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A 1905-1 : 2015
A1
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現行規格(JIS A 1905-1:2015) 旧規格(JIS A 1905-1:2007) 改正理由
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箇条番号 内容 箇条番号 内容
05
及び題名 及び題名
-
1 : 2
5 測定原 4. 測定原
試験建材の対象化学物質低減性能は,主に対象化学物 b) 低減効果の持続性能 a) による方法,又は次の1)
0
理(続き) 理
質濃度,物質伝達率,試験建材自身がもつ吸着特性(吸 2) によって,低減効果の持続性能を測定する。
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着等温線,拡散抵抗等)によって決定される。それゆ 1) 物理吸着の場合 粉砕した試料を充てんしたチ
え,低減性能試験は,対象化学物質濃度及び試験建材 ューブに濃度を調整したホルムアルデヒドガス
のもつ物質伝達率の両方を規定すべきである。 を流通させ,吸着破過したときの飽和除去量を測
なお,この規格は,紫外線,可視光線の存在下におい 定し,効果の持続性を求める。
て対象化学物質が分解する触媒作用をもつ材料には, 2) 化学吸着の場合 1) による測定,又はサンプルに
適用しない。 含まれる吸着化学物質の物質量とホルムアルデ
注記1 長期の対象化学物質低減性能は,飽和除去量 ヒドの反応理論値から効果の持続性能を求める。
ρAaで表される。必要であれば,補助的な指標 備考 反応式を用い吸着化学物質のモル数か
として汚染物質除去性能の寿命tltで表す。 ら除去量を算出するため,吸着化学物質
注記2 カラム破過法による低減効果の持続性能の試 の組成又は配合率が明らかなものだけ
験例を,附属書Cに示す。 が対象となる。それらが不明な天然物な
どは対象とならない。
c) 分解による場合 ホルムアルデヒドの負荷量と性
能劣化との関係は,試験建材によって異なり,一
律の基準(飽和吸着量に相当するもの)がないた
め,加速試験の結果から濃度と性能劣化係数との
関係を求め,居住環境における負荷量に当てはめ
て性能低下を予測する。
− − 5.2 低減 低減効果の持続性能について規定。 ISO規格化の際にAnnex
効果の持 A(normative)へ移動した
続性能 ため,ISO規格に整合さ
せ,附属書Aに移動した。
7.2 低減 6.1.1 低減
試験場所の空気とチャンバー内との温度及び相対湿度 JIS Z 8301に従い,備考1
備考1. 試験場所の空気と小形チャンバー内との温度
量の性能 が異なるため,チャンバーの中に試験片を入れるとき,
量の性能 及び3を本文とした。
及び相対湿度が異なるため,小形チャンバーの
試験 試験
チャンバー内の環境に初期的な変動が観測されること 中に試験片を入れるとき,小形チャンバー内の
7.2.1 温度 a) 温度及
があるので,これらの変動は記録する。また,温度及 環境に初期的な変動が観測されることがある
及び相対 び相対湿度の範囲は,時変動を示すものであり,チャ
び相対湿 ので,これらの変動は記録する。
湿度 度
ンバー内に温度分布及び湿度分布を極力生じさせない 3. 温度及び相対湿度の範囲は,時変動を示すもの
ようにする。 であり,小形チャンバー内に温度分布及び湿度
分布を極力生じさせないようにする。
――――― [JIS A 1905-1 pdf 26] ―――――
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A 1905-1 : 2015
現行規格(JIS A 1905-1:2015) 旧規格(JIS A 1905-1:2007) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
7.2 低減 6.1.1 低減
換気回数は,(0.5±0.05) 回/hを標準とする。試料負荷 JIS Z 8301に従い,備考
定常状態では,小形チャンバー濃度は,吸着,分解試
量の性能 率は,2.2 m2/m3を標準とする。 量の性能 は本文とした。また,本
験条件を設定する場合のパラメータとして選択される
試験 試験
異なるチャンバーから得られた結果を比較する場合に 単位面積当たりの換気量に左右される。 文に記載されていた内容
7.2.4 単位は,換気回数n及び試料負荷率Lを同一条件とする。 d) 単位面 換気回数は,(0.5±0.05) 回/hを標準とする。試料負荷
の一部で,注記とすべき
面積当た 換気回数n及び試料負荷率Lは吸着速度に影響を与え 積当たり 率は,2.2 m2/m3を標準とする。 内容については,注記と
りの換気 ることがある。 の換気量 して記載を変更した。
備考1. 異なる小形チャンバーから得られた結果を比
量及び換 注記 定常状態では,チャンバー濃度は,吸着,分解試
及び換気 較する場合には,換気回数n及び試料負荷率L
気回数 験条件を設定する場合のパラメータとして選択回数 を同一条件とする。
される単位面積当たりの換気量に左右される。 2. 換気回数n及び試料負荷率Lは吸着速度に影響
を与えることがある。
7.2 低減 6.1.1 低減
チャンバーに供給する対象化学物質濃度は,おおむね 試験条件によって変更で
