JIS L 4404:2000 規格概要
この規格 L4404は、織じゅうたんの要求事項について規定。タイルカーペットは除く。
JISL4404 規格全文情報
- 規格番号
- JIS L4404
- 規格名称
- 織じゅうたん
- 規格名称英語訳
- Woven carpet
- 制定年月日
- 1980年3月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 59.080.60
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1980-03-01 制定日, 1985-09-01 確認日, 1990-04-01 改正日, 1995-01-01 改正日, 1997-12-20 改正日, 2000-12-20 改正日, 2006-05-20 確認日, 2008-09-20 改正日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS L 4404:2000 PDF [9]
L 4404 : 2000
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条において準用する第12条第1項の規定に基づき,日本カーペット工
業組合 (JCMA) から工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきと申出があり,日本工業標準調査会
の審議を経て,通商産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによってJIS L 4404 : 1997は改正され,
この規格に置き換えられる。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS L 4404 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
L 4404 : 2000
織じゅうたん
Woven carpet
1. 適用範囲 この規格は,織じゅうたん(1)の要求事項について規定する。ただし,タイルカーペットは
除く。
注(1) ワイヤの打込み装置をもつ織機,二重パイルの織機又はアキスミンスター織機を使用して作成
したパイルのある繊維製床敷物をいう。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 5430 繊維強化セメント板
JIS K 2240 液化石油ガス(LPガス)
JIS L 0212-1 繊維製品用語(衣料を除く繊維製品)−第1部 : 繊維製床敷物
JIS L 0805 汚染用グレースケール
JIS L 0842 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0849 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 1013 化学繊維フィラメント糸試験方法
JIS L 1021 繊維製床敷物の構造に関する試験方法
JIS L 1022 繊維製床敷物の荷重による厚さ減少に関する試験方法
JIS L 1023 繊維製床敷物の性能に関する試験方法
JIS L 1030-1 繊維製品の混用率試験方法−第1部 : 繊維鑑別
JIS L 1030-2 繊維製品の混用率試験方法−第2部 : 繊維混用率
JIS L 1095 一般紡績糸試験方法
JIS Z 8305 活字の基準寸法
3. 定義 この規格の中で用いる主な用語の定義は,JIS L 0212-1によるほか,JIS L 1021の3.(定義)に
よる。
4. 種類 織じゅうたんの種類は,織り方,パイルの形状及び難燃性によって次のとおりとする。
a) 織り方による種類
1) ウィルトンカーペット
2) ダブルフェースカーペット
3) アキスミンスターカーペット
b) パイルの形状による種類
――――― [JIS L 4404 pdf 2] ―――――
2
L 4404 : 2000
1) カットパイル
2) ループパイル
3) カット/ループパイル
c) 難燃性による種類
1) 難燃(織じゅうたんを製造した後に,難燃加工を施したものを除く。)
2) なし
5. 品質
5.1 パイル糸の引抜き強さ パイル糸の引抜き強さは,9.2によって試験したとき,2.0N以上とする。
5.2 摩擦を伴った動的荷重による厚さ減少率 摩擦を伴った動的荷重による厚さ減少率は,9.3によって
試験したとき,表1のとおりとする。
表1 摩擦を伴った動的荷重による厚さ減少率
パイルの形状による種類 厚さ減少率
カットパイル 35%以下
ループパイル 20%以下
カット/ループパイル 35%以下
5.3 パイル糸の染色堅ろう度 パイル糸の染色堅ろう度は9.4によって試験したとき,表2のとおりとす
る。ただし,特定の色相(2)のものは,耐光堅ろう度又は摩擦堅ろう度(乾燥)のいずれか一方が,基準よ
り1級下であってもよい。
注(2) 特に濃色のもの(無彩色で明度の低いもの,明度が低くて彩度の高いもの及びJIS L 0805に規
定する汚染用グレースケールで判定して2級以下のもの。)又は,特に淡色のもの(明度が高く
て彩度の低いもの及びJIS L 0805に規定する汚染用グレースケールで判定して3級以上のもの。)
をいう。
表2 パイル糸の染色堅ろう度
項目 等級
耐光堅ろう度 4級以上
摩擦堅ろう度(乾) 4級以上
5.4 難燃性 難燃性を表示する織じゅうたんについては,9.5によって試験したとき,表3のとおりとす
る。
表3 難燃性
項目 残炎時間 秒 炭化長 cm
たて方向 20以下 10以下
よこ方向
5.5 パイル糸の油脂分及び溶剤抽出分 パイル糸の油脂分及び溶剤抽出分は9.6によって試験したとき,
