JIS B 9717-1:2011 機械類の安全性―圧力検知保護装置―第1部:圧力検知マット及び圧力検知フロアの設計及び試験のための一般原則 | ページ 3

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B 9717-1 : 2011 (ISO 13856-1 : 2001)
4.5.1.2 加えて,センサ部分だけの想定使用回数は,もう一つ別の場所において,更に100万回である。
4.5.2 4.4及び4.5.1の要求事項を確認した圧力検知マット又は圧力検知フロアは,4.2及び4.3の要求事
項も満たさなければならない。

4.6 センサの出力状態

(試験方法は,7.8を参照) センサ出力信号は,作動力が有効検知領域に作用したとき,出力信号開閉装置をオフ状態に変化させる
値又は状態に変わらなければならない。この値又は状態は,作動力が取り除かれるまで,オフ状態で出力
信号開閉装置を維持しなければならない(図A.1,図A.2及び図A.3参照)。

4.7 作動力に対する出力信号開閉装置の応答

(試験方法は,7.9を参照)4.7.1 一般
作動力が有効検知領域に作用するとき,出力信号開閉装置は,オン状態からオフ状態に変化しなければ
ならない。出力信号開閉装置は,少なくとも作動力が加えられている間,オフ状態を維持しなければなら
ない。
4.7.2 リセット機能付き装置
リセット機能付き圧力検知マット又は圧力検知フロアにおけるリセット信号は,安全システムの制御装
置に直接又は機械制御システムを経由して,手動で操作しなければならない(図1参照)。
リセットでは,次の二つの機能を実行しなければならない。
a) 起動を禁止するインターロック 電源オンで,出力信号開閉装置は,リセット信号が入力されるまで
オフ状態を維持しなければならない。
b) 再起動を禁止するインターロック 作動力が取り除かれた後,出力信号開閉装置の出力は,リセット
信号が入力されて初めてオン状態にならなければならない。
作動力を加える前,又は加えている間,リセット信号を継続的に送ると,出力信号開閉装置の出力は,
作動力を取り除いたとき,オン状態にならない(図A.1及び図A.2参照)。
リセット信号は,センサ又は出力信号開閉装置の出力を制御するか(図A.1参照),又は出力信号開閉装
置だけの出力を制御しなければならない(図A.2参照)。
4.7.3 リセット機能がない装置
リセット機能のない圧力検知マット又は圧力検知フロアの場合,出力信号開閉装置の出力は,作動力を
取り除いた後,電源オンに対してオン状態に変わらなければならない(図A.3参照)。
注記 リセット機能のない装置を使用した場合,機械制御システムにリセット機能を用意することが
望ましい(JIS B 9705-1:2000の5.4参照)。

4.8 保全のための立ち入り

(試験方法は,7.10を参照) 圧力検知マット又は圧力検知フロアの任意の内部を保全する必要がある場合,保全作業部への接近はキ
ー又は工具を使ってだけ可能でなければならない。エンクロージャを固定する全ての手段は,キャプティ
ヴ式でなければならない。

4.9 調整

(試験方法は,7.11を参照) 作動力及び応答時間に対して,使用者による調整方法があってはならない。
供給元が圧力検知マット又は圧力検知フロアのサブアセンブリを個別に交換可能と規定する場合,圧力
検知マット又は圧力検知フロアの全体的な性能を低下させないで,調整の必要なしで交換可能でなければ
ならない。

4.10 接続

(試験方法は,7.12を参照) プラグ/ソケットの適切な組合せについては,いずれかの型式,形状,マーキング又は名称(又はこれ

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圧力検知マット又は圧力検知フロアの内部の異なる構成・配置の部品が互換性をもつ場合,これらの部
品を誤って取り付けたり,又は交換したことによって,危険側故障を生じてはならない。
センサ又はサブシステムがプラグ及びソケットによって接続される場合,センサ又はサブシステムを,
プラグ及びソケットか又は制御装置(又はその内部)から取り外し又は切り離すときには,出力信号開閉
装置をオフ状態にしなければならない。

4.11 環境条件

(試験方法は,7.13を参照) 圧力検知マット又は圧力検知フロアは,次の環境条件及び製造業者が指定するより広範な条件において
も動作を継続しなければならない。
4.11.1 温度範囲
圧力検知マット又は圧力検知フロアは,+5 ℃+40 ℃の温度範囲において,4.2.1及び4.3の要求事項
を満足しなければならない。
注記 広範囲の環境の温度範囲は,−25 ℃+40 ℃及び+5 ℃+70 ℃とすることができる。
4.11.2 湿度
湿度の要求事項は,4日間,JIS C 60068-2-3:1987のテストCaに従わなければならない。
4.11.3 電磁両立性
圧力検知マット又は圧力検知フロアは,表4に従ったレベル・クラス3にさらされた場合も,正常な動
作を継続しなければならない(7.13.4参照)。
4.11.4 振動
振動の要求事項は,制御装置及び出力信号開閉装置だけに適用するものとし,また,JIS C 60068-2-6:1999
に従わなければならない。
a) 周波数範囲 : 10 Hz55 Hz
b) 変動 : 0.15 mm
c) 10サイクル/軸
d) 掃引速度 : 1オクターブ/min
注記 センサに関するこの特別要求事項は,センサの大きさ及び形状でばらつきがあるため現実的と
はいえない。センサは,通常,地面に据え付けられており,その場合,振動は通常,重要では
ない。センサが機械の一部に据え付けられている場合,振動の影響を考慮することが望ましい。
附属書B参照。

