JIS B 7604-1:2019 充填用自動はかり―第1部:計量要件及び技術要件

JIS B 7604-1:2019 規格概要

この規格 B7604-1は、製品の個々の質量を自動計量して,所定質量ごとに充填する自動はかりのうち,一定質量の製品を袋・容器(フレキシブルコンテナに充填するものは除く。)に充填することを意図したもので,供給装置・制御装置・排出装置を含むものに対する計量要件及び技術要件について規定。

JISB7604-1 規格全文情報

規格番号
JIS B7604-1 
規格名称
充填用自動はかり―第1部 : 計量要件及び技術要件
規格名称英語訳
Automatic gravimetric filling instruments -- Part 1:Metrological and technical requirements
制定年月日
2017年3月21日
最新改正日
2019年8月20日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

17.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2017-03-21 制定日, 2019-08-20 改正
ページ
JIS B 7604-1:2019 PDF [52]
                                                                                 B 7604-1 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 計量要件・・・・[14]
  •  4.1 計量単位・・・・[14]
  •  4.2 精度等級・・・・[14]
  •  4.3 誤差限界・・・・[14]
  •  4.4 製品基準量補正・・・・[15]
  •  4.5 複数荷重AGFIの誤差限界・・・・[15]
  •  4.6 最小測定量・・・・[16]
  •  4.7 定格最小充量 164.8 影響因子・・・・[17]
  •  5 技術要件・・・・[18]
  •  5.1 用途への適合性・・・・[18]
  •  5.2 動作の保護・・・・[18]
  •  5.3 計量結果の表示・・・・[18]
  •  5.4 充量設定装置 195.5 最終供給遮断装置・・・・[19]
  •  5.6 供給装置・・・・[19]
  •  5.7 荷重受け部・・・・[19]
  •  5.8 ゼロ点設定装置及び風袋引き装置・・・・[19]
  •  5.9 データ記憶装置・・・・[21]
  •  5.10 ソフトウェア・・・・[22]
  •  5.11 平衡機構・・・・[22]
  •  5.12 表記・・・・[23]
  •  5.13 管理はかり・・・・[24]
  •  6 電気式AGFIに対する追加要件・・・・[24]
  •  6.0 一般・・・・[24]
  •  6.1 定格動作条件下の性能・・・・[24]
  •  6.2 耐妨害性・・・・[24]
  •  6.3 耐久性・・・・[24]
  •  6.4 適用・・・・[24]
  •  6.5 影響因子・・・・[24]
  •  6.6 表示器の表示試験・・・・[24]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7604-1 pdf 1] ―――――

B 7604-1 : 2019

pdf 目次

ページ

  •  6.7 有意な誤りへの対処・・・・[24]
  •  6.8 起動時間・・・・[24]
  •  6.9 インタフェース・・・・[25]
  •  7 試験・・・・[25]
  •  7.1 性能試験・・・・[25]
  •  7.2 スパン安定性・・・・[25]
  •  8 検査・・・・[25]
  •  8.1 一般・・・・[25]
  •  8.2 型式検査・・・・[26]
  •  8.3 受渡検査・・・・[28]
  •  附属書A(規定)自動ゼロ点設定及び風袋引きの頻度・・・・[30]
  •  附属書B(規定)ソフトウェア制御されたAGFIの要件・・・・[31]
  •  附属書C(規定)取引又は証明用の充用自動はかりの要求事項 35附属書D(規定)使用中検査・・・・[43]
  •  附属書E(規定)検定に使用する器具・・・・[45]
附属書F(規定)充用自動はかりの修理 47

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 7604-1 pdf 2] ―――――

                                                                                 B 7604-1 : 2019

まえがき

  この規格は,産業標準化法に基づき,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
産業規格である。これによって,JIS B 7604-1:2017は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
注記 工業標準化法に基づき行われた日本工業標準調査会の審議等の手続は,不正競争防止法等の一
部を改正する法律附則第9条により,日本産業標準調査会の審議等の手続を経たものとみなさ
れる。
JIS B 7604の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 7604-1 第1部 : 計量要件及び技術要件
JIS B 7604-2 第2部 : 試験方法

