JISY1001 : 2019 サービスロボットを活用したロボットサービスの安全マネジメントシステムに関する要求事項

32

Y 1001:2019

表B.9−身体アシストロボット(表B.6)の危険源に加えて

危害の例

危害の発生シーン

原因

運用上の原因

関連する

要求事項

感電

電池を液体でぬらした。 室内での使用を想定して設計され

たロボットを,雨天時の屋外で使

用し,水が装置内に侵入した。

リスクアセスメントにおい

て,第三者専門家への意見聴

取を怠った。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

やけど

ロボットに接触してや

けどをした。

ロボットに独自の意匠カバーを設

置する改造によって冷却性能が低

下し,ロボット表面が高温になっ

た。

リスクアセスメントにおい

て,第三者専門家への意見聴

取を怠った。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

衝突

ロボットが人にぶつか

った。

家庭における放射電磁波環境を想

定して設計されたロボットを工場

で使用し,家庭より強い放射電磁

波によって誤動作した。

リスクアセスメントにおい

て,第三者専門家への意見聴

取を怠った。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

筋骨格傷害 不適切なサイズの機器

を使用した。

成人向けに設計されたロボット

を,幼児が装着した。

リスクアセスメントにおい

て,第三者専門家への意見聴

取を怠った。

その結果,適切な受益者制限

ができなかった。

6.1

6.1.2.3

6.1.2.4

8.2

転倒

装着者がつまづいた。

自力歩行が可能な人への装着を想

定して設計されたロボットを,自

力歩行不可能な人へ装着した。

リスクアセスメントにおい

て第三者専門家への意見聴

取を怠った。

その結果,組織の管理下で働

く人が,受益者の安全を確保

するために必要な力量を獲

得するための教育を怠った。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

7.2

8.2

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33

Y 1001:2019

B.7 ケース3 統合形態における危険源と原因の例

表B.10に移動作業型ロボット(表B.7),搭乗型ロボット(表B.8)及び身体アシストロボット(表B.9)の危険源に加えて統合形態における危険源

と原因の例を示す。

表B.10−移動作業型ロボット(表B.7),搭乗型ロボット(表B.8)及び身体アシストロボット(表B.9)の危険源に加えて

移動作業型ロボット

(JIS B 8446-1)

搭乗型ロボット

(JIS B 8446-3)

身体アシストロボット

(JIS B 8446-2)

危害の

危害の発生

シーン

原因

運用上の

原因

関連する

要求事項

危害の

危害の発生

シーン

原因

運用上の

原因

関連する

要求事項

危害の

危害の発生

シーン

原因

運用上の

原因

関連する

要求事項

J

IS

B

8

4

4

6

-1

足ひ

(轢)

ロボットの

車輪にひ

(轢)かれ

た。

ロボット同

士がお互い

を検知でき

ず衝突し宙

に浮いた。

使用上の情

報の理解が

十分ではな

かった。

6.1

6.1.1

6.1.2.1

6.1.2.4

衝突

移動作業型

ロボット

に,身体ア

シストロボ

ットを装着

した人がぶ

つかった。

身体アシス

トロボット

によって人

の歩行速度

が上がり,

移動作業型

ロボットと

身体アシス

トロボット

装着者との

相対速度が

設計上の回

避可能上限

速度を上回

り,衝突し

転倒した。

リスクアセ

スメントに

おいて,第

三者専門家

への意見聴

取を怠っ

た。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

足ひ

(轢)

