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参考図 1 肺力吸引形ホースマスク
b) 送風機形ホースマスクは,電動又は手動の送風機を呼吸に適する空気中に固定し,ホース及び面体等
を通じて送気する構造のもので,中間に送気を適切な風量に調節するための流量調節装置(手動送風
機を用いる場合は,なくてもよい。)及び交換可能なフィルタ(2)を備えたもの(参考図2及び参考図3
参照)。
なお,送風機が事故によって停止した場合でも,着用者自身の吸引力によって呼吸できるもの。
注(2) 送風機にフィルタを備える目的は,送風機を設置した場所で,偶発的に粉じんが発生した場合
に対応できるようにするためである。
したがって,粉じん濃度が高くなることが明白な場所に設置して使用してはならない。
参考図 2 電動送風機形ホースマスク
――――― [JIS T 8153 pdf 6] ―――――
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参考図 3 手動送風機形ホースマスク
6.2.2 エアラインマスク エアラインマスクは,その種類によって,次の各項に適合しなければならない。
a) 一定流量形エアラインマスクは,空気圧縮機,圧縮空気管,高圧空気容器などのALマスク用の空気
源(3)からの圧縮空気を,中圧ホース,面体等を通じて着用者に送気する構造のもので,中間に送気を
適度な風量に調節するための流量調節装置を備え,かつ,圧縮空気中の粉じん,油ミストなどをろ過
するろ過装置を備えたもの(参考図4参照)。
参考図 4 一定流量形エアラインマスク
注(3) Lマスク用空気源の種類を例示すると,参考図5のとおりである。
――――― [JIS T 8153 pdf 7] ―――――
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参考図 5 ALマスク用空気源の種類
b) デマンド形エアラインマスク及びプレッシャデマンド形エアラインマスクは,a)と同じように圧縮空
気を送気する形式のもので,供給弁を備え,着用者の呼吸の需要量に応じて面体内に送気するもの(参
考図6参照)。
参考図 6 デマンド形及びプレッシャデマンド形エアラインマスク
6.2.3 複合式エアラインマスク 複合式エアラインマスクは,通常の状態ではデマンド形エアラインマス
ク又はプレッシャデマンド形エアラインマスクとして使用するもので,万一,その給気が途絶したような
緊急時又は作業の必要に応じて,携行した高圧空気容器から給気を受け,空気呼吸器として使用できる構
造のもの(参考図7参照)。
なお,空気呼吸器として使用する場合の性能などは,JIS T 8155の規定に適合しなければならない。
――――― [JIS T 8153 pdf 8] ―――――
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参考図 7 複合式エアラインマスク
6.2.4 ALマスク用安全弁 ALマスク用安全弁は,ALマスクの空気源から流量調節装置又は供給弁まで
の間に備えるものとする。安全弁の作動開始圧力は,ALマスクの最高使用圧力の110 %以下とする。
6.3 各部の構造
6.3.1 面体等 面体等は,次の各項に適合しなければならない。
a) 面体 面体は,全面形及び半面形の2種類(参考図8及び参考図9参照)とし,次のとおりとする。
参考図 8 全面形面体 参考図 9 半面形面体
1) 呼気弁を備えたもので,肺力吸引形用の面体は,吸気弁も備えたもの。
2) 装着が簡単で,しめひもは,長さの調節が可能なもの。
3) 全面形は,顔面を覆うもので,アイピースは透明で使用上支障となる映像のゆがみがなく,かつ,
曇りを防止する構造であって,8.2.1に規定する方法によって試験したとき,気密不良を生じないも
の。
4) 半面形は,面体が鼻及び口辺を覆うもの。
5) 吸気弁は,通常の呼吸に対して,鋭敏に作動するもの。
6) 呼気弁は,次の条件を満足しなければならない。
――――― [JIS T 8153 pdf 9] ―――――
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− プレッシャデマンド形以外のマスクに用いられる呼気弁は,外圧によるひずみ又は損傷を受け
にくい構造で,内部及び外部の圧力が平衡の場合は,閉鎖状態を保つもの。
− プレッシャデマンド形のマスクに用いる呼気弁は,規定値以上の陽圧に対し,鋭敏,かつ,確
実に作動するもの。
7) しめひもの伸び率は,8.2.2に規定する方法によって試験したとき,全面形では50 %以下,半面形
では100 %以下であること。
8) しめひもとしめひもの面体取付部の強さは,しめひもと面体とを両端としたものを8.2.3に規定する
方法によって試験したとき,破断又は離脱しないこと。
9) 連結管 連結管は,次の各項に適合しなければならない。
9.1) 着用者の運動を妨げないもので,かつ,着用状態において,種々の状態に曲げても通気に支障の
ないもの。
9.2) あご又は腕の圧迫によって通気に支障を生じないもの。
9.3) 首部の運動が自由であるような長さをもつもの。
9.4) 面体からホース連結部までは,8.2.4に規定する方法によって試験したとき,破断又は離脱しない
もの。
b) フェイスシールド フェイスシールドは,参考図10に示すように,着用者の顔全体を覆う大きさのも
のであって,かつ,次のとおりとする。
参考図 10 フェイスシールド
1) 眼部を覆う部分は,透明なもの。
2) 内部は,軟質プラスチック製又はゴム製のほほ当て(フェイスシール)などで顔面を囲み,できる
だけ有害汚染物質が侵入しないような構造のもの。
3) 溶接作業に用いる場合は,JIS T 8142に規定する溶接用保護面に替えることができるもの。
4) 眼部などを覆う部分を前頭部に持ち上げることができる形式のものは,ぐらつかない構造のもの。
c) フード フードは,参考図11に示すように外部からの有害汚染物質の侵入を防止するため,頭部,眼,
顔面及びけい(頚)部全体を覆うものとし,けい部は,ひも,テープなどによって確実に締められる
か,又は気密良好な保護衣と一体となっている構造のもので,身体とのすきま又は排気弁から排気す
るものとし,かつ,次のとおりとする。
――――― [JIS T 8153 pdf 10] ―――――
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JIS T 8153:2002の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.340 : 防護設備 > 13.340.30 : 呼吸保護装備
JIS T 8153:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB9809:1991
- スプレーガン
- JISK6330-2:2013
- ゴム及びプラスチックホース試験方法―第2部:ホース及びホースアセンブリの耐圧性
- JIST8001:2006
- 呼吸用保護具用語
- JIST8142:2003
- 溶接用保護面
- JIST8155:2014
- 空気呼吸器
- JIST8159:2006
- 呼吸用保護具の漏れ率試験方法
- JISZ8731:2019
- 環境騒音の表示・測定方法