JIS A 1424-1:2015 給水器具発生音の実験室測定方法―第1部:試験装置及び測定方法 | ページ 4

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A 1424-1 : 2015
附属書A
(参考)
給水システム内残留空気を放出するための手順
(試験給水管,一対の分岐管など)
A.1 INSを取り付けた場合
INSを取り付けた場合の測定は,次による。
a) 一対の右手側分岐管吐水口端部にC形ユニオンのおすを用いて図4に示したINSを取り付ける。
b) ユニオンナットを締める。
c) 給水圧力を約0.3 MPaに調整する。
d) ゆっくりと僅かに,左側分岐管のボールバルブを開き,水が流れ出るようにする。
e) ゆっくりと右分岐管のボールバルブを完全に開く。
f) ボールバルブが開いている間,右側のユニオンナットを緩める。少しの間ユニオン部分を傾け,管内
の水を流出させる(必要であれば,飛散を防止するためにカバーを設ける。)。
g) 右側のユニオンナットを締めて,左分岐管のボールバルブを閉じる。
h) 給水圧力を約0.5 MPaに調整する。
i) 急激に右分岐管のボールバルブの開閉を繰り返し,ボールバルブを閉じる。
j) 試験給水管に空気抜き管を設け,高い位置で端部を大気開放とする。
k) 給水圧力を0.3 MPaに調整する。
l) 右側のINSのLsn値を測定する。簡易計測によって数回再現性を確かめる。
m) sn値に再現性がない場合は,再現性の良い値が得られるまで,この手順を繰り返す。
n) NSを取り外し(ユニオンナットを締める。),もう一方の左側分岐管端にC形ユニオンのおすユニオ
ンを用いてINSを取り付ける。
o) 左側分岐管に取り付けたINSによって同様の手順を繰り返す。
A.2 供試給水器具を取り付けた場合
供試給水器具を取り付けた場合の測定は,次による。
a) 挿入式取付給水器具は,C形ユニオンのめすユニオンを用いて取り付ける。
b) ねじ込み式給水器具の場合,ユニオンの組立てはC形ユニオンのおすユニオンのねじ山部分を分岐管
端に当て,ユニオンナットを手で締め付ける。
c) 給水器具の取付けには,不必要な力が加わらないように一直線上に,そしてどの形式のユニオンでも
手で締め付けられるようにする。
d) 給水器具のアイソレーターを開放した状態で,低騒音流量抵抗を接続しなくとも自由に流量調整がで
きるようにする。
e) ユニオンナットを手で締め付けたままで,給水圧力を約0.3 MPaに調整する。
f) 少しボールバルブを開く。
g) 水を流しながらC形ユニオンナットを締め付ける(交互に)。
h) 水を流しながら給水器具接続部とユニオンを取り付け,完全に締め付ける。
i) 給水圧力を0.5 MPaに調整する。

――――― [JIS A 1424-1 pdf 16] ―――――

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A 1424-1 : 2015
j) 装置のバルブを繰り返し開閉し,必要ならば急激に開閉し,気泡を追い出す。
k) 給水圧力を0.3 MPaに調整する。
l) ボールバルブを一部閉じる。
m) 吐水を続けた状態で測定するので,低騒音流れ抵抗を取り付ける。
n) 空気抜き管を設け,高い位置で端部を大気開放とする。
o) nを数回測定し,再現性を確かめる。
p) 再現性が得られない場合には,再現性が得られるまで繰り返す(これは,Lnの変化が2 000 Hz及び
4 000 Hzのオクターブバンドで0.5 dBより小さくなる必要がある。)。

