JIS C 8369:2012 光電式自動点滅器 | ページ 2

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4 製品の種類及び呼び方

4.1 種類

  種類は,表1の一体方式及び表2の分離方式の2種類とする。形式は,一体方式の場合,動作照度,定
格電圧及び定格電流によって決定し,分離方式の場合,動作照度,定格電圧,定格電流及び定格電圧とス
カート部内径寸法との組合せを示す記号によって決定する。
表1−一体方式の形式
動作照度 定格電圧 形式 点滅持久性
定格電流 での分類
A
V 1 3 6 10 15
1P形 100 111P 131P 161P 1101P 1151P 一般形a)
200 211P 231P 261P 2101P 2151P
1L形 100 111L 131L 161L 1101L 1151L 長寿命形b)
200 211L 231L 261L 2101L 2151L
2形 100 112 132 162 1102 1152
200 212 232 262 2102 2152
3形 100 113 133 163 1103 1153
200 213 233 263 2103 2153
注a) 一般形 : 8.8 a) 1)の開閉回数2 000回,及び8.8 b)の10日間を適用するもの。
b) 長寿命形 : 8.8 a) 1)の開閉回数4 000回,及び8.8 b)の20日間を適用するもの。
一体方式の形式は,次による。
− 最初の数字 : 定格電圧を示し,1は100 V,2は200 Vを表す。
− 2番目の数字 : 定格電流を示し,1は1 A,3は3 A,6は6 A,10は10 A,15は15 Aを表す。
− 末尾の記号 : 動作照度を示し,1Pは1P形,1Lは1L形,2は2形,3は3形を表す。
一体方式の形式の例を,次に示す。
例1 1 1 1P
動作照度
定格電流
定格電圧

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表2−分離方式の形式
動作照度 記号a) 定格電圧 形式 点滅持久性
定格電流 での分類
A
V 1 3 6 10 15
1P形 S 100 11S1P 13S1P 16S1P − − 一般形b)
M 100 11M1P 13M1P 16M1P 110M1P 115M1P
L 200 21L1P 23L1P 26L1P 210L1P 215L1P
1L形 S 100 11S1L 13S1L 16S1L − − 長寿命形c)
M 100 11M1L 13M1L 16M1L 110M1L 115M1L
L 200 21L1L 23L1L 26L1L 210L1L 215L1L
2形 S 100 11S2 13S2 16S2 − −
M 100 11M2 13M2 16M2 110M2 115M2
L 200 21L2 23L2 26L2 210L2 215L2
3形 S 100 11S3 13S3 16S3 − −
M 100 11M3 13M3 16M3 110M3 115M3
L 200 21L3 23L3 26L3 210L3 215L3
注a) 定格電圧とスカート部内径寸法との組合せを示す。
b) 一般形 : 8.8 a) 1)の開閉回数2 000回,及び8.8 b)の10日間を適用するもの。
c) 長寿命形 : 8.8 a) 1)の開閉回数4 000回,及び8.8 b)の20日間を適用するもの。
分離方式の形式は,次による。
− 最初の数字 : 定格電圧を示し,1は100 V,2は200 Vを表す。
− 2番目の数字 : 定格電流を示し,1は1 A,3は3 A,6は6 A,10は10 A,15は15 Aを表す。
− 2番目の数字に続く記号 : 定格電圧と図1のスカート部内径(dp)寸法との組合せを示し,次による。
S : 定格電圧が100 Vの分離方式を示し,かつ,スカート部内径(dp)寸法が58 mm以上70 mm未
満。
M : 定格電圧が100 Vの分離方式を示し,かつ,スカート部内径(dp)寸法が70 mm以上。
L : 定格電圧が200 Vの分離方式を示し,かつ,スカート部内径(dp)寸法が70 mm以上。
− 末尾の記号 : 動作照度を示し,1Pは1P形,1Lは1L形,2は2形,3は3形を表す。
分離方式の形式の例を,次に示す。
例2 1 1 S 1L
動作照度
定格電圧とスカート部内径寸法との組合せ
定格電流
定格電圧

