JIS A 1963:2015 室内空気中のホルムアルデヒドの定量―パッシブサンプリング | ページ 7

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A 1963 : 2015
現行規格(JIS A 1963:2015) 旧規格(JIS A 1963:2005) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
注4) 移動相のろ過に用いる器具としては,例え
ば,ガラス製0.22 μmポリエステルメンブレ
ンフィルター及びテトラフルオロエチレン
樹脂(PTFE)製の吸引ろ過装置がある。ま
た,脱気の方法として,例えば,次のもの
がある。
− 100 mL/minのヘリウムガスによる10
15分パージ
− 60 ℃加熱(510分間)
− 超音波処理(510分間)
7.4 コーティングフィルタ 7.3 コーティングフィルタ又はコーティングシリカゲルISO 16000-4:2011への整合。
7.5 7.4 (粒状)
8.1 8.1
7.4 サン ピーク高さ又はピーク面積を測定し,検量線から 7.3 サン ピーク高さ又はピーク面積を測定し,検量線から ISO 16000-4:2011への整合。
プル濃度 DNPH-ホルムアルデヒド誘導体の“溶液濃度”を定量
プル濃度 DNPH-ホルムアルデヒド誘導体の“含有量”を定量す
の定量 する。 の定量 る。
7.5 保管 7.5 保管
調製済みコーティングフィルタを気密保護容器中に密 ISO 16000-4:2011への整合。
調製済みコーティングフィルタ及びコーティングシリ
封し,使用する前まで“冷凍庫内(−18 ℃)”で保管 カゲル(粒状)を気密保護容器中に密封し,使用する
した場合の有効期間は,少なくとも6か月である。 前まで“冷蔵庫内”で保存した場合の保存期間は,少
なくとも6か月である。
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箇条番号 内容 箇条番号 内容
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及び題名 及び題名
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7.6 抽出 7.4 抽出
抽出効率は,安定した既知濃度のホルムアルデヒド雰 ISO 16000-4:2011への整合。
安定した既知濃度のホルムアルデヒド雰囲気中にサン
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効率の測 効率の測
囲気中にサンプラを暴露して求められる。少なくとも, 規定の意味を要求から推奨
プラを暴露して抽出効率を求める場合は,ポンプ法と
定 定
測定濃度範囲の上限及び下限の2濃度水準でサンプラ に変更。
の同時測定を行い,ポンプ法の測定値を基に抽出効率
暴露試験を行い,抽出効率を算出することが望ましい。 を求めることが必要である。この場合,測定濃度範囲
ポンプ法との同時測定を行い,ポンプ法の測定値を基 の上限及び下限濃度においてサンプラ暴露試験を行
に抽出効率を求めるとよい。 い,抽出効率を算出することが望ましい。
適切な暴露時間,及びEN 13528-2によって確認された 暴露時間及びサンプラの取込み速度に基づき(prEN規定の意味を要求から推奨
サンプラの拡散取込み速度に基づき,コーティング材 に変更。
13528-1 Ambient air quality−Diffusive samplers for the
中のDNPH-ホルムアルデヒド誘導体の量を計算する。 determination of gases and vapors−Requirements and test
サンプラを分析し,DNPH-ホルムアルデヒドの抽出効 methods, Part 1: General requirementsによって実証され
率を求める。この方法による抽出効率が,少なくとも ている),コーティングフィルタ又はコーティングシリ
85 %以上であることが望ましい。 カゲル(粒状)のDNPH-ホルムアルデヒド誘導体の量
を計算する。サンプラを分析し,DNPH-ホルムアルデ
ヒドの抽出効率を求める。この方法による抽出効率は
少なくとも85 %以上とする。
8.2 空気 (m mblank )
.014310 6 d 8.2 空気 m mblank.0143106
C
中のホル u t 100 中のホル u t
ムアルデ ここに, ρ : 空気中のホルムアルデヒドムアルデ ここに, C : 空気中のホルムアルデヒ
ヒド濃度 濃度(μg/m3) ヒド濃度 ド濃度(μg/m3)
m : 暴露したサンプラ中の m : 暴露したサンプラ中の
DNPH-ホルムアルデヒド誘 DNPH-ホルムアルデヒド
導体の質量(μg) 誘導体の質量(μg)
mblank : ブランクサンプラ中の mblank : ブランクサンプラ中の
DNPH-ホルムアルデヒド誘 DNPH-ホルムアルデヒド
導体の質量(μg) 誘導体の質量(μg)
u : サンプラの拡散取込み速度 u : サンプラの取込み速度
(cm3/min) (cm3/min)
t : 暴露時間(min) t : 暴露時間(min)
d : 抽出効率(%) 0.143 : ホルムアルデヒド分子量 ISO 16000-4:2011への整合。
0.143 : ホルムアルデヒド分子量を をDNPH-ホルムアルデヒ
DNPH-ホルムアルデヒド誘 ド誘導体分子量で除した
導体分子量で除した値 値

