29
B 7615 : 2013
信号線(EMクランプ挿入位置の
信号線(EMクランプ挿入位置の RF信号発生器
調整によって長さを調整する。)
調整により長さを調整する。) 可能な限り
試験信号発生器 0.3 mまで
0.1 m0.3 m 信号線
電力減衰器(6 dB) (余長分は切除する。)
計量器 計量器
EMクランプ
基準グラウンド面
絶縁支持台(高さ)絶縁支持台(高さ)接地 絶縁支持台(高さ)絶縁支持台(高さ)
0.1 m 30 mm50 mm 30 mm50 mm 0.1 m
図29−EMクランプ法を用いた場合の代表的な配置
6.5.6.4.3 電流注入クランプ法を用いた場合
代表的な接続を,図30に示す。
計量器及び電流クランプの配置は,次のように行う。
− 計量器と電流注入クランプとの距離は,0.1 m0.3 mとする。
− 計量器に接続する非シールド信号線を電流注入クランプまで直線的に導き,電流注入クランプに挿入
する。
注記 電流注入クランプに非シールド信号線を挿入する際に,電流注入クランプの中心部に非シール
ド信号線が固定されるよう配置する。
信号線はクランプ
の中心を通す。 RF信号発生器
可能な限り
信号線(電流クランプ挿入位置の 試験信号発生器 0.3 mまで
調整によって長さを調整する。)
調整により長さを調整する。)
0.1 m0.3 m 信号線
電力減衰器(6 dB) (余長分は切除する。)
計量器 計量器
電 流
クランプ
基準グラウンド面
絶縁支持台(高さ)絶縁支持台(高さ) 接地 絶縁支持台(高さ) 絶縁支持台(高さ)
0.1 m 30 mm50 mm 30 mm50 mm 0.1 m
図30−電流注入クランプ法を用いた場合の代表的な配置
――――― [JIS B 7615 pdf 31] ―――――
30
B 7615 : 2013
6.5.7 妨害信号の注入手順及び終端手順
6.5.7.1 一般
この試験では,結合・減結合回路網に接続する計量器及び周辺装置のコモンモードインピーダンスを150
Ωに近づけることによって生じる一定高周波電流を接続線等及び接地線に流すことで,妨害信号の注入を
行っている。そのため,どの結合・減結合回路網に終端抵抗(50 Ω)を接続するかが試験の要点となる。
妨害信号の注入及び終端の手順は,6.5.7.2又は6.5.7.3による。
6.5.7.2 結合・減結合回路網及び直接注入法を用いる場合
結合・減結合回路網及び直接注入法を用いた場合,高周波信号は,注入用結合・減結合回路網又は直接
注入器,計量器,終端した結合・減結合回路網,基準グラウンドの経路を流れる(図31参照)。
接続線等に接続した結合・減結合回路網から妨害信号を注入する手順を次に示す。
− 計量器に接続する全ての接続線等及び接地線に結合・減結合回路網を接続する。
− 妨害信号を印加する結合・減結合回路網の妨害信号入力端子に妨害信号発生器を接続する。
− その他の結合・減結合回路網の一つに終端抵抗(50 Ω)を接続する。
終端する結合・減結合回路網の優先順位を次に示す。
a) DN-M1
b) 注入箇所に近いCDN-Sx(シールド信号線用CDN)
c) DN-Mx(電源用CDN)
d) ) c) 以外のCDN
図31に妨害信号注入及び終端手順の一例を示す。
CDN 印加CDN 終端CDN
周辺装置 計量器B
M1 M1 S1
M2 M1
S1 M1
CDN CDN
計量器A T2 M1
T2 S1
CDN
M2
妨害信号注入及び終端手順は,次による。
− 計量器Aの接続線等及び接地線に妨害信号を注入する。
− 接地線(CDN-M1)に妨害を注入する場合,終端CDNは順位が2番目であるCDN-S1を終端する。
− CDN-M2,CDN-S1又はCDN-T2に妨害信号を注入する場合,順位が1番目であるCDN-M1を終端する。
