JIS X 6176:2006 情報交換用12.65mm幅,ヘリカル走査記録,磁気テープカセット―DTF-2様式 | ページ 18

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X 6176 : 2006 (ISO/IEC 20061 : 2001)

14. 長手方向トラックの記録方式

14.1 概要

 コントロールトラックは,ドライブサーボに正確な位置情報を提供し,タイムコードトラッ
クは,テープ長手方向の特定位置情報を提供することによって高速検索を可能とする。

14.2 コントロールトラック

14.2.1 信号 コントロールトラックは,トラックセットごとに極性が変わる一定の磁束レベルの連続とし
て記録することとし,2トラックセットで1サイクルとする。磁束反転は,コントロールタイミングの基
準点をもち,ヘリカルトラックデータ領域基準点とする(図52及び図53参照)。
14.2.2 磁化の極性(図54) インターバルEの極性は,磁区のS極をテープ走行方向とし,インターバ
ルFでは,N極をテープ走行方向とする(図54参照)。
14.2.3 アライメント インターバルEのS極からインターバルFのN極への磁束反転は,トラックAの
偶数トラックセットデータ領域基準点で発生する。N極からS極への反転は,トラックAの奇数トラック
セットデータ領域基準点で発生する。
1トラックセット
2トラックセット
1フレーム/1サイクル
図 54 長手方向トラック
14.2.4 再生信号振幅 200磁束反転以上にわたる平均再生信号の振幅は,ミッシングパルスを除去して
SRA2の80 %130 %とする。ミッシングパルスは,SRA2の50 %以下の信号とする。

――――― [JIS X 6176 pdf 86] ―――――

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14.2.5 コントロールトラックの品質 ミッシングパルスゾーンは,ミッシングパルスで開始し,ミッシン
グパルスでない4連続した磁束反転を検出したとき終了する。ミッシングパルスゾーンは,30 mmを超え
てはならない。

14.3 タイムコードトラック

14.3.1 タイムコードトラックの記録方式 タイムコードトラックのテープ上の記録方式は,次による。
− 1は,ビットセル始端で磁束反転する。
− 0は,ビットセル始端で磁束反転し,続いてビットセル中央で磁束反転する。
14.3.2 物理記録密度 物理的最大記録密度は,公称84.53 ftpmmとし,ビットセル長は,11.83 μmとする。
14.3.3 ビットシフト ミッシングパルスを除き,“1”を再生したときの再生信号ゼロ交差は,公称ビット
セル長の予測位置から25 %を超えて変位してはならない。
14.3.4 再生信号振幅 800磁束反転以上にわたる平均再生信号の振幅は,ミッシングパルスを除いて
SRA2の80 %130 %とする。
14.3.5 タイムコードトラックの品質 任意の8タイムコードグループで,少なくとも6グループは,ビッ
トシフト又はミッシングパルスによる欠落があってはならない。

14.4 タイムコードトラックの様式

 タイムコードトラックは,トラックセット対について固有のタイム
コードをもつ。タイムコードは,80ビットで構成する。
14.4.1 計数ビット トラックセット対の計数は,計数ビットの8グループとし,次による。
ビット0 ビット3 : 2進数とし,トラックセット対の計数1の位。範囲は,09。
ビット8及びビット9 : 2進数とし,トラックセット対の計数10の位。範囲は,02。
ビット10及びビット11 : 0に設定。
ビット16 ビット19 : 2進数とし,秒数の1の位。範囲は,0 9。
ビット24 ビット26 : 2進数とし,秒数の10の位。範囲は,0 5。
ビット32 ビット35 : 2進数とし,分数の1の位。範囲は,0 9。
ビット40 ビット42 : 2進数とし,分数の10の位。範囲は,0 5。
ビット48 ビット51 : 2進数とし,時間の1の位。範囲は,0 9。
ビット56及びビット57 : 2進数とし,時間の10の位。範囲は,0 3。
14.4.2 位相ビット 位相ビットは,ビット27とし,80ビットタイムコードの0の数を偶数個に設定する。
VSITの最初のトラックセット対の計数ビットは,すべて“0”に設定する。
14.4.3 同期パターン 同期パターンは,ビット64ビット79とし,0011111111111101とする。
14.4.4 補足データ 補足データの8グループは,ビット4 ビット7,ビット12 ビット15,ビット
20ビット23,ビット28 ビット31,ビット36 ビット39,ビット43 ビット47,ビット52 ビ
ット55及びビット58 ビット63とし,すべて“0”に設定する。
14.4.5 タイムコードの範囲 タイムコードは,最小ヘリカルトラックセットID(n)を参照し,n−142n
+26の範囲にわたって連続して記録する。