ロボットの

車輪にひ

(轢)かれ

た。

ロボット同

士の相対速

度がそれぞ

れの設計上

の回避可能

上限速度を

上回り,衝

突し宙に浮

いた。

リスクアセ

スメントに

おいて,第

三者専門家

への意見聴

取を怠っ

た。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

衝突

移動作業型

ロボット

に,身体ア

シストロボ

ットを装着

した人がぶ

つかった。

身体アシス

トロボット

からの放射

電磁波で移

動作業型ロ

ボットが誤

動作し,人

を回避でき

なかった。

リスクアセ

スメントに

おいて,第

三者専門家

への意見聴

取を怠っ

た。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

5

Y

1

0

0

1

2

0

1

9

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Y 1001:2019

表B.10−移動作業型ロボット(表B.7),搭乗型ロボット(表B.8)及び身体アシストロボット(表B.9)の危険源に加えて(続き)

移動作業型ロボット

(JIS B 8446-1)

搭乗型ロボット

(JIS B 8446-3)

身体アシストロボット

(JIS B 8446-2)

危害の

危害の発生

シーン

原因

運用上の

原因

関連する

要求事項

危害の

危害の発生

シーン

原因

運用上の

原因

関連する

要求事項

危害の

危害の発生

シーン

原因

運用上の

原因

関連する

要求事項

J

IS

B

8

4

4

6

-1

押し

潰し

ロボットが

転倒して挟

まれた。

ロボット同

士がお互い

を検知でき

ず衝突し,

転倒した。

リスクアセ

スメントに

おいて,第

三者専門家

への意見聴

取を怠っ

た。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

転倒

受益者が搭

乗型ロボッ

トに乗った

まま転倒し

た。

ロボット同

士の衝突に

より,倒立

振子制御の

限界以上の

外力が加わ

った。

リスクアセ

スメントに

おいて,第

三者専門家

への意見聴

取を怠った。

その結果,

適切な受益

者の行動制

限を行うこ

とができな

かった。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

8.2

衝突

移動作業型

ロボット

に,身体ア

シストロボ

ットを装着

した人がぶ

つかった。

身体アシス

トロボット

によって人

の可動範囲

が制限さ

れ,回避動

作を取れな

かった。

装着を行う

作業者の力

量が不足し

ていた。

7.2

8.2

押し

潰し

ロボットが

転倒して挟

まれた。

ロボット同

士の相対速

度がそれぞ

れの設計上

の回避可能

上限速度を

上回り,衝

突し転倒し

た。

リスクアセ

スメントに

おいて,第

三者専門家

への意見聴

取を怠っ

た。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

転倒

身体アシス

トロボット

を装着した

人が転倒し

た。

移動作業型

ロボットか

らの放射電

磁波で身体

アシストロ

ボットが誤

動作し予想

外のアシス

ト力が発生

した。

リスクアセ

スメントに

おいて,第

三者専門家

への意見聴

取を怠っ

た。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

衝突

ロボットに

ぶつかっ

た。

他ロボット

の出力する

人検知レー

ザーと自セ

ンサが干渉

し,人を検

知できなか

った。

リスクアセ

スメントに

おいて,第

三者専門家

への意見聴

取を怠っ

た。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

転落

受益者が搭

乗型ロボッ

トから転落

した。

ロボット同

士の衝突に

よって,受

益者に外力

が加わっ

た。

受益者が安

全に関する

操縦等の技

能を獲得す

るための教

育を怠っ

た。

8.2

5

Y

1

0

0

1

2

0

1

9

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Y 1001:2019

表B.10−移動作業型ロボット(表B.7),搭乗型ロボット(表B.8)及び身体アシストロボット(表B.9)の危険源に加えて(続き)

移動作業型ロボット

(JIS B 8446-1)

搭乗型ロボット

(JIS B 8446-3)

身体アシストロボット

(JIS B 8446-2)

