JIS B 4433:1990 ナットタップ | ページ 4

16
B 4433-1990
表11 ユニファイねじ用タップの外径,谷の径,ピッチ及び山の半角の許容差
備考 この図の太い実線は基準山形を,また斜線を施した部分はタップの公差域を示す。
単位
外径 谷の径 山の半角
ピッチ ピッチの許容差 (4)
下の許容差 の許容差
山数 P (25.4mmに付き)
上の許容差 js 上の許容差 (分)
(mm) ±
+ ±
56 0.453 6 16+ (em) 10 35
48 0.529 2 19+ (em) 10 35
44 0.577 3 21+ (em) 10 35
40 0.635 0 23+ (em) 10 35
36 0.705 6 25+ (em) 10 35
32 0.793 8 29+ (em) 10 30
28 0.907 1 33+ (em) 10 30
24 1.058 3 38+ (em) 10 30
20 1.270 0 46+ (em) 10 30
規定しない。 規定しない。
18 1.411 1 51+ (em) 10 30
16 1.587 5 57+ (em) 10 25
14 1.814 3 65+ (em) 10 25
13 1.953 8 71+ (em) 10 25
12 2.116 7 76+ (em) 10 25
11 2.309 1 83+ (em) 10 25
10 2.540 0 92+ (em) 10 25
9 2.822 2 102+ (em) 10 25
8 3.175 0 115+ (em) 10 25
注(4) この表のピッチの許容差は,長さ25.4mm離れた任意の二つの山と山との間のピッチ合
計に対するものをいう。ただし,測定することができるねじ部の長さ (lmm) が25.4mm
より短いときは,ピッチの許容差は表中の数値に0.2lを乗じた値とする。
備考 タップの谷底は,一般に丸みを付け,谷底の丸みとフランクとが接する点が,原則と
して基準山形の谷の径に相当する直線ABより軸心側になければならない。

――――― [JIS B 4433 pdf 16] ―――――

                                                                                             17
B 4433-1990
表12 シャンク及びねじ部の振れの公差値
単位 mm
外径の基準寸法シャンクの振 ねじ部の振れ
D れの公差値t1 の公差値t2
10未満 0.04 0.03
10以上 0.04 0.04
備考 図示方法は,JIS B 0021(幾何公差の図示方
法)による。
6. 材料 タップのねじ部の材料は,JIS G 4403(高速度工具鋼鋼材)に規定するSKH51又はこれと同等
以上の性能をもつものとする。
ねじ部とシャンクとの材料が異なるもののシャンクの材料は,JIS G 4051(機械構造用炭素鋼鋼材)に
規定するS55C又はこれと同等以上の性能をもつものとする。
7. 試験方法
7.1 硬さ タップの刃部の硬さは,JIS B 7726(ロックウェル硬さ試験機)に規定する試験機を用いて,
JIS Z 2245(ロックウェル硬さ試験方法)に規定する試験方法によって測定する。ただし,ロックウェル
硬さ試験機によって測定できない場合は,JIS B 7734(微小硬さ試験機)に規定する試験機を用い,JIS Z
2251(微小硬さ試験方法)に規定する試験方法によって測定してもよい。
また,試験機による測定が困難な場合は,やすりによる比較測定を行ってもよい。
7.2 シャンク及びねじ部の精度 タップのシャンク及びねじ部の精度は,表13によって測定する。

――――― [JIS B 4433 pdf 17] ―――――

18
B 4433-1990
表13 タップの測定方法
番号 項目 測定方法 測定方法図 測定器具
1 外側マイクロメータで測定す JIS B 7502(外側マイクロメ
る。 ータ)に規定する外側マイ
シャンク径
クロメータ。
2 食付き部に近い完全山部の切れ
刃側を外側マイクロメータで測
外 径定する。
ねじ部の長さの先端からほぼ JIS B 0271(ねじ測定用三
60%の位置の切れ刃側をねじ測 針)に規定するねじ測定用
定用三針を用いて外側マイクロ 三針。
3 有効径
メータで測定するか,ねじ有効 JIS B 7502に規定する外側
径測定機又はねじ有効径比較測 マイクロメータ。
定器で測定する。 ねじ有効径測定機は,JIS B
ねじ山の軸線を,測定テーブル 7519(指針測微器)及びJIS
の移動方向と一致させ,工具顕 B 7504(マイクロメータヘ
微鏡の鏡筒をリート角だけ傾 ッド)を装備したもの。

