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X 0208 : 1997
図4 8ビット符号化文字集合の構造
6.2 制御文字
制御文字は,JIS X 0211のC0集合及びC1集合だけを使用する。
7.17.3及び附属書1で規定する7種類の符号化文字集合では,JIS X 0211の制御機能が使用できる。
備考1. JIS X 0211は,任意選択機能を含んでいる。したがって,JIS X 0211への適合性を主張するた
めには,選択した任意選択機能の範囲を明示しなければならない[JIS X 0211の2.1(適合の
種類)を参照]。
2. JIS X 0211の制御シーケンス,単独の制御機能又は制御列を使用する場合,これらの符号化
表現に含まれるビット組合せが,図形文字のビット組合せに等しくなることがある。しかし,
これは,図形文字を表現するものではない。
参考 JIS X 0211のC0集合及びC1集合を,附属書10に示す。各集合に含まれる制御文字の定義は,
JIS X 0211による。
6.3 文字SPACE(スペース)
文字SPACE(スペース)は,略号をSPとし,ビット組合せ2/0で表現
する。SPACEは,図形をもたない図形文字とする。
6.4 文字DELETE(抹消)
文字DELETE(抹消)は,略号をDELとし,ビット組合せ7/15で表現す
る。DELETEは,本来,せん孔テープ上の誤った文字の消去,不要な文字の消去などに使っていた。DELETE
は,CCデータ要素の情報内容に影響を与えることなく,挿入したり,削除したりできる。
6.5 図形文字
6.5.1 漢字集合 7ビット符号化文字集合及び8ビット符号化文字集合の2/17/14の94個のビット組合
せ又は(94×94である)2バイトの8836個のビット組合せ,及び8ビット符号化文字集合の10/115/14
の94個のビット組合せ又は(94×94である)2バイトの8836個のビット組合せは,6.5.2で規定する図形
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文字を表現するために使用する。すべての図形文字は,現在位置の前進動作を伴う文字(スペーシング文
字)とする。
漢字集合の符号表を,附属書3に示す。
備考 JIS X 0211の制御機能の符号化表現では,0/09/15のビット組合せを使用する。このうち2/1
7/14の94個のビット組合せは,図形文字用のビット組合せと重なっている。
6.5.2 漢字集合中の図形文字の種類 図形文字の種類は,特殊文字,数字,ラテン文字,平仮名,片仮名,
ギリシア文字,キリール文字,漢字及びけい線素片とする。
備考 附属書4表115の日本語通用名称は,参考であって,規定外とする。
a) 特殊文字 特殊文字は,和字間隔,記述記号,ダイアクリティカルマーク,仮名又は漢字に準じるも
の,括弧記号,学術記号,単位記号及び一般記号からなる。
1) 和字間隔 和字間隔1文字の名前及びビット組合せは,附属書4表1による。
2) 記述記号 記述記号18文字の名前及びビット組合せは,附属書4表2による。
3) ダイアクリティカルマーク ダイアクリテイカルマーク8文字の名前及びビット組合せは,附属書
4表3による。
4) 仮名又は漢字に準じるもの 仮名又は漢字に準じる10文字の名前及びビット組合せは,附属書4
表4による。
5) 括弧記号 括弧記号22文字の名前及びビット組合せは,附属書4表5による。
6) 学術記号 学術記号45文字の名前及びビット組合せは,附属書4表6による。
7) 単位記号 単位記号11文字の名前及びビット組合せは,附属書4表7による。
8) 一般記号 一般記号32文字の名前及びビット組合せは,附属書4表8による。
b) 数字 数字10文字の名前及びビット組合せは,附属書4表9による。
c) ラテン文字 ラテン文字52文字の名前及びビット組合せは,附属書4表10による。
d) 平仮名 平仮名は,清音,濁音,半濁音及びよう(拗)音·促音などの小文字からなる83文字とし,
名前及びビット組合せは,附属書4表11による。
e) 片仮名 片仮名は清音,濁音,半濁音及びよう(拗)音·促音などの小文字からなる86文字とし,名
前及びビット組合せは,附属書4表12による。
参考 小書きの“ヶ”は,本来は漢字であるが,ここでは片仮名の小文字として扱う。
f) ギリシア文字 ギリシア文字48文字の名前及びビット組合せは,附属書4表13による。
g) キリール文字 キリール文字66文字の名前及びビット組合せは,附属書4表14による。
h) 漢字 漢字は,第1水準と第2水準とに分け,一般日本語表記用漢字の第1水準漢字集合2965文字及
び地名·人名を含む個別分野用漢字の第2水準漢字集合3390文字の計6355文字とし,名前及びビッ