表4のとおりとする。
表4 パイル糸の油脂分及び溶剤抽出分
パイル糸の種類 油脂分 溶剤抽出分
紡 毛(混紡を含む) 1.2%以下 −
績
糸 アクリル(アクリル系を含む。),ポリエステル, 0.9%以下
ナイロン又はこれらを混用したもの
その他 1.2%以下
フィラメント糸 − 0.9%以下
――――― [JIS L 4404 pdf 3] ―――――
3
L 4404 : 2000
5.6 単位面積当たりの基部上のパイルの質量 単位面積当たりの基部上のパイルの質量は,9.7によって
試験したとき,表5のとおりとする。
表5 単位面積当たりの基部上のパイルの質量
単位 g/m2
パイルの形状による種類 質量
カットパイル 400以上
ループパイル 310以上
カット/ループパイル 400以上
6. 寸法及び表示単位 寸法は,9.8によって試験したとき,表示値に対して+2%,−1%とし,表示単位
は,表6のとおりとする。
表6 表示単位
項目 ピース物 ロール物
幅 cm cm
長さ m
7. 外観 外観は,表7のとおりとする。
表7 外観
項目 外観
穴,裂けの欠点 ないこと。
汚れの欠点 目立たないこと。
目立たないこと。
補修の跡の欠点
耳の欠点 不整がなく,適正であること。
その他の欠点 たて筋,よこ段などの欠点
が目立たないこと。
8. 材料 パイルの組成繊維は,製品に適するものを用いる。また,有害物質(3)が基準を超えて含有され
る材料は,使用してはならない。
注(3) 有害物質は,有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律(昭和48年法律第112号)に規定
するものをいう。
9. 試験方法
9.1 試料・試験片の採取及び準備 試料・試験片の採取及び準備は,JIS L 1021の4.(試料・試験片の
採取及び準備)による。ただし,難燃性の試験に供する試験片の採取及び調整は9.5.2による。
9.2 パイル糸の引抜き強さ パイル糸の引抜き強さの試験は,JIS L 1023の6.(パイル糸の引抜き強さ)
による。
なお,ループパイルの場合は,引き抜くパイル糸に隣接する2本のパイル糸の先端を切断してはならな
い。また,カットパイルの場合で隣接するパイル糸の区分けが困難なときは,隣接するパイル糸の先端を
同時に挟んで,最大荷重を測定してもよい。この場合,試験結果は,次の式を用いてパイル糸引抜き強さ
に換算する。
F=0.66F'−1.7
ここに, F : パイル糸引抜き強さ (N)
――――― [JIS L 4404 pdf 4] ―――――
4
L 4404 : 2000
F' : 隣接するパイル糸の先端を同時に挟んだ場合(2本引き)の最
大荷重 (N)
9.3 摩擦を伴った動的荷重による厚さ減少率 摩擦を伴った動的荷重による厚さ減少率の試験は,JIS L
1022の9.(摩擦を伴った動的荷重による厚さ減少)による。
9.4 パイル糸の染色堅ろう度
9.4.1 耐光堅ろう度 耐光堅ろう度の試験は,JIS L 0842に規定する第3露光法による。
なお,試料はJIS L 0842の5.1(試料が布の場合)による。
9.4.2 摩擦堅ろう度 摩擦堅ろう度の試験は,JIS L 0849に規定する摩擦試験機II形の乾燥試験による。
なお,試料はJIS L 0849の5.(1)(試料が布の場合)による。
9.5 難燃性
9.5.1 装置及び材料 装置及び材料は,次のとおりとする。
a) 燃焼試験箱 図1による。
図1 燃焼試験箱
b) 試験片押さえ枠及びパーライト板 試験片押さえ枠(以下,押さえ枠という。)は,ステンレス鋼製と
し,パーライト板は,JIS A 5430に規定する厚さが8mmのものとする。押さえ枠及びパーライト板の
形状及び寸法は,図2による。
――――― [JIS L 4404 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS L 4404:2000の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 4404:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISL0212-1:2010
- 繊維製品用語(衣料を除く繊維製品)―第1部:繊維製床敷物
- JISL0805:2005
- 汚染用グレースケール
- JISL0842:2004
- 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0849:2013
- 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL1013:2010
- 化学繊維フィラメント糸試験方法
- JISL1013:2021
- 化学繊維フィラメント糸試験方法
- JISL1021-1:2007
- 繊維製床敷物試験方法―第1部:物理試験のための試験片の採取方法
- JISL1021-2:2007
- 繊維製床敷物試験方法―第2部:く(矩)形の繊維製床敷物の寸法測定方法
- JISL1021-4:2020
- 繊維製床敷物試験方法―第4部:質量の測定方法
- JISL1021-7:2020
- 繊維製床敷物試験方法―第7部:動的荷重による厚さ減少試験方法
- JISL1021-8:2020
- 繊維製床敷物試験方法―第8部:パイル糸の引抜き強さ試験方法
- JISL1030-1:2012
- 繊維製品の混用率試験方法―第1部:繊維鑑別
- JISL1030-2:2012
- 繊維製品の混用率試験方法―第2部:繊維混用率
- JISL1091:1999
- 繊維製品の燃焼性試験方法
- JISL1095:2010
- 一般紡績糸試験方法
- JISZ8305:1962
- 活字の基準寸法