この規格ページの目次
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C 8285 : 2018
2.16
二重絶縁(double insulation)
基礎絶縁及び付加絶縁から成る絶縁。
2.17
強化絶縁(reinforced insulation)
二重絶縁と同一の程度の感電保護をもつように機械的特性及び電気的特性を改良した基礎絶縁。
2.18
端子(terminal)
アクセサリに導体を接続するために設けた導電部。
2.18.1
ピラー端子(pillar terminal)
導体を,穴又は空洞に差し込み,そこで単数又は複数のねじの軸部の下で導体を締め付ける端子。締付
圧力は,ねじの軸部によって直接加えるか,又はねじの軸部によって圧力が加わる中間締付部品を通じて
加えてもよい[図14 a) 参照]。
2.18.2
ねじ端子(screw terminal)
導体を,ねじの頭の下で締め付ける端子。締付圧力は,ねじの頭によって直接加えるか,又はワッシャ,
締付板,広がり防止器具などの中間部品を通じて加えてもよい[図14 b)及び図14 c)参照]。
2.18.3
スタッド端子(stud terminal)
導体を,ナットの下で締め付ける端子。締付圧力は,適切な形状のナットで直接加えるか,又はワッシ
ャ,締付板,広がり防止器具などの中間部品を通じて加えてもよい[図14 d)参照]。
2.18.4
サドル端子(saddle terminal)
導体を,サドルの下で2本以上のねじ又はナットによって締め付ける端子[図14 e)参照]。
2.18.5
ラグ端子(lug terminal)
ねじ又はナットによって電線ラグ又はバーを締め付けるように設計したねじ端子又はスタッド端子[図
14 f)参照]。
2.18.6
マントル端子(mantle terminal)
導体を,ナットによってねじ付きスタッドの溝のベースに対して締め付ける端子。導体の締付け方とし
ては,ナットの下の適切な形状のワッシャによる方法,ナットがキャップナットのときには中央のペグに
よる方法,溝の中でナットからの導体への圧力を伝達するのに有効な同等の手段による方法などがある
[図14 g)参照]。
2.18.7
ねじなし端子(screwless type terminal)
ねじ以外の手段によって直接的又は間接的に接続を行う,一つ又は複数の導体の接続及び取外し用の端
子。
注記 ねじなし端子の例を,図14 h)に示す。
――――― [JIS C 8285 pdf 6] ―――――
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C 8285 : 2018
2.18.8
絶縁貫通端子,IPT(insulation piecing terminal)
絶縁物を事前にぎ取ることなく,導体の絶縁物の貫通,穴あけ,切断,除去,移動などの方法を用い
て絶縁機能を無効化することによって接続を行う,一つ又は複数の導体の接続及び取外し用の端子。
注記1 電線のシース部分の除去は,絶縁物を事前にぎ取る行為には含まれない。
注記2 絶縁貫通端子(IPT)の例を,図14 i)に示す。
2.19
締付装置(clamping unit)
導体の締付け及び電気的接続に必要な端子の部分。
2.20
条件付き短絡電流(conditional short-circuit current)
規定の短絡保護装置によって保護されたアクセサリが,規定の使用状態及び行動状態の下でその装置の
全動作時間にわたり支障なく耐えられる固有電流。
注記 限流装置の概念を,電流を制限する機能だけではなく短絡保護装置に拡大している点で,この
定義はIEC 60050-441:1984,IEV ref. 441-17-20とは異なる。
2.21
キャップ(cap)
コンセント又はコネクタとかん合していないときにプラグ又は機器用インレットに保護等級を与えるた
めに使用することを意図した,分離又は附属した部品。
2.22
蓋(lid)
コンセント又はコネクタ上にある,コンセント又はコネクタの保護等級を確保するための装置。
3 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 0920:2003 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
注記 対応国際規格 : IEC 60529:2001,Degrees of protection provided by enclosures (IP Code)(IDT)
JIS C 2134:1996 湿潤状態での固体電気絶縁材料の比較トラッキング指数及び保証トラッキング指数
を決定する試験方法
注記 対応国際規格 : IEC 60112:1979,Method for determining the comparative and the proof tracking
indices of solid insulating materials under moist conditions(IDT)
JIS C 2814-2-2 家庭用及びこれに類する用途の低電圧用接続器具−第2-2部 : ねじなし形締付式接続
器具の個別要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 60998-2-2,Connecting devices for low-voltage circuits for household and
similar purposes−Part 2-2: Particular requirements for connecting devices as separate entities with
screwless-type clamping units(MOD)
JIS C 3301 ゴムコード
JIS C 3306 ビニルコード
――――― [JIS C 8285 pdf 7] ―――――
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C 8285 : 2018
JIS C 3662(規格群) 定格電圧450/750 V以下の塩化ビニル絶縁ケーブル
注記 対応国際規格 : IEC 60227 (all parts),Polyvinyl chloride insulated cables of rated voltages up to and
