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D 2602 : 2008
表2−ゴムホース(タイプ1タイプ4)の性能(続き)
性能項目 単位 性能値 試験方法
(適用箇条)
h) 耐オゾン性 6.9
外観 − き裂発生があってはならない。
i) 耐熱老化性 6.10
はく離強さ kN/m 1.25以上
低温柔軟性 : 外観 − き裂発生があってはならない。
低温柔軟試験後の耐破裂圧力
呼び径(内径) 18 mm以下 MPa 1.2以上
呼び径(内径)18 mmを超え 35 mm以下 MPa 0.9以上
呼び径(内径)35 mmを超えるもの MPa 0.5以上
耐オゾン性 : 外観 き裂発生があってはならない。
j) 圧縮永久ひずみ性 % 50以下 6.11
k) 耐エンジンオイル性 6.12
はく離強さ kN/m 1.25以上
低温柔軟性 : 外観 − き裂発生があってはならない。
低温柔軟試験後の耐破裂圧力
呼び径(内径) 18 mm以下 MPa 1.2以上
呼び径(内径)18 mmを超え 35 mm以下 MPa 0.9以上
呼び径(内径)35 mmを超えるもの MPa 0.5以上
耐オゾン性 : 外観 − き裂発生があってはならない。
l) 耐久性(圧力・振動・温度) 6.13
はく離強さ kN/m 1.25以上
低温柔軟性 : 外観 − き裂発生があってはならない。
低温柔軟試験後の耐破裂圧力
低下率 % 初期破裂圧力の15以下
耐オゾン性 : 外観 − き裂発生があってはならない。
耐久試験後の外径変化率 % 15以下
表3−チューブ(タイプ1タイプ4)の性能
性能項目 単位 性能値 試験方法
(適用箇条)
a) 耐破裂圧力 6.2
呼び径(内径) 18 mm以下 MPa 0.2以上
呼び径(内径)18 mmを超え 35 mm以下 MPa 0.2以上
呼び径(内径)35 mmを超えるもの MPa 0.2以上
c) 低温柔軟性 6.4
外観 − き裂発生があってはならない。
試験後の耐破裂圧力
呼び径(内径) 18 mm以下 MPa 0.2以上
呼び径(内径)18 mmを超え35 mm以下 MPa 0.2以上
呼び径(内径)35 mmを超えるもの MPa 0.2以上
d) 耐負圧つぶれ性 6.5
外径の変化率
呼び径(内径) 16 mm以下 % 30以下
呼び径(内径)16 mmを超え25 mm以下 % 30以下
呼び径(内径)25 mmを超えるもの % 30以下
――――― [JIS D 2602 pdf 6] ―――――
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D 2602 : 2008
表3−チューブ(タイプ1タイプ4)の性能(続き)
性能項目 単位 性能値 試験方法
(適用箇条)
e) 耐座屈曲げ性 6.6
変形(T/D)値
呼び径(内径) 10.5 mm以下 − 0.7以上
呼び径(内径)10.5 mmを超え 16.5 mm以下 − 0.7以上
呼び径(内径)16.5 mmを超え 19.5 mm以下 − 0.7以上
g) 耐電気化学劣化性 き裂,又は筋の発生があっては 6.8
外観 − ならない。
h) 耐オゾン性 6.9
外観 − き裂発生があってはならない。
i) 耐熱老化性 6.10
低温柔軟性 : 外観 − き裂発生があってはならない。
低温柔軟試験後の耐破裂圧力
呼び径(内径) 18 mm以下 MPa 0.2以上
呼び径(内径)18 mmを超え 35 mm以下 MPa 0.2以上
呼び径(内径)35 mmを超えるもの MPa 0.2以上
耐オゾン性 : 外観 − き裂発生があってはならない。
j) 圧縮永久ひずみ性 % 50以下 6.11
k) 耐エンジンオイル性 6.12
低温柔軟性 : 外観 − き裂発生があってはならない。
低温柔軟試験後の耐破裂圧力
呼び径(内径) 18 mm以下 MPa 0.2以上
呼び径(内径)18 mmを超え 35 mm以下 MPa 0.2以上
