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適否は,測定によって判定する。
電線交換形アクセサリは,表3又は表3Aに規定する最大断面積をもつ導体を取り付けた試験品及び導
体のない試験品で測定を行う。電線非交換形アクセサリは,納入状態の試験品で測定を行う。
コンセント及びコネクタは,プラグとかん合した状態及びプラグのない状態で検査する。
注記 沿面距離に寄与する幅が1 mm未満の場合は,沿面距離は溝の幅だけと考える。
全空間距離の算出では,幅が1 mm未満のエアギャップは無視する。
コンセントのベースを取り付ける面には,コンセントを取り付けたときにベースが接触する
面を含む。ベースの裏に金属板が付いている場合,この板は,取付面とは考えない。
26.2 シーリングコンパウンドは,それを収納する空洞の縁からはみ出してはならない。
適否は,目視検査によって判定する。
27 耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性
27.1 アクセサリは,十分な耐熱性をもたなければならない。
適否は,27.2及び27.3に規定する試験によって判定する。
27.2 温度100±5 ℃の恒温槽に試験品を1時間入れておく。
試験品には,その後の使用を妨げるような変化があってはならず,充電部が露出してしまうほどシーリ
ングコンパウンドが流れてはならない。
表示は,試験後も容易に読み取れなければならない。
注記 シーリングコンパウンドの僅かな変位は無視する。
27.3 絶縁材料製の部分について,JIS C 60695-10-2に規定するボールプレッシャ試験を行う。
供試部分の表面を水平位置に置き,その表面に直径5 mmの鋼球を20 Nの力で押し付ける。
次の温度の恒温槽内で試験を行う。
− 電線交換形アクセサリの充電部を支える部分は,(125±5)℃
− その他の部分は,(80±3)℃
変形する材料は,その直径が2 mm以下でなければならない。
注記 [対応国際規格の,エラストマ材に対する試験に関する記述(検討中)の注記を削除した。]
セラミック材製の部分は,この試験は行わない。
27.4 絶縁材料製の外郭部分及びアクセサリの充電部を支持する絶縁部分は,異常な熱及び火に対する耐
性がなければならない。
導体は,通電部を保持しているとはみなさない。
疑義がある場合は,絶縁部分が所定位置で通電部又は接地回路を保持する必要があるかを確認するため
に,疑義のある絶縁部分を取り外し,通電部又は接地回路が所定位置から最も変位が生じやすいように保
持しながら,導体なしでアクセサリを評価する。
適否は,次の仕様をもつJIS C 60695-2-11に規定するグローワイヤ試験によって判定する。
グローワイヤのチップの温度を次のとおりにする。通電部及び接地回路部分と接触しているとしても,
それらを所定位置に保持するために必要でない絶縁材部分は,(650±10)℃とする。
ただし,グランド及びシーリングコンパウンドは,試験を行わない。
通電部及び接地回路部分を所定位置に保持するために必要な絶縁材部分は,(850±15)℃とする。
グローワイヤのチップを次の場所に適用する。
− グランド及びシーリングコンパウンドを除く,外側部分の各材料の中央。
――――― [JIS C 8285 pdf 46] ―――――
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− 接点支持部の各絶縁材料の中央。
チップは,溝,ノックアウト,狭いくぼみ又は鋭い角がない,平らな面に適用する。可能な場合は,ア
クセサリの縁から9 mm離れた箇所がよい。1個の試料を用いて試験を行う。試験の結果に疑義がある場
合,更に2個の試料を用いて試験を繰り返す。
次の場合,アクセサリは,グローワイヤ試験に耐えたとみなす。
− 目に見える炎及び持続的な赤熱がない。
− グローワイヤを取り除いてから30秒以内に試料又は周囲の炎又は赤熱が消え,周囲部分が完全には燃
え尽きていない。包装用テッシュの永続的な着火がない。
27.5 充電部の周囲の絶縁部分は,耐トラッキング性をもつ材料でなければならない。
セラミック以外の材料の場合の適否は,次の条件によるJIS C 2134に規定する試験によって判定する。
− PTIの測定
− 溶液Aの使用
− 保証電圧175 Vの適用
合計50滴が落下する前に電極間にフラッシオーバ又は破壊が生じてはならない。
28 耐食性
外郭を含む鉄製部分は,さびから適切に保護しなければならない。
注記1 電気部分で腐食が問題となる場合,IP67のアクセサリを推奨する。
特定の状態及び特定の状態に対する準備について,製造業者は,製品の耐食性に関し,特別の考慮を払
うことが望ましい。
適否は,次の試験によって判定する。
脱脂剤に10分間浸せきして,供試部分から全てのグリースを除去する。次に,供試部分を温度20±5 ℃
の10 %塩化アンモニウム水溶液に10分間浸せきする。
乾燥せずに,水滴を振り落とした上で,供試部分を温度20±5 ℃の水分飽和空気が入った箱に10分間
入れる。
温度100±5 ℃の恒温槽で供試部分を10分間乾燥させた後,供試部分の表面にさびの痕跡があってはな
らない。
注記2 鋭い角のさびの痕跡及びこすると落ちる黄ばんだ膜は,無視する。
小形らせんスプリング及びこれに類するもの並びに摩擦にさらされる非可触部分は,1層
のグリースでさびに対する十分な保護となる。ただし,供試部分のグリース膜の有効性に疑
義がある場合は,事前にグリースを除去せずに,試験を行う。
29 条件付き短絡電流試験
29.1 コンセント及び結合するプラグは,10 kA又は製造業者が指定したよりも高い値の最小固有短絡電流
に耐えなければならない。
適否は,この規格の要求事項を満たした新品の対応するコンセント及びこれと結合するプラグを用いて,
各コンセント及び結合するプラグを試験することによって判定する。
29.2 定格及び試験条件
通常の使用状態のように取り付け,29.3の規定に従って接続した新品のコンセントと結合するプラグで
試験を行う。
――――― [JIS C 8285 pdf 47] ―――――
