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A 5505 : 2020
8.4.3 引張試験方法
引張試験の方法は,採取した試験片の両側のメッシュ部分(図8参照)に,JIS G 3532又はそれと同等
の直径5 mmの鉄線を用いて行う。試験片に鉄線A・Bを取り付けて鉄線Bを固定し,加力速度25 mm/min
±5 mm/minにて鉄線Aを垂直に上方に引っ張り,破断に至る直前の最大引張力(N)を1の位まで読み取
り,これを測定値とする。
最大引張力とは,表11に示す値を超えるまでメッシュが破断しないことを確認する引張力を意味する。
なお,引張試験機によらない場合は,附属書Aに示すおもりによる試験方法によってもよい。ただし,
附属書Aの試験結果に疑義が生じた場合は,引張試験機で測定した結果によって判定する。
a) 平ラスの例 b) リブラスCの例
図8−メッシュ部の引張試験方法
8.4.4 力骨付きラスの力骨溶接部の引張試験方法
力骨溶接部の引張試験方法は,引張試験機を使用し,採取した試験片の力骨溶接部を図9の例に示すよ
うな試験用ジグを用いて垂直に上方に引っ張り,最大引張力(N)を1の位まで読み取り,これを測定値
とする。
最大引張力とは,表12に示す値を超えるまで力骨溶接部が破断しないことを確認する引張力を意味する。
なお,引張試験機によらない場合は,附属書Aに示すおもりによる試験方法によってもよい。ただし,
附属書Aの試験結果に疑義が生じた場合は,引張試験機で測定した結果によって判定する。
――――― [JIS A 5505 pdf 16] ―――――
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単位 mm
a) 試験用ジグの例 b) 力骨溶接部の例
図9−力骨溶接部試験片の引張試験方法
8.5 耐食性試験及び耐食性試験後の引張試験
8.5.1 一般事項
耐食性試験は,製品1個から採取したメッシュ部の試験片3個について行い,試験後に引張試験を行う。
ただし,力骨付きラスはメッシュ部に加えて,製品1個の任意の力骨溶接部から採取した試験片3個につ
いても行う。
8.5.2 耐食性試験用の試料
耐食性試験に供する試料は,8.4.2の試験片を切り出すのに十分な大きさとする。
8.5.3 耐食性試験
耐食性試験は,8.5.2の試料について,中性塩水噴霧試験を200時間行う。
なお,中性塩水噴霧試験はJIS Z 2371による。
8.5.4 耐食性試験後の引張試験用の試験片
8.5.3の試験を行った後に水洗いし,乾燥した布で水を除去した試料から8.4.2の試験片を切り出す。
なお,試験片の乾燥及び赤さびの除去は行わなくてもよい。
――――― [JIS A 5505 pdf 17] ―――――
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A 5505 : 2020
8.5.5 耐食性試験後の引張試験方法
耐食性試験後の引張試験は,8.4.3及び8.4.4による。ただし,附属書Aによる方法は適用外とする。
9 検査
9.1 検査項目
検査は,形式検査と受渡検査とに区分する。
それぞれの検査の項目は,次による。
a) 形式検査項目
1) 外観
2) 寸法及び質量
3) 引張試験
4) 耐食性試験
b) 受渡検査項目
1) 外観
2) 寸法及び質量
3) 引張試験
9.2 判定基準
メタルラスの検査は,合理的な抜取検査方式によって行い,箇条8で試験したとき,箇条6及び箇条7
の規定に適合したものを合格とする。
10 製品の呼び方
製品の呼び方は,メッシュ寸法(リブラスA,リブラスC及び力骨付きラスについてはピッチ),種類,
単位面積当たりの質量,高さ(リブラスA及びリブラスCについては,高さ及びリブ幅を表記),材料の
記号,めっき付着量の順序によるものとし,単位面積当たりの質量と高さは“−”(ハイフン)でつないで
示す。種類によって該当する項目がない場合は,その項目は除く。また,旧呼び方がある場合は,材料の
記号の前に括弧書きで示してもよい。
例を次に示す。
a) 平ラス
例
I F 700 (3号) Z 12
12=JIS G 3302のめっき付着量
Z=材料の記号
(3号)=旧呼び方
700=単位面積当たりの質量700 g/m2
F=種類の記号
I=メッシュ寸法I形
――――― [JIS A 5505 pdf 18] ―――――
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b) こぶラス及び波形ラス
例1 こぶラス
II K 800−10 Z 12
12=JIS G 3302によるめっき付着量
Z=材料の記号
10=高さ10 mm
800=単位面積当たりの質量800 g/m2
K=種類の記号
II=メッシュ寸法II形
例2 波形ラス
I W 1050−10 (2号) 12
12=JIS G 3323のめっき付着量
K=材料の記号
(2号)=旧呼び方
10=高さ10 mm
1050=単位面積当たりの質量1 050 g/m2
W=種類の記号
I=メッシュ寸法I形
c) リブラスA及びリブラスC
例1 リブラスA
120 RA 1400−0905 Z 12
12=JIS G 3302によるめっき付着量
Z=材料の記号
0905=高さ9 mmリブ幅5 mm
1400=単位面積当たりの質量1 400 g/m2
RA=種類の記号
120=リブピッチ寸法120 mm
――――― [JIS A 5505 pdf 19] ―――――
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A 5505 : 2020
例2 リブラスC(めっき処理材料の場合)
155 RC 800−0508 Z 08
08=JIS G 3302によるめっき付着量
Z=材料の記号
0508=高さ5 mmリブ幅8 mm
800=単位面積当たりの質量800 g/m2
RC=種類の記号
155=リブピッチ寸法155 mm
例3 リブラスC(ステンレス鋼の場合)
75 RC 1390−0805 SU
SU=材料の記号
0805=高さ8 mmリブ幅5 mm
1390=単位面積当たりの質量1 390 g/m2
RC=種類の記号
75=リブピッチ寸法75 mm
d) 力骨付きラス
例
152×152 BP 700−07 Z 12
12=JIS G 3302によるメッシュ部のめっき付着量
Z=材料の記号
07=高さ7 mm
700=単位面積当たりの質量700 g/m2
BP=種類の記号
152×152=力骨ピッチP1×P2。ただし,P1とP2が同じ場合は
P1だけの表示でもよい。
e) LCパネル用ラス
例
II ALC 700 M
M=材料の記号
700=単位面積当たりの質量700 g/m2
ALC=種類の記号
II=メッシュ寸法II形
――――― [JIS A 5505 pdf 20] ―――――
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JIS A 5505:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.10 : セメント.せっこう.石灰.モルタル
JIS A 5505:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3302:2019
- 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3323:2019
- 溶融亜鉛―アルミニウム―マグネシウム合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3532:2011
- 鉄線
- JISG3547:2015
- 亜鉛めっき鉄線
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法