JIS C 9335-2-6:2019 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-6部:据置形クッキングレンジ,ホブ,オーブン及びこれらに類する機器の個別要求事項 | ページ 2

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C 9335-2-6 : 2019
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-27:2008,Environmental testing−Part 2-27: Tests−Test Ea and
guidance: Shock
JIS C 60068-2-52 環境試験方法−電気・電子−塩水噴霧(サイクル)試験方法(塩化ナトリウム水溶
液)
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-52:1996,Environmental testing−Part 2-52: Tests−Test Kb: Salt mist,
cyclic (sodium chloride solution)
JIS Z 9101 図記号−安全色及び安全標識−安全標識及び安全マーキングのデザイン通則

3 用語及び定義

  用語及び定義は,JIS C 9335-1の箇条3(用語及び定義)によるほか,次による。
3.1.6
定格電流(rated current)
追加(“注記”の後に,次を追加する。)
注記101 1相につき3個を超える加熱ユニットをもつ機器については,端子の寸法及び電源コード
の公称断面積を決定するために用いる電流を測定する場合,不等率を定格電流又は定格入
力に適用する。不等率Fは,次の式によって求める。
F .035 .065 /N
ここに, N : 1相当たりの同時に動作できる加熱ユニットの数
3.1.9 置換(3.1.9の全てを,次に置き換える。)
通常動作(normal operation)
3.1.9.1013.1.9.107に従って動作する機器の状態。
3.1.9.101 電磁ホブエレメント及び電磁中華鍋エレメント以外のホブエレメントは,冷水を入れた容器と
ともに運転する。この容器は,磨かれていない市販のアルミニウムでできていて平らな底をもち,蒸気が
試験に影響を与えない位置に蓋をする。水が沸騰するまで温度制御装置は最大設定に調節し,その後,緩
やかに沸騰するように調節する。沸騰中,水位を保つために水を追加する。
疑義が生じる場合は,図101に示す容器を用いる。
電磁ホブエレメントは,室温のクッキングオイルを入れた図102に示す容器を用いて運転する。温度制
御装置は,油の温度が180 ℃±4 ℃に達するまで最大設定にし,その後,この温度を保つように調節する。
油の温度は,その容器の底部中心から10 mmの高さの位置で測定する。
電磁中華鍋エレメントは,電磁中華鍋エレメントの加熱部の球面と同等の球面径との差が,−1 %0 %
の範囲内である底面部の球面径をもつ中華鍋を用いて運転する。この中華鍋は,製造業者が支給してもよ
い。
その中華鍋は,炭素含有率が最大0.08 %の低炭素鋼製で,板厚が2 mm±0.5 mmである。その中華鍋の
高さは,電磁中華鍋エレメントの加熱部の深さの約2倍である。
その中華鍋を室温のクッキングオイルで約半分の高さまで満たす。油温が180 ℃±4 ℃に達するまで温
度制御装置を最高に設定し,その後その温度を維持する。油温は,その容器の底部中心から,10 mmの高
さの位置で測定する。
電磁中華鍋エレメントを除く全てのホブエレメントについて,容器の底の直径はクッキングゾーンの直

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C 9335-2-6 : 2019
径にほぼ等しく,液体の量は,表101による。容器は,クッキングゾーンの中央に置く。
一つのホブエレメントについて,幾つかのクッキングゾーンが表示される場合,最も不利なクッキング
ゾーンを試験で用いる。
非円形のクッキングゾーンについては,ホブのリム,その他の容器を考慮しながら,可能な限りクッキ
ングゾーンを覆うような最も小さい非円形容器を用いる。液体の量は,クッキングゾーンの短径に基づい
て決定する。
表101−容器内の液量
クッキングゾーン直径 水又は油量
mm L
110以下 0.6
110を超え145以下 1.0
145を超え180以下 1.5
180を超え220以下 2.0
220を超え300以下 3.0
3.1.9.102 オーブン及びスチームコンベクションオーブンは,空にしてドアを閉めて運転する。オーブン
中央の平均温度を次の温度に保つように,温度制御装置を調節する。
− 強制的に空気を循環する機能をもつオーブンについては,220 ℃±4 ℃
− その他のオーブンについては,240 ℃±4 ℃
上記の温度に達しない場合,温度制御装置を最大設定に調節する。
温度制御装置をもたないオーブンは,オーブン中央の温度を240 ℃±15 ℃に保つようにスイッチのオン,
オフを繰り返す。
大気圧スチームオーブン及び圧力スチームオーブンは,取扱説明書に従って運転する。蓋,ドア及びカ
バーは通常位置にして閉じる。規定の調理温度に達するまで,制御装置を最大設定にして,その後,この
温度を保つような最小設定にする。
手動で給水を行う蒸気発生器は,取扱説明書に従って給水するが,水は,蒸気の発生を保つように追加
する。
自動給水を行う蒸気発生器は,水道に接続し,その圧力を取扱説明書に従って設定する。
給水する水の温度は,次による。
− 常温の水を給水する機器については,15 ℃±5 ℃。
− お湯を給水する機器については,60 ℃±5 ℃又は取扱説明書に指定された温度のいずれか高い方。
スチームコンベクションオーブンは,蒸気を発生させた状態でも運転するが,温度制御装置を,蒸気な
し運転時のように調節する。
3.1.9.103 グリルは,グリル用受け皿及びフードサポートを通常使用状態の最も不利な位置に置いた状態
で,空で運転するが,ドア,その他の附属品は,取扱説明書に従った位置にする。取扱説明書に記載がな
い場合,ドア,その他の附属品は,放置され得る最も不利な位置に置く。温度制御装置は,最大設定にす
る。ただし,オーブンに組み込まれたグリルで,取扱説明書で,より低い設定を指定している場合,この
設定を用いる。電熱素子の上に置くあらゆるリフレクタは,その位置のままとする。
3.1.9.104 オーブン又はグリルの回転ぐしは,図103に示すおもりを回転ぐしに取り付けて運転する。機
器は,次において取扱説明書に従って運転する。

