JIS X 3014:2003 プログラム言語C++ | ページ 3

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2019 年
月 1 日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格(日本産業規格)」を「日本産業規格」に読み替えてください。
区切り子
《識別子》,
《字句》は, 《 リテラル》 ,
《キーワード 》, 《演算子》 及び 《区切り子》の 種類とする。空白文字,
水平タブ,垂直タブ,改行文字,改ページ文字 及び 注釈(これらをまとめて空白類と呼ぶ。)は,字句を分離する働
きだけをもつ。
参考 識別子,キーワード,数値リテラル 及び 英字を含んだ代替字句が隣接する場合,その間にそれらを分
離するための空白類が必要となる。
) 注釈 文字 '! は,注釈を始める。この形の注釈は, 文字 !' で終わり,入れ子にできない。 文字 '' も,
注釈を始める。この形の注釈は,次の改行文字で終わる。この形の注釈の中に改ページ文字 又は 垂直タブが現れる
場合,その後には,その注釈を終える改行文字までの間に空白類文字以外の文字が現れてはならない。ただし ,その
診断の必要はない。
参考 '' で始まる注釈の中で,'','! 及び !' は,特別の意味をもたず,他の文字と同様に扱われる。同様
に,'! で始まる注釈の中で,'' 及び '! は,特別な意味をもたない。
ヘッダ名
ヘッダ名3
文字列
Y A 文字列 Y
文字列3
文字
文字列 文字
文字3
改行文字 及び を除くソース文字集合の文字
A 文字列3
A文字
A文字列 A 文字
A 文字3
改行文字 及び Y を除くソース文字集合の文字
前処理字句の《ヘッダ名》は,前処理指令 ( ( )の中にだけ現れることができる。それぞれの《ヘッ
ダ名》は,ヘッダ 又は ソースファイル名に変換する。その方法は,処理系定義とする。
文字 Z 若しくは 4 又は 文字の列 '! 若しくは '' が《A 文字列》 又は 《 文字列》に現れた場合,及び 文字 Y が
《 文字列》に現れた場合,その動作は,未定義とする。
* 前処理数
前処理数3
数字
( 数字
前処理数 数字
前処理数 非数字
前処理数 符号
前処理数 8 符号
前処理数 (
)及び 浮動小数点リテラルの字句(
前処理数の字句は,字句要素の形として,整数リテラルの字句( )
をすべて包含する。
前処理数は,型も値ももたない。型 及び 値は,整数リテラル 又は 浮動小数点リテラルに変換し( 翻訳過程の第
段, 参照)終えてから付与する。
注 リテラルには,文字リテラル,文字列リテラル 及び 数値リテラルがある。
注 したがって,逆斜線表記に類似する文字列は,未定義の動作を引き起こす。

――――― [JIS X 3014 pdf 11] ―――――

        識別子
識別子3
非数字
識別子 非数字
識別子 数字
非数字3 次のいずれか
国際文字名
P
$
6 " 7 # 8 9 : ; < = > ・ @
A B C D E F G H I 5 J K
数字3 次のいずれか
B L + * M / - , N O
識別子は,その英字 及び 数字の列の長さに制限がない。国際文字名は,その 6 ! での符号化表現が附
属書 に示すいずれかの範囲にある文字を指名していなければならない。大文字と小文字とを区別する。すべての文
字が意味をもつ。
さらに,識別子の幾つかは,"## 処理系 及び 標準ライブラリでの用途に予約されている( ) 及び 参照)
ので,別の目的に用いてはならない。ただし ,その診断は,必要としない。
キーワード 表 に示す識別子は,キーワード として予約する( すなわち,翻訳過程の第
段で,常にキー

ワード として扱う。)
表 キーワード
$
# )も,予約する。これらを別の目的に用いてはな
さらに,演算子 及び 区切り子に対する表 に示す代替表現(
らない。
表 代替表現
注 リンカが拡張文字を受け付けないシステムでは,正当な外部識別子を構成するのに国際文字名を適当に符号化する必要がある。例えば,
を他では使わない文字 又は 文字列に置き換える。この結果,拡張文字によって長大な外部識別子が生じることがある
国際文字名の
が, では,外部識別子の有効な長さについての翻訳限界を設けていない。 では,外部識別子を含めて,すべての識別子にお
いて大文字と小文字とを別の文字として扱う。

