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JIS A 1905-2:2015 規格概要
この規格 A1905-2は、JIS A 1901に規定するチャンバーを用いて建築物の室内空気中のホルムアルデヒドについて吸着、分解などをすることによって、その汚染濃度を低減する性能をもつ建築材料の濃度低減性能試験法のうち、ホルムアルデヒド放散建材を用いた吸着速度性能測定について規定。紫外線、可視光線の存在下において分解する触媒作用をもつ材料は、適用しない。
JISA1905-2 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A1905-2
- 規格名称
- 小形チャンバー法による室内空気汚染濃度低減材の低減性能試験法―第2部 : ホルムアルデヒド放散建材を用いた吸着速度測定
- 規格名称英語訳
- Performance test of sorptive building materials reducing indoor air pollution with small chamber -- Part 2:Measurement of capability for suppressing formaldehyde emission
- 制定年月日
- 2007年2月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 13.040.20, 71.040.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2007-02-01 制定日, 2011-10-20 確認日, 2015-03-20 改正日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS A 1905-2:2015 PDF [16]
A 1905-2 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 記号及び単位・・・・[2]
- 5 原理・・・・[2]
- 6 器具・・・・[2]
- 7 試験条件・・・・[4]
- 7.1 一般・・・・[4]
- 7.2 温度及び相対湿度・・・・[4]
- 7.3 供給空気のバックグラウンド濃度・・・・[4]
- 7.4 物質伝達率・・・・[4]
- 7.5 単位面積当たりの換気量及び換気回数・・・・[4]
- 7.6 ホルムアルデヒド放散源・・・・[5]
- 8 試験条件の検証・・・・[5]
- 8.1 試験条件のモニタリング・・・・[5]
- 8.2 チャンバーの気密性・・・・[5]
- 8.3 チャンバー内の換気回数・・・・[5]
- 8.4 チャンバー内の換気性能係数・・・・[5]
- 8.5 回収率及びシンク効果・・・・[5]
- 9 チャンバーの準備・・・・[6]
- 10 試験片の準備・・・・[6]
- 11 測定方法・・・・[7]
- 11.1 一般・・・・[7]
- 11.2 バックグラウンド濃度及びトラベルブランク・・・・[7]
- 11.3 チャンバー内での試験片の位置・・・・[7]
- 11.4 チャンバー濃度を測定する時間・・・・[7]
- 11.5 低減効果の持続性能・・・・[7]
- 11.6 空気捕集・・・・[8]
- 11.7 飽和除去量の測定・・・・[8]
- 12 ホルムアルデヒドの分析・・・・[8]
- 13 濃度低減効果の速度の算出及び結果の表現方法・・・・[8]
- 14 報告書・・・・[9]
- 附属書A(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[11]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS A 1905-2 pdf 1] ―――――
A 1905-2 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。
これによって,JIS A 1905-2:2007は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS A 1905の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS A 1905-1 第1部 : 一定ホルムアルデヒド濃度供給法による吸着速度測定
JIS A 1905-2 第2部 : ホルムアルデヒド放散建材を用いた吸着速度測定
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――――― [JIS A 1905-2 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 1905-2 : 2015
小形チャンバー法による室内空気汚染濃度低減材の低減性能試験法−第2部 : ホルムアルデヒド放散建材を用いた吸着速度測定
Performance test of sorptive building materials reducing indoor air pollutionwith small chamber-Part 2: Measurement of capability for suppressingformaldehyde emission
序文
この規格は,2007年に制定された。その後,この規格と類似する規格であるJIS A 1905-1が,同規格を
基に制定されたISO規格との間でISO規格化する際に生じた内容の差異に対して整合化を図っており,ま
た,この規格と関連するJISの規格群が制定又は改正されたことから,これら規格との整合化を図ること
を目的として,改正した。技術上重要な改正に関する新旧対照表を附属書Aに示す。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
1 適用範囲
この規格は,JIS A 1901に規定するチャンバーを用いて建築物の室内空気中のホルムアルデヒドについ
て吸着,分解などをすることによって,その汚染濃度を低減する性能をもつ建築材料の濃度低減性能試験
法のうち,ホルムアルデヒド放散建材を用いた吸着速度性能測定について規定する。
なお,この規格は建築用ボード類,壁紙,床材,塗材などに適用できる。ただし,紫外線,可視光線の
存在下において分解する触媒作用をもつ材料は,適用しない。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1901 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散
測定方法−小形チャンバー法
JIS A 1902-1 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放
散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件−第1部 : ボード類,壁紙及び床材
JIS A 1902-2 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放
散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件−第2部 : 接着剤
JIS A 1902-3 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放