4.2 製品の呼び方

  製品の呼び方は,名称又は略称,種類及び形式とし,その例を次に示す。
例1 光電式自動点滅器,分離方式,100V,3A,1P形
例2 PCスイッチ13S1P

5 性能

5.1 絶縁抵抗

  絶縁抵抗は,8.3によって試験したとき,10 M   坎   上でなければならない。

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5.2 耐電圧

  耐電圧は,8.4によって試験したとき,これに耐えなければならない。

5.3 点滅動作

  PCスイッチの点滅動作は,次による。
a) Cスイッチを8.5.2によって試験したとき,動作照度が表3に適合しなければならない。
表3−動作照度
電圧条件 温度条件 点灯照度 消灯照度
℃ lx lx
定格電圧 20±5 1P形,1L形 1080 1P形及び1L形は,左記測定値の+14段(5
2形 50100 倍)a) 以下
3形 520
−10±5 上記測定値の±8段(0.42形は,左記測定値(1倍)以下
40±5 2.5倍)a) 以内
定格電圧の110 %電圧 20±5 3形は,左記測定値の+8段(2.5倍)a) 以下
定格電圧の90 %電圧
注a) ここでいう段とは図4に示す照度に対応した段をいい,括弧内の倍とは段に対応した照度から計算した
数値をいう。
b) Cスイッチを8.5.3によって試験したとき,点灯段,消灯段はいずれも2分以下で動作し,不点灯段
では動作してはならない。
c) 点灯動作と消灯動作との間に,特別の遅延時間をもつ構造のPCスイッチについては,8.5.3の試験を
適用しない。

5.4 消費電流

  PCスイッチの消費電流は,8.6によって試験したとき,表4に適合しなければならない。
表4−消費電流
動作照度 定格電流 照度1 lx以下での
照度1 000 lx以上での
消費電流 消費電流
A mA mA
1P形,1L形,2形 3以下 20未満 20未満
3形 10未満
1P形,1L形,2形,3形 6以上 15以下 50未満 50未満

5.5 防水性

  PCスイッチの防水性は,8.7によって試験したとき,内部に正常な動作を阻害するおそれのある浸水が
なく,5.1及び5.2を満足しなければならない。また,充電部及びその付近に浸水があってはならない。

5.6 点滅持久性

  PCスイッチの点滅持久性は,次による。
a) Cスイッチを8.8 a)によって試験したとき,極間短絡,溶着などの故障がなく,点滅持久動作照度は
表5に適合するほか,5.1及び5.2を満足しなければならない。ただし,接点の開閉操作中に発生する
接点のチャタリング及び自然に回復する接点の溶着は,異常とはみなさない。
b) Cスイッチを8.8 b)によって試験したとき,電気的又は機械的な異常がなく,点滅持久動作照度は表
5に適合するほか,5.1及び5.2を満足しなければならない。

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表5−点滅持久動作照度
電圧条件 温度条件 動作照度 点灯照度 消灯照度
定格電圧 20 ℃±5 ℃ 1P形,1L形 初期値a) の±4段(0.63倍1.6倍)b) 以内
2形
3形
注a) 初期値とは,電圧条件が定格電圧で,かつ,温度条件が20 ℃±5 ℃での試験前の動作照度測定値をい
う。
b) ここでいう段とは図4に示す照度に対応した段をいい,括弧内の倍とは段に対応した照度から計算した
数値をいう。

5.7 温度上昇

  温度上昇は,8.8 a)の試験の後に,8.9によって試験したとき,表6に適合しなければならない。
表6−温度上昇限度値
単位 K
測定箇所 温度上昇限度値
銅又は銅合金の開閉接触部 40
銀又は銀合金の開閉接触部 65
刃受又は受金の導電部 40
巻線 65

