この規格ページの目次
- 5.4 送信器
- 5.5 受信器
- 5.6 その他
- 6 試験片
- 7 超音波厚さ計の性能確認試験区分
- 7.1 試験区分1
- 7.2 試験区分2
- 7.3 試験区分3(日常点検)
- 8 探触子
- 9 試験区分1
- 9.1 一般
- 9.2 使用機材
- 9.3 周囲温度に対する安定性
- 9.4 電池電圧低下表示
- 9.5 電池動作時間
- 9.6 動作電圧範囲
- 9.7 動作電流値
- 9.8 動作温度範囲
- 9.9 送信パルス繰返し周波数
- 9.10 送信パルス特性
- 9.11 動作周波数範囲
- 9.12 最小及び最大測定可能厚さ
- JIS Z 2355-2:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS Z 2355-2:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS Z 2355-2:2016の関連規格と引用規格一覧
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Z 2355-2 : 2016
5.4 送信器
送信器の技術仕様書には,次の事項を記載する。
a) 送信パルス立ち上がり時間
b) 送信パルス幅
c) 送信パルス振幅
5.5 受信器
受信器の技術仕様書には,次の事項を記載する。
a) ゲイン調整機能
b) 動作周波数範囲
5.6 その他
その他の技術仕様書には,次の事項を記載する。
a) 音速設定範囲
b) ゼロ点調整機能の有無
c) 表示更新回数
注記 1秒間当たりの画面表示更新回数である。
d) 測定分解能(mm)
e) データ保存及びデータ出力機能
f) 保存データ読出し及び表示方法
g) 印刷機能
h) その他,性能に関する項目
6 試験片
超音波厚さ計の性能測定に使用する試験片は,次のものから選択する。
a) IS G 0801に規定する対比試験片RB-E
b) IS Z 2345に規定する標準試験片
c) 附属書JAに規定する対比試験片RB-T
d) 附属書JBに規定する対比試験片RB-I
e) 厚さが既知の対比試験片
7 超音波厚さ計の性能確認試験区分
超音波厚さ計が,この規格に適合するための試験項目は,表1による。また,試験の実施区分及び試験
の実施者は,7.17.3による。
7.1 試験区分1
供給者が,超音波厚さ計の技術的仕様に対し当該機器の仕様を確認するための試験である。
7.2 試験区分2
全ての超音波厚さ計に対して行われる試験であり,実施の時期によって次の三つに区分する。
a) 試験区分2-1(出荷前検査) 供給者によって行われる出荷前試験。
b) 試験区分2-2(定期点検) 超音波厚さ計の所有者又はその代理者によって,超音波厚さ計が規定の性
能を維持していることを確認するための試験であり,使用期間中少なくとも一年に1回以上,定期的
に行う。
――――― [JIS Z 2355-2 pdf 6] ―――――
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なお,ここで代理者とは超音波厚さ計の製造業者,代理店又は保守点検サービス業者など所有者の
委託を受け点検を実施する機関などをいう。
c) 試験区分2-3(特別点検) 次の場合に行う。
1) 超音波厚さ計の性能に関わる修理を行った場合。試験項目の詳細については,受渡当事者間で協議
し決定する。
2) 超音波厚さ計を落としたり,運搬中に衝撃を与えた場合など,特別に点検を行う必要があると判断
された場合。
7.3 試験区分3(日常点検)
試験技術者などによる超音波厚さ計の健全性確認のために,日常点検として行う試験である。
表1−試験リスト
試験項目 試験区分1 試験区分2-1 試験区分2-2 試験区分2-3 試験区分3
(特別点検)
(出荷前検査) (定期点検) (日常点検)
物理的 目視点検 10.2参照 10.2参照 10.2参照 10.2参照
一般特性 使用温度範囲 9.3参照
電池電圧低下表示 9.4参照
電池動作時間 9.5参照
動作電圧範囲 9.6参照
動作電流値 9.7参照
動作温度範囲 9.8参照
送信器 送信パルス繰返し周波数 9.9参照
送信パルス特性 9.10参照
受信器 動作周波数範囲 9.11参照
性能 最小及び最大測定可能厚さ9.12参照 9.12参照 9.12参照 9.12参照
測定誤差 9.13参照 9.13参照 9.13参照 9.13参照 11.2.2参照
測定下限 11.2.3参照a) 11.2.3参照a) 11.2.3参照a)
音速設定範囲 9.14参照
調整値の確認 9.15参照 9.15参照 9.15参照 9.15参照
調整設定保存 9.16参照 11.2.4参照a)
表示, データ保存 9.17参照 11.2.5参照a)
