし,更に180°回した一端を持ち,前と同様に操作して余分の水滴を落とす。保持
枠に付けたまま試験片のぬれた状態を図5の湿潤状態の比較見本と比較し,判定する。ただし,中間の格
付けは行わない。
注記 はっ水度試験(スプレー試験)は,ISO 4920と同様な試験方法である。

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図4−はっ水度試験装置の一例

――――― [JIS L 1092 pdf 9] ―――――

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1級
2級 3級
4級 5級
1級 : 表面全体に湿潤を示すもの。
2級 : 表面の半分に湿潤を示し,小さな個々の湿潤が布を浸透する状態を示すもの。
3級 : 表面に小さな個々の水滴状の湿潤を示すもの。
4級 : 表面に湿潤しないが,小さな水滴の付着を示すもの。
5級 : 表面に湿潤及び水滴の付着がないもの。
図5−湿潤状態の比較見本

7.3 雨試験(シャワー試験)A法

  雨試験(シャワー試験)A法は,次による。
7.3.1 装置及び材料
装置及び材料は,次による。
a) ブンデスマン雨試験装置 図6に示す装置又はこれと同等なもので,シャワー部と試験部とからなる。
シャワー部は,直径406 mmの円形部分(面積約1 300 cm2)に約300個の水滴発生ノズル(ノズル
の直径は4 mmで,約0.07 mLの水滴をつくる。)をもち,100 cm2に対して100 mL/min±5 mL/minの
量を降雨することができるものとする。
試験部は,試験カップ4個をその中心軸が垂線に対し15°傾くように架台に取り付けられ,架台は,
1分間に約6回転するものとする。各試験カップは,外径100 mmで,上部に試験片保持環で試験片
(試験面積 80 cm2)を取り付けられ,試験片を透過した水はカップにたまるものとする。カップ内に
は,長さ4) 48 mm,幅約5 mm,末端の丸めの半径5 mmの,表面が滑らかなステンレス鋼製の摩擦
子があり,試験中,試験片に対し角度100°,押圧荷重2.5 Nで1分間に20回の往復回転運動をして,
試験片を裏側から摩擦するものとする。シャワー部の水滴発生ノズルから試験部に取り付けられた試
験片の中央までの距離(降雨距離)は,1 500 mmとする。

――――― [JIS L 1092 pdf 10] ―――――

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JIS L 1092:2009の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4920:1981(MOD)
  • ISO 811:1981(MOD)
  • ISO 9865:1991(MOD)

JIS L 1092:2009の国際規格 ICS 分類一覧

JIS L 1092:2009の関連規格と引用規格一覧