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− 動作させる電熱素子
− 温度制御装置の設定
− ドア及びグリル用受皿の位置
取扱説明書に記載がない場合,制御装置は,最大設定にして,ドアを完全に開けるか,又は放置され得
る最も不利な中間位置にする。
グリル用受皿は,最も低い位置に置く。
3.1.9.105 保温引出し及び同様のコンパートメントは,閉位置にして,制御装置を最大設定にして運転す
る。
3.1.9.106 グリドルは,温度制御装置の調節又は電源のオン,オフの繰返しによって,加熱表面の中心温
度を275 ℃±15 ℃に保つように運転する。
3.1.9.107 クッキングレンジは,通常動作の条件下で個々の加熱ユニットが稼働している状態で運転する。
追加
3.101
オーブン(oven)
容器に入れる可能性がある食品を棚に置くことが可能な構造で,ドアを備えた加熱庫内をもつ機器。
3.102
グリル(grill)
食品を焼き網又はくしで支えて,放射熱で調理するような構造になっている加熱ユニット。
注記 一般的にグリルの調理動作とは,グリリング(grilling)又はあぶ(炙)りである。
3.103
ホブ(hob)
フライパン,鍋などの調理器具を載せる部分(ホブ表面)に一つ又はそれ以上の加熱ユニット(ホブエ
レメント)を組み込んだ機器で,クッキングレンジに備え付けるか,又はその一部となる機器(電気こん
ろ,電磁誘導式こんろなど)。
3.104
クッキングレンジ(cooking range)
ホブ及びオーブンを組み込んだ機器で,場合によっては,グリル又はグリドルを組み込むこともある機
器。
3.105
熱分解セルフクリーニングオーブン(pyrolytic self-cleaning oven)
350 ℃を超える温度にオーブンを加熱することによって,調理の付着物を取り除くオーブン。
3.106
スチームオーブン(steam oven)
機器内の蒸気によって,食品を調理するオーブン。スチームオーブンは,さらに,3.106.13.106.3に分
類する。
3.106.1
スチームコンベクションオーブン(steam convection oven)
通常加熱,及び機器内で大気圧で生成された蒸気による食品の調理を意図したスチームオーブン。
注記 運転温度は水の沸点を超えてもよい。

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C 9335-2-6 : 2019
3.106.2
大気圧スチームオーブン(atmospheric steam oven)
調理コンパートメント内の圧力が大気圧と顕著な差がないスチームオーブン。
3.106.3
圧力スチームオーブン(pressure steam oven)
大気圧より顕著に高い圧力で生成された直接蒸気によって食品を調理することを意図したスチームオー
ブン。
注記 顕著に高い圧力には,50 kPaを超える圧力がある。
3.107
グリドル(griddle)
調理のために食品を直接載せる表面をもつ加熱ユニット。
3.108
電磁ホブ(induction hob)
一つ又はそれ以上の電磁ホブエレメント又は電磁中華鍋エレメントを含んでいるホブ。
3.109
加熱ユニット(heating unit)
独立した調理機能又は保温機能と成り得る,あらゆる機器の部分。
注記 例えば,ホブエレメント,オーブン,グリル及び保温引出しがある。
3.110
ホブ表面(hob surface)
容器を載せることができる機器の水平部分。
3.111
ホブエレメント(hob element)
ホブ表面に取り付けた加熱ユニット,又はクッキングゾーンの下にある加熱ユニット。
3.112
電磁ホブエレメント(induction hob element)
渦電流によって,金属容器を加熱するホブエレメント。
注記 渦電流は,コイルの電磁場によって容器の底部に誘導される。
3.113
電磁中華鍋エレメント(induction wok element)
中華鍋を置くことができるほぼ球面形のホブ表面をもつ電磁ホブエレメント。
3.114
クッキングゾーン(cooking zone)
食品を加熱するとき,容器を載せるホブ表面に表示された範囲。
注記 例えば,ホブエレメントがホブ表面から上に飛び出しているとき,その表面がクッキングゾー
ンである。
3.115
鍋検知器(pan detector)
容器がクッキングゾーンに載っていないとホブエレメントを運転しないようにする,ホブエレメントに
組み込まれている装置。

