この規格ページの目次
- 4 設計仕様(設計特性)
- 4.1 一般
- 4.2 名称
- 4.3 デジタルインジケータゲージの保持
- 4.4 寸法
- 4.5 デジタル表示
- 4.6 エラー表示
- 4.7 出力仕様
- 4.8 使用環境に対する保護
- 4.9 測定子
- 4.10 ゼロ点調整
- 4.11 追加機能
- 4.12 プリスパン及びポストスパン
- 4.13 製造業者(又は供給業者)による設計仕様
- 5 性能(計測特性)
- 5.1 最大許容誤差(MPE)及び許容限界(MPL)
- 5.2 測定力
- 6 製品文書における表示
- 7 仕様への適合の検証
- 7.1 一般
- 7.2 測定方法及び評価方法
- 7.3 データ処理における移動ゼロ点性能評価方法
- JIS B 7563:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS B 7563:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS B 7563:2021の関連規格と引用規格一覧
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B 7563 : 2021
4 設計仕様(設計特性)
4.1 一般
デジタルインジケータゲージの一般的な設計仕様(設計特性)は,製造業者(又は供給業者)が別に指
定する場合を除き,この規格の要求に従わなければならない。
4.2 名称
デジタルインジケータゲージの構成及び主要部の名称は,図2による。
1 外枠
2 デジタル表示部
3 操作ボタン
4 ステム
5 プランジャ(スピンドル)
6 測定子
7 データ入出力部
8 キャップ
9 裏蓋(耳金あり)
10 裏蓋(耳金なし)
図2−デジタルインジケータゲージの主要部の名称
4.3 デジタルインジケータゲージの保持
デジタルインジケータゲージは,スタンドなどへ容易に取り付けられる手段[ステム又は裏蓋(耳金あ
り)]をもたなければならない。ステム及び裏蓋(耳金あり)の寸法は,図3及び表1による。ステムを
用いて保持する場合には,プランジャの自由な移動を損なわないように,ステムは十分な剛性がなければ
ならない。裏蓋(耳金あり)を用いて保持する場合には,性能(計測特定)を損なわないように,裏蓋(耳
金あり)の設計がされ,十分な剛性がなければならない。
――――― [JIS B 7563 pdf 6] ―――――
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4.4 寸法
デジタルインジケータゲージは,互換性を確保するために図3及び表1に示す寸法に適合していなけれ
ばならない。
単位 mm
a) 丸形
単位 mm
b) 四角形 c) 測定子
図3−デジタルインジケータゲージの寸法
――――― [JIS B 7563 pdf 7] ―――――
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表1−主要寸法
単位 mm
寸法 値
外枠直径D1(W)a) −
ステム直径D2 8 h6
測定子外径D3 7.5以下
プランジャねじ径D4 M2.5-6H
測定子ねじ径D5 M2.5-6g
ステム長さL1 10以上
長さL2 b) −
測定子ねじ長さL3 5以下
プランジャねじ長さL4 6以上
測定子中心軸と裏蓋(耳金なし)との距離L5 12以下
注a) 一般に外枠D1の直径は,デジタルインジケータゲージの最大幅(W)に等しい。
b) 2は,プランジャが押し込まれた場合の外枠とプランジャの端部との間の長さで
ある。測定範囲によって異なる。
4.5 デジタル表示
デジタル表示は,次のa) c)を表示する設計をしなければならない。
a) 測定子の位置
b) 測定単位
c) 負の場合にはマイナス符号
4.6 エラー表示
プランジャの高速移動によって誤った指示値を示す場合,又は電源電圧が低下した場合,エラーメッセ
ージなどの異常を表示する機能を備えていなければならない。
4.7 出力仕様
指示値を測定データとして出力する機能をもつ場合は,そのデータ出力プロトコル(インタフェース)
について,製品文書などに記載しなければならない。
4.8 使用環境に対する保護
防じん(塵)·防水を保証する場合,与えられている保護等級(JIS C 0920に従ったIPコード)を製品,
製品文書などに明示しなればならない。
電磁界保護の種類(存在する場合)を,製品,製品文書などに明示しなればならない。
4.9 測定子
測定子は,交換可能でなければならない。
測定子の先端は,球状で硬く耐摩耗性のある面をもち,測定に影響を与える凹凸のない形状及び表面に
仕上げられていなければならない。
4.10 ゼロ点調整
デジタルインジケータゲージには,指示値を任意の測定位置でゼロ表示に設定するための手段が設けら
れていなければならない。
4.11 追加機能
計数方向の変更,値のプリセット,値の保存などの追加機能は,製造業者(又は供給業者)によって製
品文書などに記載しなければならない。
――――― [JIS B 7563 pdf 8] ―――――
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4.12 プリスパン及びポストスパン