――――― [JIS X 3014 pdf 12] ―――――

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月 1 日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格(日本産業規格)」を「日本産業規格」に読み替えてください。
演算子 及び 区切り子 "## プログラムの字句表現には,前処理での構文でも使い,字句の演算子 及び 区
切り子に変換しても使う,多くの前処理字句がある。
前処理記号3 次のいずれか
S T
3 3 U U U3 U3U3 & 3 (((
2 33 ( (!
) V ! ' U W 0 1 X
[ % )% V% !% '% U%
W% 0% 1% % % %% [%
% % 00 11 )) VV V! V
P P
P P
それぞれの《前処理記号》は,翻訳過程の第 段で単一の字句に変換する( 参照)。
リテラル リテラルには,複数の種類がある。
リテラル 3
整数リテラル
文字リテラル
浮動小数点リテラル
文字列リテラル
真理値リテラル
整数リテラル
整数リテラル 3
進リテラル 整数接尾語
進リテラル 整数接尾語
進リテラル 整数接尾語
進リテラル 3
非零数字
進リテラル 数字
進リテラル 3
.
進リテラル 進数字
進リテラル 3
. 進数字
.5 進数字
進リテラル 進数字
非零数字3 次のいずれか
L + * M / - , N O
進数字3 次のいずれか
. L + * M / - ,
進数字3 次のいずれか
. L + * M / - , N O

この規格での ······リテラル という用語は, で 定数 と読んでいるものを表す。

――――― [JIS X 3014 pdf 13] ―――――

                    6  "  7  #   8  9
整数接尾語3
符号なし接尾語 倍長接尾語
倍長接尾語 符号なし接尾語
符号なし接尾語3 次のいずれか
G
倍長接尾語3 次のいずれか

整数リテラルは,数字の列からなり,小数点も指数部ももたない。整数リテラルには,その基数を示す先頭部分がつ
進 3
くこともあり,その型を指定する接尾語部分がつくこともある。数字列の最初の数字が最上位となる。
の整数リテラル( 基数が
)は,. 以外の数字で始まる 進数字の列からなる。 進 の整数リテラル( 基数
が )は,. で始まり 進数字の列が続く 。 進 ・3 の整数リテラル( 基数が )は,. 又は .5 で
始まり 進数字の列が続く。 進数字は, 進数字 及び 進値の L. から L/ までを表す英字 及び 6 9
とする。
例 十二は,L+,.LM 又は .57 と書くことができる。
進リテラルの場合,
整数リテラルの型は,その形式,値 及び 接尾語部分によって決める。整数接尾語のつかない
その型は, 型, 型の順に見ていって,その値が表現可能な最初の型とする。値が
型でも表現で
進リテラル 又は
きない場合,その動作は,未定義とする。整数接尾語のつかない 進リテラルの場合,その型は,
型, !3 型, 型, !3 型の順に見ていって,その値が表現可能な最初の型とする。
整数接尾語が 又は G だけの場合,その型は,
!3 型, !3 型の順に見ていって,その値が表
現可能な最初の型とする。整数接尾語が 又は ・ だけの場合,その型は, 型, !3 型の順に見
,
ていって,その値が表現可能な最初の型とする。整数接尾語が , ・,・ ,G,G,G・ 又は ・G の場合,その
型は, !3 型とする。
許容されたど の型でも表現可能でない整数リテラルを含んだ翻訳単位がある場合,そのプログ ラムは,不適格と
する。
文字リテラル
文字リテラル 3
Z 文字列 Z
・ Z 文字列 Z
文字列3
文字
文字列 文字
文字3
一重引用符 Z ,逆斜線 4
及び 改行文字を除くソース文字集合の文字
逆斜線表記
国際文字名
逆斜線表記3
単純逆斜線表記
進逆斜線表記
進逆斜線表記
単純逆斜線表記3 次のいずれか
注 数字の 及び は, 進数字でない。