including 450/750 V
JIS C 3663-4:2003 定格電圧450/750 V以下のゴム絶縁ケーブル−第4部 : コード及び可とうケーブル
注記 対応国際規格 : IEC 60245-4:1994,Rubber insulated cables−Rated voltages up to and including
450/750 V−Part 4: Cords and flexible cables(MOD)
JIS C 3664:1998 絶縁ケーブルの導体
注記 対応国際規格 : IEC 60228:1978,Conductors of insulated cables(IDT)
JIS C 8269-1:2000 低電圧ヒューズ−第1部 : 一般要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 60269-1:1986,Low-voltage fuses−Part 1: General requirements(IDT)
JIS C 8269-2:2000 低電圧ヒューズ−第2部 : 専門家用ヒューズの追加要求事項(主として工業用の
ヒューズ)
注記 対応国際規格 : IEC 60269-2:1986,Low-voltage fuses−Part 2: Supplementary requirements for
fuses for use by authorized persons (fuses mainly for industrial application)(IDT)
JIS C 8283(規格群) 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ
注記 対応国際規格 : IEC 60320 (all parts),Appliance couplers for household and similar general purposes
(MOD)
JIS C 8303 配線用差込接続器
JIS C 60664-1:2009 低圧系統内機器の絶縁協調−第1部 : 基本原則,要求事項及び試験
注記 対応国際規格 : IEC 60664-1:1992,Insulation coordination for equipment within low-voltage
systems−Part 1: Principles, requirements and tests(IDT)
JIS C 60695-2-11 耐火性試験−電気・電子−第2-11部 : グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法−最
終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
注記 対応国際規格 : IEC 60695-2-11,Fire hazard testing−Part 2-11: Glowing/hot-wire based test
methods−Glow-wire flammability test method for end-products
JIS C 60695-10-2 耐火性試験−電気・電子−第10-2部 : 異常発生熱−ボールプレッシャー試験方法
注記 対応国際規格 : IEC 60695-10-2,Fire hazard testing Part 10-2: Abnormal heat Ball pressure test
method
JIS H 8610 電気亜鉛めっき
注記 対応国際規格 : ISO 2081,Metallic and other inorganic coatings−Electroplated coatings of zinc with
supplementary treatments on iron or steel(MOD)
JIS H 8617 ニッケルめっき及びニッケル−クロムめっき
注記 対応国際規格 : ISO 1456,Metallic and other inorganic coatings−Electrodeposited coatings of
nickel, nickel plus chromium, copper plus nickel and of copper plus nickel plus chromium(MOD)
JIS H 8619 電気すずめっき
注記 対応国際規格 : ISO 2093,Electroplated coatings of tin−Specification and test methods(MOD)
IEC 60309-4,Plugs, socket-outlets and couplers for industrial purposes−Part 4: Switched socket-outlets and
connectors with or without interlock
IEC 60352-7,Solderless connections−Part 7: Spring clamp connections−General requirements, test methods
and practical guidance
――――― [JIS C 8285 pdf 8] ―――――
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C 8285 : 2018
IEC/TR 60083:1997,Plugs and socket-outlets for domestic and similar general use standardized in member
countries of IEC
4 総則
4.1 一般要求事項
アクセサリは,通常の使用においてその性能に信頼がおけ,使用者又は周囲に対する危険がない設計及
び構造でなければならない。
特に規定がない限り,この規格が対象とする装置を通常使用する環境は,JIS C 60664-1に基づく汚損度
3とみなす。
その他の汚損度が必要な場合,沿面距離及び空間距離は,JIS C 60664-1に従わなければならない。比較
トラッキング指数(CTI)値は,JIS C 2134に従って評価する。