呼び径(内径)35 mmを超えるもの MPa 0.2以上
耐オゾン性 : 外観 − き裂発生があってはならない。
l) 耐久性(圧力・振動・温度) 6.13
低温柔軟性 : 外観 − き裂発生があってはならない。
低温柔軟試験後の耐破裂圧力
低下率 % 初期破裂圧力の15以下
耐オゾン性 : 外観 − き裂発生があってはならない。
耐久試験後の外径変化率 % 15以下
6 試験方法
6.1 一般事項
ホースに分岐があるものは,分岐のある状態で試験を行う。
6.2 耐破裂圧力
耐破裂圧力試験は,JIS K 6330-2によって行う。試験室の標準温度は,23 ℃±2 ℃とする。
6.3 はく離強さ
はく離強さ試験は,ゴムホースだけに適用し,JIS K 6330-6によって行う。
6.4 低温柔軟性
低温柔軟性試験は,次による。
a) 呼び径(内径)25 mm以下のホース 直管長さ300 mm以上の試験片を用い,−40 ℃±2 ℃で5 h±
0.5 h低温槽に放置し,同様に低温槽内で冷却した,ホース最大直径の10倍の半径をもつ円筒を用い,
低温槽から取り出した後,4 s以内に曲げ試験を行う。曲げ試験は,JIS K 6330-4の4.(B法−低温曲
――――― [JIS D 2602 pdf 7] ―――――
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げ試験)によって行い,2倍の拡大鏡で観察し,き裂の発生の有無を確認する。さらに,試験後の試
験片を用いて耐破裂圧力試験(6.2による。)を行う。
b) 呼び径(内径)25 mmを超えるホース 直管長さ300 mm以上の試験片を用い,−40 ℃±2 ℃で5 h
±0.5 h低温槽に放置し,次に低温槽内で試験片を2枚の板に挟み,試験片の呼び径(内径)が50 %
になるまで,4 s以内で圧縮する。
圧縮試験後2倍の拡大鏡で観察し,き裂の発生の有無を確認する。さらに,試験後の試験片を用い
て耐破裂圧力試験(6.2による。)を行う。
6.5 耐負圧つぶれ性
耐負圧つぶれ性試験は,次による。
a) 呼び径(内径)16 mm以下のホース JIS K 6330-3によって試験を行う。100 ℃±1 ℃の雰囲気下で,
絶対圧0.015 MPaまで60 s以内に減圧し,10 min以上保持したときの外径の変化率を,JIS K
6330-3:1998の附属書によって測定する。
b) 呼び径(内径)16 mmを超え25 mm以下のホース JIS K 6330-3によって試験を行う。100 ℃±1 ℃
の雰囲気下で,絶対圧0.02 MPaまで60 s以内に減圧し,10 min以上保持したときの外径の変化率を,
JIS K 6330-3:1998の附属書によって測定する。
c) 呼び径(内径)25 mmを超えるホース JIS K 6330-3によって試験を行う。100 ℃±1 ℃の雰囲気下
で,絶対圧0.03 MPaまで60 s以内に減圧し,10 min以上保持したときの外径の変化率を,JIS K
6330-3:1998の附属書によって測定する。
6.6 耐座屈曲げ性
耐座屈曲げ性試験は,呼び径(内径)19.5 mm以下の直管ホースに適用する。この試験は,JIS K 6330-9
の4.(B法)によって行い,最小曲げ半径の2倍の値Cは次のとおりとし,変形(T/D)の値を測定する。
a) 呼び径(内径) 10.5 mm以下のホース : 140 mm
b) 呼び径(内径)10.5 mmを超え16.5 mm以下のホース : 220 mm
c) 呼び径(内径)16.5 mmを超え19.5 mm以下のホース : 300 mm
6.7 耐ふくれ性
耐ふくれ性試験は,ゴムホースに適用する。耐ふくれ性試験装置は,JIS K 6330-2に規定する装置で,
試験を継続する間,圧力及び温度を一定に保持可能なものとする。
ゴムホースを耐ふくれ性試験装置に取り付け,エチレングリコールと蒸留水とを等しい体積で混合した
混合液で満たす。
