JIS Z 1402:2014 木箱の構造

JIS Z 1402:2014 規格概要

この規格 Z1402は、内容品質量1.5t以下,外のり寸法が長さ6.0m以下,幅1.5m以下及び高さ1.5m以下で,3辺の合計が7.0m以下の輸送包装に用いる木箱について規定。

JISZ1402 規格全文情報

規格番号
JIS Z1402 
規格名称
木箱の構造
規格名称英語訳
Construction of wooden boxes for packing
制定年月日
1951年10月31日
最新改正日
2018年10月22日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

55.160, 79.040
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
包装 2020
改訂:履歴
1951-10-31 制定日, 1954-10-30 確認日, 1957-03-29 改正日, 1960-01-01 改正日, 1963-03-01 確認日, 1966-04-01 確認日, 1969-02-01 確認日, 1972-02-01 確認日, 1974-01-01 改正日, 1976-12-01 改正日, 1979-11-01 確認日, 1984-03-01 改正日, 1989-03-01 確認日, 1995-01-01 改正日, 2000-08-20 確認日, 2003-03-20 改正日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2014-01-20 改正日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS Z 1402:2014 PDF [42]
                                                                                   Z 1402 : 2014

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 種類及び設計要素・・・・[1]
  •  5 構造及び寸法・・・・[2]
  •  5.1 一般条件・・・・[2]
  •  5.2 普通木箱(I形)の構造・・・・[6]
  •  5.3 腰下付木箱(II形)の構造・・・・[11]
  •  6 材料・・・・[24]
  •  6.1 木材・・・・[24]
  •  6.2 合板・・・・[24]
  •  6.3 金属材料・・・・[25]
  •  6.4 防水材料・・・・[25]
  •  7 くぎ打ち及びボルト締め方法・・・・[25]
  •  7.1 くぎ打ち方法・・・・[25]
  •  7.2 I形のくぎ打ち・・・・[27]
  •  7.3 II形のくぎ打ち・・・・[27]
  •  7.4 ボルト締め方法(ラグスクリューを含む。)・・・・[30]
  •  8 組立方法・・・・[31]
  •  8.1 I形・・・・[31]
  •  8.2 II形・・・・[31]
  •  9 検査・・・・[31]
  •  附属書A(規定)負荷床材の許容曲げ荷重・・・・[32]
  •  附属書B(規定)木材の試験強さ及び許容強さ・・・・[35]
  •  附属書C(規定)腰下形式及び組立方法の特例・・・・[40]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 1402 pdf 1] ―――――

Z 1402 : 2014

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本梱包工業組合
連合会(Jpa)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS Z 1402:2003は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 1402 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 1402 : 2014

木箱の構造

Construction of wooden boxes for packing

序文

  この規格は,1951年に制定され,その後8回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2003年に
行われたが,その後SI単位の普及によって基本数値の見直しの必要性が生じたこと及び関連規格である
JIS Z 1403:2012との整合性を踏まえて今回の改正を行った。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,内容品質量1.5 t以下,外のり寸法が長さ6.0 m以下,幅1.5 m以下及び高さ1.5 m以下で,
3辺の合計が7.0 m以下の輸送包装に用いる木箱(以下,木箱という。)について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 5508 くぎ
JIS B 1180 六角ボルト
JIS B 1181 六角ナット
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS Z 0107 木箱用語
JIS Z 0108 包装−用語
JIS Z 1514 ポリエチレン加工紙
日本農林規格(JAS) 普通合板
日本農林規格(JAS) 構造用合板
日本農林規格(JAS) 構造用単板積層材

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 0107及びJIS Z 0108による。

4 種類及び設計要素

a) 種類 木箱の種類は,内容品質量,構造及び外板の用い方によって,表1のとおり分類する。

――――― [JIS Z 1402 pdf 3] ―――――

2
Z 1402 : 2014
表1−種類
種類 分類 選定基準 注記
内容品質量 構造 外板 つま及び
つま桟の構造
I・A形 0.2 t以下 普通木箱 密閉(A形) 1形・2形・3形 1) 形及びC形は内容品 図1参照
I・B形 (I形)a) すかし(B形) 4形・5形 が防水,防湿などの保
(図3図7参照) 護を必要とするとき又
I・C形 0.15 t以下 密閉合板(C形) 5形(図7参照) は内容品の脱落の防止
II・A形 1.5 t以下 腰下付木箱 密閉(A形) − を必要とする場合。 図2参照
II・B形 (II形)b) すかし(B形) 2) 形は内容品が防水を
II・C形 密閉合板(C形) 必要とせず,また,局
部的に保護すれば足り
る場合。
注a) 普通木箱(I形)については,体積1 m3以下とする。
b) 腰下付木箱(II形)については,設計要素としてクラス1,クラス2の区分がある。
b) 設計要素 流通条件の区分によって,次の2種とする。
1) クラス1 転送積替え回数が多く,非常に大きな外力が加わるおそれがある場合。主として在来船
による輸出向けとし,コンテナを利用した輸出でも港頭でバンニングされたり,仕向け先でコンテ
ナから取卸しされ,更に配送が行われるような場合に適用する。
2) クラス2 転送積替え回数が少なく,大きな外力の加わるおそれがない場合。主として国内輸送,
輸出においてもユニットロードによる一貫輸送の場合などに適用する。

5 構造及び寸法

5.1 一般条件

  木箱は,側・つま・底(II形では腰下)・蓋(II形では天井)からなり,できるだけ体積を縮小し,次の
一般条件を考慮して設計しなければならない。

――――― [JIS Z 1402 pdf 4] ―――――

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Z 1402 : 2014
a) ・A−5形 b) ・A−5形(胴桟付き)
c) ・B−5形 d) ・B−5形(胴桟付き)
e) ・C−5形 f) ・C−5形(胴桟付き)
図1−普通木箱の例

――――― [JIS Z 1402 pdf 5] ―――――

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JIS Z 1402:2014の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 1402:2014の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA5508:2009
くぎ
JISB1180:2014
六角ボルト
JISB1181:2014
六角ナット
JISG3141:2017
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3141:2021
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISZ0107:2014
木箱用語
JISZ0108:2012
包装―用語
JISZ1514:1994
ポリエチレン加工紙