アクセサリは,JIS C 0920に基づき,IP23以上の保護等級をもたなければならない。一緒に使用するよ
うに意図したプラグ,コンセント,機器用インレット及びコネクタの組合せは,この規格の要求事項,及
び該当するスタンダードシートがある場合は,そのシートに従わなければならない。
適否は,規定する全ての試験を実施することによって判定する。
4.2 試験に関する一般注意事項
4.2.1 この規格に基づく試験は,形式試験である。アクセサリの一部が一定の苛酷度に関する試験を既に
満たしている場合,要求する苛酷度がそれ以下の場合は,関係する試験を繰り返す必要はない。
この規格に従って部品又は構成部品を装置又はアクセサリに組み込む場合,それらの部品又は構成部品
が該当する個々のJISに従うか,又はそれと同等以上の性能をもつ場合は,その規格の内容から大きくか
け離れた使い方をしない限り,これらの部品又は構成部品に対してそれ以上の試験又は要求事項を求めな
い。
注記 電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈(20130605商局第3号)(以下,技術基準の解釈
という。)の別表第一別表第十二に適合するものは,同等以上の性能をもつとみなされている。
4.2.2 特に規定がない限り,試験品は,納入状態及び通常の使用状態とし,試験は,周囲温度20±5 ℃
及び定格周波数で行う。
4.2.3 特に規定がない限り,この規格の箇条の順に試験を行う。
4.2.4 3個の試験品について,全ての試験を行う。ただし,11.1.4及び箇条29の試験について必要な場合
は,箇条ごとにそれぞれ新しい一組3個の試験品を用いて試験を行う。また,箇条20箇条22の試験を
直流及び交流の両方で行う場合は,3個の追加の試験品を用いて交流による試験を行う。
4.2.5 関連する全ての試験で全ての試験品が合格の場合,アクセサリは,この規格の要求事項を満たして
いるとみなす。ある試験で一つの試験品が不合格になった場合,別の一組3個の試験品を用いてその試験
及びその試験結果に影響を及ぼしたかもしれないそれ以前の試験を繰り返し,繰り返した試験にそれらの
試験品全てが合格しなければならない。
注記 通常,繰り返す必要があるのは,不合格が発生した試験だけである。ただし,試験品が箇条21
及び箇条22の試験の一つで不合格になった場合を除く。その場合,箇条20以降の試験を繰り
返す。
申請者は,一つの試験品が不合格になった場合に必要となる追加の試験品セットを最初の試
験品セットと共に提出してもよい。その場合,試験所は,追加の試験品を試験し,再び不合格
が発生した場合には,この規格の要求事項を満たしていないことになる。また,追加の試験品
――――― [JIS C 8285 pdf 9] ―――――
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C 8285 : 2018
セットが同時に提出されなかった場合は,一つの試験品の不合格によってこの規格の要求事項
を満たしていないことになる。
4.2.6 導体を用いて試験を行う場合,この規格に基づくアクセサリが銅又は銅合金導体をもつ電線だけと
接続するように意図されているので,導体は銅でなければならず,JIS C 3662規格群,JIS C 3664[2.(分
類)の単線(クラス1),より線(クラス2)又は可とう導体(クラス5)]又はJIS C 3663-4によらなけれ
ばならない。または,これらと同等以上の性能をもつものでもよい。
注記 技術基準の解釈の別表第一に適合するものは,同等以上の性能をもつとみなされている。
5 標準定格
5.1 推奨定格動作電圧又はその範囲は,次による。
20 V25 V
40 V50 V
100 V130 V
200 V250 V
277 V
380 V415 V
440 V460 V
480 V500 V
600 V690 V
750 V
1000 V
5.2 推奨定格電流は,次による。
16 A
32 A
63 A
125 A
250 A
315 A
400 A
630 A
800 A
注記1 この規格で“その他の定格”と呼ぶ定格は,製造業者が推奨定格を用いていない場合の試験
のためだけに示す。
注記2 (対応国際規格の表を列記とし,表1を欠番とした。)
6 区分
6.1 アクセサリは,次のとおりに区分する。
6.1.1 目的による区分
− プラグ
− コンセント
――――― [JIS C 8285 pdf 10] ―――――
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JIS C 8285:2018の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60309-1:1999(MOD)
- IEC 60309-1:1999/AMENDMENT 1:2005(MOD)
- IEC 60309-1:1999/AMENDMENT 2:2012(MOD)
JIS C 8285:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.120 : 電気付属部品 > 29.120.30 : プラグ,ソケット-コンセント,結合器
JIS C 8285:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC2814-2-2:2009
- 家庭用及びこれに類する用途の低電圧用接続器具―第2-2部:ねじなし形締付式接続器具の個別要求事項
- JISC3301:2000
- ゴムコード
- JISC3306:2000
- ビニルコード
- JISC60695-10-2:2018
- 耐火性試験―電気・電子―第10-2部:異常発生熱―ボールプレッシャー試験方法
- JISC60695-2-11:2016
- 耐火性試験―電気・電子―第2-11部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―最終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
- JISC8303:2007
- 配線用差込接続器
- JISH8610:1999
- 電気亜鉛めっき
- JISH8617:1999
- ニッケルめっき及びニッケル-クロムめっき
- JISH8619:1999
- 電気すずめっき