− 計量器Bに妨害信号を注入する場合,CDN-S1のEUT端子とAE端子とを付け換えて妨害信号を注入する。
図31−妨害信号注入及び終端手順の一例
6.5.7.3 クランプ法を用いて妨害信号を注入する場合
クランプ法を用いた場合,高周波信号は,クランプ,計量器,終端した結合・減結合回路網,基準グラ
ウンド,終端した結合・減結合回路網,周辺装置の経路を流れる(図32参照)。
接続線等及び接地線に接続したクランプから妨害信号を注入する手順を次に示す。
――――― [JIS B 7615 pdf 32] ―――――
31
B 7615 : 2013
− 計量器及び周辺装置に接続する全ての接続線等及び接地線に結合・減結合回路網を接続する。
− 妨害信号を印加するクランプの妨害信号入力端子に妨害信号発生器を接続する。
− 計量器に接続した結合・減結合回路網の一つに終端抵抗(50 Ω)を接続する。
− 周辺装置に接続した結合・減結合回路網の一つに終端抵抗(50 Ω)を接続する。
終端する結合・減結合回路網の優先順位を次に示す。
a) DN-M1
b) 注入箇所に近いCDN-Sx(シールド信号線用CDN)
c) DN-Mx(電源用CDN)
d) ) c) 以外のCDN
注記 計量器及び周辺装置に結合・減結合回路網が接続できない場合(コモンモードインピーダンス
が150 Ωとならない場合)は,電流注入クランプを使用して高周波電流を監視しながら注入す
る。
図32に妨害信号注入及び終端手順の一例を示す。
CDN CDN 注入クランプ 終端CDN 終端CDN
周辺装置
T2 M3
電流注入
M3 M3
クランプ
電流注入
計量器A 計量器B
クランプ
妨害信号
CDN
M3 注入
高周波が流れるルート
妨害信号注入及び終端手順は,次による。
− 計量器A,B間の接続線等及び接地線に妨害信号を注入する。
− 計量器A側の終端CDNは順位が3番目であるCDN-M3を終端する。
− 計量器B側の終端CDNは順位が3番目であるCDN-M3を終端する。
− 2個のCDNを終端することで,高周波が流れるルートができる。
図32−妨害信号注入及び終端手順の一例
6.6 電源電圧降下試験
6.6.1 試験の適用
計量器の電源電圧降下試験は,交流回路に接続される計量器に対して適用する。交流電源線を全くもた
ない計量器には試験を適用しない。
電源電圧降下試験は,次の試験とする。
− 電圧ディップ
− 短時間停電
6.6.2 試験条件の設定
試験条件の設定は,次による。
− 試験間隔 : 最小10秒
――――― [JIS B 7615 pdf 33] ―――――
32
B 7615 : 2013
− 繰返し数 : 3回
注記 特定計量器の電源電圧降下試験の試験間隔及び繰返し数については,附属書Aに参考として補
足を示す(A.7.6.1参照)。
− 開始位相角 : 0°
6.6.3 試験レベル
6.6.3.1 試験レベルの区別
電源電圧降下試験における試験レベルは,表6及び表7による。
表6−試験レベル
レベル 電圧ディップ及び継続時間
振幅(%)
1 継続時間 計量器の分野に応じて設定
(サイクル)
振幅(%) 0 a) 0 a) 70
2 継続時間
0.5 1 25/30 b)
(サイクル)
振幅(%) 0 a) 0 a) 40 70 80
3 継続時間
0.5 1 10/12 b) 25/30 b) 250/300 b)
(サイクル)
注a) 振幅が0 %とは,停電に相当する。
b) 例えば,“10/12”の表記は,“50 Hzの試験に対しては10サイクル”及び“60 Hzの試験に対
しては12サイクル”の継続時間を適用することを意味している。
表7−試験レベル
レベル 短時間停電及び継続時間
振幅(%)
1 継続時間 計量器の分野に応じて設定
(サイクル)
振幅(%) 0 a)
2 継続時間
250/300 b)
(サイクル)
注a) 振幅が0 %とは,停電に相当する。
