JIS B 7921:2016 蛍光式酸素濃度計

JIS B 7921:2016 規格概要

この規格 B7921は、主に河川水,海水,排水などを扱う水の環境分野,大気,排ガスなどを扱う気体の環境分野,高圧蒸気滅菌を伴う培養液,乳製品などを扱うバイオ・発酵醸造・食品産業分野,及びトルエンなどの有機溶剤を扱う化学工業分野などに用いる,蛍光(りん光を含む。)方式によって,気体及び/又は液体の酸素濃度を測定する可搬形の蛍光式酸素濃度計について規定。

JISB7921 規格全文情報

規格番号
JIS B7921 
規格名称
蛍光式酸素濃度計
規格名称英語訳
Fluorescence-based oxygen sensors
制定年月日
2016年12月20日
最新改正日
2016年12月20日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

13.040.01, 13.060.01, 71.040.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
環境測定 I-1 2021, 環境測定 I-2 2021, 環境測定 II 2021, 環境測定 II 2021
改訂:履歴
2016-12-20 制定
ページ
JIS B 7921:2016 PDF [14]
                                                                                   B 7921 : 2016

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 酸素濃度計の原理・・・・[2]
  •  5 酸素濃度計の種類・・・・[2]
  •  6 性能・・・・[3]
  •  7 構造・構成・・・・[4]
  •  8 試験方法・・・・[5]
  •  8.1 一般事項・・・・[5]
  •  8.2 試験条件・・・・[5]
  •  8.3 校正・・・・[5]
  •  8.4 試験の手順及び測定値の処理・・・・[7]
  •  8.4.1 一般・・・・[7]
  •  8.4.2 繰返し性・・・・[7]
  •  8.4.3 応答性・・・・[7]
  •  8.4.4 安定性・・・・[8]
  •  8.4.5 耐久性・・・・[8]
  •  9 表示・・・・[9]
  •  10 取扱説明書・・・・[10]
  •  附属書A(参考)水中の飽和溶存酸素濃度(1 013 hPa)・・・・[11]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7921 pdf 1] ―――――

B 7921 : 2016

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 7921 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 7921 : 2016

蛍光式酸素濃度計

Fluorescence-based oxygen sensors

1 適用範囲

  この規格は,主に河川水,海水,排水などを扱う水の環境分野,大気,排ガスなどを扱う気体の環境分
野,高圧蒸気滅菌を伴う培養液,乳製品などを扱うバイオ・発酵醸造・食品産業分野,及びトルエンなど
の有機溶剤を扱う化学工業分野などに用いる,蛍光(りん光を含む。)方式によって,気体及び/又は液体
の酸素濃度を測定する可搬形の蛍光式酸素濃度計(以下,酸素濃度計という。)について規定する。
なお,連続式の据置形にも,この規格を準用できる。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1604 測温抵抗体
JIS C 1611 サーミスタ測温体
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0055 ガス分析装置校正方法通則
JIS K 0102:2013 工場排水試験方法
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 0803 溶存酸素自動計測器
JIS K 1107 窒素
JIS K 8061 亜硫酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8680 トルエン(試薬)
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8710 温度測定方法通則

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 0050及びJIS K 0803によるほか,次による。
3.1
高圧蒸気滅菌
適度な温度及び圧力の飽和水蒸気で加熱することによって滅菌する方法。

――――― [JIS B 7921 pdf 3] ―――――

2
B 7921 : 2016
3.2
高圧蒸気滅菌装置
高圧蒸気滅菌するための装置。
3.3
プローブ
酸素濃度計の入力部で,測定時に対象物に接触又は挿入する部位。酸素濃度計の本体とケーブルなどで
接続される。
3.4
フローセル
測定時にプローブの先端に装着し,測定物(気体・液体)を流す流路をもつ器具。
3.5
耐久性
高圧蒸気滅菌状態又は有機溶剤を含んだ環境などの,一般プローブを使用できない過酷な環境にさらさ
れた後でも,応答を維持している性能。