4.12 動力源

4.12.1 電源の供給源(試験方法は,7.14を参照)
圧力検知マット又は圧力検知フロアは,JIS B 9960-1:1999の4.3の要求事項を満たさなければならない。
4.12.2 電気以外の動力源
電気以外の動力源について,製造業者は,標準的な供給レベル及び標準的な操作を維持する許容公差範
囲を規定しなければならない。
過圧保護装置がない場合,定格を超える過圧変動が,危険側故障を生じてはならない。
動作範囲以下の変動が,危険側故障を生じてはならない(同様にEN 982:1996及びEN 983:1996参照)。
注記 このような装置に関しては,試験方法を規定していない。

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4.13 電気機器

(試験方法は,7.15を参照)4.13.1 一般
圧力検知装置の電気機器(構成部品)は,次によらなければならない。
a) IS及び/又は国際規格がある場合は,その規格に適合する。
b) 意図する使用に適している。
c) 規定の定格で動作する。
4.13.2 感電保護
感電保護は,JIS B 9960-1:1999の6.1,6.2及び6.3に従って設けなければならない。
4.13.3 過電流保護
過電流保護は,JIS B 9960-1:1999の7.2.1,7.2.3,7.2.7,7.2.8及び7.2.9に従って設けなければならない。
注記 出力信号開閉装置の出力接続点に接続された回路ヒューズ又は過電流保護装置の設定値の情報
を,圧力検知保護装置の使用者に提供する必要がある場合がある。
4.13.4 汚染度
電気機器は,IEC 60439-1の6.1.2.3に従って汚染度2に対して適切でなければならない。
4.13.5 空間距離,沿面距離及び絶縁距離
電気機器は,IEC 60439-1の7.1.2に従って設計及び製作しなければならない。
4.13.6 配線
電気機器は,IEC 60439-1の7.8.3に従って配線しなければならない。

4.14 エンクロージャ

(試験方法は,7.16を参照)4.14.1 センサ
センサのエンクロージャは,IP54(JIS C 0920参照)の最低基準を満たさなければならない。
製造業者は,センサが水に浸される可能性があると想定した場合,センサの最低エンクロージャレベル
は,IP67(JIS C 0920参照)としなければならない。
4.14.2 制御装置及び出力信号開閉装置のエンクロージャ
制御装置のエンクロージャは,IP54(JIS C 0920参照)の最低基準を満たさなければならない。制御装
置が他の制御機器のエンクロージャに取り付ける設計がされ,このエンクロージャが最低でもIP54(JIS C
0920参照)に準拠している場合,制御装置は,最低でもIP2X(JIS C 0920参照)でなければならない。
出力信号開閉装置のエンクロージャも同じく,これらの要求事項を満たさなければならない。

4.15 JIS B 9705-1:2000による制御システムの安全関連部のカテゴリ

(試験方法は,7.17を参照)4.15.1 圧力検知マット及び圧力検知フロアは,規定及び表記されるカテゴリの要求事項を満たさなければ
ならない。これらのカテゴリは,JIS B 9705-1:2000で定義される。
4.15.2 センサ,制御装置及び出力信号開閉装置は,最低でもカテゴリ1の要求事項を満たさなければなら
ない。カテゴリ1に適合するためには,システムは,最小限として,この規格の要求事項及びJIS B
9705-1:2000の関連要求事項を満たさなければならない。
4.15.3 電気制御装置は,最低でもカテゴリ2の必要条件を満たさなければならない。
注記1 センサ,制御装置及び出力信号開閉装置は,それぞれ異なったカテゴリであってもよい。
注記2 制御ユニットのカテゴリを評価するとき,モニタ可能なセンサ及び接続の故障状態を考慮す
ることが望ましい。
注記3 この規格の作成時点では,センサのほとんどが,カテゴリ2,カテゴリ3及びカテゴリ4を
規定した全ての要求事項に適合することは不可能である。特に,機械的な損害及び長期の劣

