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Z 2254 : 2021
記号説明
X : 塑性ひずみ(%) 1 : 長さ方向の塑性ひずみepL
Y : 応力R(MPa) 2 : 幅方向の塑性ひずみepb
注記 セトリング影響は,見られない。
図A.1−塑性ひずみ量“0”近傍で垂直線となる長さ方向の塑性ひずみ及び幅方向の塑性ひずみ
図A.2及び図A.3に示されているセトリング影響は,塑性ひずみ量の誤った調整,又は塑性ひずみ比の
過大評価若しくは過小評価につながる可能性がある。
記号説明
X : 塑性ひずみ(%) 1 : 長さ方向の塑性ひずみepL
Y : 応力R(MPa) 2 : 幅方向の塑性ひずみepb
図A.2−幅方向の塑性ひずみが負にずれて,より大きな見掛け上の幅変化を示している塑性ひずみ
(塑性ひずみ比は,より大きな値となる。)
――――― [JIS Z 2254 pdf 16] ―――――
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Z 2254 : 2021
記号説明
X : 塑性ひずみ(%) 1 : 長さ方向の塑性ひずみepL
Y : 応力R(MPa) 2 : 幅方向の塑性ひずみepb
図A.3−幅方向の塑性ひずみが正にずれて,より小さな見掛け上の幅変化又は幅広がりを示している塑性ひずみ
(塑性ひずみ比は,より小さい値となる。)
図A.4,図A.5及び図A.6は,塑性ひずみ比対長さ方向塑性ひずみの関係を進展させた状況を示してい
る。これらのグラフは,人為的に塑性ひずみ比を一定の0.6と仮定し,加えて,図A.1,図A.2及び図A.3
のセトリング影響があるという仮定に基づいている。
記号説明
X : 塑性ひずみ(%) 2 : 単一点の塑性ひずみ比と長さ方向塑性ひずみとの関係
Y1 : 応力R(MPa) 3 : 範囲下限(2 %長さ方向塑性ひずみ)
Y2 : 瞬時塑性ひずみ比(instantanous r-value) 4 : 範囲上限(20 %長さ方向塑性ひずみ)
1 : 応力対長さ方向塑性ひずみ 5 : 算術平均塑性ひずみ比(2 %20 %長さ方向塑性ひず
み,この例では,r2-20=0.600)
図A.4−図A.1のデータ及び人為的に塑性ひずみ比を一定の0.6としたときの
塑性ひずみ比と長さ方向塑性ひずみとの関係
――――― [JIS Z 2254 pdf 17] ―――――
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Z 2254 : 2021
記号説明
X : 塑性ひずみ(%) 2 : 単一点の塑性ひずみと長さ方向塑性ひずみとの関係
Y1 : 応力R(MPa) 3 : 範囲下限(2 %長さ方向塑性ひずみ)
Y2 4 : 範囲上限(20 %長さ方向塑性ひずみ)
: 瞬時塑性ひずみ比(instantanous r-value)
1 : 応力と長さ方向塑性ひずみとの関係 5 : 算術平均塑性ひずみ比(2 %20 %長さ方向塑性ひず
み,この例では,r2-20=0.653)
図A.5−図A.2のデータ及び人為的に塑性ひずみ比を一定の0.6としたときの
塑性ひずみ比と長さ方向塑性ひずみとの関係
記号説明
X : 塑性ひずみ(%) 2 : 単一点の塑性ひずみ比と長さ方向塑性ひずみとの関係
Y1 : 応力R(MPa) 3 : 範囲下限(2 %長さ方向塑性ひずみ)
Y2 : 瞬時塑性ひずみ比(instantanous r-value) 4 : 範囲上限(20 %長さ方向塑性ひずみ)
1 : 応力と長さ方向塑性ひずみとの関係 5 : 算術平均塑性ひずみ比(2 %20 %長さ方向塑性ひず
み,この例では,r2-20=0.552)
図A.6−図A.3のデータ及び人為的に塑性ひずみ比を一定の0.6としたときの
塑性ひずみ比と長さ方向塑性ひずみとの関係
――――― [JIS Z 2254 pdf 18] ―――――
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Z 2254 : 2021
A.3 自動チェックの実施
高度なソフトウェアを用いる試験機では,試験中の任意の瞬間における幅方向塑性ひずみ及び長さ方向
塑性ひずみを測定することが可能かもしれない。その場合,セトリング影響が発生すると,弾性域が終わ
るまでに試験を中断したり,停止したりすることが可能かもしれない。これによって,試験片に永久変形
を生じさせて,不正確な試験結果を得てしまうことなく,セトリング影響を発見することが可能であるの
で好都合である。
Rp0.2の予測値が分かっている場合は,例えば,Rp0.2の65 %までの長さ方向塑性ひずみ及び幅方向塑性ひ
ずみを監視するのがよい。予想される塑性ひずみは,“0”に近いことが望ましく,試験を中断又は停止さ
せるための適切な“0”からの許容差は,利用者の決定による。
これらの結果に基づく試験機の制御が望めない場合の代替方法は,事後確認によって,幅方向塑性ひず
み又は長さ方向塑性ひずみのいずれかが弾性域で“0”でないかどうかを調査し,更にその不一致の原因を
調査することを操作者に助言することである。その際,許容差が有効である可能性がある。
次の例では,使用される基準を示している。
− 弾性域の終点 : Rp0.2の65 %
− 上記の終点までの範囲で許容される幅方向塑性ひずみの偏差 : ±0.05 %
図A.1,図A.2,及び図A.3の例の合否について,図A.7,図A.8,及び図A.9に図示している。
記号説明
X : 塑性ひずみ(%) 2 : 幅方向塑性ひずみepb
Y : 応力R(MPa) 3 : “0”からの許容偏差の領域
1 : 長さ方向塑性ひずみepL
図A.7−選択した合格基準(65 %Rp0.2及び±0.05 %塑性ひずみ)を図示した図A.1の例
――――― [JIS Z 2254 pdf 19] ―――――
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Z 2254 : 2021
記号説明
X : 塑性ひずみ(%) 2 : 幅方向塑性ひずみepb
Y : 応力R(MPa) 3 : “0”からの許容偏差の領域
1 : 長さ方向塑性ひずみepL
図A.8−選択した合格基準(65 %Rp0.2及び±0.05 %塑性ひずみ)を図示した図A.2の例
記号説明
X : 塑性ひずみ(%) 2 : 幅方向塑性ひずみepb
Y : 応力R(MPa) 3 : “0”からの許容偏差の領域
1 : 長さ方向塑性ひずみepL
図A.9−選択した合格基準(65 %Rp0.2及び±0.05 %塑性ひずみ)を図示した図A.3の例
――――― [JIS Z 2254 pdf 20] ―――――
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JIS Z 2254:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10113:2020(MOD)
JIS Z 2254:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 2254:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7721:2018
- 引張試験機・圧縮試験機―力計測系の校正方法及び検証方法
- JISB7741:2019
- 一軸試験に使用する伸び計システムの校正方法
- JISG0202:2013
- 鉄鋼用語(試験)
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方