散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件−第3部 : 塗料及び建築用仕上塗材
JIS A 1902-4 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放
――――― [JIS A 1905-2 pdf 3] ―――――
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A 1905-2 : 2015
散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件−第4部 : 断熱材
JIS A 1905-1 小形チャンバー法による室内空気汚染濃度低減材の低減性能試験法−第1部 : 一定ホル
ムアルデヒド濃度供給法による吸着速度測定
JIS A 1962 室内及び試験チャンバー内空気中のホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物の定量
−ポンプサンプリング
JIS A 1965 室内及び試験チャンバー内空気中揮発性有機化合物のTenax TA吸着剤を用いたポンプ
サンプリング,加熱脱離及びMS又はMS-FIDを用いたガスクロマトグラフィーによる定量
JIS K 0124 高速液体クロマトグラフィー通則
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 1901及びJIS A 1905-1によるほか,次による。対象化学
物質は,ホルムアルデヒドとする。
3.1
放散建材(emission material)
ホルムアルデヒドを放散する建築材料。
3.2
複合建材(composite material)
試験建材と放散建材とをねじ又はくぎで貼り合わせる又は塗布した建築材料。
3.3
発生量(source)
試験開始時点から規定する経過時間において,単位時間当たりに放散されるホルムアルデヒドの質量。
注記 この規格では,単位面積当たりの放散速度qAに試験片の面積を乗じたS=A×qAを適用する。
4 記号及び単位
この規格で用いる主な記号及び単位は, JIS A 1901及びJIS A 1905-1によるほか,次による。
S : 発生量(μg/h)
5 原理
定常的な換気のある状況下で試験建材の対象化学物質放散抑制効果を測定する。二つのチャンバー(チ
ャンバー1及びチャンバー2)を用意し,対象化学物質放散建材単体及び対象化学物質放散建材の表面の一
部(66 %)に濃度低減性能を計測するための試験建材を貼り合わせた複合建材をそれぞれのチャンバー内
に設置し,JIS A 1901によって測定を行う。チャンバー1に設置した放散建材単体とチャンバー2に設置し
た複合建材の放散量とを比較することによって,対象化学物質放散抑制濃度低減性能を求める。また,チ
ャンバー1及びチャンバー2のチャンバー内の揮発性有機化合物(以下,VOCという。)などの濃度測定の
比較を行うことによって,試験建材から放散されるVOCなどの性状を求めることができる。
6 器具
6.1 一般
――――― [JIS A 1905-2 pdf 4] ―――――
3
A 1905-2 : 2015
器具は,JIS A 1901に準じる。放散建材及び複合建材から放散される対象化学物質の放散速度を測定す
る場合に必要な器具は,主として次のとおりである。
− チャンバー
− 試験片のシール材
− 空気清浄装置
− 温度・湿度制御装置
− 積算流量計
− 空気捕集装置
− オーブン
− 分析装置
6.2 チャンバー この規格のチャンバーに適用する一般仕様及び要求事項は,JIS A 1901による。チャン
バーのシステムの概念図を,図1に示す。出口空気と入口空気とを循環してはならない。
図1−チャンバーの概念図
6.3 試験片のシール材 試験片の表面からだけ放散される化学物質を測定する場合,端部及び裏面をアル
ミはくなどでシールする。
6.4 空気清浄装置 チャンバーに供給する空気は,できる限り清浄な空気が必要である。バックグラウン
ド濃度の上昇を防ぐために空気清浄装置を備えるか,清浄なボンベ空気を使用する。
6.5 温度・湿度制御装置 温度の制御は,チャンバーを必要温度に制御した恒温槽などの試験場所に置く
方法,又はチャンバー内を必要温度に維持する方法のいずれかによる。通常,相対湿度の制御は,供給空
気を必要湿度に維持する方法とし,温度及び相対湿度は,温度・湿度制御システムとは独立して,連続的
にモニタリングする。
なお,チャンバー内に結露を生じさせたり,水を噴霧させたりしないように注意しなければならない。
6.6 積算流量計 チャンバー出口に積算流量計を設置し,チャンバー内の正確な換気量を測定する。積算
流量計と同等以上の性能をもつ装置を用いてもよい。
6.7 空気捕集装置 空気捕集は,チャンバー出口の排気を用いる。空気捕集用分岐管を用いる場合は,チ
ャンバー出口から直接捕集する。ダクト及びチューブを介して捕集する場合はその間をできる限り短くし,
チャンバーと同じ温度に保つ。
なお,ダクト及びチューブの材質はポリテトラフルオロエチレン素材など,吸着が非常に少ないものを
用いる。
――――― [JIS A 1905-2 pdf 5] ―――――
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JIS A 1905-2:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.20 : 雰囲気
JIS A 1905-2:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1901:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散測定方法―小形チャンバー法
- JISA1902-1:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第1部:ボード類,壁紙及び床材
- JISA1902-2:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第2部:接着剤
- JISA1902-3:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第3部:塗料及び建築用仕上塗材
- JISA1902-4:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第4部:断熱材
- JISA1905-1:2015
- 小形チャンバー法による室内空気汚染濃度低減材の低減性能試験法―第1部:一定ホルムアルデヒド濃度供給法による吸着速度測定
- JISA1962:2015
- 室内及び試験チャンバー内空気中のホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物の定量―ポンプサンプリング
- JISA1965:2015
- 室内及び試験チャンバー内空気中揮発性有機化合物のTenax TA(R)吸着剤を用いたポンプサンプリング,加熱脱離及びMS又はMS-FIDを用いたガスクロマトグラフィーによる定量
- JISK0124:2011
- 高速液体クロマトグラフィー通則
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態