試験装置を加圧する前に,ゴムホースの円周又は外径をJIS K 6330-1に規定する方法で測定し,温度を
125 ℃±2 ℃まで昇温後,0.2 MPaに圧力を上げる。この圧力及び温度で,8 h±0.25 h保持した後,圧力
及び温度を保持した状態で,円周又は外径を加圧する前と同じ測定位置で再測定する。円周又は外径の増
加比率をふくれ量として,次の式(1)又は式(2)によって求める。
a) 外周の変化から求める方法
C1 C0
D 100 (1)
C0
ここに, ΔD : ふくれ量(%)
C0 : 初期状態の外周(mm)
C1 : 加圧時の外周(mm)
――――― [JIS D 2602 pdf 8] ―――――
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b) 外径から直接求める方法
D1 D0
D 100 (2)
D 0
ここに, ΔD : ふくれ量(%)
D0 : 初期状態の外径の直角2方向の和(mm)
D1 : 加圧時の外径の直角2方向の和(mm)
6.8 耐電気化学劣化性
耐電気化学劣化性試験は,SAE J1684:2000の方法1によって試験を行い,試験後,ホースの内面のき裂,
又は筋の発生の有無の観察で評価を行う。
6.9 耐オゾン性
耐オゾン性試験は,JIS K 6330-7の7.2(B法)の手順によって,次の条件で試験を行い,試験後2倍の
拡大鏡で観察し,き裂発生の有無を確認する。
オゾン分圧 : 50 mPa±3 mPa(オゾン濃度 : 50 pphm±3 pphm)
暴露時間 : 72 h±2 h
温度 : 40 ℃±2 ℃
伸び : 20 %
注記1 標準大気圧及び温度条件(101 kPa : 0 ℃)では,1 pphmの濃度は1.01 mPa分圧に相当
する。
注記2 オゾン分圧mPaとオゾン濃度pphmとの換算は,附属書JAに示す。
6.10 耐熱老化性
耐熱老化性試験は,JIS K 6257によって,次の条件で老化を行い,老化後の試験片を用いて,表2又は
表3のb) はく離強さ,c) 低温柔軟性及びh) 耐オゾン性を評価する。
タイプ1 : 100 ℃±1 ℃ 1 000 h±5 h
タイプ2 : 125 ℃±2 ℃ 1 000 h±5 h
タイプ3 : 150 ℃±2 ℃ 1 000 h±5 h
タイプ4 : 175 ℃±2 ℃ 1 000 h±5 h
6.11 圧縮永久ひずみ性
圧縮永久ひずみ性試験は,SAE J1638によって,次の条件で試験を行う。
タイプ1 : 100 ℃±1 ℃ 24 h±2 h
タイプ2 : 125 ℃±2 ℃ 24 h±2 h
タイプ3 : 150 ℃±2 ℃ 24 h±2 h
タイプ4 : 175 ℃±2 ℃ 24 h±2 h
6.12 耐エンジンオイル性
耐エンジンオイル性試験は,JIS K 6258に規定する試験用潤滑油のNo.3油を試験油として用いる。試験
油で膨潤しない材質の栓で,ホースの全端末をふさぎ,各試験片を60 ℃±1 ℃で2 h±0.25 h,完全に試
験油に浸せきする。浸せき時間の終了後,必要に応じてホースの表面から試験油をふきとる。浸せき時間
の終了後の試験片を用いて,表2又は表3のb) はく離強さ,c) 低温柔軟性及びh) 耐オゾン性を評価す
る。
6.13 耐久性
耐久性試験は,受渡当事者間で協議し決定した圧力条件,振動条件及び温度条件によって疲労試験を行
――――― [JIS D 2602 pdf 9] ―――――
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い,疲労前の外径と疲労後の外径との変化,及び疲労後の試験片を用いて,表2又は表3のb) はく離強
さ,c) 低温柔軟性及びh) 耐オゾン性で評価する。
最低,2本の試験片を試験しなければならない。
製造後,24 h以上経過した試験片で,試験前3 h以上,JIS K 6250の規定による温度及び湿度に保管し
なければならない。
