JIS B 8571:2015 ガスメーター | ページ 4

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えてはならない。
7.9.7 バースト特性
電子化ガスメーターは,供試品について8.5.11.7の試験を行ったとき,試験前後の器差の差が2 %を超
えてはならない。
7.9.8 雷サージ特性
電子化ガスメーターは,供試品について8.5.11.8の試験を行ったとき,試験前後の器差の差が2 %を超
えてはならない。
7.9.9 直流電源電圧変動特性
電子化ガスメーターは,供試品について8.5.11.9の試験を行ったとき,その器差が表1の最大許容誤差
を超えてはならない。
7.9.10 交流電源電圧変動特性
電子化ガスメーターは,供試品について8.5.11.10の試験を行ったとき,その器差が表1の最大許容誤差
を超えてはならない。
7.9.11 交流電源電圧降下特性
電子化ガスメーターは,供試品について8.5.11.11の試験を行ったとき,その器差が表1の最大許容誤差
を超えてはならない。

7.10 過流量性能

  計量部に可動部分をもつガスメーターは,1.2 Qmaxの過流量の条件に1時間耐えられ,かつ,定格動作条
件に戻った後は,最大許容誤差内で機能し続けなければならない。過流量試験前後の器差の値が,適用す
る最大許容誤差に相当する値の1/3を超えてはならない。

7.11 温度差特性

  使用最大流量が6 m3h以下のガスメーターについては,周囲温度40 ℃における器差と周囲温度20 ℃に
おける器差との差及び周囲温度20 ℃における器差と周囲温度−5 ℃(温度等級TC1)又は−15 ℃(温度
等級TC2)における器差との差が,いずれも2 %を超えてはならない。

7.12 繰返し性

  ガスメーターは,繰返し性試験を行ったとき,Qt以上の流量で器差の差の最大値が0.6 %を超えてはな
らない。

7.13 耐久性

  ガスメーターは,8.5.7の耐久試験後において,表1の最大許容誤差の2倍の値を超えてはならない。ま
た,試験前後の器差の差が,精度等級EC1.5のガスメーターにあっては,最大許容誤差に相当する値を超
えてはならない。精度等級EC1のガスメーターにあっては,最大許容誤差に相当する値の1/2を超えては
ならない。

8 試験

8.1 一般

  標準器は,国家計量標準若しくは国際計量標準にトレーサビリティのとれたもの,又はこれと同等のも
のとする。
不確かさを求める必要がある場合のガスの計量値に対する器差決定の拡張不確かさの条件は,次のいず
れかによる。
a) 適用する最大許容誤差の1/5を超えない。

――――― [JIS B 8571 pdf 16] ―――――

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b) 適用する最大許容誤差の1/5を超える場合は,不確かさの超過分だけ適用する最大許容誤差を小さく
することによって,次の式を用いてもよい。
6
E≦ MPE U
5
ここに, E : 器差(%)
MPE : 最大許容誤差
U : 拡張不確かさ
例 精度等級EC1のガスメーターが性能試験で拡張不確かさ0.3 %で試験されたとする。この場合,
試験の結果,器差が,±1 %でなく,±(6/5×1.0−0.3)=±0.9 %の間にあれば,そのガスメータ
ーを合格としてもよい。
拡張不確かさの評価は,ISO/IEC Guide 98-3に従って行う。

8.2 基準条件

  ガスメーターの性能試験中は,試験される影響量以外の全ての影響量は,次の値を保持しなければなら
ない。
使用(ガス又は空気)温度 : (20.0±5.0)℃
周囲温度 : (20.0±5.0)℃
周囲大気圧 : (86106)kPa
周囲相対湿度 : (60±15)%
電源電圧(交流又は直流主電源) : 公称電圧(Unom)
電源電圧(電池) : 公称電圧(Unom)
電源周波数(交流主電源) : 公称周波数(fnom)
なお,基準条件の範囲を超えて試験を行う場合は,器差への影響を考慮しなければならない。