危害の

危害の発生

シーン

原因

運用上の

原因

関連する

要求事項

危害の

危害の発生

シーン

原因

運用上の

原因

関連する

要求事項

危害の

危害の発生

シーン

原因

運用上の

原因

関連する

要求事項

J

IS

B

8

4

4

6

-1

衝突

ロボットに

ぶつかっ

た。

他ロボット

からの放射

電磁波で誤

動作し,人

を回避でき

なかった。

リスクアセ

スメントに

おいて,第

三者専門家

への意見聴

取を怠った。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

挟み

込み

ロボットと

ロボットに

挟まれた。

他ロボット

の出力する

人検知レー

ザーと自セ

ンサとが干

渉し,人を

検知できな

かった。

リスクアセ

スメントに

おいて,第

三者専門家

への意見聴

取を怠っ

た。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

落下

ロボットが

落ちてきて

押し潰され

た。

他ロボット

の出力する

人検知レー

ザーと自セ

ンサが干渉

し,階段を

検知できな

かった。

リスクアセ

スメントに

おいて,第

三者専門家

への意見聴

取を怠っ

た。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

5

Y

1

0

0

1

2

0

1

9

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Y 1001:2019

表B.10−移動作業型ロボット(表B.7),搭乗型ロボット(表B.8)及び身体アシストロボット(表B.9)の危険源に加えて(続き)

移動作業型ロボット

(JIS B 8446-1)

搭乗型ロボット

(JIS B 8446-3)

身体アシストロボット

(JIS B 8446-2)

危害の

危害の発生

シーン

原因

運用上の

原因

関連する

要求事項

危害の

危害の発生

シーン

原因

運用上の

原因

関連する

要求事項

危害の

危害の発生

シーン

原因

運用上の

原因

関連する

要求事項

J

IS

B

8

4

4

6

-1

衝突

移動作業型

ロボットが

もう一方の

移動作業型

ロボットを

認識でき

ず,衝突。

一方の移動

作業型ロボ

ットの大き

さ,高さが,

もう一方の

移動作業型

ロボットの

認識できる

範囲よりも

小さく,認

識できな

い。

使用上の情

報の理解が

十分ではな

かった。

6.1

6.1.1

6.1.2.1

6.1.2.4

衝突

挟み

込み

手ひ

(轢)

搭乗型ロボ

ットの搭乗

者が移動作

業型ロボッ

トの前に倒

れて衝突。

移動作業型

ロボットと

搭乗型ロボ

ットとが近

接し,搭乗

型ロボット

が急停止,

急旋回など

の動作によ

って,搭乗

者が移動作

業型ロボッ

トの前方に

転倒。

受益者が安

全に関する

操縦などの

技能を獲得

するための

教育を怠っ

た。

8.2

J

IS

B

8

4

4

6

-3

押し

潰し

搭乗型ロボ

ットが転倒

してロボッ

トサービス

における第

三者が挟ま

れた。

他ロボット

からの放射

電磁波で誤

動作し転倒

した。

リスクアセ

スメントに

おいて,第

三者専門家

への意見聴

取を怠っ

た。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

衝突

身体アシス

トロボット

を装着した

人が乗る搭

乗型ロボッ

トがロボッ

トサービス

における第

三者に衝突

した。

搭乗型ロボ

ットからの

放射電磁波

で身体アシ

ストロボッ

トが誤動作

し,予想外

のアシスト

力が発生し

意図した操

縦ができな

かった。

リスクアセ

スメントに

おいて,第

三者専門家

への意見聴

取を怠っ

た。

6.1

6.1.2.1

6.1.2.4

5

Y

1

0

0

1

2

0

1

9

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JIS Y 1001:2019の国際規格分類一覧

  • 13.110
  • 25.040.30

JIS Y 1001:2019の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
B0134
ロボット及びロボティックデバイス-用語
B8445
ロボット及びロボティックデバイス-生活支援ロボットの安全要求事項
B8446-1
生活支援ロボットの安全要求事項-第1部:マニピュレータを備えない静的安定移動作業型ロボット
B9700
機械類の安全性-設計のための一般原則-リスクアセスメント及びリスク低減
Q9000
品質マネジメントシステム-基本及び用語
Q9001
品質マネジメントシステム-要求事項
Z8051
安全側面-規格への導入指針