小形チャンバーに供給するホルムアルデヒド濃度は,
量の性能 量の性能
ガイドライン値とする。試験の目的によっては他の濃 おおむねガイドライン値とする。 きる旨を追記した。
試験 試験
度で試験してもよい。この場合,その旨を試験報告書
7.2.5 供給に記載する。 e) 供給濃
濃度 度
− − 6.1.2 低減低減効果の持続性能(長期間測定)について規定。ISO規格に整合させ削除
効果の持 した。
続性能(長
期間測定)
− − 6.2 低減 低減効果の持続性能について規定。 附属書Aへ移動した。
効果の持
続性能
8.3 チャ 7.3 小形
積算流量計を用いて出口で試験を行う場合には,その JIS A 1901に整合させ備
備考 積算流量計を用いて出口で試験を行う場合には,
ンバー内 装置による背圧のため,チャンバーに流れる流量が下
チャンバ 考から本文に変更した。
その装置による背圧のため,小形チャンバーに流
の換気回 がる可能性に注意する。 ー内の換 れる流量が下がる可能性に注意する。
数 気回数
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現行規格(JIS A 1905-1:2015) 旧規格(JIS A 1905-1:2007) 改正理由
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箇条番号 内容 箇条番号 内容
05
及び題名 及び題名
-
1 : 2
8.4 チャ 7.4 小形
換気性能係数の測定は,JIS A 1901に準じる。試験は, JIS A 1901に準じること
換気性能係数の測定は,JIS A 1901に準じる。試験は,
0
ンバー内 チャンバ
チャンバー内に試験片,又は試験片と同じ大きさの不 から,記載が重複してい
小形チャンバー内に試験片,又は試験片と同じ大きさ
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の換気性 活性基材(例えば,ガラス板又はステンレス鋼板)を
ー内の換 る部分を削除した。
の不活性基材(例えば,ガラス板又はステンレス鋼板)
能係数 入れて行う。 気性能係 を入れて行う。
数 一定の濃度及び流量でトレーサーガスを供給空気に混
合させてから,小形チャンバー出口で濃度の経時変化
を測定する(ステップアップ法)。その経時変化から,
小形チャンバー内の換気性能係数ηは,名目換気時間τn
を平均空気齢< 地 侮 気性能
係数は,90 %以上が望ましい。小形チャンバー出口で
の空気齢は,名目換気時間と一致する。また,小形チ
ャンバー内のトレーサーガスをファンなどによって完
全混合した後,清浄な空気を供給し,小形チャンバー
出口で濃度の経時変化を測定してもよい。その経時変
化から小形チャンバー内の換気性能係数を算出する
(ステップダウン法)。
経過時間tにおける小形チャンバーの排気におけるト
レーサーガス濃度Ce(t),経過時間が十分長いとき(平
衡時)のトレーサーガス濃度Cs,初期におけるトレー
サーガス濃度C(0)とすると,それぞれ次の式で表され
る。
換気性能係数 n (1)
n
名目換気時間 V Q (2)
Q Ce t
ステップアップ法 t 1 (3)
V 0 Cs
Q0 Ce t
ステップダウン法 t (4)
V C0
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A 1905-1 : 2015
現行規格(JIS A 1905-1:2015) 旧規格(JIS A 1905-1:2007) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
10 試験片 9. 試験片
試験片の準備は,JIS A 1902-1,JIS A 1902-2,JIS A JIS A 1901と同様の記載
JIS A 1901によるほか,次による。試験の準備終了後,
の準備 の準備
1902-3及びJIS A 1902-4による。試験片をチャンバー 方法とし,記載が重複し
サンプルを運搬用の包装から取り出し試験片を準備す
内に設置し,ホルムアルデヒドを含有した空気を供給 ている部分は削除した。
る。試験片を小形チャンバー内に設置し,ホルムアル
した時点を試験開始とする。 デヒドを含有した空気を供給した時点を試験開始とす
る。
a) 板,パネル,ボードなどの製品の試験片の選択 試
験片の切り出し位置は,通常,板,パネル,ボー
ドなどの製品の長手方向と平行になるような中央
部を選択する。また,切断面は表面と直角になる
ように切断する。
備考 切断面が器具で焼けないように注意する。
b) ロール状製品の試験片の選択 ロールの包装を外
し,サンプル中央の適切な部分を選択する。この
とき試験片の一辺がサンプルの長手方向と平行に
なるように採取する。
c) 塗材などの製品の試験片の選択 塗材に関して
は,ガラス板,アルミニウム合金板などに塗布し
て試験片を準備する。
d) シール工程 試験片の表面で吸着,分解されるホ
ルムアルデヒドを測定する場合,端部及び裏面を
アルミはくなどのシール材を用いてシールする。
備考1. 試験片を基材に接着する場合は,接着剤
の使用量,塗布方法及び試験片を基材に
接着するまでの待ち時間については適
切な条件を選択する。また,使用する接
着剤は,試験性能に影響がないものとす
る。
2. 小口及び裏面をシールして測定する。シ
A1
ール工程の代わりに,2枚の試験片をは
