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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと(V) JISと国際規格との技術的差異の理
1
国際規 の評価及びその内容 由及び今後の対策
12 : 2
格番号
箇条番号及 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
01
び題名 の評価
4
6 性能 6.1.3 耐貫通性 6.1 JISとほぼ同じ 変更・削 IEC規格,JISとも,絶縁材料に関係IEC規格では,布張手袋に関しては別途
(続き) 6.2 除 なく18 N/mm以上で同じである。し 布張りしていない絶縁手袋を製作して
検査することにしているが,JISでは,
かし,JISでは,布張手袋については
30 N以上と別途規定し,IEC規格の 布張りした状態での耐貫通性を評価す
ることにしたため。
6.2(composite gloves)を削除した。
一層の国際標準化を検討する。
6.2 電気的性能 5.3 JISとほぼ同じ 変更 IEC規格では保証電圧試験(proof 一層の国際標準化を検討する。
voltage tests)と耐電圧試験 (withstand
voltage tests)とで判定することにし
ているが,JISでは耐電圧試験だけで
判定することにした。
浸水後の充電電流(交流保証電流)一層の国際標準化を検討する。
の測定は,IEC規格では16時間であ
るが,JISでは短絡が浸水4時間以内
で確認できたので,浸水6時間後の
充電電流値を規定しておけば,この
ような危険性が除かれるとして,6時
間とした。
6.3 老化性能 5.4 JISとほぼ同じ 変更 IEC規格で要求している老化試験 一層の国際標準化を検討する。
後,16時間浸水後の充電電流の測定
を削除した。
老化試験後の手袋から採取した試験一層の国際標準化を検討する。
片について,老化後の引張強さと切
断時の伸びの保持率が,老化前の
各々80 %以上,75 %以上とした。IEC
規格では,引張強さだけを老化後の
保持率(80 %)で評価しているが,
伸びについては,引張永久ひずみで
評価している。
――――― [JIS T 8112 pdf 31] ―――――
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと(V) JISと国際規格との技術的差異の理
国際規 の評価及びその内容 由及び今後の対策
格番号
箇条番号及 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
び題名 の評価
6 性能 6.4 低温耐久性 5.5.1 JISとほぼ同じ 変更 一層の国際標準化を検討する。
絶縁保証試験(交流保証電流及び保
(続き) 能 証電圧)を耐電圧試験(耐電圧)に
変更。
5.5.2 難燃性 削除 IEC規格では特別高圧用の手袋まで一層の国際標準化を検討する。
規定しているが,JISでは高圧までの
手袋であり,アークによる手袋の燃
焼は考えられないので,削除した。
6.5 特殊物性を 5.6 JISとほぼ同じ 変更 一層の国際標準化を検討する。
16時間浸水後の充電電流の測定を試
もつ手袋の性能 験時間の合理化のため浸水直後に変
更。浸水による電気的性能について
は,既に検査している。
7 JISとほぼ同じ 削除 複合長手袋の電気的必要条件を削除。
7 試験 7.1 試験の一般 8.1 JISとほぼ同じ 変更 手袋の前処理については,IEC規格気候上の要因であるため特に提案はし
条件 ない。
では,23±2 ℃,50±5 %,2±0.5時
間であるが従来どおりJIS Z 8703を
採用した。
気候上の要因であるため特に提案はし
加硫ゴムで作られた手袋に関しては,
この規定は必要であり,従来どおりない。
“加硫後24時間以上経過”の条件を
追加。
試験室の条件として,IEC規格では,
気候上の要因であるため特に提案はし
23±5 ℃,4575 %であるが,JISで ない。
は従来どおり,JIS Z 8703を採用し
た。
7.2.2 寸法 8.2.2 JISとほぼ同じ 変更 IEC規格では,厚さの測定について精度を確保するためであり,国際規格の
8.2.3 見直しの際に提案などを検討する。
マイクロメータかそれと同等な測定
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器として,測定器の能力を数値で規定
1
しているが,JISでは従来どおり,JIS
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B 7503を使用するとした。
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――――― [JIS T 8112 pdf 32] ―――――
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国際規 の評価及びその内容 由及び今後の対策
12 : 2
格番号
箇条番号及 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
01
び題名 の評価
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7 試験 7.3 機械的試験 8.3
(続き) 7.3.1 引張強さ及 8.3.1 JISとほぼ同じ 変更 IEC規格では,ダンベル状6号形(試
試験片の形状を変更すると,過去のデー
び切断時の伸び 験片の標線間の幅が4 mm)であるが, タを参考にできなくなるため。国際規格
の見直しの際に提案などを検討する。
JISでは,従来からのダンベル状3号
形を採用した。
国際規格の見直しの際に提案などを検
布張手袋については,布貼りされた絶
討する。
縁材料で測定することにしたので,測
定方法を別に規定した。この方が合理
的であり,正しい評価ができる。
7.4 電気的試験 8.4
7.4.1 一般 8.4.1 JISとほぼ同じ 変更 IEC規格では顧客が交流試験か直流 一層の国際標準化を検討する。
試験かの選択ができるが,JISでは一
般に交流電圧に使用するため交流試
験だけに限定した。
IEC規格の規定に従い,注水の代わ 一層の国際標準化を検討する。
りに4 mmの鋼球を使用してもよい
としたが,JISでは4 mm(又は3 mm)
の鋼球とした。
手袋の縁から水面までの距離をIEC IEC規格の数値はあまりに大きい。日本
