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2) 試験面の長さが700 mm未満のときの加圧パッドの寸法 加圧パッドの寸法は,図5による。
3) 試験面の長さが700 mm以上のときの加圧パッドの配置 加圧パッドの配置は,図6による。レー
ル形スロープのときは,各レールの中心線上に加圧パッドを配置する。
4) 試験面の長さが700 mm未満のときの加圧パッドの配置 加圧パッドの配置は,図7による。レー
ル形スロープのときは,各レールの中心線上に加圧パッドを配置する。
c) 荷重用おもり 荷重用おもりは,加圧ジグに載せたとき,ぐらつきなどの危険がないものとする。
d) 測定装置 引張力の記録装置は,測定の結果が2 %以下の総合精度で,かつ,1秒間に1回以上の測
定頻度で連続して記録できるものとする。
なお,総合精度(a)は,測定装置の連鎖を考慮した精確さで,次の式によって算出する。
a an 2
ここで, a : 総合精度(%)
an : 各測定装置の精確さ(%)
例 記録装置は,フォースゲージ又はロードセルを自動データ記録装置に接続したものなどがある。
e) 試験用車椅子 試験用車椅子は,手動車椅子のうち,表1に規定するものとする。キャスタの軸荷重
は,おもりを座面などに載せて調整する。
単位 mm
図4−加圧パッドの寸法(試験面の長さが700 mm以上の場合)
単位 mm
加圧ジグ側
150±3 100±3
任意
R500±15
走行面側 R10±5
図5−加圧パッドの寸法(試験面の長さが700 mm未満の場合)
――――― [JIS T 9207 pdf 11] ―――――
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単位 mm
図6−加圧パッドの配置(試験面の長さが700 mm以上の場合)
――――― [JIS T 9207 pdf 12] ―――――
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単位 mm
図7−加圧パッドの配置(試験面の長さが700 mm未満の場合)
――――― [JIS T 9207 pdf 13] ―――――
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表1−試験用車椅子の条件
キャスタの車輪の キャスタの車輪の キャスタの車輪の キャスタの車輪の キャスタの車輪の
直径 リム径幅 軸荷重(両輪合計)見掛け硬さ A a) 縦振れb)
mm mm N mm
150±10 30±2 392±39.2 70±5 2.0以下
注a) キャスタの車輪の見掛け硬さは,JIS K 6253-3に規定されたタイプAデュロメータによる硬さとする。
注b) キャスタの車輪の縦振れは,キャスタを固定し,ダイヤルゲージを用いてタイヤ部外周面のできるだ
け中心に近い箇所を,車輪を回転させて測定する。
7.5.2 スロープの設置方法
伸縮など寸法調整機能をもったスロープは,最長位で試験を行う。支持台の上にスロープの上端部及び
下端部を製造業者が指定する設置長さ(指定がない場合は,それぞれ最長40 mm)で設置する。スロープ
の設置角度は,3度及び10度とする。
7.5.3 固定性能I試験方法(スロープ上でのブレーキを想定した固定性能試験の方法)
固定性能I試験方法は,次による。
a) スロープを引くためのワイヤを,図8のように取り付ける。
b) 試験は,加圧ジグとの合計質量が(50±0.5) kgとなる荷重用おもりを加圧ジグに載せて,スロープの下
端をワイヤを介して水平方向にゆっくり引き,引張方向に約20 mm移動したときの最大の力を0.1 N
の単位まで測る。
c) 試験は,スロープの設置角度ごとに3回行う。設置角度ごとに測定結果の平均をJIS Z 8401の規則B
によって整数に丸めて試験結果とする。
d) スロープを引く力が200 Nとなったときに移動しない場合は,試験結果を200 N以上として試験を終
了する。
なお,支持台にきずが付くおそれがある場合には,試験の都度,設置場所を変えてもよい。
e) 図8は,試験面の長さが700 mm以上の場合の加圧パッドの配置であり,試験面の長さが700 mm未
満の場合は,図5の加圧パッドを用いて図7の加圧パッドの配置とする。
f) レール形スロープの試験は,ワイヤを各スロープの下端部中央から約100 mm内側に取り付ける。
――――― [JIS T 9207 pdf 14] ―――――
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ワイヤ
スロープ
設置長さ 設置長さ
パイプなど 支持台
加圧パッド 加圧パッド
支持台
フォースゲージ
F
ステンレス 加圧パッド 加圧パッド
鋼板
ステンレス
鋼板
ワイヤ
ワイヤ取付部側面の拡大図
走行面から約20mm
ワイヤ取付ジグ
ワイヤ
F
ステンレス鋼板 スロープ
約100mm
図8−ワイヤの取付方法
7.5.4 固定性能II試験方法(スロープへの乗り込みを想定した固定性能試験の方法)
固定性能II試験方法は,次による。
a) 試験は,試験用車椅子のキャスタの上方にワイヤを取り付け,キャスタをスロープ端部に軽く接触さ
せた後,キャスタから進入する方向にゆっくりと引く。
b) スロープの上端部から進入する場合は水平に,下端部から進入する場合は,試験面に平行に引く(図
9参照)。
c) 測定は,試験用車椅子を引く力が100 Nとなったとき,又は100 N未満でスロープに乗り込んだとき
のスロープの進行方向のずれを1 mmの単位まで測る。
d) 試験は,設置角度ごとに3回行う。設置角度ごとに測定結果の平均をJIS Z 8401の規則Bによって整
数に丸めて試験結果とする。
試験用車いす 上端部からの進入
試験用車いす 下端部からの進入 F 支持台
支持台 F
スロープ
ステンレス鋼板 ステンレス鋼板
図9−スロープへの乗り込みを想定した固定性能試験
――――― [JIS T 9207 pdf 15] ―――――
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JIS T 9207:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 11 : 医療技術 > 11.180 : 心身障害者用の介護用具
JIS T 9207:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISK6253-3:2012
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第3部:デュロメータ硬さ
- JISR6253:2006
- 耐水研磨紙
- JIST0102:2011
- 福祉関連機器用語[支援機器部門]
- JIST14971:2012
- 医療機器―リスクマネジメントの医療機器への適用
- JIST14971:2020
- 医療機器―リスクマネジメントの医療機器への適用
- JISZ8051:2015
- 安全側面―規格への導入指針
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態