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JIS Z 9125:2007 規格概要
この規格 Z9125は、全作業時間にわたって視作業を,効率よく,かつ,快適で,安全に行うための屋内作業場の照明設計基準,照明要件などについて規定。
JISZ9125 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z9125
- 規格名称
- 屋内作業場の照明基準
- 規格名称英語訳
- Lighting of indoor work places
- 制定年月日
- 2007年10月20日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 8995:2002 CIE S 008/E:2001(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 13.180, 91.160.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2007-10-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS Z 9125:2007 PDF [23]
Z 9125 : 2007
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本人間工学会 (JES)/財団法人日本規格協
会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の
審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格案の提案を容易にするために,ISO 8995 : 2002,Lighting of indoor work
placesを基礎として用いた。
この規格の基礎として用いた国際規格ISO 8995(CIE S 008/E)は,CIE TC3-21とISO/TC159/SC5WG2
との合同によるCIE/ISO技術委員会が作成した。前記国際規格はISO 8995 : 1989及びCIE出版物CIE29.2 :
1986に置き換わるものであり,屋内作業場のための照明要件を取り扱ったものである。
この規格は,財団法人日本照明委員会 (JCIE) がCIE S 008を翻訳出版したものを基に,日本人間工学会
(JES)/財団法人日本規格協会 (JSA)/社団法人日本照明委員会 (JCIE)/社団法人照明学会 (IEIJ) が合同
で作成した。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS Z 9125には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 9125 pdf 1] ―――――
Z 9125 : 2007
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[2]
- 4. 照明設計基準・・・・[2]
- 4.1 照明環境・・・・[2]
- 4.2 輝度分布・・・・[2]
- 4.3 照度・・・・[3]
- 4.4 グレア・・・・[4]
- 4.5 光の指向性・・・・[6]
- 4.6 光色及び演色・・・・[6]
- 4.7 昼光・・・・[7]
- 4.8 保守・・・・[7]
- 4.9 エネルギーへの配慮・・・・[7]
- 4.10 VDT作業のための照明・・・・[7]
- 4.11 フリッカ及びストロボ効果・・・・[8]
- 4.12 非常照明・・・・[8]
- 5. 照明要件一覧表・・・・[8]
- 6. 検証の手順・・・・[16]
- 6.1 照度・・・・[16]
- 6.2 不快グレア・・・・[16]
- 6.3 平均演色評価数 (Ra)・・・・[16]
- 6.4 光色 (Tcp)・・・・[16]
- 6.5 保守・・・・[16]
- 6.6 VDT作業場で用いる照明器具の輝度・・・・[16]
- 6.7 測定の誤差・・・・[17]
- 附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表・・・・[19]
――――― [JIS Z 9125 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 9125 : 2007
屋内作業場の照明基準
Lighting of indoor work places
序文
この規格は,2002年に発行されたISO 8995 (CIE S 008/E : 2001),Lighting of indoor work placesを翻
訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表を,その説明を付けて附属書(参考)に示す。
1. 適用範囲
この規格は,全作業時間にわたって視作業を,効率よく,かつ,快適で,安全に行うため
の屋内作業場の照明設計基準,照明要件などについて規定する。
なお,この規格は,特定の作業場の最適化のために照明システム及び技術をどのように設計することが
望ましいかを記載するものではない。また,特定の作業場の最適化のために照明システム及び技術をどの
ように設計することが望ましいかについては,関連の国際照明委員会(以下,CIEという。)ガイド及び報
告書に記載されている。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 8995 : 2002 (CIE S 008/E : 2001),Lighting of indoor work places (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格を構成するも
のであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最新版(追
補を含む。)を適用する。
JIS C 7612 照度測定方法
JIS Z 8113 照明用語
備考 CIE 17.4 : 1987,International lighting vocabulary 4th ed.−equivalent to IEC 60050-845からの引
用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 8726 光源の演色性評価方法
JIS Z 9101 安全色及び安全標識−産業環境及び案内用安全標識のデザイン通則
備考 ISO 3864-1,Graphical symbols−Safety colours and safety signs−Part 1 : Design principles for