――――― [JIS X 3014 pdf 14] ―――――

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2019 年
月 1 日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格(日本産業規格)」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4Z 4Y 42 44
4 4 4 4 4 4 4
進逆斜線表記3
4 進数字
4 進数字 進数字
4 進数字 進数字 進数字
進逆斜線表記3
4 進数字
進逆斜線表記 進数字
Z )。その前に英字 ・ を置く( 例えば ,
文字リテラルは, 文字 又は 複数文字を一重引用符でくくる( 例えば ,Z
・Z Z )こともある。・ を置かない通常の文字リテラルは,ナロー文字リテラルとも呼ばれる。 個の《 文字》をく
くった通常の文字リテラルは, 型をもち,その《 文字》の実行文字集合での符号数値に等しい値をもつ。 個
以上の《 文字》をくくった通常の文字リテラルを,多文字リテラル
という。多文字リテラ
ルは, 型をもつ。その値は,処理系定義とする。
Z )を,ワイド 文字リテラルという。ワイド 文字リテラルは,<
文字 ・ で始まる文字リテラル( 例えば ,・Z
型 をもつ。 個の《 文字》をくくったワイド 文字リテラルは,その《 文字》の実行ワイド 文字集合での符号数
値に等しい値をもつ。 個以上の《 文字》をくくったワイド 文字リテラルの値は,処理系定義とする。
いくつかの非図形文字 並びに 一重引用符 Z,二重引用符 Y,疑問符 2 及び 逆斜線 4 は,表 # のとおりに表現す
ることができる。
表# 逆斜線表記
名称 記号 表記
改行文字 A・・9 4
水平タブ ; 4
垂直タブ H 4
後退文字 "F 4
復帰文字 7E 4
改ページ文字 99 4
警告文字 "8・ 4
逆斜線 4 44
疑問符 2 42
一重引用符 Z 4Z
二重引用符 Y 4Y
進数字 4
進数字 4
二重引用符 Y 及び 疑問符 2 は,それ自身を書いて表すことも,それぞれ《逆斜線表記》 4Y 及び 42 を書いて表
すこともできる。一重引用符 Z 及び 逆斜線 4 は,それぞれ逆斜線表記 4Z 及び 44 を書いて表すほかはない。
《単純
逆斜線表記》の逆斜線に続く文字が表 # に示したもの以外である場合,その動作は,未定義とする。 個の単純逆斜
線表記は, 個の文字を表す。
《 進逆斜線表記》 4 は,逆斜線に 個, 個 又は 個の 進数字を続け,その値の文字を指定する。
《 進
逆斜線表記》 4 は,逆斜線に 個以上の 進数字を続け,その値の文字を指定する。 進数字の個数に上限は
ない。 進数字の列 又は 進数字の列は,それぞれ, 進数字 又は 進数字でない文字が現れると終わる。文字
リテラルの値が, 型( 通常のリテラルの場合) 又は < 型( ワイド 文字リテラルの場合)に対する処理系
定義の範囲に収まっていない場合,その動作は,未定義とする。
《国際文字名》は,それが指名している文字の,実行文字集合での符号数値に変換する。対応する符号数値が存在
しない場合,変換する先の数値は,処理系定義とする。
注 この型は, バイトには収まらない文字からなる文字集合に用いることを意図している。

――――― [JIS X 3014 pdf 15] ―――――

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JIS X 3014:2003の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 14882:2003(IDT)

JIS X 3014:2003の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 3014:2003の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISX0001:1994
情報処理用語―基本用語
JISX0002:1987
情報処理用語(算術演算及び論理演算)
JISX0003:1989
情報処理用語(装置技術)
JISX0004:2002
情報処理用語(データの構成)
JISX0005:2002
情報処理用語(データの表現)
JISX0006:1989
情報処理用語(データの準備及び取扱い)
JISX0007:2001
情報処理用語―プログラミング
JISX0008:2001
情報処理用語―セキュリティ
JISX0009:1997
情報処理用語(データ通信)
JISX0010:1987
情報処理用語(操作技法及び機能)
JISX0011:1989
情報処理用語(処理装置)
JISX0012:1990
情報処理用語(データ媒体,記憶装置及び関連装置)
JISX0013:1998
情報処理用語(図形処理)
JISX0014:1999
情報処理用語―信頼性,保守性及び可用性
JISX0015:2002
情報処理用語(プログラム言語)
JISX0016:1997
情報処理用語(情報理論)
JISX0017:1997
情報処理用語(データベース)
JISX0018:1989
情報処理用語(分散データ処理)
JISX0019:1994
情報処理用語―アナログ計算
JISX0020:1992
情報処理用語(システム開発)
JISX0021:1987
情報処理用語(プロセスインタフェース)
JISX0022:1989
情報処理用語(計算器)
JISX0023:1995
情報処理用語(テキスト処理)
JISX0024:1998
情報処理用語(計算機統合生産)
JISX0025:1994
情報処理用語―ローカルエリアネットワーク
JISX0026:1995
情報処理用語(開放型システム間相互接続)
JISX0027:1995
情報処理用語(オフィスオートメーション)
JISX0028:1999
情報処理用語―人工知能―基本概念及びエキスパートシステム
JISX0031:1999
情報処理用語―人工知能―機械学習
JISX0032:1999
情報処理用語―電子メール