JIS Z 0238:1998 ヒートシール軟包装袋及び半剛性容器の試験方法

JIS Z 0238:1998 規格概要

この規格 Z0238は、包装に用いるヒートシールされた軟包装袋及びヒートシールされた半剛性容器の試験方法について規定。

JISZ0238 規格全文情報

規格番号
JIS Z0238 
規格名称
ヒートシール軟包装袋及び半剛性容器の試験方法
規格名称英語訳
Testing methods for heat sealed flexible packages
制定年月日
1981年1月15日
最新改正日
2018年10月22日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

55.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
包装 2020
改訂:履歴
1981-01-15 制定日, 1986-01-01 確認日, 1995-12-01 改正日, 1998-12-20 改正日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS Z 0238:1998 PDF [10]
Z 0238 : 1998

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS Z 0238 : 1995は改正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 0238 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 0238 : 1998

ヒートシール軟包装袋及び半剛性容器の試験方法

Testing methods for heat sealed flexible packages

1. 適用範囲 この規格は,包装に用いるヒートシールされた軟包装袋(以下,袋という。)及びヒートシ
ールされた半剛性容器(以下,容器という。)の試験方法について規定する。
備考1. この試験は,内容物を詰めヒートシールされた袋の総質量が20kg未満のもの,容器において
は2kg未満のものに適用する。
2. この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考として併記したものである。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS K 6900 プラスチック−用語
JIS K 7100 プラスチックの状態調節及び試験場所の標準状態
備考 ISO 291 : 1988, Plastics−Standard atmospheres for condition and testingが,この規格と同等で
ある。
JIS P 8113 紙及び板紙−引張特性の試験方法
備考 ISO 1924-1 : 1992, Paper and board−Determination of tensile properties−Part 1 : Constant rate of
loading method及びISO 1924-2 : 1992, Paper and board−Determination of tensile properties
−Part2 : Constant rate of elongation methodからの引用事項は,この規格の該当事項と同等
である。
JIS Z 0108 包装用語
JIS Z 0200 包装貨物−評価試験方法通則
備考 ISO 2248 : 1985, Packaging−Complete, filled transport packages−Vertical impact test by
droppingからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 0217 クラフト紙袋−落下試験方法
備考 ISO 2206 : 1987, Packaging−Complete, filled transport packages−Identification of parts when
testing及びISO 7965-1 : 1984, Packaging−Sacks−Drop test−Part 1 : Paper sacksからの引
用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8751 液柱差を使う真空計による真空度測定方法

――――― [JIS Z 0238 pdf 2] ―――――

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Z 0238 : 1998
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6900及びJIS Z 0108によるほか,次のとおりとす
る。
a) ヒートシール軟包装袋 構成材の全部又は一部にプラスチック材料を用い,ヒートシールによって密
封した柔軟な包装袋。単紙による袋は含まない。
b) ヒートシール半剛性容器 構成材の全部又は一部にプラスチック材料を用い,ヒートシールによって
密封した半剛性の容器。
c) ヒートシール強さ 内容物を詰めた袋のヒートシール部分の強さ。
d) 破裂強さ 内容物を詰めた容器のヒートシール部分の強さ。
e) 落下強さ 内容物を詰めた袋・容器が自由落下の衝撃に耐える強さ。
f) 耐圧縮強さ 内容物を詰めた袋・容器が上下方向の圧縮荷重に耐える強さ。
g) 漏えい 内容物を詰めた袋・容器から外力又は圧力差によって内容物が外部へ漏れるか,又は袋・容
器外部から袋・容器内部へ液体などが浸入すること。
h) 含気量 内容物を詰めた袋・容器の総内容積から内容物の占める容積を差し引いた容積。
i) 総質量 包装物品の総質量のことで,内容物の質量(正味質量)に包装材料の質量(風袋質量)を加
えた質量。
4. 試験項目 試験項目は,次のとおりとする。
a) 袋のヒートシール強さ試験
b) 容器の破裂強さ試験
c) 落下強さ試験
d) 耐圧縮強さ試験
e) 漏えい試験
5. 試験の一般条件 試験場所の標準状態は,JIS K 7100に規定する標準温湿度状態2級[温度23±2℃,
相対湿度 (50±5) %]とし,試験片及び試験機は試験に先立って,この条件に平衡させるように状態調節
を行う。ただし,この標準状態以外の特別な試験条件を必要とする場合には,受渡当事者間の協定によっ
て,報告にはその旨を明記する。また,漏えい試験は,この試験条件によらなくてもよい。
6. 試料の作製 試料は,袋・容器に実際の内容物又はこれと類似の内容物を詰め,ヒートシールで密封
し,さらに,通常の使用条件で処理されたものを試料とする。
7. 袋のヒートシール強さ試験
7.1 試験装置 装置は,定速緊張形引張試験機(振り子式)又は定速伸長形引張試験機(抵抗線ひずみ
計式)を使用することとし,次の条件に合致するものでなければならない。
a) 2個のつかみは,その中心が引張方向と平行な同一平面上にあって,試験中試験片が滑らずに一平面
上に保たれたものとする。
b) 試験片が破断するまでの荷重を±2%精度で指示できるものとする。この補正は,JIS P 8113によって
行う。
c) 破断荷重が試験機の容量の1585%であること。
d) つかみ間の相対移動速度は300±20mm/minとする。