4 酸素濃度計の原理

  酸素分子によって,特異的に消光現象を起こす蛍光・りん光発光化合物に,一定波長の紫外線を照射す
ると,酸素濃度の増加に従い消光する特性を用いる。
すなわち,酸素濃度は,次のシュテルン・フォルマー(Stern-Volmer)の式に基づいて求めることができ
る。
[Q]=(F/Fx−1)/Ksv
ここに, [Q] : 酸素濃度
F : 酸素分子がないときの蛍光強度
Fx : 酸素分子があるときの蛍光強度
Ksv : 定数

5 酸素濃度計の種類

  酸素濃度計は,気体用及び/又は液体用に区分し,更に用途によって表1のとおり区分する。
表1−用途による種類の区分
種類の区分 用途例
一般用 主に環境分野において,河川水,海水,排水などの溶存酸素濃度の測定,
大気中,排ガス中などの酸素濃度の測定,又は酸素欠乏のおそれがある作
業環境の酸素濃度測定に用いるもの。土壌中の酸素濃度の測定にも用いる
ことができる。
耐高圧蒸気滅菌用 主にバイオ・食品産業分野・発酵醸造業分野において,高圧蒸気滅菌を行
う培養槽,貯槽などに入れられる培養液,乳製品などの溶存酸素濃度の測
定に用いるもの。高圧蒸気滅菌操作を行った後に,ガス置換を行う装置内
の酸素濃度測定に用いるもの。
耐有機溶剤用 主に化学などの工業分野において,トルエンなどの有機溶剤(センサチッ
プを腐食する溶剤を除く。)を含む反応液に酸素濃度計を浸した後に,気
体(空気)又は液体(水)の溶存酸素濃度の測定に用いるもの,又は,ト
ルエンなどの有機溶剤蒸気が充満する反応器内の酸素濃度の測定に用い
るもの。

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B 7921 : 2016

6 性能

6.1   性能一般
液体(水)・気体両用の酸素濃度計は,液体(水)及び気体両方の性能を満足しなければならない。
6.2 繰返し性
繰返し性は,表2による。
表2−繰返し性
種類の区分 測定対象 繰返し性a) 試験方法
一般用 気体 ゼロ校正値 : ±1 %酸素 8.4.2 a)
スパン校正値 : ±1 %酸素8.4.2 a)
液体(水) ゼロ校正値 : ±0.2 mg/L 8.4.2 b)
8.4.2 b)
スパン校正値 : ±0.3 mg/L
耐高圧蒸気滅菌用 気体 ゼロ校正値 : ±1 %酸素 8.4.2 a)
スパン校正値 : ±1 %酸素8.4.2 a)
液体(水) ゼロ校正値 : ±0.2 mg/L 8.4.2 b)
8.4.2 b)
スパン校正値 : ±0.3 mg/L
耐有機溶剤用 気体 ゼロ校正値 : ±1 %酸素 8.4.2 a)
スパン校正値 : ±1 %酸素8.4.2 a)
液体(水) ゼロ校正値 : ±0.2 mg/L 8.4.2 b)
8.4.2 b)
スパン校正値 : ±0.3 mg/L
注a) %酸素とは,気体における酸素濃度を意味する。
6.3 応答性
応答性は,表3による。
表3−応答性
種類の区分 測定対象 応答性 試験方法
一般用 気体 60秒以内 8.4.3 a)
液体(水) 180秒以内 8.4.3 b)
耐高圧蒸気滅菌用 気体 90秒以内 8.4.3 a)
液体(水) 270秒以内 8.4.3 b)
耐有機溶剤用 気体 180秒以内 8.4.3 a)
液体(水) 540秒以内 8.4.3 b)
6.4 安定性
安定性は,表4による。

――――― [JIS B 7921 pdf 5] ―――――

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JIS B 7921:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7921:2016の関連規格と引用規格一覧