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B 7997-2 : 2020
8 試験
8.1 試験条件
試験条件は,JIS Z 8808のA.3.1.1(試験条件)によるほか,製造業者の指示による。ただし,計測器の
暖機時間は,製造業者の指示書による。
8.2 試験粉体
試験粉体は,JIS Z 8901の試験用粉体10種(フライアッシュ)が望ましい。
8.3 校正
試験を実施する前に,次によって計測器の校正を行う。
a) ゼロ校正 投光器からの入射光が遮光されずに100 %受光器に達する状態で指示値をゼロに合わせる。
b) スパン校正 測定距離に応じた対数変換を行い,フルスケールを設定する。詳細は,製造業者の指示
書に従って設定する。
8.4 相関係数
相関係数の求め方は,次による。
a) 試験ダクトを使用した相関係数の求め方 試験ダクトを使用して相関係数を求める場合は,JIS B
7996の4.4.1.1(試験ダクトを使用した相関係数の求め方)による。
b) 実煙道を使用した相関係数の求め方 実煙道を使用して相関係数を求める場合は,JIS Z 8852による。
8.5 振動安定性
振動安定性の試験方法は,次による。ただし,構造上,この試験が適用できない計測器の場合は,製品
仕様の取決め時にそのことを申告し,受渡当事者間の協定によって別の試験方法を取り決めてもよい。
a) 試験条件
1) 加振力 0.98 m/s2(0.1 G)
2) 加振方向 X,Y及びZの3方向
3) 周波数サイクル 10 Hz150 Hzの範囲で変動させる。
4) 時間 10 Hzから150 Hzまで周波数を上げるのに10分間程度,及び150 Hzから10 Hzまで周波数
を下げるのに10分間程度を1サイクルとして,1方向ごとに2サイクル行う。
b) 固定方法 計測器本体を,振動試験台座に固定する。
c) 振動試験機 a) 及びb) の条件を実現できる試験機を使用しなければならない。
d) 試験手順 計測器の試験前の指示値を一定の値に設定し,2サイクル終了後に試験前の指示値からの
最大変化値を求め,式(3)によって変化率を算出する。これをX,Y及びZの3方向ごとに実施する。
なお,試験前の指示値は,測定レンジの中央値付近に設定することが望ましい。
愃
Aj 100 (3)
0
ここに, Aj : 加振方向(j)での変化率(%)
a0 : 測定レンジの最大値
Δa : 指示値からの最大変化値
j : X,Y又はZの3方向のいずれかの加振方向
8.6 温度安定性
温度安定性の試験方法は,JIS B 7996の4.4.2(温度安定性)による。
8.7 電源電圧安定性
電源電圧安定性の試験方法は,JIS B 7996の4.4.3(電源電圧安定性)による。
――――― [JIS B 7997-2 pdf 6] ―――――
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8.8 繰返し性
繰返し性の試験方法は,JIS B 7996の5.2.1(繰返し性)による。
8.9 ゼロドリフト
ゼロドリフトの試験方法は,JIS B 7996の5.2.2(ゼロドリフト)による。
8.10 スパンドリフト
スパンドリフトの試験方法は,JIS B 7996の5.2.3(スパンドリフト)による。
8.11 応答時間
応答時間の試験方法は,JIS B 7996の5.2.4(応答時間)による。
8.12 絶縁抵抗
絶縁抵抗の試験方法は,JIS B 7996の5.2.5(絶縁抵抗)による。
8.13 耐電圧
耐電圧の試験方法は,JIS B 7996の5.2.6(耐電圧)による。
9 検査
検査は,形式検査と性能試験検査とに区別する。形式検査は箇条8によって試験したとき,箇条6及び
箇条7に規定する全ての要求事項に適合したものを合格とする。
なお,性能試験検査の項目は,次のとおりとする。
a) 繰返し性
b) ゼロドリフト
c) スパンドリフト
d) 応答時間
e) 絶縁抵抗
f) 耐電圧
10 報告書
性能試験検査に関する報告書には,次の事項を記載する。
なお,性能試験検査に関する報告書の例を,附属書Dに示す。
a) 規格番号
b) 試験実施年月日
c) 計測器の名称,形式名及び製造番号
d) 製造業者名及び/又はその略号
e) 試験条件(温度,相対湿度,気圧,電源電圧及び電源周波数)
