JIS X 6104:1988 位相変調(PE)方式による12.7mm幅,9トラック,63cpmm,情報交換用磁気テープの情報記録様式 | ページ 2

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X 6104-1988
附属書1 輸送条件
1. 環境条件 テープの輸送時には,次の環境条件とすることが望ましい。
温度 532℃
相対湿度 2080%
湿球温度 26℃以下
2. 磁気テープの輸送
2.1 データの破壊防止 データが記録されたテープを輸送する際に生じる可能性のあるデータ破壊の防
止策は,2.22.4による。
2.2 衝撃及び振動 衝撃や振動が加わると,リールに損傷を与えたり,テープの巻き状態に変化が生じ
たりする可能性がある。衝撃及び振動を防止するために,次のような対策とすることが望ましい。
(1) テープの先端は,巻きの緩みを防止するため固定すること。
(2) 防じん(塵)のため,硬質のプラスチックのコンテナ又はこれと同等品を使用すること。
(3) プラスチックのコンテナは,十分な衝撃吸収材がある硬い箱の中に収納すること。
(4) コンテナ収納箱は,内部が清浄で,かつ,じんあい(塵埃)や水の浸入防止が十分可能なふた付きの
構造であること。
(5) コンテナ収納箱内でのテープの収納方向は,テープの中心軸が水平になるようにすること。
(6) コンテナ収納箱は,正しい位置方向(天地)に置けるように明確な表示をすること。
2.3 極端な高温・高湿度環境 極端な高温・高湿度環境のもとでは,テープ内部にストレスが加わるの
で,次のような対策とするのが望ましい。
(1) 温度及び湿度の急激な変化は,いかなる場合でも,可能な限り回避すること。
(2) 輸送されたテープを使用する前には,必ず使用環境条件に212時間放置すること。放置時間は,輸
送手段や使用環境外にテープがさらされていた状態を考慮して決定する。
2.4 誘導磁界の影響 誘導磁界は,記録されたデータの信号振幅低下の原因となる可能性があるので,
次のような対策とすることが望ましい。
テープリールとこれを収納するコンテナ類の最外壁との距離は,80mm以上確保すること。これによっ
て外部磁界の影響による信号品質劣化の危険性は,無視できる程度に減少すると考えられる。

――――― [JIS X 6104 pdf 6] ―――――

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附属書2 磁束反転間隔の測定法
1. 記録
1.1 記録方式 この試験でテープに信号を記録する装置は,63cpmmの記録密度で正常に書込み可能なも
のとする。
テープには,通常の記録と同様にブロック間隔を設けた状態で記録する。
1.2 テストパターン テストパターンは,附属書2表による。
附属書2表 テストパターン
パターン番号 テストパターン
1 11111111
2 00000000
3 11110000
4 00001111
5 00010000
6 11101111
7 00010111
8 11101000
9 11001100
10 10101010
11 10101111
12 11110101
13 01010000
14 00001010
1.3 データブロック データ部分は,附属書2表のテストパターンを次のパターン番号順に3回繰り返
して配列する。
1, 1, 1, 3, 2, 2, 2, 4, 6, 3, 4, 4, 6, 6, 3, 5, 5, 5, 7, 8, 7, 8, 7, 8, 9, 9, 9, 10, 10, 10, 12, 11, 14, 13.
データブロックは,1.4及び1.5の2種類とする。データ部分は,ブロック間隔を設けて,800回繰り返
して記録する。
1.4 フォーマットA フォーマットAは,次のとおりとする。
(1) 第1,第2,第4,第6,第8及び第9の各トラックには,プリアンブル,1.3に示す合計102ビット及
びポストアンブルを記録する。
(2) 第5トラックは,テープ速度変動検出のために,プリアンブル,816の“1”ビット及びポストアンブ
ルを記録する。
(3) 第3及び第7トラックは,プリアンブル,パターン番号1に続いてテストパターン番号2の配列を51
回及びポストアンブルを記録する。これらのトラックは,(1)のテストパターンを捜しだすために設け
る。
1.5 フォーマットB フォーマットBは,次のとおりとする。
(1) 第1,第3,第5,第7,第8及び第9の各トラックには,プリアンブル,1.3に示す合計102ビット及
びポストアンブルを記録する。
(2) 第4トラックは,テープ速度変動検出のために,プリアンブル,816の“1”ビット及びポストアンブ
ルを記録する。