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Z 0238 : 1998
7.2 試料 原則として同一ロットから3袋以上を採取し,それぞれ次の箇所からヒートシール部分に対
して直角の方向に幅15.0±0.1mm,展開長さ100mm以上の試験片を採取したものを試料とする。ただし,
展開長さ100mm以上の試験片が採取できない場合は,図1に示すように袋と同じ材料をセロハン粘着テ
ープなどで補強し,展開長さ100mm以上としてもよい。
図1 試験片
図2に示すように,袋のサイドシール部から採取した試験片をサイドシールの試験片とし,袋の背シー
ル部から採取した試験片を背シールの試験片とし,袋のトップ及びボトムのシール部から採取した試験片
をトップシール及びボトムシールの試験片とする。
試験片の数は,サイド,背,トップ及びボトムの各シール部について,各10個以上とする。
図2 試験片の採取箇所
7.3 操作 試験片のヒートシール部を中央にして180°に開き,つかみの間隔を50mm以上とし,試験片
の両端を引張試験機のつかみに取り付け,ヒートシール部が破断するまで引張荷重を加え,その間の最大
荷重 (N [{kgf}]/15mm) を求め,ヒートシール強さとする。
この場合,つかみ部分で破断した試験片の値は捨て,この分の試験片を追加して試験する。
参考 袋の使用目的に応じたヒートシール強さの目安は,次のとおりである。

――――― [JIS Z 0238 pdf 4] ―――――

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Z 0238 : 1998
使用目的 ヒートシール強さ N [{kgf}]/15mm
重量物包装用袋などで,特に強いヒート 35 [{3.5}] 以上
シール強さを要する場合。
レトルト殺菌用袋などで,強いヒートシ 23 [{2.3}] 以上
ール強さを要する場合。
一般包装用袋などで,内容物の質量が大 15 [{1.5}] 以上
きく,やや強いヒートシール強さを要す
る場合。
一般包装用袋などで,内容物の質量が小 6 [{0.6}] 以上
さく,普通のヒートシール強さを要する
場合。
パートコート又はイージーピールの袋な 3 [{0.3}] 以上
どで,ヒートシール強さが小さくてよい
場合。
8. 容器の破裂強さ試験
8.1 試験装置 装置は,図3に示すようなもので,試験容器に空気を送るための金属製の空気針,空気
送入ホース,圧力計,空気圧縮機などの空気供給源を備え,容器に空気を送入して破裂させたときの試験
容器内圧力が読み取れ,かつ,次の条件を備えていなければならない。
a) 空気圧で測定する構造になっており,読取り可能な圧力の最小目盛が5kPaであって,最大目盛が破裂
強さの2倍以上であること。
b) 空気送入量を,1.0±0.2l/minに保持するような構造であること。
c) シール部が破裂したときに,その圧力の値を指示できる構造であること。
図3 破裂強さ試験装置
8.2 試料 試料の数は5個以上とする。
8.3 操作 試料を水平面に置き,ふた部に厚さ1mm程度のゴムシートを必要によって接着剤,粘着テー
プなどで固定する。次に,ゴムシート部分に空気針を突き刺し(1),試験機から空気を1.0±0.2l/minの量で
送入する。空気の送入は容器が破裂するまで続け(2),容器が破裂したときの最大圧力を破裂強さとする。
注(1) 試料に空気針を突き刺す際,内容固形物に針を突き刺さないこと。
(2) 破裂によって内容物が飛散しないように,必要に応じてプラスチックシートなどで囲いをする
とよい。
参考 容器の使用目的に応じた破裂強さの目安は,次のとおりである。

――――― [JIS Z 0238 pdf 5] ―――――

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