規格に従って規定したが,IEC規格 国内でも,定期自主検査等で全数実施す
の数値は最大値とし,JISでは,更に
る場合には採用されるが,形式試験等,
それより低い数値を定め,範囲で規新品時の試験では,より小さい値を採用
定した。 している。
7.4.2 耐電圧試験 8.4.2 JISとほぼ同じ 変更 試験電圧の上昇方法をIEC規格の規 一層の国際標準化を検討する。
定に従い規定したが“なお書き”で,
JIS T 8010で規定されている従来の
方法も認めた。
――――― [JIS T 8112 pdf 33] ―――――
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと(V) JISと国際規格との技術的差異の理
国際規 の評価及びその内容 由及び今後の対策
格番号
箇条番号及 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
び題名 の評価
7 試験 7.4.3 充電電流の 8.4.3 JISとほぼ同じ 変更 JISでは,60 Hz以外の交流(例えば充電電流の判定値が交流60 Hzの値であ
(続き) 測定 ることを明記した。IEC規格では,どの
50 Hz)で測定した場合の換算式を示
した。 周波数で測定したか明記されていない。
国際規格の見直しの際に提案などを検
討する。
7.5 老化試験 8.5 老化試験 追加 引張強さ及び伸びの保持率の算出式IEC規格では明記されていない。
を追加した。 国際規格の見直しの際に提案などを検
討する。
7.6 低温試験 8.6 熱的試験 一致
8.6.1 低温試験 一致
8.6.2 難燃性試験 削除 6.4 “難燃性”と同じ 一層の国際標準化を検討する。
7.7 特殊物性の
試験
7.7.1 耐酸性 8.7.1 耐酸性 一致
7.7.2 耐油性 8.7.2 耐油性 追加 IEC規格では,溶剤102(附属書B 国際規格の見直しの際に提案などを検
討する。
参照)となっているが,JISでは“溶
剤102又はJIS K 6258で規定された
No.1オイル,又はIRM901オイル(附
属書B参照)”とした。IEC規格及び
JISで規定したNo.1オイルは現在生
産されていないため,これと同等と
されるIRM901の使用を追加した。
7.7.3 耐オゾン性 8.7.3 耐オゾン性 一致
− 9 特別な機械的試験 削除 複合手袋を削除したため,この項を全て
10 漏れ電流試験 削除した。
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと(V) JISと国際規格との技術的差異の理
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01
び題名 の評価
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8 検査 8.1 検査の種類 11 JISとほぼ同じ 変更 IEC規格の品質保証計画を採用せ 規格の中で,検査の種類及び検査項目を
及び検査項目 ず,従来どおり,この規格の中で検明示した方が規格として使いやすい。
8.2 検査順序及 査の種類及び検査項目を示した。
び検査個数 削除 検査の種類は,従来どおり,形式検JISでは,受渡検査を最低限必要な性能
を全数検査することにしたので,通常検
査,受渡検査及び抜取検査だけとし,
通常検査は不採用。 査は受渡検査で代行できると考えた。
変更 受渡検査について,IEC規格では製 最低限,必要な検査(電気的試験)は実
造業者と顧客との合意で行うとし 施してほしいため,全数検査とした。
て,検査項目が示されていないが,
この規格では,従来どおり,検査項
目を示し,全数検査とした。
8.3 合否の判定 − 追加 検査であることから合否の判定を明一層の国際標準化を検討する。
確にするため追加した。
9 表示 製品に表示する 5.7 JISとほぼ同じ 変更 IEC 60417-5216の記号(double この規格をIEC規格にできるだけ整合
事項を規定 8.8 triangle)・番号の表示を削除 させるよう努めたが,現時点では,まだ
難しいため,今回は見送った。
機械記号(hammer)の表示の削除 機械的保護機能をもった手袋の採用を
見送ったため。
電圧種別によるカラーコードを不採電圧区分がIEC規格と異なるため。特に
用 提案などは行わない。
10 製品の 製品の呼び方を − − 追加 一層の国際標準化を検討する。
製品の呼び方を統一した方が,選択,
呼び方 規定 使用上で誤解を生じず望ましいの
で,旧JISの項目を残した。
11 取扱説 取扱説明書への 5.8 こん(梱)包 変更 IEC規格ではpackagingの中で,取扱説
この規格では,取扱説明書は手袋を
明書 記載事項を規定 明書のこと及びその内容が記されてい
選定,使用,保管する上で重要であ
8.8 る。
ると考え,タイトルをこん(梱)包
一層の国際標準化を検討する。
(packaging)から“取扱説明書”に
変更した。
――――― [JIS T 8112 pdf 35] ―――――
次のページ PDF 36
JIS T 8112:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60903:2002(MOD)
JIS T 8112:2014の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.340 : 防護設備 > 13.340.40 : 手及び腕の保護
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.260 : 電気衝撃に対する防御.活線作業
JIS T 8112:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISK6251:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張特性の求め方
- JISK6257:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方
- JISK6258:2016
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐液性の求め方
- JISK6772:1994
- ビニルレザークロス
- JIST8010:2017
- 絶縁用保護具・防具類の耐電圧試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態