JIS B 7997-2:2020 排ガス中のダスト濃度自動計測器―第2部:光透過方式

JIS B 7997-2:2020 規格概要

この規格 B7997-2は、排ガス中に光(入射光)を照射したとき,ダストによって光が減衰することを利用することによって,主に低濃度から高濃度領域までのダスト濃度を測定する光透過方式のダスト濃度自動計測器について規定。

JISB7997-2 規格全文情報

規格番号
JIS B7997-2 
規格名称
排ガス中のダスト濃度自動計測器―第2部 : 光透過方式
規格名称英語訳
Automated concentration monitoring instrument of dust in flue gas -- Part 2:Light transmission method
制定年月日
2020年6月22日
最新改正日
2020年6月22日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

13.040.40, 71.040.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2020-06-22 制定
ページ
JIS B 7997-2:2020 PDF [14]
                                                                                 B 7997-2 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 測定原理及び用途・・・・[1]
  •  4.1 測定原理・・・・[1]
  •  4.2 用途・・・・[2]
  •  5 計測器の測定レンジ・・・・[2]
  •  6 計測器の性能・・・・[2]
  •  7 構成及び構造・・・・[3]
  •  7.1 構成・・・・[3]
  •  7.2 構造・・・・[3]
  •  7.3 使用温度範囲・・・・[3]
  •  8 試験・・・・[4]
  •  8.1 試験条件・・・・[4]
  •  8.2 試験粉体・・・・[4]
  •  8.3 校正・・・・[4]
  •  8.4 相関係数・・・・[4]
  •  8.5 振動安定性・・・・[4]
  •  8.6 温度安定性・・・・[4]
  •  8.7 電源電圧安定性・・・・[4]
  •  8.8 繰返し性・・・・[5]
  •  8.9 ゼロドリフト・・・・[5]
  •  8.10 スパンドリフト・・・・[5]
  •  8.11 応答時間・・・・[5]
  •  8.12 絶縁抵抗・・・・[5]
  •  8.13 耐電圧・・・・[5]
  •  9 検査・・・・[5]
  •  10 報告書・・・・[5]
  •  11 表示・・・・[5]
  •  附属書A(参考)オパシティメータ・・・・[7]
  •  附属書B(参考)ゼロ校正及びスパン校正の例・・・・[10]
  •  附属書C(参考)計測器の健全性の確認例・・・・[11]
  •  附属書D(参考)計測器の性能試験検査に関する報告書の例・・・・[12]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7997-2 pdf 1] ―――――

           B 7997-2 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法に基づき,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 7997-2 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
B 7997-2 : 2020

排ガス中のダスト濃度自動計測器−第2部 : 光透過方式

Automated concentration monitoring instrument of dust in flue gas- Part 2: Light transmission method

1 適用範囲

  この規格は,排ガス中に光(入射光)を照射したとき,ダストによって光が減衰することを利用するこ
とによって,主に低濃度から高濃度領域までのダスト濃度を測定する目的に使用する光透過方式のダスト
濃度自動計測器(以下,計測器という。)について規定する。
注記 この規格では,低濃度は10 mg/m3以下,中濃度は50 mg/m3以下,及び高濃度は50 mg/m3超え
をいう。また,この規格に示すダスト濃度は,標準状態[273.15 K(0 ℃),101.32 kPa]かつ乾
き状態に換算した値である。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7996 排ガス中のダスト濃度自動計測器の性能評価方法
JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
JIS K 0215 分析化学用語(分析機器部門)
JIS Z 8103 計測用語
JIS Z 8808 排ガス中のダスト濃度の測定方法
JIS Z 8852 排ガス中のダスト濃度の連続測定方法
JIS Z 8901 試験用粉体及び試験用粒子

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 7996,JIS K 0211,JIS K 0215,JIS Z 8103,JIS Z 8808,
JIS Z 8852及びJIS Z 8901による。

4 測定原理及び用途

4.1 測定原理

  ダクト内を流れる排ガス中のダストに光を照射したとき,ダストによって遮光され,光が減衰する。こ
の状態でダスト濃度と入射光の減衰量とが,相関関係にあることを利用した計測器が光透過式ダスト濃度
計である。
ランベルト·ベールの法則を適用して,ダスト濃度Cを,式(1)及び式(2)で求める。

