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B 7524 : 2008
8 厚さ,幅及び長さの許容差
リーフの厚さ,幅及び長さの許容差は,表3による。
表3−厚さ,幅及び長さの許容差
単位 mm
呼び寸法の範囲 厚さの許容差a) 幅の許容差 長さの許容差
0.01以上 0.06以下 ±0.003
0.06を超え 0.10以下 ±0.004
0.10を超え 0.30以下
±0.005 ±0.5 ±1
0.35
0.35を超え 0.65以下 ±0.008
0.65を超え 3.00以下 ±0.010
この表の寸法数値は,JIS B 0680に規定する標準温度の20 ℃によるものと
する。
注a) 表1に規定する測定面の範囲に適用する。
9 幅方向に対する反りの公差
リーフの測定面の幅方向に対する反りの公差は,表4による。
表4−幅方向に対する反りの公差
単位 mm
呼び寸法の範囲 幅方向に対する反りの公差a)
0.01以上 0.06以下
0.06を超え 0.10以下 −
0.10を超え 0.30以下
0.35 0.003
0.35を超え 0.65以下 0.004
0.65を超え 3.00以下 0.005
この表の寸法数値は,JIS B 0680に規定する標準温度の
20 ℃によるものとする。
注a) 表1に規定する測定面の範囲に適用する。
10 硬さ
リーフの測定面の硬さは,400 HV以上とする。
11 表面粗さ
リーフの測定面の表面粗さは,呼び寸法0.50 mm以下のものはRa 0.4とし,呼び寸法0.50 mmを超える
ものはRa 0.8とする。
12 材料
リーフの材料は,JIS G 4401に規定するSK85,SK95及びSK120,又はこれらと機械的性質が同等以上
のものとする。
13 測定方法
リーフの測定方法は,表5又はこれと同等以上の測定精度を満たす方法で行う。
なお,測定は幅及び長さの項目を除き,表1に示す測定面の範囲で行う。
――――― [JIS B 7524 pdf 6] ―――――
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B 7524 : 2008
表5−リーフの測定方法
番号 測定項目 測定方法 測定用具
1 厚さ JIS B 7506に規定する1級
ブロックゲージの測定面を上下にして,2個の補助ブロックで挟んで
測定台の上に置く。 以上のブロックゲージ
補助ブロック
ブロックゲージの測定面上に,更にすきまゲージの呼び寸法に相当す
測微器a)(目量1
るブロックゲージ(寸法T)を置き,ここに測微器a) の球面測定子を当 下,
器差0.5
てて,指示値aを読み取る。ただし,呼び寸法に対して測微器の測定範 下,測定力
0.5 N以下)
囲が十分満たされるときは,呼び寸法に相当するブロックゲージは用い
ず,測定面上での指示値をa とする(T = 0)。
次に,リーフをブロックゲージの測定面上に直交させて置き,測微器
で指示値bを読み取り,t1 =(b−a)+Tを計算する。
続いて,リーフを裏返して同一箇所を測定してcを読み取り,t2 =(c −
a)+T を計算する。
このt1及びt2のうち,小さい方の値を厚さの寸法とする。
これを所定の測定箇所b) について行う(図3参照)。
2 幅 ノギス又は直尺によって測定する。 JIS B 7507に規定するノ
ギス又はJIS B 7516に規
3 長さ
定する直尺
4 幅方向 厚さの測定から得たt1とt2との差の絶対値のうち,最大の値を幅方向 −
に対す に対する反りとする。
る反り
5 硬さ JIS B 7725に適合したビ
JIS Z 2244に規定するビッカース硬さ試験方法によって測定する。
ッカース硬さ試験機
6 表面粗 JIS B 0651に規定する触
触針式表面粗さ測定機又はこれに準じる粗さ測定機を用いて測定す
さ る。 針式表面粗さ測定機
限度見本
なお,表面粗さを明確にした限度見本との比較観察によることで測定
に代えてもよい。
注a) 測微器とは,測定子の微小な変位を指針によって目盛又はディジタルで表示する長さ測定器。
注b) 測定箇所は,長さ100 mm以下のものについては,末端20 mmの間(表1参照)を除き,長さ方向にほぼ等間
隔に先端付近を含め5か所以上,長さ100 mmを超えるものについては,同じく7か所以上とする。
注記 ブロックゲージに対する補助ブロックの高さの段差は,できる
だけ小さくすることが望ましい。
図3−厚さの測定方法
――――― [JIS B 7524 pdf 7] ―――――
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B 7524 : 2008
14 検査
14.1 一般
すきまゲージの検査は,形式検査1) と受渡検査2) とに区分し,箇条13に規定する方法で行い,箇条6
11の規定に適合すれば合格とする。
注1) 製品の品質が設計で示したすべての特性を満足するかどうかを判定するための検査。
2) 既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場合,必要と認める
特性が満足するものであるかどうかを判定するための検査。
14.2 形式検査項目
a) 形状・寸法(厚さ,幅及び長さ)
b) リーフ構成
c) 幅方向に対する反り
d) 硬さ
e) 表面粗さ
14.3 受渡検査項目
a) 形状・寸法(厚さ,幅及び長さ)
b) リーフ構成
c) 幅方向に対する反り
15 製品の呼び方
15.1 リーフの呼び方
リーフの呼び方は,規格番号又は規格の名称,呼び寸法,長さ及び種類による。
例1 JIS B 7524 0.03 75 A
例2 すきまゲージ 1.00 100 B
15.2 組合せすきまゲージの呼び方
組合せすきまゲージの呼び方は,規格番号又は規格の名称及び形式符号による。
例1 JIS B 7524 150 A 13
例2 すきまゲージ 100 B 25
16 表示
16.1 リーフの表示
リーフには,容易に消えない方法で次の事項を表示する。ただし,組合せすきまゲージに用いる場合は,
個々のリーフにはa) 及びc)を省略することができる。
a) 製造業者名又はその略号
b) 呼び寸法
c) 製造番号
16.2 組合せすきまゲージの表示
組合せすきまゲージのケースの表面には,容易に消えない方法で次の事項を表示する。
a) 製造業者名又はその略号
b) 形式符号
c) 製造番号
JIS B 7524:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.040 : 線及び角度の測定 > 17.040.30 : 測定機器
JIS B 7524:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0651:2001
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―触針式表面粗さ測定機の特性
- JISB0680:2007
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―製品の幾何特性仕様及び検証に用いる標準温度
- JISB7506:2004
- ブロックゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISB7725:2010
- ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISB7725:2020
- ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISG4401:2009
- 炭素工具鋼鋼材
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法
- JISZ8103:2019
- 計測用語