5.8 遅動性

  PCスイッチの遅動性は,8.10によって試験したとき,0.2秒以上の遅延時間をもたなければならない。

6 構造及び材料

6.1 構造一般

  構造は,次による。
a) 動作が確実で,機械的に堅ろう(牢)でなければならない。
b) 耐候性に優れ,雨水の浸入又は滞水によって正常な動作を阻害することのない構造でなければならな
い。
c) 輸送時及び正常な使用状態において,振動に耐える構造でなければならない。
d) 一体方式のPCスイッチは,電柱又はその他の構造物にねじ,ワイヤ又はバンドのいずれかによって
容易に,かつ,堅固に取り付けられるものでなければならない。
e) 電気回路(交流30 V以下及び直流45 V以下を除く。)の空間距離及び沿面距離は,JIS C 8304:2009
の6.7による。
f) 電線を取り付ける端子及び端子ねじは,次による。
1) 端子は,定格電流に応じた太さの電線を,容易に,かつ,確実に接続できる構造でなければならな
い。
2) ねじの頭部で電線を締め付ける端子ねじは,JIS C 8303に規定する大頭丸平小ねじとする。
3) 端子ねじの最小太さ(呼び)は,M3.5とする。ただし,電線をねじの頭部で直接締め付けるものは
M4とする。
4) 端子ねじは,部品の取付けねじと共用してはならない。ただし,電源電線を取り付け又は取り外し
た場合,電源電線以外のものが脱落するおそれのないものは,この限りでない。

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5) 端子ねじの頭部で覆う端子金具の面積は,ねじの頭部の面積以上でなければならない。
6) 有効ねじ部の長さは,2ピッチ以上でなければならない。
g) 電線の貫通孔は,電線被覆を損傷するおそれのない構造でなければならない。
h) 分離方式のPCスイッチは,受台との抜き差しが円滑でなければならない。また,電気的接触が確実
で,刃と刃受との接続部には,常に圧力が加わっていなければならない。
i) PCスイッチは,電源側と負荷側との区別を明記しなければならない。
j) 外部に露出する金属部には,JIS H 8610に規定する2級以上のめっき及びJIS H 8625に規定する2級
以上のクロメート被膜,又はこれと同等以上の防食処理を施さなければならない。ただし,容易に腐
食しない金属を使用する場合には,この限りでない。
k) 導電部に使用する座金の公称厚さは,0.3 mm以上でなければならない。
l) 内部に使用する鉄及び鋼(ステンレス鋼及びバイメタルを除く。)には,めっき,塗装,油焼きその他
の適切なさび止めを施さなければならない。ただし,さびによって危険の生じるおそれがない部分に
使用するものは,この限りでない。

6.2 材料

  材料は,次による。
a) 外郭に使用する合成樹脂材料は,80 ℃±3 ℃の空気中に1時間放置した後に自然冷却したとき,使用
上有害な膨れ,ひび,亀裂などが生じないものでなければならない。
b) 透光性カバーに使用する材料は,アクリル樹脂など容易に透過率が変化しないものであり,カバーの
厚さは1 mm以上でなければならない。
c) 電気絶縁物は,耐久性に優れ,吸湿性の少ないものでなければならない。
d) パッキンに用いる材料は,合成ゴムなどの変化しにくいものでなければならない。
e) 電気接点の近傍で使用する電気絶縁物は,難燃性又は自消性のものであって,アークによって有害な
変形,絶縁低下などが生じないものでなければならない。
f) 導電金具の材料は,銅又は銅合金でなければならない。また,ばね作用をする導電金具の材料は,り
ん青銅,硬質黄銅又はこれらに類するさびにくい金属でなければならない。ただし,構造上やむを得
ない部分に使用するものは,この限りでない。

6.3 口出線

  PCスイッチ及び受台に使用する口出線は,通常,3本とし,次による。
a) 口出線は,JIS C 3307,JIS C 3317又はJIS C 3612に規定するより線を表7の区分によって用いなけ
ればならない。
表7−口出線の導体断面積
定格電流 導体公称断面積
A mm2
10以下 0.9 以上
15 1.25 以上
b) 器外の長さは,150 mm以上とする。
c) 電線の色別は,表8による。

――――― [JIS C 8369 pdf 10] ―――――

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