8.3 試験用ガス

  表8に掲げた全ての試験は,製造事業者が指定した空気又はその他のガスを用いて試験してもよい。温
度試験では,ガスが乾燥していることが重要である。

8.4 試験項目

  箇条4箇条7に規定する要求事項に対し,表8の試験項目及び台数について,供試品が該当する全て
の試験を行う。

――――― [JIS B 8571 pdf 17] ―――――

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表8−試験項目
試験項目(大分類) 試験項目(小分類) 検査台数 要求事項
材料試験 8.5.1.1 ゴム膜の試験 膜の種類ごとに3以上 6.2.2
8.5.1.2 ガラスなどの強度試験 材料の種類,大きさ,6.1.2
取付方法ごとに3以上
構造試験 8.5.2.1 漏れ試験 16 6.1.2
8.5.2.2 耐圧試験 6.1.2
動作性能試験 8.5.3.3 ガスメーター(温度換算装置組込ガスメーター 4.2
及び前金ガスメーターを除く。)の器差試験
8.5.3.4 温度換算装置組込ガスメーターの器差試験 4.3
8.5.3.5 前金ガスメーターの器差試験 4.4
8.5.4 過流量試験 7.10
8.5.5 温度差による試験 7.11
8.5.6 繰返し性試験 7.12
8.5.8 温度圧力換算装置の器差試験 7.5
8.5.9 駆動出力軸の動作性能試験 7.6
8.5.10 パルス出力器の性能試験 7.7
耐久試験 8.5.7 耐久試験 7.13
構造試験 8.5.2.1 漏れ試験 6.1.2,7.13
耐 器差試験 8.5.3.3 ガスメーター(温度換算装置組込ガスメーター 7.13
久 及び前金ガスメーターを除く。)の器差試験

試 8.5.3.4 温度換算装置組込ガスメーターの器差試験 7.13
験 8.5.3.5 前金ガスメーターの器差試験 7.13
8.5.8 温度圧力換算装置の器差試験 7.5,7.13
電子化ガスメータ 8.5.11.2 温度試験 7.9.2
ーの追加試験 8.5.11.3 湿度試験 7.9.3
8.5.11.4 高温高湿サイクル(結露)試験 7.9.4
8.5.11.5 電磁波障害試験 7.9.5
8.5.11.6 静電気放電試験 7.9.6
8.5.11.7 バースト試験 7.9.7
8.5.11.8 雷サージ試験 7.9.8
8.5.11.9 直流電源電圧変動試験 7.9.9
8.5.11.10 交流電源電圧変動試験 7.9.10
8.5.11.11 交流電源電圧降下試験 7.9.11

8.5 試験方法

8.5.1  材料試験
8.5.1.1 ゴム膜の試験
膜式ガスメーターに使用する合成ゴム膜の試験は,次による。
a) 試験用の膜の個数は,膜の種類ごとに3以上とする。
b) 膜式ガスメーターに使用する合成ゴム製の膜は,表9の成分比の溶剤に24時間浸したとき,その膜の
表面に異常な変化が生じず,かつ,質量の増加が浸す前の質量の70 %以下であり,その後,空気中に
24時間放置したときの質量の減少が溶剤に浸す前の質量の15 %以下とする。ただし,都市ガス(総
発熱量が90 MJ/m3未満)用であって,使用最大流量が16 m3/hを超えるもの及び石油ガス(総発熱量
が90 MJ/m3以上)用であって,使用最大流量が6 m3/hを超えるものについては質量の増加は80 %以
下,質量の減少は20 %以下とする。