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り合わせることで裏面での吸着を防ぐ
5-
1
こともできる。
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A 1905-1 : 2015
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現行規格(JIS A 1905-1:2015) 旧規格(JIS A 1905-1:2007) 改正理由
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箇条番号 内容 箇条番号 内容
05
及び題名 及び題名
-
1 : 2
11.3 チャ 10.1.3 小
試験の目的に応じて,これらの測定日数を選んでもよ 備考は,ISO規格に整合
備考1. 試験の目的に応じて,これらの測定日数を選ん
0
ンバー出 形チャン
い。持続性能のデータが必要な場合,空気捕集は試験 でもよい。 させて本文に移動した。
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口濃度を 開始から28日経過以降も採取する。持続性能が当初の
バー濃度 2. 持続性能のデータが必要な場合,空気捕集は試
測定する 1/2又はなくなった場合には,試験を終了してもよい。
を測定す 験開始から28日経過以降も採取する。
時間 VOCなどの化学物質が放散する場合,JIS A 1901による時間 3. 持続性能が当初の1/2又はなくなった場合に
11.3.1 低 って放散速度を確認する。 は,試験を終了してもよい。
減量の性
能試験
11.3 チャ − 10.1.3 小 d) 化学物質の発生量に対する性能 VOCなどの化学 11.3.1へ移動した。
ンバー出 形チャン 物質が放散する場合,JIS A 1901によって放散量又
口濃度を バー濃度 は放散速度を確認する。
測定する を測定す
時間 る時間
11.4 空気 通常,対象化学物質の捕集にはDNPHカートリッジを 10.1.4 空 通常,ホルムアルデヒドの捕集にはDNPHカートリッ捕集方法の詳細はJIS A
捕集 気捕集
使用する。空気捕集の方法は,JIS A 1901に準じる。た 1901参照とし,記載を省
ジを使用する。試験空気を供給して8時間以上が経過
だし,捕集管は,JIS A 1962の6.1.1(サンプリングカ 略することとした。
した小形チャンバー内の温度及び相対湿度が定常状態
ートリッジ)による。 であることを確認した後,捕集管を接続して1日後の
小形チャンバー濃度を測定すると同時に,トラベルブ
ランクも測定する。
以降,経過時間ごとの小形チャンバー濃度及びトラベ
ルブランクを測定する。
備考1. 事前に小形チャンバー内の濃度を予測する
ことが難しい場合は,破過確認のため捕集管
を二つ連結させる。捕集管の破過の有無は式
(5)によって判断する。求めた値が95 %以上
の場合は,ホルムアルデヒドは実質的に前方
の捕集管だけに吸着されたことになるので,
破過していないと判断できる。
C1
100 95 (%) (5)
C1 2
2. 捕集管は,JIS A 1962による。
――――― [JIS A 1905-1 pdf 30] ―――――
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JIS A 1905-1:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16000-23:2009(MOD)
JIS A 1905-1:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.20 : 雰囲気
JIS A 1905-1:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1901:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散測定方法―小形チャンバー法
- JISA1902-1:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第1部:ボード類,壁紙及び床材
- JISA1902-2:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第2部:接着剤
- JISA1902-3:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第3部:塗料及び建築用仕上塗材
- JISA1902-4:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第4部:断熱材
- JISA1962:2015
- 室内及び試験チャンバー内空気中のホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物の定量―ポンプサンプリング
- JISK0124:2011
- 高速液体クロマトグラフィー通則
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8872:2008
- ホルムアルデヒド液(試薬)
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態