じ け,ねじ山Aと60°細線又はね ねじ有効径比較測定器は,
部 じ山形細線とを一致させて,マ 指針測微器又はJIS B 7509

精 イクロメータの目盛を読む。次 (0.001mm目盛ダイヤルゲ
4 度 ピッチに必要山数だけ離れたねじ山B ージ)に規定する0.001mm
まで移動テーブルを動かして 目盛ダイヤルゲージを装備
60°細線又はねじ山形細線とね したもの。
じ山Bを一致させ,マイクロメ JIS B 7153(工具顕微鏡)に
ータの目盛を読む。このときの 規定する工具顕微鏡。
A,Bの読みの差が実測値であ
る。
ねじ山の軸線を測定テーブルの
移動方向と一致させ,工具顕微
鏡の鏡筒をリード角だけ傾け,
5 山の半角ねじ山のフランク面に顕微鏡の
a
十字線を合わせ,その回転角21
を測角顕微鏡で読み取る。同様
aを測定する。
にして22
6 ねじ部振れは,両センタを基準にして JIS B 7503(0.01mm目盛ダ
振 回転し,ねじ部及びシャンクに イヤルゲージ)に規定する
れ シャンクついてダイヤルゲージによって 0.01mm目盛ダイヤルゲー
測定する。 ジ。
備考 測定方法及び測定器具は,一般的な例を示したものである。
8. 製品の呼び方 タップの呼び方は,規格番号又は規格名称,種類,呼び,等級の記号及びねじ部の材
料記号(5)による。
なお,左ねじの場合は,呼びの前に“左”を付け加える。
例 : JIS B 4433 20T M 10 A 25 SKH 51
ナットタップ 24T M 10×1.25 A 30 SKH 51
5-24UNF B 20 HSS
JIS B 4433 左 28T 16

――――― [JIS B 4433 pdf 18] ―――――

                                                                                             19
B 4433-1990
注(5) 使用材料が高速度工具鋼鋼材の場合は,HS又はHSSと呼んでもよい。
9. 表示
9.1 製品の表示 タップにはシャンクに次の事項を表示する。ただし,シャンク径3.9mm以下のタップ
には,左ねじの記号,呼び及び有効径公差域の記号以外は省略してもよい。

(1) 左ねじの記号 : L(右ねじの場合は付けない。)
(2) 呼び : M10×1.5(メートル並目ねじの場合は,ピッチを付ける。)
(3) ねじ部の材料記号(6) : SKH51
(4) 製造業者名又はその略号 :
(5) 有効径公差域の記号 : A25
注(6) 使用材料が高速度工具鋼鋼材の場合にはHS又はHSSと表示してもよい。
9.2 包装の表示 タップの包装には,規格名称及び9.1に規定する(1)(5)の事項並びにねじ部の長さの
種類及び溝数を表示する。

――――― [JIS B 4433 pdf 19] ―――――

20
B 4433-1990
附属書 ストレート形ナットタップ
1. 適用範囲 この附属書は,JIS B 0205に規定するねじの呼びM2.530のねじ立てに用いるストレート
形ナットタップ(以下,タップという。)について規定する。
なお,この附属書で規定する以外の事項は,この規格の本体による。
備考 このタップは,JIS B 0209-1982の本体及び附属書に規定するねじのいずれにも選択によって使
用できる。
2. 種類・等級 タップの種類は,形状によって,長タップ及び短タップの2種類とし,等級は,ねじ部
の精度(附属書表35)及び振れの公差値(附属書表6)によって,2級及び3級の2等級とする。
なお,2級は,許容差のとり方によって,a及びbの二つとする。
等級の記号は,附属書表1による。
附属書表1 等級の記号
2級
等級 3級
2a級 2b級
記号 IIa IIb III
3. 形状・寸法 タップの形状及び寸法は,附属書表2による。
附属書表2 形状及び寸法
備考 呼びM4以下は突出しセンタ,M4を超えM10以下に突出しセンタ又はセンタ穴とし,M10を
超えるものはセンタ穴とする。

――――― [JIS B 4433 pdf 20] ―――――

次のページ PDF 21

JIS B 4433:1990の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 4433:1990の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0021:1998
製品の幾何特性仕様(GPS)―幾何公差表示方式―形状,姿勢,位置及び振れの公差表示方式
JISB0101:2013
ねじ用語
JISB0176:1996
ねじ加工工具用語
JISB0205:1997
メートル並目ねじ
JISB0206:1973
ユニファイ並目ねじ
JISB0207:1982
メートル細目ねじ
JISB0208:1973
ユニファイ細目ねじ
JISB0209:1997
メートル並目ねじの許容限界寸法及び公差
JISB0210:1973
ユニファイ並目ねじの許容限界寸法及び公差
JISB0211:1997
メートル細目ねじの許容限界寸法及び公差
JISB0212:1973
ユニファイ細目ねじの許容限界寸法及び公差
JISB0271:2018
ねじ測定用針
JISB0401:1986
寸法公差及びはめあい
JISB4002:1998
ストレートシャンク部をもつ回転工具―シャンク径及びシャンク四角部の寸法
JISB7153:1995
測定顕微鏡
JISB7502:2016
マイクロメータ
JISB7503:2017
ダイヤルゲージ
JISB7504:1980
マイクロメータヘッド
JISB7509:1974
0.001mm目盛ダイヤルゲージ
JISB7519:1994
指針測微器
JISB7726:2017
ロックウェル硬さ試験―試験機及び圧子の検証及び校正
JISB7734:1997
ヌープ硬さ試験―試験機の検証
JISB7734:2020
ヌープ硬さ試験―試験機の検証及び校正
JISG4051:2016
機械構造用炭素鋼鋼材
JISG4403:2015
高速度工具鋼鋼材
JISG4404:2015
合金工具鋼鋼材
JISZ2245:2016
ロックウェル硬さ試験―試験方法
JISZ2245:2021
ロックウェル硬さ試験―試験方法
JISZ2251:2009
ヌープ硬さ試験―試験方法