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現行規格(JIS A 1963:2015) 旧規格(JIS A 1963:2005) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
注記 測定結果をppb,ppmなどの体積分率で表す 又は採取した空気中のホルムアルデヒドの濃度はISO 16000-4:2011への整合。
ことは,望ましくない。ただし,その必要 ppmで表してもよい。
のある規格使用者のために,結果を体積分 (m .0143
mblank ) 103
C1
率(ppb)で表す計算式を次に示す。 u1 t
224. 1013. T d ここに, C1 : 空気中のホルムアルデヒ
'
M P 2732. 100 ド濃度(ppm)
ここに, ρ' : 空気中のホルムアルデヒ u1 : 取込み速度(ng/ppm/min)
ド濃度(体積分率,ppb) 取込み速度におけるmL/min及びng/ppm/minの関係ISO 16000-4:2011への整合。
T : サンプリング時の平均温 は,次の式のとおりである。
度(K,必要に応じて,通 245. T 1013. ISO 16000-4における,一般
u u1
常温度296 Kを用いる。) Mw 298 P 的な通常温度に変更した。
M : ホルムアルデヒド分子量 ここに, 24.5 : 298 K,101.3 kPaにおける
(30.03 g/mol) モル体積(L)
P : サンプリング時の平均大 T : サンプリングした空気の
気圧(kPa,必要に応じて, 温度(K)
通常の大気圧101.3 kPaを Mw : 分子量
用いる。) P : サンプリングした空気の
圧力(kPa)
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及び題名 及び題名
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9 方法の 注記1 同時に6個のサンプラを暴露するフィー 10. 方法 測定例を次に示す。 ISO 16000-4:2011への整合。
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精度及び の精度
ルド試験を行ったところ,3部屋の室内環 a) 同時に六つのサンプラを暴露するフィールド試験
不確かさ 境中のホルムアルデヒド濃度は,0.027 を行ったところ,三つの室内環境中のホルムアル
1.1 mg/m3であり,測定の繰返し精度は相 デヒド濃度は,0.0271.1 mg/m3であり,測定の繰
対標準偏差で表した場合19 %であった 返し精度は相対標準偏差で表した場合19 %で
(附属書JBの参考文献[9]参照。)。 あった[1]。
注記2 住宅の寝室における繰返し測定の結果, b) 3住宅の寝室における繰返し測定の結果,濃度は
濃度は0.0070.01 mg/m3であり,得られ 0.0070.01 mg/m3であり,相対標準偏差は6.2
た相対標準偏差は6.28.7 %であった(附 8.7 %であった[2][3]。
属書JBの参考文献[10],[11]参照。)。 c) 五つの部屋にそれぞれ二つの位置設定で4個のサ
注記3 部屋にそれぞれ2か所の位置設定で4個 ンプラを置き,ホルムアルデヒドの濃度を測定し
のサンプラを置き,ホルムアルデヒドの たところ0.0070.048 mg/m3であり,10.9 %であ
濃度を測定したところ0.0070.048 った1か所を除き,相対標準偏差は0.88.3 %で
mg/m3であり,10.9 %であった1か所を除 あった[4]。
き,相対標準偏差は0.88.3 %であった d) 1軒の住宅に10個のサンプラを暴露するフィール
(附属書JBの参考文献[12]参照。)。 ド試験を行ったところ,相対標準偏差は3.1であ
注記4 パッシブサンプリングの結果と,同時に った[5]。
別途行ったサンプリング方法(ポンプサ e) パッシブサンプリングの結果と,同時に別途行っ
ンプリング)を比較したところ,よい一 たサンプリング方法(ポンプサンプリング)を比
致を示すことが報告されている(附属書 較したところ,よい一致を示すことが報告されて
JBの参考文献[8][12]参照。)。 いる[1][7]。

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現行規格(JIS A 1963:2015) 旧規格(JIS A 1963:2005) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
10 品質保 11. 品質
使用者は“JIS Q 17025”の要求事項を満たさなければ 使用者は“JIS Q 17025及びJIS Z 9900”の要求事項に
証/品質 ならない。 管理 従わなければならない。
管理 次のことも推奨される。 次のことも推奨される。
a) 内部の品質管理のために,定期的に(大規模な調 ISO 16000-4:2011整合。
a) 内部の品質管理のために,定期的に(大規模な調
査期間中には少なくとも1回)サンプリング速度 査期間中には少なくとも1回)サンプリング速度
を“確認することが望ましい”。確認は,実験室の を“確認する”。
標準空気中に暴露させるなどの方法(例えば,ポ 確認は,実験室の標準空気中に暴露させるなど
ンプサンプリング)での比較によって行われるの の方法(例えば,ポンプサンプリング)での比較
がよい。 によって行われることが望ましい。
b) 対外的な品質保証のために,定期的に(大規模な b)の拡散取込み速度をa)と
b) 対外的な品質保証のために,定期的に(大規模な
調査期間中には少なくとも1回)サンプリング速 調査期間中には少なくとも1回)拡散取込み速度同じ用語にした。
度を確認することが望ましい。確認は,十分な経 を確認する。
験をもつ機関が運営する研究室又は共同比較実験 確認は,経験豊かな機関の運営する研究室又は
(同一サンプラ,複数試験所の参加)によって行 共同比較実験(同一サンプラ,多数の試験所参加)
われるのがよい。 によって行うことが望ましい。
11 試験報 b) この規格を適用した旨 9. 試験報 b) 参照した規格及び他の補足規格 ISO 16000-4:2011への整合。
告書 e) 試験結果(μg/m3) 告書 e) 試験結果
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JIS A 1963:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 16000-4:2011(MOD)

JIS A 1963:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1963:2015の関連規格と引用規格一覧