ト組合せは,附属書6による。漢字の区点位置の解釈は,6.6による。
備考 第1水準と第2水準は,この規格で規定する符号化文字集合の部分文字集合としての適合性を
許容しているわけではない。この規格に適合するためには,3.1.1に規定するとおり,6879文字
のすべてを実装しなければならない。
i) けい線素片 けい線素片は細線素片,太線素片及び細線太線混在素片からなる32文字とし,名前及び
ビット組合せは,附属書4表15による。
6.6 漢字の区点位置の解釈
6.6.1 区点位置と字体との対応 漢字の区点位置の図形文字と一般に用いられている漢字の字体との対
応は,その区点位置の例示字体並びに6.6.3及び6.6.4によって定める。
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6.6.3及び6.6.4で規定する包摂規準は,一般に用いられている漢字の字体とこの規格でそのビット組合
せを規定する図形文字との対応を示すためにだけ用いるのであって,漢字の字体そのものに対しては,い
かなる基準を与えるものでもない。
また,ここで規定する包摂規準を部分字体として演繹的に用いることによって,新たな漢字字体を作り
上げてはならない。
備考1. 例示字体及び包摂規準は,明朝体によって示す。これは,他の書体の利用を制限するもので
はなく,また書体にいかなる基準を与えるものでもない。
2. 例示字体は,この規格の区点位置を実現した一つの例であり,その字体を推奨するものでは
ない。
6.6.2 字体の実現としての字形 この規格は,字体の図形的実現としての字形については規定しない。
一つの字体の図形的実現としては,デザインの差に基づく複数の字形が考えられるが,この規格はそれ
らを互いに区別しない。
例 一つの字体の明朝体のデザインの差は,この規格では区別しない。次に,常用漢字表 (昭和56.10.1,
内閣告示第1号) の“(付) 自体についての解説第1明朝体活字のデザインについて”から,字形
デザインの差の例を引用する。
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参考1. これらの包摂規準は,もっぱら過去の規格との互換性を維持するために設けられたものであ
る。
2. これら29の区点位置については,規格に適合していると主張するためには,それぞれ (A) 又
は (B) のどちらの字体を採用したかを文書に明示することが必要である (3.1.3参照) 。
3. これらの区点位置は,この規格の過去及び現在の規格票の間で,矛盾する字体の整理·変更
が行われているものである。
7. 符号化文字集合
7.1 この規格で規定する符号を単独で用いる場合
7.1.1 漢字用7ビット符号 漢字用7ビット符号は,符号表の領域に次の割当てを行った7ビット符号化
文字集合とする。
a) L領域には,JIS X 0211のC0集合を割り当てる。
b) L領域には,この規格の6.5.1で規定する漢字集合を割り当てる。
7.1.2 漢字用8ビット符号 漢字用8ビット符号は,符号表の領域に次の割当てを行った8ビット符号化
文字集合とする。
a) L領域には,JIS X 0211のC0集合を割り当てる。
b) L領域には,この規格の6.5.1で規定する漢字集合を割り当てる。
c) R領域は,JIS X 0211のC1集合を割り当てるか又は何も割り当てないかのいずれかとする。
d) R領域は,用いてはならない。
CR領域にJIS X 0211のC1集合を割り当てない場合,CR領域は空き領域とし,他の図形文字を割り当
ててはならない。
7.2 ISO/IEC 646の国際基準版 (IRV) と同時に用いる場合の符号
6.5.1で規定する漢字集合とISO/IEC
646の国際基準版とを同時に用いる場合,ISO/IEC 646で規定される図形文字と同じ図形文字は用いては
ならない。ただし,これまでの慣用的な利用との互換を目的としてだけ,附属書5表2に規定する文字を
ISO /IEC 646で規定される文字とは異なった図形文字として用いてもよい。
7.2.1 国際基準版·漢字用7ビット符号 国際基準版·漢字用7ビット符号は,制御文字のSHIFT-OUT
(シフトアウト)とSHIFT-IN(シフトイン)との交互利用によって,国際基準版図形文字集合及び漢字集
合を切り替えて使用する7ビット符号化文字集合とする。
制御文字のSHIFT-OUT及びSHIFT-INは,JIS X 0211のC0集合の制御文字であって,略称をそれぞれ
SO及びSIとし,次のビット組合せをもつ。
SO : 0/14
SI :0/15
国際基準版·漢字用7ビット符号は,7ビット符号表の各領域に対して,次の割当てを行う。
a) L領域には,JIS X 0211のC0集合を割り当てる。
b) L領域には,次の図形文字集合を割り当てる。