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同一定格電流及び同一構造の異なる極数のものは,形式を代表するものとみなす。
短絡保護装置は,タイプ1は,JIS C 8269-1及びJIS C 8269-2の要求事項を満たし,かつ,コンセント
及び結合するプラグと同一の定格をもった一般用の“gG”タイプヒューズを用いる。タイプ2は,JIS C
8269-1及びJIS C 8269-2の要求事項と同等以上の性能をもつヒューズを用いる。
注記 技術基準の解釈の別表第三に適合するB種ヒューズは,同等以上の性能をもつとみなされてい
る。
定格電流が供試コンセント及び結合するプラグの定格と同等のヒューズがない場合は,次に高い定格値
をもつヒューズを用いる。
ヒューズの技術データ及び遮断したときの電流値を試験報告書に明記する。
電源と供試コンセント及び結合するプラグとの間にヒューズ(F1)を取り付ける。
試験電圧は,供試コンセント及び結合するプラグの定格動作電圧と同一とする。
この試験は,力率値も時定数も規定していない。
試験中,次の許容範囲を適用する。
電流 : 95105 %
電圧 : 100105 %
周波数 : 95105 %
29.3 試験回路
試験回路は,次による。
a) 試験に用いる回路図を,図16,図17及び図18に示す。
− 単相交流又は直流の二極アクセサリ(図16)
− 三相交流の三極アクセサリ(図17)
− 三相四線交流の四極アクセサリ(図18)
b) 電源Sで抵抗器R1,リアクトルX及び供試アクセサリDを含む回路に給電する。
いかなる場合にも,電源は,製造業者が示した特性の検証を可能にする十分な能力をもつものとす
る。
c) 各試験回路(図16図18)で,抵抗器及びリアクトルは,電源Sと供試アクセサリDとの間に挿入
する。閉路装置A及び電流センサ(I1,I2及びI3)の位置は,異なってもかまわない。
試験回路で接地するのは,1か所だけとする。電源の中性点の試験回路の短絡リンク又はその他の
都合のよい点をその箇所としてもよい。
d) 接地極,パイロット接点,外郭又は遮蔽体を含めて,使用中に通常接地するアクセサリの全ての部分
は,接地から絶縁して,図16図18に示す箇所に接続する。
この接続には,故障電流を検出するための,直径0.8 mm,長さ50 mm以上の銅線で構成するか,
又は30/35 Aの遮断特性をもつ可溶エレメントを取り付ける。
供試アクセサリの接続は,表3又は表3Aに規定する断面積で,いずれの側にも1 m以下のできるだけ
短い長さをもつ銅線で行う。
29.4 校正
試験回路の校正は,供試アクセサリを接続するために設けた端子の妥当で可能な限り近くに,無視でき
るインピーダンスの一時的接続部Bを配置して行う。
29.5 試験手順
一時的接続部Bを供試アクセサリに置き換える。供試アクセサリの条件付き耐短絡電流以上の固有電流
――――― [JIS C 8285 pdf 48] ―――――
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のピーク値で回路を閉じる。
29.6 供試機器の行動
極間にアーク又はフラッシオーバがあってはならず,かつ,露出導電部の故障検出回路ヒューズ(可溶
エレメント)(F2)の溶融があってはならない。
29.7 合格条件
合格条件は,次による。
− アクセサリが引き続き機械的に動作可能でなければならない。
− 通常の操作手段を用いた開放操作を妨げるような接点溶着は許容しない。
− 試験直後に,19.2.1 b) 又は19.2.2 b) に規定する部分との間に電圧を印加して,アクセサリが19.3に
規定する耐電圧試験に合格しなければならない。
30 電磁両立性
30.1 イミュニティ
この規格の適用範囲のアクセサリの通常の使用における動作は,電磁波による障害によって影響を受け
ない。
30.2 放射
この規格の適用範囲のアクセサリは,連続した使用を意図しており,通常の使用において電磁波による
障害を発生しない。
――――― [JIS C 8285 pdf 49] ―――――
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図1−アクセサリの用途
――――― [JIS C 8285 pdf 50] ―――――
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JIS C 8285:2018の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60309-1:1999(MOD)
- IEC 60309-1:1999/AMENDMENT 1:2005(MOD)
- IEC 60309-1:1999/AMENDMENT 2:2012(MOD)
JIS C 8285:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.120 : 電気付属部品 > 29.120.30 : プラグ,ソケット-コンセント,結合器
JIS C 8285:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC2814-2-2:2009
- 家庭用及びこれに類する用途の低電圧用接続器具―第2-2部:ねじなし形締付式接続器具の個別要求事項
- JISC3301:2000
- ゴムコード
- JISC3306:2000
- ビニルコード
- JISC60695-10-2:2018
- 耐火性試験―電気・電子―第10-2部:異常発生熱―ボールプレッシャー試験方法
- JISC60695-2-11:2016
- 耐火性試験―電気・電子―第2-11部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―最終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
- JISC8303:2007
- 配線用差込接続器
- JISH8610:1999
- 電気亜鉛めっき
- JISH8617:1999
- ニッケルめっき及びニッケル-クロムめっき
- JISH8619:1999
- 電気すずめっき