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化を考慮に入れる場合,可能とはならない。

4.16 センサの固定

(試験方法は,7.1.2を参照) センサは,不変の位置に固定されるための手段を設けなければならない。

4.17 つまずき

(試験方法は,7.1.2を参照) センサ又はセンサカバーの外側のエッジ上で,人がつまずく危険がある場合,適切な傾斜を備えなけれ
ばならない。傾斜の斜面は,水平から20°を超えてはならない。色又はマーキングを対比することによっ
て,その存在は認知されなければならない。傾斜は,物理的な妨害又は他の危険源を引き起こしてはなら
ない。
センサ及び/又は追加のカバーの組合せがある場合,センサ間の結合部及び接合部におけるつまずきの
危険源を最小にするための措置を講じなければならない。
注記 このテーマを取り扱っている規格は現在のところはないが,テスト方法が承認される場合,JIS
B 9713-2を考慮することができる。

4.18 センサ上面の滑りやすさ及び柔軟性

(試験方法は,7.18を参照) センサ上面の予想される使用条件における滑りやすさを最小限にするための措置を講じなければならな
い。
注記 このテーマを取り扱っている規格は現在のところはないが,テスト方法が承認される場合,JIS
B 9713-2を考慮することができる。

4.19 センサ上面の追加カバー

(試験方法は,7.19を参照) この規格の全ての要求事項は,例えば,保護シート(附属書C参照)などの追加又は代替のカバーを装
備したセンサに適用しなければならない。

4.20 詰まり又は異物による故障

(試験方法は,7.20を参照) センサ若しくはセンサの組合せ,又は接続部品の下にた(溜)まったゴミ又は削りくずによって,故障
が起きるリスクがあってはならない。

5 マーキング

(試験方法は,7.1.2を参照)

5.1 一般

  圧力検知マット又は圧力検知フロアは,JIS B 9700-2:2004の6.4及びJIS B 9960-1:1999の18.1に従って
マーキングしなければならない。
全てのラベル及びマーキングは,それが付加される圧力検知マット又は圧力検知フロアの部品の想定さ
れる寿命の間しっかりと固定され,かつ,耐久性のあるものでなければならない(JIS B 9706-2参照)。

5.2 制御装置のマーキング

  制御装置のラベルは,次の情報を含んでいるか,又はこの情報をどこで見ることができるかを示さなけ
ればならない。
a) IS B 9705-1:2000に従ったカテゴリ。制御装置だけ,又は全体的なシステムに適用するかどうかを規
定する。
b) 応答時間
c) リセット機能の有無
d) 部品番号

5.3 センサのマーキング

  センサのラベルは,次の情報を含んでいるか,又はこの情報をどこで見ることができるかを示さなけれ

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ばならない。
a) IS B 9705-1:2000によるカテゴリ
b) 20 kgを超える人(例えば,子供)を検出するのに適しているか
c) 応答時間
d) 部品番号

5.4 その他の構成部品のマーキング

  使用上の情報に従って,交換することができる圧力検知マット又は圧力検知フロアの構成部品は同一の
ものであると確認できなければならない。

6 使用上の情報

6.1 一般

  使用者に提供する情報及びその手段は,JIS B 9700-2:2004の6.による。

6.2 取扱説明書

(試験方法は,7.1.2を参照)6.2.1 一般
取扱説明書(例えば,ハンドブック)には,6.2.26.2.6に列挙するような装置の安全な設置,使用及び
保全のために必要な全ての情報を含めなければならない。また,附属書B及び附属書Dを参照する。取扱
説明書には,6.2でこれから規定する項目も含めなければならない。
6.2.2 適用
6.2.2.1 装置の詳細説明及び警告
JIS B 9705-1:2000に基づく圧力検知マット及び圧力検知フロアに関するカテゴリは,タイプC規格に決
められている。機械設置の圧力検知マット及び圧力検知フロアに関しては,JIS B 9705-1:2000に従ったカ
テゴリは,タイプC規格で定められる。
タイプC規格が存在しない場合,リスクアセスメントは,JIS B 9700-1:2004の5.3及びJIS B 9702に記
載されたガイドラインに従って実施しなければならない。これらの規格は,JIS B 9705-1:2000の附属書B
に従って適切なカテゴリに沿った保護装置を選定するのが重要であることを示している。
6.2.2.2 装置の特徴
a) IS B 9705-1:2000によるカテゴリ
1) 有効検知領域を含む,個々のセンサの大きさ及び形状の限界値
2) 一つの制御装置で使用できるセンサの数及び大きさの組合せの限界値
3) 構成部品同士の接続
b) 圧力検知マット又は圧力検知フロアの個々の構成部品同士の最大接続長及び接続部品の種類
例 ケーブル仕様,プラグ,ソケットなど
1) 装置配備−センサを組み合わせる方法
2) センサ及び制御装置の固定方法
3) 1 m2当たりのセンサの重量,及び制御装置の重量
4) センサに追加するカバーの詳細(該当する場合)
5) 応答時間
6) 動力源の要求条件
7) IS C 0920による制御装置の保護等級
8) 出力信号開閉装置の出力仕様

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JIS B 9717-1:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 13856-1:2001(IDT)

JIS B 9717-1:2011の国際規格 ICS 分類一覧

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