1) Iが先行し,次のSOが現れるまでは,国際基準版図形文字集合を割り当てる。
2) Oが先行し,次のSIが現れるまでは,漢字集合を割り当てる。
備考 この符号化文字集合の初期状態におけるGL領域への割当てがどちらの図形文字集合であるか
は,送信者と受信者との間の合意によって定まる。ただし,一般的には国際基準版図形文字集
合とするのが望ましい。
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7.2.2 国際基準版·漢字用8ビット符号 国際基準版·漢字用8ビット符号は,符号表の領域に次の割当
てを行った8ビット符号化文字集合とする。
a) L領域には,JIS X 0211のC0集合を割り当てる。
b) L領域には,国際基準版図形文字集合を割り当てる。
c) R領域は,JIS X 0211のC1集合を割り当てるか又は何も割り当てないかのいずれかとする。
d) R領域には,漢字集合を割り当てる。
CR領域にJIS X 0211のC1集合を割り当てない場合,CR領域は空き領域とし,他の図形文字を割り当
ててはならない。
7.3 JIS X 0201のラテン文字と同時に用いる場合の符号
6.5.1で規定する漢字集合とJIS X 0201のラテ
ン文字用図形文字集合とを同時に用いる場合,JIS X 0201で規定される図形文字と同じ図形文字は用いて
はならない。ただし,これまでの慣用的な利用との互換を目的としてだけ,附属書5表2に規定する文字
をJIS X 0201で規定される文字とは異なった図形文字として用いてもよい。
7.3.1 ラテン文字·漢字用7ビット符号 ラテン文字·漢字用7ビット符号は,制御文字SHIFT-OUT(シ
フトアウト)とSHIFT-IN(シフトイン)との交互利用によって,ラテン文字用図形文字集合と漢字集合と
を切り替えて使用する7ビット符号化文字集合とする。
ラテン文字·漢字用7ビット符号は,7ビット符号表の各領域に対して,次の割当てを行う。
a) L領域には,JIS X 0211のC0集合を割り当てる。
b) L領域には,次の図形文字集合を割り当てる。
1) Iが先行し,次のSOが現れるまでは,ラテン文字用図形文字集合を割り当てる。
2) Oが先行し,次のSIが現れるまでは,漢字集合を割り当てる。
備考 この符号化文字集合の初期状態におけるGL領域への割当てがどちらの図形文字集合であるか
は,送信者と受信者との間の合意によって定まる。ただし,一般的にはJIS X 0201のラテン文
字用図形文字集合とするのが望ましい。
7.3.2 ラテン文字·漢字用8ビット符号 ラテン文字·漢字用8ビット符号は,符号表の領域に次の割当
てを行った8ビット符号化文字集合とする。
a) L領域には,JIS X 0211のC0集合を割り当てる。
b) L領域には,ラテン文字用図形文字集合を割り当てる。
c) R領域は,JIS X 0211のC1集合を割り当てるか又は何も割り当てないかのいずれかとする。
d) R領域には,漢字集合を割り当てる。
CR領域にJIS X 0211のC1集合を割り当てない場合,CR領域は空き領域とし,他の図形文字を割り当
ててはならない。
8. 合成文字の取扱い
この規格で規定する符号化文字集合中のすべての図形文字は,現在位置の前進動
作を伴う文字(スペーシング文字)とする。JIS X 0211のBACKSPACE(後退)又はCARRIAGE RETURN
(復帰)を使用することによって,2文字以上の図形文字を同じ文字位置に重ねて表示することができる
が,こうした合成文字を用いてはならない。
備考 2区94点のLARGE CIRCLE(大きな丸)“○”は,これまでの規格との互換性のため削除しな
いが,この図形文字を合成のために用いてはならない。
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JIS X 0208:1997の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.040 : 文字セット及び符号化
JIS X 0208:1997の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0201:1997
- 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
- JISX0202:1998
- 情報技術―文字符号の構造及び拡張法
- JISX0211:1994
- 符号化文字集合用制御機能
- JISX0221:1995
- 国際符号化文字集合(UCS) ― 第1部 体系及び基本多言語面
- JISX0221:2014
- 国際符号化文字集合(UCS)
- JISX0221:2020
- 国際符号化文字集合(UCS)