JIS A 5557:2020 外装タイル張り用有機系接着剤 | ページ 2

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表2−品質(続き)
試験項目 品質 試験
方法
密度 箇条9(表示)に記載する密度 6.3.9
混練終結確認容易性,可使時間は,二液反応硬化形に適用する。
貯蔵安定性,張付け可能時間は,一液反応硬化形に適用する。
注a) 凝集破壊率とは,破壊面全体の面積に対する凝集破壊(タイル,下地材の破壊を含む。)の割合とする。

6 試験

6.1 試験の一般条件

  試験の一般条件は,次による。
a) 試験の標準状態 試験の標準状態は,特に指定のない限りJIS K 7100に規定する標準状態[温度23
±2 ℃,湿度(50±10)RH %]とする。
b) 接着剤及び試験に用いる材料 接着剤及び試験に用いる材料は,作製前に標準状態の室内において24
時間以上養生しておかなければならない。
c) 二液反応硬化形接着剤の取扱い 二液反応硬化形接着剤は,練り上がり質量約300 gになるように,
主剤及び硬化剤を製造業者の定めた割合に計量し,寸法約300 mm×300 mm×5 mmの6.2 a)に示すガ
ラス板上に載せ,直ちに適切なへらを用いて均質になるようによく混練する。
d) 一液反応硬化形接着剤の取扱い 一液反応硬化形接着剤は,接着剤を容器から6.2 a)に示すガラス板
上に載せ,そのまま用いる。

6.2 試験に用いる材料,用具など

  試験に用いる材料,用具などは,次による。
a) 試験に用いる材料及び用具は,表3による。
表3−試験に用いる材料及び用具
材料及び用具 材質
ガラス板 JIS R 3202に規定するフロート板ガラス及び磨き板ガラス
JIS R 5201:2015の11.5に規定する方法によって調整したモルタルを,内のり
寸法70 mm×70 mm×20 mmの金属製型枠を用いて成形し,温度20±3 ℃,
湿度80 %以上の状態で24時間養生した後,脱型し,その後6日間,20±2 ℃
モルタル板
の水中で養生する。さらに,7日間以上養生室で養生した後,JIS R 6252に規
定するP150研磨紙を用いて,成形時の下面を十分に研磨して試験用基板とし
たもの。
セラミックタイル JIS A 5209に規定するセラミックタイル
へら,標準くし目ごて,接着強さ試
JIS G 3101に規定するもの。
験用鉄片,接着強さ試験用ジグ
フレキシブル板 JIS A 5430に規定するフレキシブル板
b) 試験に用いる塗布器具は,標準くし目ごてとする。標準くし目ごては,JIS G 3101に規定する鋼材又
は同等以上の強度をもつもので,その形状・寸法は図1による。ただし,製造業者の指定するくし目
ごてを用いてもよい。

――――― [JIS A 5557 pdf 6] ―――――

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単位 mm
図1−標準くし目ごて
c) 接着強さ試験用鉄片は,JIS G 3101に規定する鋼材又は同等以上の強度をもつものとし,接着面積は
約40 mm×約40 mmとする。その形状・寸法は図2による。
単位 mm
図2−接着強さ試験用鉄片

6.3 試験方法

6.3.1  貯蔵安定性試験方法
製品の仕様形態そのままであらかじめ質量を測定し,4週間貯蔵する。前半の2週間は温度23±2 ℃及
び湿度(50±10)RH %,後半の2週間は温度50±2 ℃及び湿度(85±5)RH %とする。貯蔵期間終了後,
標準状態に24時間以上静置し,質量を測定する。その後,接着剤約100 gを6.2 a)に規定する寸法約100 mm
×100 mm×5 mmのガラス板上に載せ,直ちに適切なへらを用いて約1 mm厚程度に伸ばし,接着剤が均
質で硬化物などの異物が認められないことを目視で確認する。併せて質量変化率を式(1)によって求めJIS
Z 8401によって丸め整数値で表す。
なお,この試験は,一液反応硬化形に適用する。