低温柔軟性試験後の耐破裂圧力低下率は,疲労を行う試験片と同じ製造ロットの低温柔軟性試験後の耐
破裂圧力を初期破裂圧力とし,次の式(3)によって算出する。
P P1 P2 100 (3)
P1
ここに, ΔP : 低温柔軟性試験後の耐破裂圧力低下率(%)
P1 : 疲労前の低温柔軟性試験後の初期破裂圧力(MPa)
P2 : 疲労後の低温柔軟性試験後の破裂圧力(MPa)
耐久試験後の外径変化率は,次の式(4)によって算出する。この場合の外径の測定方法は,JIS K 6330-1
による。
D D1 D2 100 (4)
D1
ここに, ΔD : 耐久試験後の外径変化率(%)
D1 : 疲労前の外径(mm)
D2 : 疲労後の外径(mm)
圧力,振動及び温度試験装置は,一つの固定マニホールドと一つの振動マニホールドとから構成され,
振動マニホールドは,図1の矢印の方向に動くように取り付ける。
試験片とマニホールドとの連結は,ISO 6162-1によるか,又は受渡当事者間の合意による。
また,装置は次の表4に示す能力をもつものとする。
表4−圧力,振動及び温度試験装置の能力
1) 振幅 030 mm
2) 振動数 215 Hz
3) 圧力パルス 00.5 MPa
4) 加圧パルスサイクル 1300 s
5) 昇圧/減圧時間 1300 s
6) 試験液温度 −20 ℃±3 ℃+130 °C±3 ℃
7) 試験液流量 5250 L/min
8) 雰囲気温度 −20 ℃+180 °C
9) 取付けホース呼び径(内径) 1070 mm
10) 取付けホース本数 26本
試験片を締結試験ジグに取り付ける。試験条件は,受渡当事者間で協議し決定する。推奨試験条件を,
表5に示す。
なお,振動方向は図1を参考にし,受渡当事者間の協議によって,上下,左右,又は前後のいずれかに
決定する。
――――― [JIS D 2602 pdf 10] ―――――
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JIS D 2602:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4081:2005(MOD)
JIS D 2602:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.140 : ゴム及びプラスチック製品 > 83.140.40 : ホース
- 43 : 自動車工学 > 43.060 : 自動車用エンジン > 43.060.30 : 冷却システム.潤滑システム
JIS D 2602:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISD0102:1996
- 自動車用語―自動車の寸法,質量,荷重及び性能
- JISK6250:2019
- ゴム―物理試験方法通則
- JISK6257:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方
- JISK6258:2016
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐液性の求め方
- JISK6330-1:2003
- ゴム及びプラスチックホース試験方法-第1部:ホース及びホースアセンブリの寸法測定
- JISK6330-2:2013
- ゴム及びプラスチックホース試験方法―第2部:ホース及びホースアセンブリの耐圧性
- JISK6330-4:2003
- ゴム及びプラスチックホース試験方法―第4部:低温雰囲気下における柔軟性
- JISK6330-6:2010
- ゴム及びプラスチックホース―第6部:層間はく離強さの求め方
- JISK6330-7:2011
- ゴム及びプラスチックホース―第7部:静的条件下での耐オゾン性評価
- JISK6330-9:2003
- ゴム及びプラスチックホース試験方法-第9部:ホース及び管の曲げ特性
- JISK6397:2005
- 原料ゴム及びラテックスの略号