――――― [JIS X 6104 pdf 7] ―――――

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(3) 第2及び第6トラックは,プリアンブル,パターン番号1に続いてテストパターン番号2の配列を51
回及びポストアンブルを記録する。これらのトラックは,(1)のテストパターンを捜しだすために設け
る。
2. 読取り装置
2.1 テープ駆動装置 テープ速度は,380480mm/sの範囲で±1%の定速とする。テープリールは27形
[JIS X 6102(情報交換用磁気テープリール)参照]を用い,定速走行とする。
2.2 再生ヘッド 再生ヘッドは,次のとおりとする。
(1) 再生ヘッドの読出し出力は,ノイズが無視できる値であればよい。
(2) 再生ヘッドギャップは,1.92.8
(3) 再生ヘッドの伝達関数は,次のとおりとする。
磁界に誘導されて発生する出力振幅及び位相の応答出力は,出力リード線をヘッドギャップに平行
に隣接させて測定することができる。リード線を配置する位置は,ヘッドの出力が最大となる位置と
する。周波数645kHzの帯域においては,出力の増幅度は6dB/オクターブの傾きから1dBの範囲
内になければならない。
微分増幅器の入力インピーダンスの負荷効果は,周波数0200kHzの帯域においてヘッド出力が,
+0,−0.1dBを超えない程度とする。
2.3 微分増幅器 微分増幅器の周波数特性は,1100kHzの帯域において,変動幅0.1dB以内の平たん
な特性であり,30Hz1MHzの帯域においては3dB以内でなければならない。
微分増幅器に付加される周波数制限補正器は,126ftpmmで2V (P−P) の出力が生じるように調整された
ときの増幅度をAとし,ラプラス変換の複素周波数をSとしたとき,次に示す伝達関数 (H) を満足するよ
うに設計する。
テープ速度475mm/sに対して,
AS
HS 6 2
S 0.1 10 S .159 106 S 2.1 1012
ここで,分母において極は,120kHzで−3dB,090kHzで2.32 偏差1%以下)のコンスタントディ
レイの3極ベッセルフィルタをもつように設計する。
テープ速度380mm/sに対して,
AS
HS 5 2
S .661 10 S .104 105 S .525 1011
ここで,分母において極は,80kHzで−3dB,060kHzで3.48 偏差1%以下)のコンスタントディ
レイの3極ベッセルフィルタをもつように設計する。
2.4 増幅度制限器 増幅度制限器の増幅度は,2V (P−P),30kHzの正弦波入力において,出力の傾斜が
0.025V/ns以上,非対称が20ns以下の出力波形を得るものとする。
2.5 正弦波発生器 正弦波発生器は,550kHzの帯域で出力可能のものであること。正弦波発生器の高
調波ひずみは,微分増幅器の出力において1%以下とする。
2.6 時間間隔カウンタ 時間間隔カウンタは10ns以内の分解能をもち,5 定可能とする。
2.7 測定手順及び測定器の校正

――――― [JIS X 6104 pdf 8] ―――――

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2.7.1 測定手順 微分増幅器の出力を2V (P−P) に調整後,周波数を6kHzから45kHzまで変化させる。
各試験周波数において,入力正弦波がヘッドギャップを横切る時,すなわち立上がり波形が零交差する時
を起点として,増幅度制限器の出力の立上がり点までの遅延時間を測定する。
2.7.2 読出し出力の校正(附属書2図参照) ヘッドギャップ前面に配置した導線に流れる正弦波電流の
正の零交差点から増幅度制限器の出力の立上がり点までの遅延時間は,それぞれ,次のとおりとする。こ
こで,fはそれぞれの帯域内での試験周波数とする。
(1) テープ速度475mm/sの場合 : 15kHzでの遅延時間に対し,7.5kHzから45kHzの範囲で,
400 7 500
f ns(1)以内
(2) テープ速度380mm/sの場合 : 12kHzでの遅延時間に対し,6kHzから36kHzの範囲で,
500 6 000
f ns(2)以内
(1)の値は,7.5kHzで±1°と等価であり,(2)の値は,6kHzで±1°と等価である。
参考
附属書2図 読出し出力校正のブロック図
備考 *印はギャップ近傍の出力リード線

――――― [JIS X 6104 pdf 9] ―――――

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引用規格 :
JIS X 0201 情報交換用符号
JIS X 0202 情報交換用符号の拡張法
JIS X 0204 情報交換用符号の磁気テープ上での表現
JIS X 0601 情報交換用磁気テープのラベルとファイル構成
JIS X 6101 情報交換用磁気テープ
JIS X 6102 情報交換用磁気テープリール
対応国際規格 :
ISO 3788 Information processing−9-track, 12.7mm (0.5 in) ide magnetic tape for information
interchange recorded at 63rpmm (1 600rpi), phase encoded
関連規格 : JIS X 6103 NRZ-1方式による12.7mm幅,9トラック,32cpmm,情報交換用磁気テープの情
報記録様式
JIS X 6105 GCR方式による12.7mm幅,9トラック,246cpmm,情報交換用磁気テープの情報
記録様式
ISO 646 Information processing−ISO 7-bit coded character set for information interchange
ISO 1001 Information processing−File structure and labeling of magnetic tapes for information
interchange.
ISO 1864 Information processing−Unrecorded 12.7mm (0.5in) ide magnetic tape for information
interchange−32ftpmm (800ftpi), NRZ 1, 126ftpmm (3 200ftpi) hase encoded and 356ftpmm (9
042 ftpi) RZ 1
ISO 2022 Information processing−ISO 7-bit and 8-bit coded character sets−Code extension
techniques
JIS磁気テープ原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 石 井 治 日本工業大学工学部
(幹事) 国 分 明 男 工業技術院電子技術総合研究所電子計算機部
多羅尾 悌 三 富士通株式会社ファイルシステム事業部
徳 永 賢 次 住友スリーエム株式会社磁気製品事業部品質保証部
大 石 完 一 日本ユニバック株式会社ハードウェアプロダクト2部
(委員) 横 山 克 哉 日本放送協会放送技術研究所記録機構研究部
森 敏 明 富士写真フィルム株式会社磁気材料事業本部商品部
今 岡 信 之 日本IBM株式会社関連機器事業部
寺 西 勝 株式会社日立製作所小田原工場記憶装置設計部
竹 内 正 株式会社トリム・アソシェイツ
富 田 正 典 日本電信工業株式会社
細 川 茂 文 日本電信電話株式会社電応研装置化技術研究部
前 田 勲 男 工業技術院標準部
(事務局) 楡 木 武 久 社団法人日本電子工業振興協会

JIS X 6104:1988の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/DIS 3788:1987(MOD)

JIS X 6104:1988の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 6104:1988の関連規格と引用規格一覧