データ 印刷 9.18参照
保存データ表示 9.19参照
表示更新回数 9.20参照
探触子 箇条8参照
注a) 必要に応じて行う。
8 探触子
超音波厚さ計に使用する探触子の中心周波数の測定は,JIS Z 2350の7.1(周波数応答性)による。
9 試験区分1
9.1 一般
この試験は,供給者が超音波厚さ計の技術的仕様を確認するための試験である。
この試験のうち,試験項目が超音波厚さ計の仕様に該当していないなど,供給者が不要と判断する試験
については省略してもよい。
――――― [JIS Z 2355-2 pdf 7] ―――――
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9.2 使用機材
試験を実施するために使用する機材は,次による。
a) アッテネータ又は高圧プローブを装備した,100 MHz以上の帯域幅をもつオシロスコープ
b) 50 Ω±1 %又は75 Ω±1 %の無誘導抵抗
c) 直流可変電源
d) 電圧計
e) 電流計又は電流を測定するための機器
f) 恒温槽
使用する測定機器などは,校正されたものとする。
9.3 周囲温度に対する安定性
9.3.1 確認方法
周囲温度に対する安定性は,超音波厚さ計の周囲温度を変化させたときの測定誤差の確認による。確認
方法は,次による。
a) 試験片は,6.1で規定されたもののうち,超音波厚さ計の測定範囲のおおむね中間に相当する厚さのも
のを選定する。
b) 測定誤差の求め方は,9.13.1 c) f)による。
c) )で選定した試験片を用いて,室温相当の温度(20 ℃25 ℃)にて超音波厚さ計の測定誤差を求め
る。
d) 超音波厚さ計を恒温槽に入れ,使用温度範囲の最低温度で供給者の指定する時間保持した後に,同じ
試験片によって超音波厚さ計の測定誤差を求める。
e) 同様にして順次,使用温度範囲の最高温度,室温(20 ℃25 ℃)として供給者の指定する時間保持
した後に,同じ試験片によって超音波厚さ計の測定誤差を求める。
f) この試験は,供給者が推奨する形式の探触子に対して行う。
注記 d)及びe)で設定する温度の順番は変更してもよい。
9.3.2 合格基準
測定誤差は,供給者の仕様範囲内とする。
9.4 電池電圧低下表示
9.4.1 確認方法
電池の電圧低下表示が適正であるかを確認する方法は,次による。
a) 超音波厚さ計から電池を取り外し,電源部に直流可変電源を接続する。
b) 電源端子に電圧計を接続し,供給電圧を測定する。
c) 直流可変電源の電圧を,供給者が指定する超音波厚さ計の動作電圧範囲の中間電圧となるように設定
した後,超音波厚さ計を測定状態とする。
d) )の状態で,直流可変電源の電圧を徐々に下げて,電池の電圧低下表示が表示されたときの電圧値を
読み取る。
9.4.2 合格基準
電池の電圧低下表示は,供給者の仕様範囲内の場合は,合格とする。
なお,電池の電圧低下表示が出るまでは供給者の仕様範囲の性能を維持しているものとする。
9.5 電池動作時間
9.5.1 測定方法
――――― [JIS Z 2355-2 pdf 8] ―――――
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Z 2355-2 : 2016
電池による超音波厚さ計の動作時間を測定する方法は,次による。
a) 超音波厚さ計の電池を,未使用品に交換する。
b) 充電式電池を使用する場合は,取扱説明書に従い規定の充電を行う。
c) 供給者が指定する測定サイクルで,超音波厚さ計の測定を繰り返す。
d) 電池電圧低下表示が出るまでの経過時間を測定し,これを電池動作時間とする。
e) この試験は,供給者が推奨する全ての種類の電池に対して行う。
f) 試験条件(測定サイクル及び温度条件)を記録する。
9.5.2 合格基準
電池動作時間は,供給者の仕様で指定する時間以上の場合は,合格とする。
9.6 動作電圧範囲
9.6.1 確認方法
動作電圧範囲が適正であることを確認するために,超音波厚さ計本体の供給電圧を変化させたときの測
定誤差を確認する。確認方法は,次による。
a) 試験片は6.1で規定する試験片のうち,超音波厚さ計の測定範囲のおよそ中間に相当する厚さのもの
を選定する。
b) 測定誤差の求め方は,9.13.1 c) f)による。
c) 超音波厚さ計を9.4.1と同様の構成とする。直流可変電源の電圧を,供給者が指定する超音波厚さ計の
動作電圧範囲の中間電圧となるように設定する。
d) )で選定した試験片を用いて,超音波厚さ計の測定誤差を求める。
e) 供給電圧を動作電圧範囲の最小値及び最大値として,a)で選定した試験片を用いて,超音波厚さ計の
測定誤差を求める。
f) この試験は,供給者が推奨する形式の探触子に対して行う。
9.6.2 合格基準
測定誤差は,供給者の仕様範囲内の場合は,合格とする。