safety signs in workplaces and public areasが,この規格と一致している。
参考 ISO 8995 : 2002での引用規格では,ISO 3864を引用規格にしているが,同規格は廃版となっ
ており,その改訂版ISO 3864-1を採用した。
CIE 117 : 1995,Discomfort glare in interior lighting
――――― [JIS Z 9125 pdf 3] ―――――
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Z 9125 : 2007
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8113によるほか,次による。
a) 視作業 視覚を用いた作業。
b) 作業領域 視作業をする作業場内の(部分的)領域。
c) 作業近傍 作業領域を囲む少なくとも0.5 mの帯。
d) 維持照度( E) m ある面の平均照度 Eを,使用期間中に下回らないように維持すべき値。
m
e) 屋内統一グレア評価値(Unified Glare Rating, UGR) 1995年にCIEが屋内照明施設のために規定した
屋内の不快グレアを評価する値(以下,UGRという。)。
f) 屋内統一グレア制限値(UGRL) 照明施設に対して許容できるUGRの上限値(以下,UGR制限値とい
う。)。
g) 遮光角 ランプ光が直接目に入らないように,照明器具によって遮へいされた水平から下の部分の角
度。
h) 作業面 通常,作業を行う面として定義された基準面。
4. 照明設計基準
4.1 照明環境
作業場のために良い照明とは,作業に良好な視認性を提供するだけのものではなく,作
業が容易で,かつ,快適に行えることが最も重要であるので,照明は,状況に応じて求められる量と質と
をともに満たすものでなければならない。一般に,照明は,次の項目を確保する。
a) 作業者が満足できる状態であると感じるような視覚快適性。
b) 厳しい環境下及び長時間の作業でも,作業者が迅速で,かつ,正確に視作業を行えるような視覚作業
性。
c) 作業周辺が見え,危険を感知できる視覚安全性。
これらを満たすために,照明環境に影響するすべてのパラメータに注意する。主なパラメータを次に示
す。
a) 輝度分布
b) 照度
c) グレア
d) 光の指向性
e) 光の色及び表面の色彩
f) フリッカ
g) 昼光
h) 保守
照度,不快グレア及び演色性のような定量化できるパラメータに関する推奨値を,室別,作業別及び活
動別に5. に示す。
4.2 輝度分布
視野内の輝度分布は,作業の視認性に影響する眼の順応レベルを左右し,バランスの良
い輝度分布は,次に示す各項目を向上させるために必要とする。
a) 視力(鮮明さ)
b) コントラスト感度(比較的小さな輝度差の弁別)
c) 視覚特性[焦点調節,ふくそう(輻輳),縮どう(瞳),眼球運動など]
視野内の輝度分布のばらつきが大きいと,次のa) b) のように視覚快適性に影響するので,大きなばら
つきは避けることが望ましい。
――――― [JIS Z 9125 pdf 4] ―――――
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Z 9125 : 2007
a) 輝度が高すぎると,グレアを生じることがある。
b) 輝度対比が大きすぎると,たえず眼の順応状態が変わり,視覚的疲労感を生じる。
c) 輝度が低すぎたり,輝度対比が小さすぎたりすると,単調で刺激のない作業環境となる。
d) 建物内のあるゾーンから他のゾーンへ移動する場合の順応に対して留意する。
すべての表面における輝度が重要であり,それぞれの輝度はその表面の反射率及び照度によって決まる。
主な室内面の実用的な反射率は,以下の範囲にするのが望ましい。
a) 天井面 : 0.60.9
b) 壁 面 : 0.30.8
c) 作業面 : 0.20.6
d) 床 面 : 0.10.5
4.3 照度
作業領域及び作業近傍における照度並びにその分布は,速く,安全で,かつ,快適に知覚し,
視作業を行えるかを決定する主要因であり,作業領域が特定できない空間については,作業が行われる可
能性のある領域を作業領域とする。
この規格で規定する照度値は,維持照度であり視作業時の安全性及び作業性の要求を満たす。
4.3.1 作業領域の推奨される維持照度 推奨される維持照度を,維持照度と表現する。維持照度は,5.
の室別,作業別及び活動別の照明要件一覧表による。維持照度は,基準面の平均照度である。基準面は,
水平面,鉛直面又は傾斜した面である。基準面を特定できない場合には,床上0.8 m(机上視作業),床上
0.4 m(座業),床又は地面のいずれかを基準面と仮定する。それぞれの作業領域に対する設計照度は,維
持照度を基に定める。設計照度は,照明設備の経年数や状態にかかわらず,維持しなければならない。こ
れらの値は,通常の視覚条件に対して有効であり,次に示す要因を考慮する。
a) それぞれの視作業に対して要求される条件
b) 安全性
c) 視覚快適性や心地よさのような心理・生理的要因
d) 経済性
e) 実際の経験
次のように視覚条件が通常と異なる場合,表1に示す維持照度の範囲で設計照度を高くすることが望ま
しい。
a) 視作業対象のコントラストが極端に低いとき。
b) 精密な視作業であるとき。
c) 間違いを修正するために高い費用がかかるとき。
d) 精度又は高い生産性が要求されるとき。
e) 作業者の視機能が低いとき。
次の場合には,表1に示す維持照度の範囲で設計照度を低くしてもよい。
a) 視作業対象が極端に大きい,又は視作業対象のコントラストが高いとき。
b) 作業に従事する時間が極端に短いとき。
継続して作業する場所では,設計照度が200 lx以上でなければならない。
――――― [JIS Z 9125 pdf 5] ―――――
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JIS Z 9125:2007の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8995:2002 CIE S 008/E:2001(MOD)
JIS Z 9125:2007の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.180 : 人間工学
JIS Z 9125:2007の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC7612:1985
- 照度測定方法
- JISZ8113:1998
- 照明用語
- JISZ8726:1990
- 光源の演色性評価方法
- JISZ9101:2018
- 図記号―安全色及び安全標識―安全標識及び安全マーキングのデザイン通則