15. 記録情報

15.1 記録領域(図55)

 記録領域は,テープの論理始端 (LBOT) とテープの論理終端 (LEOT) との間の
領域として定義する。
PBOTからLBOTまでの距離は,次による。
l371=17.0 m±0.5 m

――――― [JIS X 6176 pdf 87] ―――――

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PBOTからLEOTまでの距離は,次による。
l372≦20.0 m

15.2 磁気テープのレイアウト(図56)

 記録エリアは,有効データ領域及び無効データ領域がある。
15.2.1 有効なデータ領域 有効なデータ領域は,助走領域,VSIT領域,DIT領域,データ領域及びボリ
ュームの仮想終端 (VEOV) 領域の5種類がある。
助走領域は,走査サーボが安定する距離とする。
助走領域の長さは,次による。
l373=0.8 m±0.05 m
VSIT領域は,11.2.5.1による10トラックセットとする。
助走領域は,VSIT領域に先行する。
VSITの開始時の物理的TSIDは,0に設定する。
再書込みの予約領域は,VSIT内及び90トラックセット以上とし,次による。
l374≧0.2 mm
DIT領域は,15.3.2による40トラックセットとする。
助走領域は,DITに先行する。
データ領域は,DITの位置許容帯及びテーブルの近終端領域 (NEOT) の前の領域とする。NEOTの位置
は,実行に依存する。
VEOV領域は,NEOTとLEOTとの間のエリアとする。
VEOV領域は,使用者データ,及び磁気テープ上の記録データに必要な処理を記録する。記録セッショ
ンは,このVEOV領域内で終結する。
15.2.2 無効なデータ領域 無効領域のデータ(例 : ヘリカルトラックデータ,コントロールデータなど)
は,情報交換時には,無視する。
無効領域は,PBOTとLBOTとの間の領域,及びLEOTとPEOTとの間の領域である。
位置許容帯は,無効なデータ領域であり,管理表(VSIT及びDIT)を更新するとき,有効なデータの消
去を保護するために用いる。
位置許容帯の長さは,次による。
l375=0.35 m±0.05 m

15.3 物理的TSID

 タイムコードトラックに記録する物理的TSIDタイムコード信号は,16進法のデータ
に変換する。記録したタイムコードは,二つの物理的トラックセットの間にわたる。第一及び第二の物理
的トラックセットを識別するために変換前の“0”又は“1”を,タイムコードに付ける。
VSITの第一物理的TSIDのタイムコード値は,“0”に設定する。

――――― [JIS X 6176 pdf 88] ―――――

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助走領域
助走領域
助走領域
第1
ボリューム
のデータ領域
助走領域
助走領域
第N
ボリュームの
データ領域
仮想
ボリューム領域
図 55 ボリューム数を多くもった磁気テープのレイアウト

――――― [JIS X 6176 pdf 89] ―――――

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l7
31
助走領域
l7
33
トラック
セット
0
1
回復領域用に予約
トラック
セット
0
4
以上
l 7
9
3
位置許容
l7
35
助走領域 l2
33
データ領域
図 56 VSITの位置
15.3.1 VSIT領域を囲む構造 VSITを含む構造は,次による。
助走領域
VSIT
再書き込用の予約領域
位置許容帯DITに専攻する助走領域
15.3.2 DIT領域の構造 DITは,ボリュームのボリューム情報及びファイル情報とする。
DITは,次の5テーブルによる。
VIT−ボリューム情報テーブル 1トラックセット
BST−欠陥箇所テーブル 1トラックセット
LIDT−論理IDテーブル 1トラックセット
FIT−ファイル情報テーブル 20トラックセット
予約 16DMトラックセット
UT−更新テーブル 1トラックセット

――――― [JIS X 6176 pdf 90] ―――――

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JIS X 6176:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 20061:2001(IDT)

JIS X 6176:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 6176:2006の関連規格と引用規格一覧