――――― [JIS B 8571 pdf 18] ―――――

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表9−溶剤の成分比
単位 %
成分 体積分率
純ベンゼン 30
純トルエン 40
5度キシレン 20
ソルベントナフサ2号 10
c) ) に規定する膜は,温度20 ℃及び湿度90 %以上の空気中に12時間以上放置したときの膜の長さと,
温度20 ℃及び湿度10 %以下の空気中又は窒素中に12時間以上放置したときの膜の長さとの差が,
これらの平均の長さの0.2 %未満のものとする。
8.5.1.2 ガラスなどの強度試験
ガス圧を直接受けるガスメーターの外箱の一部として表示機構に使用するガラス又は合成樹脂の強度試
験は,次による。
a) 試験用試料の個数は,材料の種類,大きさ,取付方法ごとに3以上とする。
b) ガラス又は合成樹脂は,取り付けられた状態において直径20 mmの鋼球を400 mmの高さから落下さ
せたときの衝撃に耐えるものとする。
c) ガラス又は合成樹脂は,沸騰した水中に2分間投入した後,5 ℃を超え10 ℃以下の温度の水中に投
入したとき,亀裂,破損,又は不透明にならないものとする。
8.5.2 構造試験
8.5.2.1 漏れ試験
使用最大圧力において,漏れ試験を行ったとき,3分間放置した後の圧力低下が2 %以内でなければな
らない。ただし,試験温度の変化による試験圧力の変化を考慮し,圧力変化量を温度圧力換算することが
できる。また,同等に評価できる方法でもよい。
8.5.2.2 耐圧試験
ガスメーターの耐圧試験は,使用最大圧力の1.5倍以上の圧力をガスメーター内に加え,1分間以上放置
したときの破損及び変形の有無を確認する。
8.5.3 器差試験
8.5.3.1 一般
ガスメーターの器差試験は,測定ごとに流量を変えて,1流量6回の測定をし,平均値によって器差を
決定する。ただし,各流量について最初の3回の測定で得られた器差の間に最大許容誤差の1/6を超える
変動がない場合は,3回の測定の平均値で器差を決定してよい。
8.5.3.2 器差試験の方法
器差試験の方法は,次による。
a) 器差試験は,ガスメーターと標準器とを直結して,空気などを通過させて行う1)。
注1) 器差試験方法の詳細に関する規格で参考となるものは,JIS B 7556がある。
b) ガスメーターの器差は,次の式によって算出する。
Vi Vs
E 100(%)
Vs
ここに, E : 器差(%)
Vi : ガスメーターが表示する値

――――― [JIS B 8571 pdf 19] ―――――

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Vs : 標準器の値
c) ガスメーターの器差試験における温度・圧力の補正は,温度計又は温差補正計,及び圧力計を用いて,
次の方法によって行う。温度計又は温差補正計は,試験開始直後及び試験終了前を含む2回以上測定
し,平均する。圧力計は平均的な圧力を1回以上測定し,平均する。
注記 温差補正計は,温度計の目盛において,0 ℃を基準とした場合,27.3 ℃で10 %の気体の温
度膨張補正率となるような水銀ガラス温度計である。
1) ガスメーターが表示する値(Vi)又は標準器の値(Vs)をボイル・シャルルの法則を用い,次の式
によって補正する。
P 101.33 Tb 273.15
Vsc Vsm
Pb 101.33 T 273.15
ここに, Vsc : 基準温度及び基準圧力の状態にボイル・シャルルの法則で
換算した積算値
Vsm : 計量状態の積算値
P : 計量状態の圧力(kPa)
Pb : 基準圧力(kPa)
Tb : 基準温度(℃)
T : 計量状態の温度2)(℃)
注2) 温差補正計使用時は,温差補正計の読みに2.73を乗
じた値を計量状態の温度とする。
2) 10 kPa以下で試験する場合には,ガスメーターが表示する値(Vi)及び標準器の値(Vs)から得ら
れた器差[E(%)]に,次の式によって標準器とガスメーターとの温度差2.73 ℃につき1 %(温差
補正計を用いた場合はそのまま),ガスメーターと標準器との圧力差0.1 kPaにつき0.1 %として加
算し,補正してもよい。
.273
100 ≒ 1 %
273.15
1.0
100 ≒ 0.1 %
101.33
d) 10 kPaを超えて使用するガスメーターの器差試験は,10 kPa以下で試験してもよい。
e) ガスメーターの器差試験流量は,表10による。
表10−ガスメーターの器差試験流量
試験流量a) 流量範囲(Qmax/Qmin)
5以上 50以上
50未満
Qmin ○ ○
3 Qmin − ○
0.1 Qmax ○ ○
0.2 Qmax ○ ○
0.4 Qmax ○ ○
0.7 Qmax ○ ○
Qmax ○ ○
注a) 試験流量には,Qtを含む。

――――― [JIS B 8571 pdf 20] ―――――

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JIS B 8571:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • OIML R 137-1&2:2012(MOD)

JIS B 8571:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8571:2015の関連規格と引用規格一覧