f) 試験結果(繰返し性,ゼロドリフト,スパンドリフト,応答時間,絶縁抵抗及び耐電圧)
g) 試験実施者及び試験実施場所
h) その他必要な事項
11 表示
この規格で規定する全ての要求事項に適合した計測器には,見やすい箇所に容易に消えない方法で次の
事項を表示しなければならない。ただし,これらの表示は,1か所にまとめて表示しなくてもよい。
a) 規格番号
――――― [JIS B 7997-2 pdf 7] ―――――
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B 7997-2 : 2020
b) 計測器の名称及び製造業者が指定する形式名
例 光透過方式ダスト濃度自動計測器 ABC1000
c) 測定濃度範囲
d) 使用温度範囲
e) 定格電圧,定格周波数及び容量
f) 製造業者名又はその略号
g) 製造年月又はその略号
h) 製造番号
――――― [JIS B 7997-2 pdf 8] ―――――
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附属書A
(参考)
オパシティメータ
A.1 一般
この附属書では,光透過式の計測器の類似の原理の製品であるオパシティメータについて記載する。光
透過方式の計測器は,投光器から照射された光がダクト内を流れる排ガス中のダストによって減衰され,
受光器に到達する光の減衰率(0 %100 %)を測定して,この減衰率を質量濃度(mg/m3)に変換する。
この計測器と同じ方式で測定するが,質量濃度に変換する前の減衰率(%)をそのまま計測値として表示
するものをオパシティメータという。
A.2 原理
オパシティSは,式(A.1)で表される。
I
S 1 100 (A.1)
I0
ここに, I0 : 入射光強度
I : 透過光強度
S : オパシティ(%)
すなわち,投光器から照射された光がダストなどによる減衰がなく受光器に100 %の強度で到達した状
態が0 %となり,完全に光が遮断された状態が100 %となる。
A.3 性能
オパシティメータは,測定レンジを0 %100 %として箇条8によって試験を行ったとき,表A.1の性能
を満足することが望ましい。
表A.1−オパシティメータの性能
項目 性能 試験方法
振動安定性 (0±2)% 8.5
温度安定性 10 ℃当たり(0±2)% 8.6
電源電圧安定性 (0±2)% 8.7
繰返し性 (0±2)% 8.8
ゼロドリフト (0±2)% 8.9
スパンドリフト (100±2)% 8.10
応答時間 60 s以内 8.11
絶縁抵抗 5 MΩ以上 8.12
耐電圧 異常がない 8.13
――――― [JIS B 7997-2 pdf 9] ―――――
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A.4 オパシティメータのゼロ校正及びスパン校正の例
設置場所におけるオパシティメータのゼロ校正及びスパン校正の例を,図A.1に示す。
a) 実測状態の例
ゼロ校正は,投光器からの入射光が遮光されずに100 %受光器に達する状態で行う。残留排ガスなどがある場合は,
誘引ファンなどで排出した後,変換器の指示値をゼロに合わせる。
b) ゼロ校正の例
図A.1−オパシティメータのゼロ校正及びスパン校正の例
――――― [JIS B 7997-2 pdf 10] ―――――
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JIS B 7997-2:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.40 : 固定施設からの発生ガス
JIS B 7997-2:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7996:2018
- 排ガス中のダスト濃度自動計測器の性能評価方法
- JISK0211:2013
- 分析化学用語(基礎部門)
- JISK0215:2016
- 分析化学用語(分析機器部門)
- JISZ8103:2019
- 計測用語
- JISZ8808:2013
- 排ガス中のダスト濃度の測定方法
- JISZ8852:2013
- 排ガス中のダスト濃度の連続測定方法
- JISZ8901:2006
- 試験用粉体及び試験用粒子