b) 例えば,“250/300”の表記は,“50 Hzの試験に対しては250サイクル”及び“60 Hzの試験
に対しては300サイクル”の継続時間を適用することを意味している。
注記 特定計量器の電源電圧降下試験の試験レベルについて,附属書Aに参考として補足を示す
(A.7.6.2参照)。
6.6.3.2 試験レベルの適用
計量器における試験レベルは,電圧ディップにおいてはレベル3,短時間停電ではレベル2が望ましい。
6.6.4 計量器の配置
卓上形機器,床置形機器,壁掛形機器及び天井設置形機器は全て,同一の試験配置とする。
6.6.5 電圧ディップ及び短時間停電
図33のように,計量器,周辺装置及び試験装置を接続する。試験は,50 Hz又は60 Hzで6.6.2の試験
条件で行う。ただし,計量器の仕様で周波数が規定されている場合には,その周波数で試験を行う。
――――― [JIS B 7615 pdf 34] ―――――
33
B 7615 : 2013
計量器の仕様の範囲で最小の長さとする。
電圧ディップ及び 計量器 周辺装置
短時間停電試験装置
基準グラウンド面への配置は特に必要がない。
図33−電圧ディップ及び短時間停電試験の代表的な配置
6.7 電源電圧変動試験
6.7.1 試験の適用
計量器の電源電圧変動試験は,交流回路に接続される計量器に対して適用する。交流電源線を全くもた
ない計量器には試験を適用しない。
電源電圧変動試験は,次の試験とする。
− 電圧変動
− 周波数変動
注記 特定計量器の電源電圧変動試験の適用について,附属書Aに参考として補足を示す(A.7.7参
照)。
6.7.2 試験レベル
6.7.2.1 試験レベルの区分
電源電圧変動試験における試験レベルは,表8による。
表8−試験レベル
電圧変動及び周波数変動
レベル 区分 適用 定格が単一の場合 定格が範囲をもつ場合
上限 1.10×Vnom a) 1.10×Vmax c)
電圧
下限 0.85×Vnom a) 0.85×Vmin d)
1
上限 1.02×fnom b) 1.02×f60 e)
周波数
下限 0.98×fnom b) 0.98×f50 f)
上限 1.20×Vnom a) 1.20×Vmax c)
電圧
下限 最小動作電圧 最小動作電圧
2
上限 1.02×fnom b) 1.02×f60 e)
周波数
下限 0.98×fnom b) 0.98×f50 f)
注a) 定格電圧
b) 定格周波数
c) 定格電圧に範囲がある場合の上限値
d) 定格電圧に範囲がある場合の下限値
e) 周波数が50 Hz/60 Hzの場合,60 Hz
f) 周波数が50 Hz/60 Hzの場合,50 Hz
6.7.2.2 試験レベルの適用
計量器における試験レベルは,レベル1が望ましい。ただし,汎用の外部電源を使用する場合は,レベ
ル2が望ましい。
――――― [JIS B 7615 pdf 35] ―――――
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JIS B 7615:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.100 : 力,重さ及び圧力の測定
JIS B 7615:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC60050-161:1997
- EMCに関するIEV用語
- JISC61000-4-4:2015
- 電磁両立性―第4-4部:試験及び測定技術―電気的ファストトランジェント/バーストイミュニティ試験
- JISC61000-4-6:2017
- 電磁両立性―第4-6部:試験及び測定技術―無線周波電磁界によって誘導する伝導妨害に対するイミュニティ
- JISZ8103:2019
- 計測用語