プリスパン及びポストスパンは,0.1 mm以上なければならない。
4.13 製造業者(又は供給業者)による設計仕様
製造業者(又は供給業者)は,少なくとも表2の設計仕様を明示しなければならない。
注記 使用者に情報を提供する場合の仕様表示例を,附属書JDに示す。
表2−設計仕様
幅(W)
外形寸法 mm 厚さ(T)
高さ(H)
最小表示量 mm
測定範囲 mm
デジタル表示の数字高さ mm
最大プランジャ(スピンドル)移動速度mm/s
データ出力 あり·なし
プランジャ(スピンドル)昇降機能(リフタ) あり·なし
裏蓋 耳金あり·耳金なし
液体(水)及び粉じん(塵)の保護a) あり·なし
電磁界保護の種類(存在する場合) あり·なし
表示部回転 あり·なし
電源の種類 電池·外部
注a) Pコード(JIS C 0920参照)で示してもよい。
5 性能(計測特性)
5.1 最大許容誤差(MPE)及び許容限界(MPL)
デジタルインジケータゲージの性能は,製造業者(又は供給業者)による指定がない限り,測定範囲内
のいかなる位置及びいかなる姿勢でも,附属書JAによって測定したとき,表3に示す指示誤差,戻り誤
差及び繰返し精密度の最大許容誤差(MPE)並びに表4に示す測定力の許容限界(MPL)を満たさなけれ
ばならない。
――――― [JIS B 7563 pdf 9] ―――――
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B 7563 : 2021
表3−デジタルインジケータゲージの最大許容誤差(MPE)
最小表示量 mm 0.01 0.001 0.000 5
特 部分測定範囲 mm 0.5 0.05 0.025
性 15を 30を 60を 15を 30を 60を 15を 30を 60を
項 超え 超え 超え 超え 超え 超え 超え 超え 超え
測定範囲 mm
目 15 30 60 100 15 30 60 100 15 30 60 100
以下 以下 以下 以下 以下 以下 以下 以下 以下 以下 以下 以下
部分測定範囲行き
指示誤差 20 40 3 5 3 5
PMPE μm
全測定範囲行き
指示誤差 20 40 3 5 3 5
EMPE μm
戻り誤差
20 3 3
HMPE μm
繰返し精密度
20 2 2
RMPE μm
5.2 測定力
製造業者(又は供給業者)は,表4の最小測定力及び測定力の差を示さなければならない。測定力は,
JIS B 0642の7.5.5(計測特性のための両側MPL関数)による。
表4−デジタルインジケータゲージの測定力の許容限界(MPL)
測定範囲
mm
性能項目
15を超え 30を超え 60を超え
15以下 30以下 60以下 100以下
最大測定力 N 2.0以下 2.5以下 3.0以下 3.5以下
最小測定力 N
製造業者(又は供給業者)の仕様による。
測定力の差 N
6 製品文書における表示
製品文書,図などにおける最大許容誤差の表示の例を,参考として附属書JEに示す。
7 仕様への適合の検証
7.1 一般
仕様への適合及び不適合の検証は,JIS B 0641-1を用いる。
不確かさの評価は,ISO 14253-2及びISO/IEC Guide98-3によることが望ましい。
7.2 測定方法及び評価方法
デジタルインジケータゲージの性能(計測特性)の測定方法及び評価方法は,附属書JAによる。また,
測定によって得られた指示誤差の値を基にして描かれる指示誤差曲線の例を,附属書JBに示す。
7.3 データ処理における移動ゼロ点性能評価方法
固定ゼロ点法によって求めた指示誤差の指示値を基に,性能評価を行う移動ゼロ点性能評価方法の説明
を附属書JCに示す。
――――― [JIS B 7563 pdf 10] ―――――
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JIS B 7563:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 13102:2012(MOD)
JIS B 7563:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.040 : 線及び角度の測定 > 17.040.30 : 測定機器
JIS B 7563:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0641-1:2020
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―製品及び測定装置の測定による検査―第1部:仕様に対する合否判定基準
- JISB0642:2010
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―測定器の一般的な概念及び要求事項
- JISB0680:2007
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―製品の幾何特性仕様及び検証に用いる標準温度
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISZ8103:2019
- 計測用語