――――― [JIS A 1424-1 pdf 17] ―――――

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A 1424-1 : 2015
A1
2
附属書JA
42
(参考)
4-
1 : 2
JISと対応国際規格との対比表
015
ISO 3822-1:1999 Acoustics−Laboratory tests on noise emission from appliances and
JIS A 1424-1:2015 給水器具発生音の実験室測定方法−第1部 : 試験装置及び測
定方法 equipment used in water supply installations−Part 1: Method of measurement,
Amendment 1:2008
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
3 用語,定 3.5 給水器具発生音の − − 追加 JISとして必要な用語を規定した。 この規格で用いる物理量の定義を
義及び記号 単発暴露音圧レベル 追加規定した。
5 試験装置 5.1 試験装置の基本構 5 JISとほぼ同じ 変更 図の変更。 技術的差異はないが,理解しやす
成 いように装置例及び図を変更して
いる。
5.4 音響放射壁 5.4 JISとほぼ同じ 追加 ISO規格ではコンクリート造だけ JISでは我が国の実情を踏まえて
が規定されているが,JISでは組積組積造を追加した。
造を追加している。
  •  6 測定装置・・・・[6]
.1 測定器 6.1 JISとほぼ同じ 変更 JISに規定する測定器に変更した。 内容は対応しており,技術的差異 はない。
8 測定手順 8.1.3 供試給水器具の 8.1 JISとほぼ同じ 変更 JISでは,ISO規格のAnnex C 技術的差異はない。
及び計算 数 (normative)に規定しているものを,
この細分箇条で規定した。
8.2 測定方法及び計算 − − 追加 JISとして必要なため,測定方法をこの規格で用いる物理量の定義を
追加した。 追加規定した。
8.3 給水器具発生音レ 8.2及び JISとほぼ同じ 追加 数値の丸め方を規定した。 内容に関する技術的差異はない。
ベルLapの算出 Annex B
11 試験報 10 JISとほぼ同じ 追加 i)及びj)を追加した。 規格使用者の利便を考慮し,追加。
告書
− − Annex C 供試給水器具の選定 削除 Annex Cを削除した。 国内製品の場合と適合しないため
削除。

――――― [JIS A 1424-1 pdf 18] ―――――

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A 1424-1 : 2015
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 3822-1:1999,Amd. 1:2008,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
A1 424-
1 : 2015
2

――――― [JIS A 1424-1 pdf 19] ―――――

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A 1424-1 : 2015
A1
2
附属書JB
42
(参考)
4-
1 : 2
技術上重要な事項に関する新旧対照表
015
現行規格(JIS A 1424-1:2015) 旧規格(JIS A 1424-1:1998) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
5.3 試験室 給水器具発生音レベルと暗騒音レベルとの差が6 5.3 暗騒 他の音響測定規格や関連ISO規
試験室の暗騒音のオクターブバンド音圧レベルは,
内の暗騒音 音
dB以上で15 dB以下の場合には,“暗騒音補正”を 格の内容に整合させた。
供試給水器具によって生じるレベルよりも,少なく
行うこととした。また,その差が6 dBより小さい とも10 dB以上低くする。差が10 dB以下の場合は
場合は,補正を行わず測定結果を参考値とすること 補正する。
とした。
5.9 試験装 5.9 試験
試験装置から発生する自己雑音が,試験室内で供試 5.3の暗騒音補正の場合に対応
試験装置から発生する自己雑音が,試験室内で供試
置の自己雑 給水器具の発生音より少なくとも15 dB以下となる
装置の自 させた。
給水器具の発生音より少なくとも10 dB以下となる
音の測定 ようにしなければならないとした。 己発生音 ようにしなければならないとした。
の測定
8.3給水器 コンピューターを利用して,等価フィルタに対応し − なし ISO 3822-1:1999の附属書B(参
具発生音レ た数値補正を行うことができるとした。 考)に同内容の記載があるの
ベルLapの で,その内容の主要な部分を本
算出 体に記載した。
9 測定精度 測定値の再現性に関する標準偏差を“測定の不確か − なし ISO 3822-1:2008の附属書D(参
さ”として示した。 考)にある内容の主要な部分を
本体に記載した。
附属書A INSを取り付けたとき及び供試給水器具を設置した − なし ISO 3822-1:1999の附属書A(参
(参考)給 ときの給水システム内残留空気を放出するための 考)で記載しており,内容から
水システム 手順を示した。 みて必要なものと判断された
内残留空気 ため,その内容を変更すること
を放出する なく,参考として記載した。
ための手順

JIS A 1424-1:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3822-1:1999(MOD)
  • ISO 3822-1:1999/AMENDMENT 1:2008(MOD)

JIS A 1424-1:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1424-1:2015の関連規格と引用規格一覧