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C 9335-2-6 : 2019
3.116
タッチコントロール(touch control)
指の接触又は接近によって操作する制御器で,接触表面がほとんど又は全く動かないもの。
3.116A
フラットコントロール
押圧が,0.4 N以上で押すことで機械的な接点が作動し,始動する制御装置。
なお,押圧が,0.4 N以下のものは,タッチコントロールである。
3.117
温度検知プローブ(temperature-sensing probe)
食品温度を測定するために食品の中に差し込む装置で,オーブンの制御器の一部分。
3.118
定格水圧(rated water pressure)
製造業者が機器に指定する水圧。
3.119
定格調理圧力(rated cooking pressure)
圧力スチームオーブンに対して,製造業者が指定する機器の加圧部に許容される最大作動圧力。
3.120
圧力調節器(pressure regulator)
通常使用中に圧力を特定の値に維持する制御装置。
3.121
圧力緩和装置(pressure-relief device)
異常運転状態で,圧力を制限する制御装置。
3.122
屋外甲板(open deck)
海洋環境にさらされる領域。
3.123
船内居室(dayroom)
時々海洋環境にさらされることのある領域。

4 一般要求事項

  一般要求事項は,JIS C 9335-1の箇条4(一般要求事項)による。

5 試験のための一般条件

  試験のための一般条件は,JIS C 9335-1の箇条5(試験のための一般条件)によるほか,次による。
5.3 追加(“機器の構造上,”で始まる段落の前に,次を追加する。)
熱分解セルフクリーニングオーブンについては,22.10822.111の試験は,箇条19の試験の前に行う。
5.4 追加(“ガスなど他のエネルギー源も”で始まる段落の後に,次を追加する。)
ガスも用いる機器は,適切な定格圧力のガスにつなぐ。直径が約220 mmの容器に2 Lの水を入れ,蓋
をして,ホブバーナの上に置く。沸騰するまで,ガス制御装置を最大に調節する。その後,水が静かに煮
立つようにガス制御装置を調節し,水位を保つために水を追加する。

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JIS C 9335-2-6:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60335-2-6:2014(MOD)

JIS C 9335-2-6:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 9335-2-6:2019の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0405:1991
普通公差―第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
JISC1602:2015
熱電対
JISC4908:2007
電気機器用コンデンサ
JISC60068-2-27:2011
環境試験方法―電気・電子―第2-27部:衝撃試験方法(試験記号:Ea)
JISC60068-2-52:2020
環境試験方法―電気・電子―第2-52部:塩水噴霧サイクル試験方法(塩化ナトリウム水溶液)(試験記号:Kb)
JISC60068-2-6:2010
環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
JISC6575:1975
電子機器用筒形ヒューズ
JISC6691:2019
温度ヒューズ―要求事項及び適用の指針
JISC7709-1:1997
電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第1部 口金
JISC8280:2011
ねじ込みランプソケット
JISC8280:2021
ねじ込みランプソケット
JISC8283-1:2019
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第1部:一般要求事項
JISC8283-2-2:2008
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第2-2部:家庭用及び類似の機器用相互接続カプラ
JISC8283-2-3:2008
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第2-3部:IPX1以上の保護等級をもつ機器用カプラ
JISC8283-2-3:2021
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第2-3部:IPX1以上の保護等級をもつ機器用カプラ
JISC8285:2018
工業用プラグ,コンセント及びカプラ
JISC8303:2007
配線用差込接続器
JISC8324:2017
蛍光灯ソケット及びスタータソケット
JISC9335-1:2014
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第1部:通則
JISC9730-2-10:2010
家庭用及びこれに類する用途の自動電気制御装置―第2-10部:モータ起動リレーの個別要求事項
JISZ9101:2018
図記号―安全色及び安全標識―安全標識及び安全マーキングのデザイン通則