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Z 0303 : 2009
附属書D
(参考)
脱酸素剤の使用方法
序文
この附属書は,さび止め包装方法RP5によるときの脱酸素剤の種類の選定及び使用量の算出について記
載するものであって,規定の一部ではない。
D.1 原理
脱酸素包装においては,包装系内に含まれる酸素を脱酸素剤で除去する。このとき,包装系内の酸素量
に応じて脱酸素剤の種類を選定し,使用量を決定する。包装系外からの酸素の透過は,無視し得るほどに
小さいことを前提とする。
なお,脱酸素剤は,製品の種類によって酸素吸収能力に違いがあるため,吸収が可能な酸素の量を表示
した形で供給されている。
D.2 大気中の酸素濃度
地球上の大気成分組成は,水蒸気を除くと,高度数十kmまでほぼ一定であり,体積比で表すと酸素濃
度は21 %である。参考に大気組成を表D.1に示す。
表D.1−大気の成分組成
成分 体積比
酸素(O2) 21
窒素(N2) 78
アルゴン(Ar) 0.93
二酸化炭素(CO2) 0.03
注記 理科年表平成19年版による。
D.3 包装内部の酸素量の算出
次の式によって,ハイバリヤフィルム製の袋又は密封剛性容器の内部に含まれる酸素量を求める。
O=0.21A
A=V−(G/D)
ここに, O : 包装内部の酸素量(mL)
A : 包装内部の大気量(mL)
V : 包装系内の全容積(mL)
G : 金属製品の質量(g)
D : 金属製品(鉄鋼)の密度(7.8 g/mL)
D.4 脱酸素剤の使用量
使用する脱酸素剤の種類を選定し,D.3で算出した酸素量を吸収し得る量を,算出する。