――――― [JIS A 5557 pdf 7] ―――――

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M0 M1
M 100 (1)
M0
ここに, M : 質量変化率(%)
M0 : 貯蔵前の質量(g)
M1 : 貯蔵後の質量(g)
6.3.2 混練終結確認容易性試験方法
練り上がり質量が約200 g300 gになるように,主剤及び硬化剤を製造業者の定めた割合に計量し,6.2
a)に規定する寸法約300 mm×300 mm×5 mmのガラス板上に載せ,直ちに適切なへらを用いて均質になる
ように約3分間混練する。
混練後の接着剤,混練前の主剤及び硬化剤のそれぞれの色とを比較して,その区別が明瞭であることを
確認する。
なお,この試験は,二液反応硬化形に適用する。
6.3.3 接着強さ試験方法
接着強さ試験方法は,次による。
a) 試験用材料 試験用材料は,次による。
1) 下地材 下地材は,6.2 a)に規定するモルタル板とし,表面は,ごみ,その他の異物が付着しないよ
う清掃する。
2) タイル タイルは,6.2 a)に規定するものを用いる。
b) 試験体の作製 試験体の作製は,次による。
1) 接着剤の塗布 下地材への接着剤の塗布は,図3の形状及び寸法の塗布用補助枠に,平滑面を上に
して下地材5枚を隙間なく挿入固定し,供試接着剤の適量を標準くし目ごてを用いて塗布する。接
着剤の塗布作業を行うときは,図4に示すように,下地材にJIS Z 1525に規定するテープを幅7 mm
覆うように張り付け,へらなどを用いて厚さ約5 mmに接着剤を塗布した後,標準くし目ごてを角
度約60°に立てて一気に手前に引いて,接着剤を5枚の下地材に均一に塗布する。テープは,接着
剤塗布後,直ちに,静かにがす。
単位 mm
部位 寸法 部位 寸法
a 約350±1 e 約110±5
b 約20±1 f 約10±4
c 約390±1 g 約20±1
d 約70±0.5 h 約30±4
図3−塗布用補助枠

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単位 mm
図4−接着剤の塗布
2) タイルの張付け 接着剤塗布後,6.3.3 a) 2)に規定するタイルを接着剤が塗布してある下地材の中央
部にタイル裏面全体に接着剤が充されるように圧着する。タイルの周囲にはみ出した接着剤は,
タイルを張付け後,速やかに取り除く。
c) 試験体の処理 試験体の処理は,次による。
1) アルカリ温水浸せき処理 表4に規定する標準養生を行った後,表4に示す条件でアルカリ温水浸
せき処理を行う。処理終了後,試験体を流水で洗浄し,23 ℃の水の中に24時間浸せき後,試験の
標準状態の雰囲気に取り出し,乾いた布などで軽く表面の水を取り除いて,直ちに試験に供する。
2) 凍結融解処理 表4に規定する標準養生を行った後,JIS A 1435の気中凍結水中融解法によって凍
結融解200サイクル行う。ただし,凍結融解の条件は,次による。
試験片を15 ℃25 ℃の清水中に約24時間浸せきした後,凍結融解試験装置の槽内に設置し,
−20 ±3 ℃の気中で約2時間の凍結,20±3 ℃の水中で約1時間の融解を1サイクルとする凍結融
解処理を200サイクル行う。処理終了後,試験体を試験の標準状態で24時間放置し試験に供する。
3) 熱劣化処理 表4に規定する標準養生を行った後,表4に示す熱劣化処理を恒温槽(室)内で行う。
処理終了後,試験体を試験の標準状態で24時間放置し試験に供する。
表4−養生条件及び処理条件
条件 項目 時間 温度 水分・その他
(h) (℃)
標準養生 672 23±2 湿度(50±10)RH %
養生条件
低温硬化養生 672 5±2 低温雰囲気中
アルカリ温水浸せき 168 60±2 水酸化カルシウム飽和水溶液
2 −20±3 低温雰囲気中
処理条件 凍結融解 1 20±3 水中
これを1サイクルとして200サイクル繰り返す。
熱劣化 336 80±2 高温乾燥雰囲気中

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d) 接着強さ試験
1) 試験機 試験機は,破壊荷重が試験機の容量の15 %85 %の範囲の引張試験機で,引張速度が3
mm/minに調節できるものとする。
2) 接着強さ試験用鉄片の取付け 接着強さ試験を行う前までに,図5のように接着試験用鉄片を表2
に規定する接着剤の接着強さより大きい接着強さをもつエポキシ樹脂系接着剤などでタイルに接着
して試験体に取り付けておく[このとき,あらかじめ,タイルの施ゆう(釉)面をJIS R 6252に規
定する粒度P150の研磨紙などで,目荒らししておくとよい。]。
図5−試験ジグ(鉄片)の取付け
3) 接着強さ 接着強さは,6.3.3 b)によって作製した試験体に6.3.3 c)の養生又は処理を行った後,図6
に示す接着強さ試験用ジグ及び図7に示す鋼製当て板を用いて,試験機に図8の方法で取り付け,
引張速度3 mm/minで引張試験を行い,破壊するまでの最大荷重を測定し,破壊の状況を記録する。
試験は,全て標準状態で行う。
単位 mm
部位 寸法
a 約21
b 約10
c 約60
d 約10
e 約10
f 約80
g 約55
h 約97
図6−接着強さ試験用ジグ

――――― [JIS A 5557 pdf 10] ―――――

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JIS A 5557:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 14448:2016(MOD)

JIS A 5557:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 5557:2020の関連規格と引用規格一覧