9.7 動作電流値
9.7.1 測定方法
動作電流値を測定する方法は,次による。
a) 超音波厚さ計を9.4.1と同様の構成とする。動作電流値を測定するために,電流計又は電流を測定する
ための機器を接続する。
b) 9.6.1の動作電圧範囲試験を行い,最小動作電圧及び最大動作電圧におけるそれぞれの動作電流値を測
定する。
c) この試験は,供給者が推奨する形式の探触子に対して行う。
9.7.2 合格基準
測定された電流値は,供給者の仕様範囲内の場合は,合格とする。
9.8 動作温度範囲
9.8.1 一般
使用温度範囲を超える温度で使用する場合は,次の確認が必要である。この試験は測定装置と接触媒質
とに対する試験である。
9.8.2 確認方法
動作温度範囲の確認方法は,次による。
――――― [JIS Z 2355-2 pdf 9] ―――――
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a) 試験片は6.1で規定する試験片のうち,超音波厚さ計の測定範囲内の少なくとも3種類の試験片の厚
さのものを選定する。
b) 試験片を評価する温度とする。
c) 本体の温度は仕様範囲内とする。
d) 探触子と接触媒質とはその温度で推奨されるものを用いる。
e) 9.13.1 c) f)によって測定誤差を求める。
9.8.3 合格基準
動作温度範囲に関する合格基準は,次による。
a) 測定誤差は,供給者の仕様範囲内とする。
b) この試験において,探触子は,損傷を受けないものとする。
9.9 送信パルス繰返し周波数
9.9.1 測定方法
送信パルス繰返し周波数(PRF)を測定する方法は,JIS Z 2351の5.1.2(送信パルス繰返し周波数)に
よる。
9.9.2 合格基準
送信パルス繰返し周波数は,供給者の仕様範囲内の場合は,合格とする。
9.10 送信パルス特性
9.10.1 測定方法
送信パルス特性の測定方法は,次による。
a) 送信パルス立ち上がり時間 送信パルス立ち上がり時間の測定は,JIS Z 2351の5.1.3(送信パルスの
立上がり時間)による。
b) 送信パルス幅 送信パルス幅の測定は,JIS Z 2351の5.1.4(送信パルス幅)による。
c) 送信パルス振幅 送信パルス振幅の測定は,JIS Z 2351の5.1.6(送信パルスの振幅)による。
9.10.2 合格基準
それぞれの測定値が,供給者の仕様範囲内の場合は,合格とする。
9.11 動作周波数範囲
9.11.1 確認方法
この試験は,動作周波数を変更できる超音波厚さ計について,動作周波数が適正に設定されていること
を確認するために,超音波厚さ計と探触子とを組み合わせて性能を確認するものであり,確認方法は次に
よる。
なお,動作周波数を変更しない超音波厚さ計については,この試験を省略してもよい。
a) 試験片は,6.1で規定する試験片のうち,超音波厚さ計の測定範囲のおよそ中間に相当する厚さのもの
を選定する。
b) 測定誤差の求め方は,9.13.1 c) f)による。
c) )で選定した試験片を用いて,超音波厚さ計の測定誤差を求める。
d) この試験は,供給者が推奨する形式の探触子の中から,異なる公称周波数のものを選択して行う。
9.11.2 合格基準
測定誤差は,供給者の仕様範囲内の場合は,合格とする。
9.12 最小及び最大測定可能厚さ
9.12.1 一般
――――― [JIS Z 2355-2 pdf 10] ―――――
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JIS Z 2355-2:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16831:2012(MOD)
JIS Z 2355-2:2016の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 2355-2:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0801:2008
- 圧力容器用鋼板の超音波探傷検査方法
- JISG3103:2019
- ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板
- JISG3106:2015
- 溶接構造用圧延鋼材
- JISG3106:2020
- 溶接構造用圧延鋼材
- JISZ2300:2009
- 非破壊試験用語
- JISZ2300:2020
- 非破壊試験用語
- JISZ2345:2000
- 超音波探傷試験用標準試験片
- JISZ2350:2002
- 超音波探触子の性能測定方法
- JISZ2351:2011
- 超音波探傷器の電気的性能測定方法
- JISZ2355-1:2016
- 非破壊試験―超音波厚さ測定―第1部:測定方法