――――― [JIS B 7997-2 pdf 3] ―――――

           2
B 7997-2 : 2020
I0
Log10 kCD (1)
I
I0
Log10
I
C (2)
kD
ここに, C : ダスト濃度(mg/m3)
I : 透過光強度
I0 : 入射光強度
D : 測定距離(m)
k : 定数
なお,類似の原理の製品であるオパシティメータの説明を,附属書Aに示す。
注記1 ここに示すダスト濃度は,標準状態ではなく,実際の排ガスの温度及び圧力状態での値であ
る。
図1−計測器の原理概念図
注記2 低濃度領域を測定する場合,排ガス中のダストによって減衰された光を検出するために,一
般的にある程度の測定距離が必要であり,測定距離が短い施設に適用するため,マルチパス
を導入するなどの工夫が必要となる場合がある。

4.2 用途

  この計測器は,主に工場,火力発電所及び廃棄物焼却施設で使用する燃料の燃焼及びその他の燃焼に伴
って排出される排ガス中のダスト濃度を長期間かつ連続的に測定し,排出量監視又はプラント制御を目的
として使用する。

5 計測器の測定レンジ

  計測器の測定レンジは,通常,0 mg/m3100 mg/m3とし,それ以外のレンジは,用途に合わせて適切な
ものを選ぶ。

6 計測器の性能

  計測器は,箇条8によって試験を行ったとき,表1の性能を満足しなければならない。

――――― [JIS B 7997-2 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
B 7997-2 : 2020
表1−計測器の性能
項目 性能 試験方法
相関係数 0.9以上 8.4
振動安定性 0 mg/m3100 mg/m3 a) 試験前の指示値に対してフルスケール8.5
の測定レンジ の±2 %
温度安定性 10 ℃当たりフルスケールの±2 % 8.6
電源電圧安定性 フルスケールの±2 % 8.7
繰返し性 フルスケールの±2 % 8.8
ゼロドリフト フルスケールの±2 % 8.9
スパンドリフト フルスケールの±2 % 8.10
応答時間 60 s以内 8.11
絶縁抵抗 5 MΩ以上 8.12
耐電圧 異常がない 8.13
注a) 0 mg/m3100 mg/m3の測定レンジに対するスパン等価入力を設定できない場合は,100 mg/m3
未満の測定レンジでスパン等価入力を導入し,スパン設定を行い,そのフルスケールの±2 %
を性能値としてもよい。

7 構成及び構造

7.1 構成

  計測器の基本的な構成は,JIS B 7996のB.2(計測器の構成),B.3(試料採取部)及びB.4(計測部)に
よる。

7.2 構造

  計測器の構造は,次による。
a) 組立及び各部の仕上りが良好かつ堅ろうな構造とする。
b) 通常の運転状態で危険性がなく,安全で円滑に作動する構造とする。
c) 各部は,容易に機械的故障及び電気的故障を起こさず,危険性のない構造とする。
d) 結露などによって計測器の作動に支障を生じない構造とする。
e) 光源,ヒータなどの発熱体に接する部分は,熱による変形及び機能低下を生じない構造とする。
f) 保守及び点検時の作業がしやすく,危険のない構造とする。
g) 外郭は,外来固形物及び/又は水の侵入に対して,測定値への影響がない構造とする。
なお,保護等級の指定がある場合は,受渡当事者間の協定による。
h) 計測器に記録された設定値などを無権限者が変更できないような保護機能をもつ構造とする。また,
受渡当事者間の協定によって,使用者側が保護機能を用意することも可能とする。
例 パスワード,メーカモードのロック機能,鍵又は特殊ビスなどによる操作部のガードなど
i) 設置場所において,計測器のゼロ校正及びスパン校正が確認できる構造とする。その具体的な例を,
附属書Bに示す。
j) 設置場所において,計測器の健全性が確認できる構造とする。その具体的な確認例を,附属書Cに示
す。

7.3 使用温度範囲

  計測器の使用温度範囲は,製造業者が決めた値とするが,受渡当事者間の協定によって使用温度範囲を
定めてもよい。

――――― [JIS B 7997-2 pdf 5] ―――――

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JIS B 7997-2:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7997-2:2020の関連規格と引用規格一覧