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS B 7604-1 pdf 3] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
B 7604-1 : 2019

充用自動はかり−第1部 : 計量要件及び技術要件

Automatic gravimetric filling instruments- Part 1: Metrological and technical requirements

序文

  この規格は,計量法の特定計量器として要求される充用自動はかりへの対応を図るため,附属書C
附属書Fを追加して作成した日本産業規格である。
この規格の本体,附属書C附属書Fには,計量法の特定計量器として要求される要件のうち,構造及
び性能,検定公差,検定の方法,使用中検査,検定に使用する器具,修理などを規定しているが,この規
格の適用だけをもって計量法で定める検定に合格したことにはならない。

1 適用範囲

  この規格は,製品の個々の質量を自動計量して,所定質量ごとに充する自動はかりのうち,一定質量
の製品を袋・容器(フレキシブルコンテナに充するものは除く。)に充することを意図したもので,供
給装置・制御装置・排出装置を含むもの[以下,充用自動はかり(AGFI)という。]に対する計量要件
及び技術要件について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0192 はかり用語
JIS B 7604-2 充用自動はかり−第2部 : 試験方法
JIS B 7609 分銅
JIS B 7611-2 非自動はかり−性能要件及び試験方法−第2部 : 取引又は証明用
JIS B 7612-1 質量計用ロードセル−第1部 : アナログロードセル
JIS B 7612-2 質量計用ロードセル−第2部 : デジタルロードセル
JIS Z 8103 計測用語

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0192及びJIS Z 8103によるほか,次による。
3.1 一般用語
3.1.1
質量(mass)
何らかの有形物とみなし,かつ,その物質の量の大きさを与える物理的量。

――――― [JIS B 7604-1 pdf 4] ―――――

2
B 7604-1 : 2019
3.1.2
荷重,L(load)
荷重受け部上の力を生じさせる物体(製品,分銅など)の質量。
3.1.3
充,F(fill)
一つの荷重又は組み合わせた複数の荷重で,所定の質量を形成するもの。
3.1.4
重量(weight)
荷重に対する重力の影響から生じる力を表す量。
注記 この規格では,重量は,その物理的特性及び計量的特性について規制される質量を具体化した
ものをいう。
3.1.5
計量(weighing)
荷重に対する重力の影響から荷重の質量を測定するプロセス。
3.1.6
はかり(weighing instrument)
物体に作用する重力を利用して,その物体の質量を計量するために使用する計量器。
注記 その操作方法に従って,はかりは,自動はかり又は非自動はかりに分類される。
3.1.7
測定結果(measurement result)
あらゆる入手可能な関連情報とともに,測定量に起因している一連の量の値。
3.1.8
計量関連装置(metrologically relevant device)
計量結果又はその他のあらゆる一次表示に影響を及ぼす可能性があるはかりの全ての装置。モジュール,
部分,構成部品又は機能は,計量関連とみなされる。
3.1.9
監査証跡(audit trail)
装置のパラメータ値の変化,ソフトウェアの更新,計量特性に影響を与える可能性のあるその他の動作
などの事象の時刻刻印した情報記録を含む連続データファイル。
3.2 はかりのカテゴリに関する用語
3.2.1
自動はかり(automatic weighing instrument)
計量結果を得るために所定のプログラムに従って動作し,計量過程で操作者の介在を必要としないはか
り。
3.2.2
充用自動はかり,AGFI(automatic gravimetric filling instrument)
自動計量によって,バルク(ばら荷)又は液体材料から所定の実質的に一定な質量の製品を容器に充
することを意図した自動はかりであり,かつ,基本的に,計量部モジュール(1個又は複数個)に附属す
る自動供給装置(1個又は複数個)及び適切な制御装置と排出装置とを含むはかり。

――――― [JIS B 7604-1 pdf 5] ―――――

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